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運命を変える「石」の処方箋

12月3日のyujiさんのサイン会に先駆けて、私は発売日にこの本をオンラインで購入していた。初めて手に取ったとき、表紙の大地の雄大さを象徴するようなフローライトに、しぜんと勇気をもらった。

そして、私のクセで「“あとがき”から読む」というものがある。なぜなら1番最後に書かれていて、熱が高いはずだから。こちらも例にもれず - EPILOGUE- おわりに(P378)から目を通した。とてもエモーショナルな文章で、最後の方の Hiromi Iuchi さんとのコラボレーションが叶ったとのくだりで、なぜか勝手に涙が溢れた。不意打ちともいえる初っ端から感情が昂ったが、気を取り直し -PROLOGUE- ー星と石ー(P02)を読み進める。ここには、まさに『運命を変える「石」の処方箋』を送り出したyujiさんの意図が書かれており、信頼しきって読んでいける下地が整うのである。第1章から第5章まで章立てされて、「石」ってそうなんだ!と、新しい御作法(まるで茶道や華道?!)が目の前で文字以外のイメージでカタカタ・コトコトと繰り広げられていく。

”Stone” prescription to change fate 
カバーを取ると現れる表紙。


先のnoteでもお伝えしたが、自分自身に関係のある石には印をつけた。それ以外の石は、その日にパッと開いたものを知っていくという方法で読んでいる。その中でも、なんだこりゃ!と楽しませてくれた石ストーリーが【KYANITE カイヤナイト】(P146)。Iuchiさんの描いたそれからも、その本性(?)が滲み出ている。直線的な淡いブルーと白い流線の描写が、空と海を同時に抱えているよう。

石・天然石、パワーストーン。もっと単純な形式的な「願い」に合わせた図式が存在していて、その主観的な妄想に沿って、なんとなく選んで身につけていいものだと思っていた。しかし、そんなご都合の良い私の認識は、yujiさんの処方箋によって見事に砕かれた。この本を読んで、そのインストールしたての知識を試したくなるのは当然で、そわそわしていた私に飛び込んできた素晴らしいセッティングが、そう、New Jewelryでのサイン会。

次のnoteでは、New Jewelryで見つけた私が求めたジュエリーについて書いてみたい。まだ続くよ「今の私にベストな処方箋 - 実践編 -  」。

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