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日経平均 強い 売り方苦境へ?

日経平均強いと言わざるを得ません。新高値を先物市場で取ってきました。予想通り、先日の下げも調整といえるようなものでもなく一時の綾押し程度で終わりました。

図1 日経225先物シカゴ市場 日足

今朝の段階で米国市場で31500円をつけています。月曜日の日本市場はこの価格に近いところでスタートとなります。

今回の上昇は5/12から急騰を始めており、日経225先物の売り方で逃げ遅れているむきも、ある程度いることが考えられます。下げたところで少しでも損失が減少したときに、反対売買して逃げようと考えていても、大きく下げないので逃げるチャンスがないと思われます。

日経225先物取引に詳しくない読者の方もおられると思いますので簡単に説明しておきます。


図2

先物は3月物、6月物・・・と上図のように年に4回決済日があります。呼び方は3限月、6限月(げんげつ)・・・です。6月物を買ったり売ったりした場合は、6月SQで反対売買をして決済しなければならないのです。

日経ETFのように持ち続けることはできません。例えば、今月初旬に6月SQに日経平均は下げているだろうと予測し6月物売りポジションをもった人は日経平均がその後、下げれば利益が出るのですが、予測と反対に日経平均が上昇したので含み損をかかえている状況です。踏みあげられるという状況です。

今回のように一日200円程度じりじりと上昇するようなときには注意が必要です。一気に大きく上がればこれはだめだと思い、損切りするのですが、ジリ上げの時はそのうち下がるのでは?と思っているうちに、逃げ遅れる可能性が高くなるのではないかと個人的には考えます。

ともかく、下がるかもしれないので辛抱しようと頑張ってもSQ日には、いやでも決済しなければなりません。そんな事情で、SQ後は相場が一段落する傾向はあると思います。逆に言えば、SQまではトレンドが継続しやすいとも言えます。

今回の相場もそういう面から言えば6月SQまでは上昇する可能性が高いといえます。

以下、短期的な日経平均株価の目標値などを考察していますが、結論はこれまでに解説した目標値とほぼ、変わりありません。繰り返しになるところもありますので、あえて、見ていただく必要のある内容ではありません。

こういう想定もあるのだなという点でのご興味があれば覗いてみてください。

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