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【韓国バラエティ感想文】どこにでも何人分でもお届けします〜《バックパッカー ペク・ジョンウォンの出張料理団》

CS LaLa TV で放送され録画してたのをやっと一気見。

韓国で幅広く外食チェーンを展開するペク・ジョンウォン(韓国では【ペク先生】は大人気!)を団長に、俳優のオ・デファン、アン・ボヒョン、ラッパーのディンディンの4人が依頼を受けて出張料理を提供するシリーズ。

ペク・ジョンウォンの香港飯店とセマウル食堂は大阪にも支店があります。↓

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記念すべき第一回は山間部の中学・高校の韓国相撲シルム部の少年たちに『都市部に出かけた時にしか食べられないような夕食を練習終わりに食べさせてやりたい』と指導担当の先生からの依頼。

【食べ盛りの相撲部員】に好きなだけ食べさせてやりたいとのペク先生の思いが爆発。

人数は以降の放送回ほどではないが、まあカロリー爆弾とも言えるメニュー。
少年たちの食べっぷりも見応えあり。

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第二回は、車では行けない山頂にある寺院での灌頂会(お釈迦さまの誕生日)の、参拝客への精進料理のお振舞い。

エベレスト登山か?くらいの食材を背負って4人が登山道を進む。
料理を始める前に全員死ぬかも?な。

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以降はコロナ禍の影響もあり【〇〇のみなさんを応援します】系になったのは、過重な食材を背負って歩いたせいだと私は思ってる(笑)。

それはそれとして、以降の出張先は、韓国唯一の気象観測船、陸軍砲兵部隊、北朝鮮との境界線エリアの師団、在韓米軍基地、海軍の練習艦、刑務所の刑務官、消防士訓練所、アン・ボヒョンが卒業した釜山体育中・高等学校、済州島の海女のみなさま、サッカーチーム済州ユナイテッドの本拠地、農村の村おこし老婦人絵画教室、全寮制調理師養成高校、ソウル動物園の飼育員食堂、韓国軍看護士官学校、警察署併設の保育所の給食、国立がんセンター手術室担当医療者、と多種多様な依頼を受けて、要望も聴き入れて多彩な料理を作り上げる。

在韓米軍基地ではちょうど軍服務中の芸能人がゲスト助っ人。
また折々に韓国在住のミシュランシェフ(ペク先生同様、テレビによく出演している人だそうだ)も助っ人に駆けつけ、ペク先生と以前番組で共演したコメディアンも顔(と手)を出す。

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どのメニューも美味しそうだが辛そう。
そして、たいていカロリー爆弾。
山盛りのニンニク。

そして【甘い=美味しい】は「一昔前の日本はそうだったなあ」と少し郷愁を感じる。

配膳時間、設備(主に火力)、材料の確保、など予想外の難題が次々と4人に降りかかるが、そこをなんとか切り抜けるのがさすがのペク先生。

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農村部の老婦人たちが『こんなテレビでしか見た事のない物を自分たちが食べるだなんて!』とチーズハンバーグを食べている。

ヘアスタイルはみんなお揃いの昔パーマ。
柄 on 柄の華やかなファッション。
(柄物のズボンに別の柄物のトップス、綿入れベスト)

思えば私とそれほど歳が違わないはずなのに、暮らしぶりがひと世代違う。

良い悪い、とかじゃなくて、私にとってすごく興味深いのだ。

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食べ物を通して、ナマの韓国の暮らしが垣間見える。

ソウルと地方、若者と高齢層の違い、は日本のそれより離れているのではないか?

そんな事を、アン・ボヒョンの繊細なスイーツ男子っぷりと併せて楽しめる作品。

近々、シーズン2が撮影されるとの事。
楽しみです。
観たいです。

ぜひぜひ!

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ではまた。

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