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人の育成をやりはじめたおかげで私が成長したこと

今年の5月から【マインドトレーナー0期】という3ヶ月間のプラグラムで”人の育成をする”に挑戦しているのだけれど、結局私がいちばん大きく成長させてもらっている話をするね。

以前の私は人にも自分にも完璧を求めていたの。

自分と同等のことができない人のことを
・努力が足りない
・やる気、熱量がたりない
・頭が悪い

とかってジャッジしてたの。(マジで嫌なやつだよね)

そしてこれがわかりやすく現れたのがネットワークビジネス(MLM)のグループ崩壊。

当時、20代前半だった私は自分のグループの子たちに対して自分と同じ動き、結果を求めていたんだよね。もちろん自分も成功したかったし、同じぐらい自分のグループの子たちの成功も本気で望んでいた。

でも、今思えばリーダーとして自分がとても未熟だったなと思うし、自分の実力を過大評価しすぎていたんだ。

その結果、グループは崩壊したわけなんだけど『人にはそれぞれ求めていること』も違えば、『人によって適正スピードが違う』ということが理解できなかったの。

というのも、
・早く結果が出た方がいいに決まっているし
・お金はあったほうがいいに決まっているし
・そのための努力なら誰もが惜しまないに決まっている

って本気で信じてた。

人にはそれぞれ特性があるということが理解できていなかった。歌が上手い人もいれば、絵が上手い人もいて、それぞれ人の役割は違うはずなのに全員にリーダー並みの同じだけの行動力を求めていたんだよね。今思えば当たり前にそんなわけないのだけれど、誰もがリーダーになりたいわけじゃないんだ。

社会にはいろいろな人が存在していて、経営者やフリーランスは社会を発展させる役割があって、会社員の人には社会を円滑に回す役割があると思っている。

①新しいサービスやビジネスを生みだす役割の人と
②それを維持する人

と言った方がわかりやすいかな?

全員が経営者だったら社会は成り立たない。電車は走らないし、スーパーは営業されないし、学校というシステムの維持も難しい。

かと言って、全員が安定思考だと新しいものが生み出されないので社会は発展していかない。

世の中が便利になっていくためにはどちらの役割も、どのポジションも必要不可欠だということ。

そこに優劣をつけていたのが過去の私で、ただただ視野が狭かったなと思う。

私はここに長年苦しんでいて、自分と違う価値観の人に歩み寄ることができなかったんだ。

料理をつくるのが得意な人が飲食店をやって、服が好きな人がアパレルをやって、話すのが上手い人がタレントになって、考えることが好きな人が研究者になり、そうやってみんながみんな好きなことや得意なことを活かしながら社会は成り立っていくことも可能なはずなんだ。

私はそれを伝えることをしているはずなのに、その裏側(無意識)で人に優劣をつけていたんだよね。【私と同じようにできるのが当たり前】なんだと。

でも、真実はそうではなかった。人によってこれはスピード感持ってできることだけどこっちはゆっくりやりたいとかさまざまなんだよね。よく考えれば当たり前なんだけどさ、私は自分を基準にして人を評価していたんだよね。

そしてもう一つ
世界の幸せの量は限定されているとも思っていたの。

誰かが成功すれば私のチャンスが減る。なぜなら成功できるのは一握りの人だけだから。

キャバクラの世界で一位になれるのは一人だけだったし、ミスコン業界でも優勝できるのは一人だけだった。頂点の1席を奪い合う世界にいたのでそれが当たり前だと思っていたし、だからこそ誰かに勝つことが価値だと本気で信じていたわけよ。

そんなルールの世界で生きていた私は、人と比較することで自分の存在価値を測るようになっていたの。

あの子より私の方がうまいから
あの子よりも私の方が努力してるから
あの子よりも私の方が経験があるし
あの子よりも、、、

そうやって人を評価して、ジャッジして、自分が自分がと言い聞かせることで心を保つしかなかった。

誰かよりも上に行かないと
誰かよりも優れていないと
誰かよりも評価されないと
【自分の価値】なんてわからなかったんだ。

でも人の育成をやるようになって目の前の人の人生を場合によってはその当人以上に喜んでいる自分がいることに気づいた。

恋人ができました
フォロワーが伸びました
仕事の問い合わせが来ました
今こんなことにチャレンジしています

そんな日々の報告が嬉しくて、気づけば『まだかまだか』と首を伸ばしてメッセージを待っている私がいたの。

こんな簡単なことでよかったんだ。

これは私のエゴでもあるのだけれど、人と比べる必要のない社会をつくりたい。そうすれば争いごとのない世界にできる。

そのためにもマインドトレーナちゃんたちを交流させるタイミングは慎重すぎるほどに吟味している。

それぞれの適正スピードと方向性を大事にしてほしい。どうしてもすごい人に吸い寄せられてしまう気持ちが痛いほどにわかるから(過去の私のように)

自分の速度と行き先が明確にさえなれば誰かに自分の人生を左右されることもなくなるのだ。

人生に迷う人は、自分よりも正しい誰かが存在していると思っているんじゃないかと。決してそんなことはない。あなたの人生においては、あなた以上に正しい人はいない。この世はパラレルワールドなので自分から始まる半径5メートルの世界をお一人さまひとつ持っていて、その世界のルールは人の数だけあるのだ。

https://www.instagram.com/mary.mary_1222/


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