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カメラの話(#1 フィルムカメラを買った)

最近フィルムカメラを買った。
もともとお散歩中に見つけた景色を写真に収めるのが好きである。が、別にレンズがどうとか、絞りがどうとかは全く気にしていない。お手軽に景色を切り取れればそれで良いのである。

「どうせならギミックのあるものを」と思い、ハーフサイズカメラを買った。KodakのH-35Nである。

まだ1つ分のフィルムしか使っていないが、すでにフィルムカメラにハマりそうである。
良かった点はいくつもあれど、フィルムカメラの不便さが心地よく思う。
枚数制限もあるし、フィルムや現像にかかる費用も高い。フィルムを使い切るまで撮った写真を見れない…などあげれば尽きない。だがその分、1枚1枚を大事に撮ろうとするし、じっくり考えながらファインダーを覗くので、景色をより楽しめているような気がする。


確かにスマホのカメラは偉大である。が、お手軽に撮れる分、景色と向き合う時間が減ってしまうように感じる。4~5枚連写して終わり、みたいな。
撮った写真をすぐに確認できるという即時性がある分、瞬間的なものの記録には向いているのかもしれない。次から次へと新しいものが流れてくる現代においては、この仕様が非常にマッチしているようにも考えられる。


フィルムカメラの良い点について、フィルムを使い切って巻き取っているときにも感じた。時間を巻き戻しているような、そのフィルムに記録された写真と一緒に、撮ったときの記憶も巻き込んでいるように感じられて、とても良い。現像した時、こんな写真も撮ってたな、って思えるのも良い。



また今回買ったハーフサイズという仕様も非常に面白い。2枚1組に現像してもらえば、1枚の中で時間の経過を表現できたり、視点を変えてみたり、いっそ全然違う2枚を組み合わせてみたり。それらを考えられれば表現の幅はもっと広がるのだけど、まだ難しい。これからどんどん慣れていきたい。


春らしい一枚。春は一瞬で終わっちゃう。
全体的に柔らかい印象になる
ちょっとやらかしても、これはこれで良い。
好きな武将は加藤清正です。


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