相席屋体験談 モテ格差社会

相席や

2020年も終わりに近づいていた12月頃、相席屋に詳しい知り合いと、なぜか8年ぶりにコンタクトを取った友人と相席屋に行くことになりました。

自分の中での相席屋のイメージは、太った品性のない女たちがテーブルでガツガツと食べたいものを食べ、スマホをいじり、こちらとは一切会話する意思を見せないというひどいものでした。まともな女の子が自分たちとご飯を飲んで酒を飲んでくれるなんて1mmも思わない、つまり精神的なハードルが相当低い状態で行ったのでそうなった時には、まあ笑うかチェンジしてもらおうと思ってました。説明によると幸い、チェンジ機能というのは存在するらしく、一緒にいったマッチングアプリ、相席屋のプロの友達K君も「ぼくがトイレ行ってくるっていったらチェンジの合図だと思ってください」と丁寧にサインまで教えてくれた。

店内で客の女性を食っているだろう(とK君は言っていた)チャラい大学生みたいな店員に説明を受け、いざ着席 お相手は二人組で30overは硬い女性たちだった。簡単に自己紹介をし、酒をちびちびと飲んで距離感を間違えないであろう話題だけを選んで話していた。

そこでKくん、何を思ったのかトランプを使ってお題人狼をやろうといい始めた。なんとこの日は4回くらいやった。4回戦。絶倫だった。まあ、これは自己紹介から世間話までの間に「人狼」というワードが出たので簡単にパーティゲームとしてお題人狼をやれればいいという発想になったようだった。

お題人狼とは、人狼ゲームなんて大して関係なく、あるカード(jokerにしていた)を引いた人がお題に対してうそをつき、それ以外の人は本当のことを言うという参加者の好みや考え方をそれとなく知るためのゲームだった。

それをし、もうすぐ1時間になろうというところでLineを交換した。この時、これを恐らく見ているであろうKくんはどう思ったか知らないが、話を振っていたし、リアクションも多めだった自分は好印象だったんちゃうかと思っていた。Lineを交換。今度ごはんにいきましょう。この黄金の流れでいけるとこの時は思っていた。ちなみに、別にごはんにいってセックスに持ち込もう!とは全然思っておらず、こうやって交流した人と今後二人でご飯を食べにいくというのを達成させてみたかっただけだった。こんなところでうそを書いても仕方がないので、そういう意図。

しかし問題は後日、起こった。年内は忙しいというのだ。たしか10日くらいに行ったので年末まで20日くらいはあるはずだった。まぁ何しているかわからないがきっと忙しいのだろう。「じゃあ年明けですね!」と返した。配慮ができ、しつこくない良い男だった。

後日、Kくんと会って前の相席屋の話になった

K「あの後、どうでしたー?」

ぼく「忙しいって言われちゃったよー」

K「まじっすか!?僕、来週飲みにいこー!って向こうから誘われましたよ なんかみんなに言ってるのかなと思って少し警戒したんですけど・・・」

( ^ω^)・・・

なんと舞台裏ではこんなことになっていたのだった・・・

まさか女性側からうそをつかれており、頑張ってその中では良い印象を与えられていたと思っていた自分はなんでもなかったのだった。このことでとても悔しい思いをしたであるとか、この雌豚め!!と思うことは一切なく、こういう小さいコミュニティの中でも モテた/モテなかったという経験があると女性も当然ながら男性を選んでいるんだなぁということを実感できて面白かった。ちなみに、その女性とは未だにご飯を取っていないどころか一か月くらい連絡をしていない。

初めての相席屋体験は、なんと女性から明確に振られ、そして1時間1020円のクーポンでいったはずが店員曰く2分ほど過ぎたということで会計が1700円くらいになり、そして一人の知り合いから100円をまだ返してもらっていないというトリプルパンチくらいをくらって終わった。想定していた、怪獣のような女たちが目をひん剥いて口に物を詰め込むフードバトルのような光景を見ることもできず、無難な女性とマッチングできたものの明確に振られていたというビターな経験から始まるのであった。

余談

・お邪魔したのは相席屋 新宿靖国通り店 

・現在は緊急事態宣言の元、営業していない模様

・クーポンがないと10分700円くらいなので、1時間いると4200円程度かかる。食べ飲み放題ではあるが。

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