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2021年 今年読んだデザイン本

今年はいろいろな仕事に対応するため、新刊・旧刊ともにデザイン本を何冊か集めました。どれも買って良かったと思える内容だったのでご紹介します。※旧刊は中古品のリンクです、値段が倍ついてたりするので注意!

1. プロのデザインルール DM編―基礎とケーススタディ

持っている方も多いんじゃないでしょうか。

このシリーズは発行から10年経った今でも、古さを感じさせない良質なデザインが数多く掲載されています。どのシリーズも冒頭は基礎知識の説明から入るので、それを読んだ上で内容を読み進めると理解が深まるのではないかと思います。学びはじめの人にこそオススメ!

DM編は紙の効果的な活用方法がいくつも紹介されています。ひとつひとつの商品がその展開方法まで含めて丁寧に解説されているので、パラパラめくってもじっくり読んでも楽しめる1冊です。


2. プロのデザインルール ダイアグラム編―基礎とケーススタディ

ダイアグラム編は地図やグラフなどをどうわかりやすく、効果的に表現すればいいのかが解説されています。ダイアグラムというタイトルですが、内容はインフォグラフィック全般にわたっているので実用性の高い1冊となっています。

仕事柄、インフォグラフィックとは関わりが深いのでとても良くお世話になりました。


3. プロのデザインルール カタログ編―基礎とケーススタディ

犬ぅ!COOL!

こちらも今年よくお世話になりました。色々な職種のデザインが掲載されているので、大きく写真を使って印象的に魅せたいとき、商品を1枚の紙にたくさん掲載させたいときの構図に悩んだときに必ず目を通していました。


4. プロのデザインルール 特殊印刷・加工編―基礎とケーススタディ

あれ、私がもっている本と帯のセリフが違う。

私のものには「お金のない時 知恵はでる!!」というこれまた良いセリフが書いてあります。もしや重版のたび変わってた・・・?

こちらは印刷方法とインクの基礎知識がどこよりもわかりやすく丁寧に解説されているので、これから印刷物をやる人には読んで欲しい1冊です。

でもこれを読んでいても、RGBの画像に色を合わせた印刷物を作りたいときは試行錯誤するんだよなぁ。印刷するまでわからないって本当に難しいです。

私がシリーズ内で手に入れられたのはこの4冊だけですが、あといくつかあるので気になる方は調べてみてくださいね。


5. レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方

Webの人にも紙の人にもオススメ!!まあまあ、とりあえずここで内容を見てみてください↓

フォントというのはどうしてこんなに種類があるのか、さまざまな形があるのか、どういうときに使われるために作られたのかがやさしい言葉で丁寧に解説されています。


6. 再生グラフィックス―ブランドから地域まで

2007年の本ですが、これは古本屋で見つけたらぜひ手に入れて欲しい良本です。

老舗ブランドから田舎町まで、長い歴史のある商品をどうリデザインし、その地域を象徴するシンボルマークはどのように作られ、どう演出していったのかがじっくりと紹介されています。

目にしたことのある商品が必ずあると思います。

表面上のデザインだけではなく、売れなくなった何かを売りたい、どうしていったらいいのかわからない、そんなときにヒントを与えてくれるような内容になっています。


7.モダンジャパンスタイルデザイン

2009年の本。その時代のモダンなので、今では古く思えるデザインも正直あります。でも「和」というものの扱い方を知るのにとても役立つ1冊なのは間違いありません!

和風にしたいけど、オシャレさも欲しい・・・でもそうすると日本らしさが足りなくなる。そう悩むときに助けてくれるような絶妙なバランスのデザインが豊富に掲載されています。


8.心に届くなごみグラフィックス

タイトルと表紙から受ける印象どおり、穏やかでやさしい印象のデザインが数多く掲載されています。まだパラパラと読んだ程度なのですが、今の時代こそ読んでおいて損はないかもしれない、と今思いました。


9.あるあるレイアウト すぐに使えて素敵に仕上がるデザインカタログ集

This book is my favourite of the year!

経験が圧倒的に足りない私にとって、レイアウト案を考えるのは至難の業です。引き出しが少なすぎる。そんなときに助けてくれるのがこの本です。

ここに載っている豊富なレイアウトを元に配置するだけで見た目がかなり良くなります。わりとオシャレなものが多いので、内容ぎっちりなデザインを求められている場合には参考程度にしか使えないときもありますが、自分には思いもつかないレイアウトが本当にたくさんあるので、いつでも手元に置いておきたい1冊です。


10.Illustrator & Photoshopデザインの作り方 アイデア図鑑

現役デザイナーがどのようにひとつのデザインを作り上げるのか、作成手順まで事細かに説明されています。勉強しはじめのころはどこまでがフォトショで、どこまでがイラレで作ればいいのか手順がわからなくなることがあります。プロの手順をなぞることでそういった切り替えもうまくできるようになる、そんな本じゃないかなと思っています。


11. 作って学ぶ HTML&CSSモダンコーディング

レスポンシブデザインの解説から入るこの本は、HTML/CSSをかじったことのある人ならとても理解しやすいと思います。なんたって私でもわかる!

実際にサンプルサイトを作りながら進めていくので、出来上がっていくのも楽しいです。コーディングをするうえでいろんなケースを想定して、それに対してどうしたらいいのかが丁寧に書かれているので読んでいるだけでも勉強になります。Webの楽しさを思い出させてくれる1冊です。


12. だれでもデザイン 未来をつくる教室

山中俊治さんが中高生向けにワークショップをされたときの様子が1冊の本になったようです。これはね、読んでいてなんだか嬉しくなるんですよ。立体造形をやっていた人には響くものがあるかもしれません。

作ることのたのしさを思い出させてくれる本です。読んでいる途中なのでこのへんで。


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今年は12冊読めたようです。(思い出せてないだけかも)まだ欲しい本はいくつかあるので追々買いたいですね!

どの本も手元に置いていつでも読めるようにしてあります。必要に応じて会社に持って行ったりして、よく本には助けてもらいました。

このほかはpinterestを見たり、いろんな参考サイトを見たり、チラシやカタログ・DMを結構な数集めたりしました。紙物たまったから整理しなきゃと思いつつ、切り取ると全体の構成が見えなくなるのでそのまま置いておく→かさばるの繰り返しです。

学べば学ぶほど自分の作る物はまだまだだなと反省するし実際そうなのですが、せっかくやりたい仕事ができているので、これからも壁にぶつかりながらちょっとづつ前身していきたいですね。

先輩にも数え切れないほどアドバイスや励ましを頂いたので、力つけるぞ!

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