ウルトラファインバブルで農作物がよく育つ！？効果を実験
「水」によって、どのくらい農作物の生育が変わると思いますか？
ウルトラファインバブルといえば、一般にはシャワーヘッドに使われる技術と思われるかもしれません。
実は丸山製作所では、農作業におけるウルトラファインバブルについての研究開発をしています。2021年からはファインバブルを20年以上研究している高知工業高等専門学校と協力し、共同研究も進めています。
そして先日、高知高専さんでマルヤマウルトラファインバブルを使った減肥効果の研究報告会が行われました！
私もメディアの方々のご案内がてら高知に飛び、皆さんとの交流や高知グルメを楽しんで来たので、そのレポートをしたいと思います。
ウルトラファインバブルに成長促進効果？驚きの実験結果
ウルトラファインバブルといえば、丸山製作所の極上の浴び心地を実現したシャワーヘッド「habiller(アビリア)」を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、もともとは水耕栽培などの現場におけるMUFB（丸山独自のウルトラファインバブル生成技術）ウルトラポンプの導入など、農業分野等への技術・製品の提供が先にスタートしました。
農業・洗浄・養殖の現場で活躍 MUFBウルトラポンプについて： https://maruyama-ufb.jp/
ウルトラファインバブルを使うことで「植物がよく育つようになった」など効果を実感する声は多く寄せられているものの、環境によっては効果が感じられない場合もあり、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
そこでウルトラファインバブルの植物の成長に与える影響を学術的に検証するため、高知高専さんと協力して共同研究を進めてきました。
研究の結果、「ウルトラファインバブルは減肥栽培に有益性を発揮する」という実証結果が得られたため、10月に報告会を開催しました。
肥料を少なくしても大きく成長！
今回は小松菜を用いて、以下のそれぞれの条件で、それ以外は同一の環境下にした場合、育成にどのような違いが出るのかを実験しました。
①通常の水＋液肥100%を使用した場合
②MUFB技術で生成したウルトラファインバブルを含む水（以下「MUFB水」）＋液肥を20％削減（液肥80％）した場合
実験の結果は・・・
なんと、
MUFB水で生育した小松菜は、肥料を減らしたにも関わらず
葉部分（可食部）がより大きく成長し、成長に関係するホルモン量もより多い
ということがわかりました！
MUFB水を使用することで肥料を20％削減することに加え、成長の促進効果が実証できました。
この報告会は複数のメディアにも取り上げていただき、今後も農業分野でのウルトラファインバブル技術の可能性がさらに広まることに期待が寄せられています。
ちなみに高知高専では「ウルトラファインバブル水でご飯を炊くと美味しくなるのか？」という研究もされているようで、研究室には炊飯器がたくさん並べられてありました。こちらも大変興味深いですよね。
丸山製作所では、今後も小松菜だけでなく他の作物・栽培環境での検証を行うなど様々な角度から研究を進め、技術革新や品質の向上につなげていきたいと考えています！
おまけ...高知グルメ最高でした！
また、今回は、四国ということでグルメもたくさん楽しんできました！
もちろん定番の讃岐うどんと、特に印象的だったのが今回初めていただいた香川の名物料理「骨付鳥」。しっかりとした歯ごたえが特徴の親鶏（通称：おや）と、ふっくらと柔らかい肉質で食べやすい若鶏（通称：わか）の2種類で提供されるのが一般的だそうです。
親鶏は初めての食感で、言葉で表現するなら”ブリンブリン”（笑）。癖になる美味しさでした。
飛行機の待ち時間にはちょうど「戻り鰹」の時期だったので鰹のたたきを美味しくいただき、四国グルメを満喫しました！
＊
ウルトラファインバブルは今回の減肥・成長促進など農業分野の効果だけではなく、環境・工業・水産・医療などまだまだ多くの可能性があります。今後も産学連携を強化し、研究を進めていきたいと思います！
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丸山製作所は、農林業機械やウルトラファインバブル製品など自然に関する技術開発をしている会社で、デジタルマーケティング課の後輩やまちゃん、あいちゃんと一緒にPodcastをやっています。その名も「あかるい農業RADIO MARUYAMA」！
このnoteではPodcastで話した内容のエッセンスをお届けしています。
毎週農業やテクノロジーにまつわるさまざまなテーマでゆる～く、時には真面目に語っています。ぜひお仕事や作業の合間に聞いていただけると嬉しいです！
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それでは、また次回お会いしましょう！