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「ヘレディタリー/継承」(2018)は不吉な予兆を盛り上げる「音」の演出が凄すぎて、見ているこちらの体力や精神力を削り取ってくるが、予兆の正体を馬鹿正直に暴露してしまうのでホラーと云うのには何となく抵抗がある映画である。お化け屋敷のギミックを見てしまった気まずさと言えばいいのか。
「バジュランギおじさんと小さな迷子」(2015)は「為せば成る」の可能性がどこまで突き詰められるかという思考実験を歌とダンスで彩った堂々たる娯楽大作映画である。インドの映画は正味90分くらいの内容に歌と踊りを60分以上は加えてくるので体力がない時は見ないほうが良いと思う。