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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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2021年4月の記事一覧

もうひとつの“映画プリキュア”視聴体験記

このテキストは2021年(令和3)3月20日に公開されたアニメーション映画「映画ヒーリン…

山本倫生
3年前
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「ミナリ」(2020)はアメリカンドリームを夢見た韓国人家族に起きる出来事を描く映画である。禍福は糾える縄の如しという言葉の通り、人間の目論見を見透かす意思が見えるような見えないような「おばあちゃん」の存在をどう捉えるか。答えは人の数だけあるし、考えるだけの価値がある映画であった

山本倫生
3年前
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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021)は、同タイトル新劇場版の4作目にして「シンの」完結編となるアニメ映画である。テレビシリーズから旧劇場版の「2回の最終回」を経てようやく到達した「碇シンジの物語」の結末は三度目の正直にしてようやく着地したと感じられた。良い映画であった。

山本倫生
3年前

「ラーヤと龍の王国」(2021)は滅亡の危機に瀕した国を救う一人の英雄の冒険を描いたファンタジーアニメ映画である。オリジナルの建国神話を題材にして堂々たる映画に仕上げたディズニーの実力と底力に感服することしきりだが、劇場で目にする機会が少ないのが非常に残念なのである。

山本倫生
3年前

「映画ヒーリングっど♡プリキュア-ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(2021)は同名テレビシリーズの劇場版で本来は「秋プリキュア映画」枠に相当する。副音声ボイスドラマや入場者限定プレゼントなど、いつもと違う趣向が周知されていないのが勿体ない、豪華なお祭り映画である。

山本倫生
3年前
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