まるとしかくのうちだ

徳島県美馬市で泊まれる本屋まるとしかくを運営しています。こんにちは。

まるとしかくのうちだ

徳島県美馬市で泊まれる本屋まるとしかくを運営しています。こんにちは。

最近の記事

書店は難しい問題の答えが難しい件

本屋はビジネスとして難しい、田舎ではとくに、書店数は年々減ってる、ネットで買える時代に。耳がタコ、略して耳タコ。たった一年しかやっていない私でも耳タコなんだから、書店の皆さんこれまでどれだけ言われてきているんだろう。 私は本屋以外にも宿をやったり会計周りで法人のお客さんと仕事をしたりしている。 それを言うと納得したように、ああだからできるのね(なーんだ)という反応を受けることがある。それにもだいぶ敏感になってしまった。 皆さんの言うとおり、この不況続きの日本において、こと

    • となりのヤクザさん

      ふとした時に、昔の記憶がフラッシュバックすることはありませんか。 今日はその話。 私が育ったのは、古い木造の、家族6人で暮らすにはどう見ても手狭としか言いようがない、小さな一軒家でした。 その隣に、いわゆる今でいう反社会的勢力の方が一家で住んでいました。 隣のおじさんはいつもお酒を飲んでいて、気分がいいときは何も起こりませんが、ちょっと虫の居所が悪いと、 「うるせえ!」と窓越しに怒鳴ってくる人でした。 雪の日には、窓から雪を投げ入れられて、畳がびしょびしょになるこ

      • まるとしかくという本屋を作ったら名前の由来をたくさん聞かれた話。

        徳島県美馬市という、人口約27,000人の町の、町の中心地から山を少し上がった先にある、築100年の古民家に「まるとしかく」という泊まれる本屋をオープンしました。 2023年1月の終わりにオープンしてから約1年。 「まるとしかくってどういう意味なの?」という質問は、「なんで徳島なの?」と同率1位くらいの頻度で聞かれます。 それならいつかちゃんと文章にしてみよう、と思ってはいたものの、そうそうにお店がやっていけなくなったらとんでもなくダサいので、様子を見ること1年。 な

      書店は難しい問題の答えが難しい件