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日系企業と外資系企業の違い

今回は日系企業と外資系企業の違いについてnoteを書いていきたいと思います。

このnoteを3行でまとめると、
「日系」「外資」という括りは荒過ぎる
・日本人が多忙であることは間違いない
・外資の方が「やや」収入が良い

です(8,392文字)

簡単に自己紹介

まず、日系企業と外資系企業の文化や働き方について語る前に、簡単に私自身の自己紹介をしておきます。

①新卒で日系自動車メーカーに就職
②米系ITコンサルタントに転職
③日系IT企業に転職

いずれも従業員数万人、売上数兆規模の会社となります。

海外経験でいうと、自動車メーカー時代に海外駐在含め幾つかの国の方々と一緒に働いたことがあります(仏、独、中、タイ、韓、印など)。コンサルタント時代はアジアリージョン法人のため、若干の外国人(インド、中国)がおりました。現在は日系ITかつクライアントも日系であるため、業務上でほとんど英語を使う事はありません。

そもそも日系企業と外資系企業という括りがナンセンス

まず、「日系企業と外資系企業の違い」というテーマにおいて、大き過ぎる主語は避けるべきかと思います。

例えば、一口に内資系(日系)企業と言っても、日本に法人は360万以上存在します。そのうち大企業は0.3%程度です。当然、会社によって雰囲気は異なり、まして、部署や個々の人間関係によっても違います。

私自身も大手企業を転々としていますが、たとえ同じ会社でも、部署により働き方や評価はバラバラです。会社員として働いていて、普段一緒に仕事をするメンバーは直属の上司と部下、そして同僚に限られます。1日に言葉を交わすのは高々10人程度ではないでしょうか。大企業であれば、隣の席に座っている人がどんな仕事をしているかも分からないものです。よって、たとえ同じ会社でも評価はバラツキがあります。

また、外資系とは一般的に「外国資本の日本法人」を指しますが、外国に所在する外国の企業、はたまたアメリカの会社なのか、中国の会社なのか、を区別して考える必要があります(ちなみに、アメリカには560万以上の法人が存在します)

よって、「日本の企業はこうだ、外資系企業はこうだ」と比較するのはナンセンスです。「アメリカのファストフード店の店員がクビになったというニュースを見た。アメリカは簡単に解雇できる国だ!」と結論付けることはできないでしょう。

外資系企業=アメリカ資本の大手企業?

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