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二人三脚で営んできた宿〜お父さん編〜
こんにちは、staffのAYAKAです。
ついこの前まで暑いくらい陽気な天気が続いていたっていうのに、一変して今は極寒の飯綱町。冬がもうすぐそこまできているんですね…。
みなさま、冬支度はもう済みましたか?
今年もとっても寒いそうです。みんなで冬を乗り切りましょうね。
さて今回の記事から、この宿のオーナーである松田夫妻についてご紹介していきます!
“お父さん編” と
“きよ子さん編” の2部構成でお届けいたしますよ〜。
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松田 きよ子 Matsuda Kiyoko
撮影:noa
松田夫妻はこの宿の三代目のオーナー。
創業は不明ですが、お二人が三代目として事業を継承してから今年で28年目となります。
「ってことは約100年近くこの丸為旅館って続いているんじゃないの!?」
と予想しているAYAKAです。
宿として三代続く丸為ですが、創業当初はうどん屋さんをやっていた時期もあったんだとか…。証拠はどこにもないそうなので、そういう話だけが伝わっているんだそうです。笑
(ちなみに最寄りの牟礼駅も、来月11月に100周年を迎えるそうですよ。)
宿主 悦典(よしのり)さん
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・飯綱町出身
・父の跡を継ぎ、丸為旅館の当主へ
・お茶汲みのプロ
・甘いものが大好き
几帳面キャラのお父さん
身近な人にも、宿へよく来る常連さんにも、愛称“お父さん”と親しまれるのは丸為旅館の当主である悦典さん。(もちろんAYAKAもお父さん呼びです!)
口数は少ないけれど、綺麗好きで、マメで、気が利いて、小さなことにもよく気が付く性格のお父さん。宿がとっても綺麗に保たれているのは、お父さんの几帳面キャラのおかげなんです。
お父さんの感心する几帳面エピソードは、あげ出したらきりがないほど…!
・床に落ちてるち〜〜〜さいゴミでも目に留まれば拾ってる
・生ごみはたくさん溜まる前に畑のコンポストに毎朝捨てに行く
・ペットボトルは必ず潰して捨ててる
・毎日決まった時間に掃除機をかけている
・バスマットの入れ替えや、お風呂掃除などもきちんと行う(現在はその時の状況によりますが、古くからの常連客の方には宿に着いた時にあたたかいお風呂もいれてあげます。)
・ゴミの分別も決まった場所にしっかりと分けて捨てている
などなど…
女将きよ子さんと阿吽の呼吸で日々、生活をしています。
毎日、お父さんの姿から多くを学んでいるAYAKAです。
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宿に灯りを灯す薪ストーブ
宿にある薪ストーブの火の番をするのもお父さんの役目。
パチパチ弾ける音と、ゆらゆらゆらめく火…
身も心も温まって癒されて薪ストーブのある暮らしに憧れる人って、少なくないんじゃないでしょうか。私もその1人です。
でもこの管理がまた大変なんだ!
維持費はかかるし、年中薪の仕入れや量のことが心配になるし、運ぶときはあの重たい薪をかなりの量運ばなければなりません。AYAKAも去年から初めて薪運び屋巻きの調達へ行きましたが、なかなか苦労しました…。これを毎年なんて…と2年目で既に悲鳴をあげています。
ですがお父さんやきよ子さんはずっと今まで続けてきて、ストーブを大切にメンテナンスし、冬の宿を暖かくしてきたんですね。
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丸為の愉快な仲間たち皆で、ストーブに火が灯るのを見守りました。
以前、とあるドラマの撮影現場で宿が控え室になった時、スタッフの方も演者の方も普段都会では見られないからと非常に喜んでくださいました。ストーブの前でぬくぬく暖をとる姿に私たちもほっこり。もちろん一般の宿泊の方にも、遊びに来る方にも「渋い!」と好評です。
ここでは当たり前の光景になってきていますが、管理が大変なのでストーブを撤去する家も今は少なくありません。大切に大切にお父さんが管理している薪ストーブ、これからもずっと残してゆきたいです。
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「いらっしゃい」の一言でみんなが集う場所に
宿には宿泊をする人以外にも、訪問者がたくさんいます。
近所の人、昔からの付き合いの人、畑を一緒にやっている人、移住した時に丸為旅館にお世話になった人、AYAKAの友達とか家族…などなど。
事前に連絡をもらう時もありますが大抵はいきなり
「お邪魔しまーす!」
とか
「ただいま〜」
と上がってくる人ばかり。
なぜこんなにも気軽に人が遊びにくる場所になったのか、それはお父さん(きよ子さんも含め)の人柄によるモノなのかなと思います。
誰がきてもにこやかに
「いらっしゃい」
と一言声をかけ、すぐにお茶の用意をしてくれます。
お茶は飲んでも飲んでもついでくれるので、終わることがありません。
(このお茶が減らない風習って、飯綱ならではなのかな?)
すごいおもてなしを受けるよりも、「あぁここにいて良いんだな」って、そう思わせてくれる場所や雰囲気、居心地の良さを感じるのがこの丸為旅館の特徴です。
それはやっぱりお父さんが、急に来ても笑ってお茶を淹れてくれたりこの場所を暖かく綺麗に保ってくれているからなんだと思います。
地域にも、泊まる方にも、訪れる方にも、直接的にではなくとも良い空間を提供するお父さん。これからもここでの暮らし、宿は続いていきます。
みんな、お父さんに会いに来てねー!
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定位置の掘り炬燵、足元の堀はお父さん自ら作ったもの
✏️_AYAKA
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