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国内の美容クリニックの拡大と韓国クリニックの参入について

今回の記事では、国内の美容クリニックの拡大&韓国クリニックの日本参入について軽く触れてみました。

日本の美容クリニックは、グローバルの中でもトップクラスに多店舗展開している美容クリニックが多い市場です。個人的に、この多店舗展開の流れが一層加速している感覚があります。

特に、国内最大の美容クリニックグループのSBCを中心に、TCB、IDEA、エミナル、品川美容外科、プレミアム、ミュゼ、メンズクリア、エミナルなど、店舗数をどんどん拡大しており、同時にクリニック間での買収も進み始めている印象です。

例えば、SBCのブランドに、ゴリラ、リゼが追加されていることは有名です。
また、表参道キャピタル社は、コンサルや買収によって、美容クリニック(メンズクリアなど)の経営にも携わっており、凄まじいスピード感でクリニック数を拡大していると思われます。
同じく、メディカルフロンティア社もコンサルティングアプローチで、TCBの運営に関与しており、直近10年で100店舗近くまで店舗拡大の支援を行っていたりします。
結果、大規模な美容クリニックは、薬剤、機器などを大量に発注することで安価に仕入れることが可能になり、低価格化を強みに顧客を囲い始めています。
これらの背景もあって、近年は、エンプラ美容クリニックと特定の施術やドクターブランドなどの強みによって差別化している小規模クリニックの二極化が起き始めている印象です。

更に、国内美容クリニック間での動きが加速している中で、ここ数年、新たな形で日本の美容クリニックに参入してきているクリニックがあります、それは韓国クリニックの日本進出です。美容大国でもある韓国ブランドを強みに、韓国クリニックが日本参入に対して、意欲的になっている印象があります。

2016年に韓国クリニックの先駆けとして日本展開を始めている韓国大手のオラクル美容皮膚科は、直近4年で新たに4院のクリニックを日本で開業しました。2022年に銀座院を開業したカンナム美容外科は、心斎橋、梅田、三宮と計4店舗を展開しています。
2024年には、韓国大手のベンスクリニックが日本初となる1店舗目の開業や、同じく韓国大手のリエンジャン美容が新宿に日本初となる1店舗目を開業し、カンナム美容外科に続き、多店舗展開を行っていくと思われます。加えて、韓国のスタートアップのGeni-us社(年間売上は597億ウォン(68億円))が経営支援しているプムクリニックも将来的に、日本参入も行っていくと記事に書いてありました。

最後に

国内の美容医療に対するニーズの増加や美に対する意識の変化から、より多くの美容医療のアプローチが出てくるのではと感じています。例えば、XX背術に特化した美容クリニック、サブスク専門の美容クリニック、高所得者に向けたラグジュアリーな美容クリニックなど、あらゆる市場の可能性がある中で、引き続き市場動向をnoteで発信していきます。

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