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【タロット記19】人に悩み、人に救われ人のおかげで「私になる」

タロット記■

これはタロットカードと、自分の体験と、そこから気づいたことの記録です



「19.太陽」から考える

休職を始めたのが5月
それから自分の意欲が戻って、活動的になってきたのは約1年後でした

前回紹介した、森下克也さんの著書「もしかして、適応障害?」

こちらで書かれている、適応障害自宅安静の3つのステップでいうと、この頃の私は
「活動期」〜「復職期」の間のあたりまで回復してきていました

この頃からnoteを書くエネルギーが湧いてきていたし、それを楽しいと思うようになっていました

ちょうどそういうやる気が出てきた頃でした
以前から受講したいと思っていた、職業訓練校のwebクリエーター科の開講予定を見つけました

体調も戻ってきているし、学んでみたかったこと
それに今なら通う時間もある

やりたい

その気持ちが実って、無事訓練校に通えるようになりました

でも約1年間、息子とパートナー、あと週一で通っていた整形のリハビリで会う理学療法士の女性としかほぼ会話をしていない私です

毎日家にいて、社会から切り離されたところにいると感じている
そこから、また社会という森の中に戻っていけるのか?

というか、新しい環境で、知らない人たちと毎日顔を合わせるなんて
社会復帰するとか、復職するとか以前に

私、喋れるんだろうか?

の気持ちの方が大きかったです
なので、これは私が社会に戻るためのリハビリだと思って頑張ろうと決めて学校が始まりました

最初はとても緊張しました
でも、自分から意識的に声をかけて、馴染める努力をした甲斐あって

一緒に勉強したり、カリキュラムをこなす中で

毎日話す人、隣の席で仲良くなった子
共通の趣味で話せる子、いろんな人と話せるようになりました

家にこもって息子か猫としか話さない日が当たり前だった私が、毎日誰かと言葉を交わしていて

全然笑えない日がずっと続いて
笑うことなんて、うんと減っていた私が毎日笑っていました

特に隣の席だった20代の元保育士をしていた女の子には、ほんとにたくさん笑わせてもらいました

サバサバとあっけらかんとして、私にはない強さやしなやかさがあって、彼女と一緒になって笑っているうちに

人と関わる楽しさを思い出していきました

課題や卒業制作や試験勉強に挑んだ3ヶ月
もうあと数日で卒業という日が迫ってくると

自分のリハビリと思って来た訓練校で、毎日必ず笑っていた自分を思い出して帰宅中何度も泣いていました

卒業当日も、泣かまいと決めていましたが号泣してしまいました
学校が終わっても数日の間は思い出して泣いていました

人って優しい
人ってありがたい
人ってこんなにあったかい

そういう気持ちがまた出てくるようになりました

人によって傷つけられて
人に対して怖いという気持ちがありましたが

奇しくも人によって
それを変えてもらうことができました

これは、私1人では感じられなかった気持ちの変化です
そして、訓練校に行くと選択したから

森に戻る怖さの解消や、森の中でどう自分らしく生きていくかを考えられる新しい自分になれたと思っています

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