【タロット記13】死んだら楽になること
■タロット記■
これはタロットカードと、自分の体験と、そこから気づいたことの記録です
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「13.死」から考える
「適応障害」と診断後、休職に入った私に与えられた休職期間は3ヶ月でした
派遣会社の規定ということで、3ヶ月後に復職するか退職するかを決めなくてはいけませんでした
休職が始まった5月当初は、これでやっと休めるという安心感と傷病手当金の申請などバタバタ忙しくしていました
申請も済み、あとは給付が始まるのを待つだけという状態になると、また不安が私を襲うようになりました
・いつ、いくら給付金が振り込まれるのかわかならいという不安
・給付金だけで生活できるのかという不安
・3ヶ月後の9月から復職するのか退職するのかという悩み
これらが私の頭を支配して、休んでいるんだか休んでいないんだかわかりませんでした
そんな状態が2ヶ月ほど続いたあと、給付が始まったのは7月を目前にした頃でした
これでいくらかの不安は減り、あとは8月中に復職するのか退職するのかを決めるだけです
でも…
今度はタイムリミットが刻々と自分に迫ってくるようで、圧迫感を感じ始めました
本音を言えば、もう復職する気持ちは全くありませんでした
突然会社に行けなくなり、急に休みをもらうことになった手前、どんな顔をして戻ればいいのかわかりません
でもそこに戻れば、とりあえず私が築いてきた「ちゃんとした社会の一員」「ちゃんとした親」という形を維持できる
だけどそこに居続けるのが苦しくて、もう限界を感じたから体調も崩してしまった
それなのに、また同じ環境に自ら戻っていいのか…
退職するとしたら、そのあとの私はどうなっていくのか
怖い
そう思う私でしたが、結局8月に入っても体調的には働ける状態ではなく
退職する旨を派遣の担当に伝え、8月いっぱいで退職することになりました
もし体調を無視して復職を決め、そのまま会社に残り続けていたとしたら、それは「死」のカードでいう、「もう死んでいるのに、死にきれずずっと苦しんでいる」状態になっていたでしょう
でも、その苦しみは自分がその苦しい環境を選んでいるから苦しいのであって、そこで終わりにすると苦しみから出ていくことができます
新しい環境を自分で選ぶ
新しい展開に自分で持っていく
秋になると木は自然と葉を落として、次の展開に身をゆだねますが
意地になって葉を落とさずにいたら、木は腐ってしまう
本当は死んだ方が楽になれるんです
私は退職を選んだことによって、今後の自分の生き方と真っ向に向き合わざるを得なくなりました
ひとり親なのに無職
働かなきゃなのに、働ける体力が戻っていない
これまでずっと勢いに任せて、真剣に自分がどうしたいかを考えてこなかった私には、これくらい強制力の強いストップをかけないといけなかったんでしょうね
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