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2年のダラダラ運用と6か月のマジメ運用で分かった、広報担当者は絶対にTwitterをした方が良い理由

こんにちは!株式会社丸信グループで広報(兼採用)を担当する田中(@marusinofficial)です!
2019年9月に広報担当者として入社して1年が経った頃、社長から「Twitterもやったら?」とのお達しがあったので、言われるまま特に深く考えることもせずアカウントを作ってTwitterを始めました。2020年11月のこと。ちなみに最初のツイートがこちら。

恐る恐る呟いた記念すべき第1回目ツイート

これを読み返すだけでも、何も考えてないことが分かります(^^;
当時のTwitterの位置づけとしては“PR拡散ツールが増えた”くらいの認識だったので、コーポレートサイトやFacebookにアップしたお知らせシェアするような無難な投稿ばかり。とにかく何をツイートしたら良いか分からない、変なことを書いて炎上したくもないという不安もあって、恐る恐る始めた、といったところでしょうか。
目的もなくときどきツイートするだけの日々を過ごしてきた結果、約2年で獲得したフォロワーは約400。2日にフォロワーが1人増える計算。これはもうTwitterやってないに等しい結果。
これじゃ意味ない!そんな危機感を抱いたのが半年ちょい前の2022年10月頃。やっぱ、やるからにはマジメに取り組もう、ちゃんと意味ある投稿にしよう、と決心した次第です。

そこから実際に半年ほどマジメ(内容は不真面目多め)にTwitterを更新してみると、そこにはさまざまな気づきや出会いやアイデアがありました。そこで、思ったんです、「広報担当者は絶対にTwitterをした方が良いな、これ絶対!」と。
その具体的な理由を、このダラダラ2年間と本腰を入れ始めたこの半年を比較しながら、その理由をダラダラとマジメに語りたいと思います。語れるほどTwitter経験はないけど。

1.Twitterで物を売ろうとした下心まる出し2年間

Twitterを始めた当初にフォローさせていただいたのは、主に全国の食品会社や酒造会社のアカウント。当社は食品やお酒向けのシール・ラベル、パッケージ製造を事業の柱にしているので、事業の顧客となりうる会社、将来的に取引ができるかもしれない会社を積極的にフォローしました。これに合わせて、ツイート内容も食品会社や酒造会社から依頼が来そうな製品やサービスのPRを意識しました。
Twitterに詳しい方はもうお分かりと思いますが、この時点でTwitterの活用方法としては0点です。
こちらからフォローしたところで、フォロバ(フォロー返し)されることは少なく、フォローされないのでツイートしたPR情報は目に留まりません。運よくフォローされて目に留まっても興味を持ってもらえる可能性は低く、商談に発展する可能性なんてあるわけがない。
Twitterで「宣伝」ばかりしても効果が見込めないのは当然なのに、当時はそんなことすら想像できずに、ひたすら下心まる出しでフォロー&ツイートをしてたわけです(;´o`)ゞアチャー!!
当然ながら、フォロワーは増えず、もちろん引き合いをもらうことも商談に発展することも皆無でした。

2.フォロー対象を「見込み顧客」から「広報」に変更

実は早い段階でこれではダメだと薄々感じていながら、日々の業務で黙殺されていましたが、きっかけは新しく広報スタッフが入社し“ひとり広報”を卒業できたこと。1人⇒2人になったので、Twitterも含めた様々な情報発信の数を単純に2倍にするという目標を立てました。新人スタッフの行動力もあって、コーポレートサイトのお知らせやプレスリリース配信、Facebook投稿などは一気に数を増やすことができましたが、Twitterは1つのアカウントを分担するわけにもいかないので、引き続き一人で試行錯誤することに。そこで壁にぶつかりました。「見込み顧客」となりうるアカウント、もうフォローする人がいない_| ̄|○
顧客となりうる「食品会社」や「酒造会社」のTwitterアカウントが、これ以上、出てこなかったんです(←たぶん検索の仕方にも問題)。
フォロー対象の方向転換を迫られる中で、ふと「広報担当者ってどのくらいTwitterやっとるんかな?」と疑問に思い、検索してみると、メッチャおるやん!と。で、フォローしまくったのでした。すると、出てくる出てくる、目から鱗の情報ざっくざく。

実際に広報担当者をフォローすることで分かったことは以下の通り。

  • すぐに生かせる広報ノウハウがある

  • 同じ悩みを持つ広報担当者が多いことが分かる

  • メディア側の視点も理解できる

  • 今まで知らなかったセミナーや書籍の情報がある

  • 地方にも意外と広報担当者がいると分かる

この経験から、広報担当者がTwitterを始めたら、まずは「広報」をキーワードにたくさんフォローすることをおススメします。検索するだけでなく、多くのフォロワーを抱えるカリスマ的存在の広報担当者のアカウントもたくさんありますので、そういった方のフォロワーを対象にフォローするのもありです。特に経験の浅い広報担当者の方にとっては有益な情報をたくさん得られると思います。

「情報収集」だけを目的とするなら、必ずしも企業公式のアカウントでなくても匿名の個人的なアカウントでも良いと思います。会社の理解や管理の問題があって公式では自由にツイートできない場合もあるでしょう。ゆくゆくは他社の広報担当者と交流を深めて広報スキルを高めていきたいという意欲のある方は「広報担当」であることはプロフィールでしっかり名乗りましょう。

ちなみに、定期的にFacebookやブログを更新している当社社長も、Twitterに関しては「情報収集」目的で活用しています。ほぼ投稿はしていないので、情報収集目的のフォローはおススメしません(笑)

それでもフォロワー500いる不思議

万が一、弊社社長が何を考えているか知りたいという方はブログをご覧ください。とても勉強になることが書いてあります。

⇒ 株式会社 丸信 社長のブログ

3.プロフィールとツイート内容を見直してフォロワー2000増

フォローしまくって広報に関する有益な情報を得られるようになりましたが、せっかくなら少しはフォロワーも増えたら嬉しい、と思ったので、まずプロフィールに広報であることをしっかり明記し、ツイートの内容や頻度も見直すことにしました。

プロフィールはびっしり埋めたよ

ツイート数は1日1回以上を目標にしていますが、最近はネタが溢れてしまっているので2回以下というルールも決めました。実際に何回が良いは分かりませんが、少ないより多い方がいいでしょう。
投稿の時間帯は午前早めと午後イチくらいが目安。休日や勤務時間外に投稿しているように見えますが、ここは勤務時間内の「予約ツイート」ということで何卒(笑)

ツイートの内容は「何を書くか」ではなく「何を書かないか」が基本。企業公式を名乗っている以上、会社のイメージ低下につながる内容や、誰かを批判したり傷つけたり、あるいは嫌な思いをさせたりする内容はNG。こう見えて、ここは慎重にチェックをして投稿しています。
その上で書く内容としては大きく「会社」「地域」「自分」があります。直接的な会社の宣伝は避けて、自分の思いや感じたことを率直に発信することを心がけています。
具体的には、会社が「売りたいもの」ではなく「会社の良いところ」「頼もしい人/面白い人」「地域の良いところ」みたいな視点。あとは、自分自身が仕事以外でも面白い・楽しいと思っていることや、日ごろ大切にしている価値観みたいなものも発信しています。

何事もマジメがいちばん

4.フォロワーが増えて可能性広がる地元での広報交流会

実は10年以上、プライベートでブログを書いてきた経緯があり、そこで得られた法則として「毎日更新すれば確実にPVは増える」ということがありました。きっとTwitterも同じだろうと思い、この半年で毎日更新するようにすると、やっぱり増えた、と言う次第です。

フォロワーが増えて良かったことについても少し触れておきます。

当たり前ですが、自分のツイートを見てくれる人が増えた分、「いいね!」「コメント」「リツイート」の数が増えたのは単純に嬉しいし、今後のTwitter運用の励みになります。
いつも「いいね!」「コメント」をしてくれる人のプロフィールも覗くと、これまで知らなかった会社や業界を知ることができたり、「あ!?〇〇社長の会社の方だったんですね!」というつながりの発見、「WBSから取材されました!」というツイートを見ると、羨ましい!うちも出たい!とモチベーションが上がったり。
あるいは、既存お取引先から投稿写真に写っている備品に関してお問合せを頂いたり、あるいはTwitterきっかけで実際に会いに来てくれた方がいたり、というのもTwitterをマジメにし始めた効果だと思います。
また、広報担当者やメディア関係者がリアルで集まる交流会(主に都内)もTwitter上で度々、募集が行われたりしているので機会があれば参加したいし、そろそろ福岡での交流会も実現したいところです。

5.いいね数?フォロワー数?Twitter運用の目標は?

広報アカウントの方々のツイート等を見ると、1日の投稿数やフォロワー数、「いいね!」の数などを目標に運用している人も多いようですが、その先のゴールについては情報が少なく、私の場合もゴールは定まっていません。
一般的なWebコンテンツだと「受注」「問い合わせ」「集客」などが考えられ、広報に絞ると「メディアからの取材獲得」あたりがゴールに設定されるケースがあるかもしれません。
ただ、Twitterの場合、ひとたびゴールを設定してしまうとゴールを意識し過ぎてつまらない内容になったり、強引なフォロー求む行動になってしまったり、そんな気がします。そのあたりは引き続き情報収集しながら見極めていきたいと思います。

とは言え、まだフォロワー数は2400を少し超えたところ(2023/5/22現在)。諸先輩の広報アカウントに比べたらまだまだヒヨッ子です。フォロワー数やいいね数などを目標にすることはせず、これからも地道にツイートしながら、情報収集して、交流を深め、広報スキルを高め、会社や地域のためはもちろん、ゆくゆくはフォローしていただく方々、1人でも多くの人に有益な情報を提供できる立場になれたらと思っています。まとめると↓

  • Twitterは広報ノウハウの宝庫

  • 同じ悩みを持つ広報担当者と繋がれる

  • 宣伝ではなく自分の思いを発信

  • 間違いなく情報や知識の幅が広がる

  • これまで出会えなかった人と出会える

  • 継続すれば広報仲間も増える

それにしても、何でもっと早く気づかんやったとやろ_| ̄|〇

Twitterでは毎日、何かを発信しています!
https://twitter.com/marusinofficial

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