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官公庁、自治体、業界団体、大学、企業から次々と依頼。メディア露出が増えたらセミナー登壇も増えた。

こんにちは、丸信グループで広報を担当している田中(@marusinofficial)です。

広報担当者として4年が経ちますが、最初は全く機会がなかったセミナーや勉強会での講演依頼が、この1~2年で急増しました。広報は情報発信してメディアに掲載してもらったら終わりのイメージでしたが、メディア掲載後も広報業務って続くんだなと改めて感じています。
積極的な情報発信やメディア露出が増えたことの効果だと想像していますが、実際に取り組みが新聞に掲載されたすぐに「この件について総会で講演してほしい」と依頼をいただいたこともありました。
実際には講演という大層なものは少なく、どちらかと言えば「企業事例発表」という軽めのものが多いですが、今回は、これまでどんな依頼されたかを紹介します。

くるめGX研究会

記憶が正しければ、最初に依頼が来たのは「くるめGX研究会」だと思います。久留米リサーチ・パークが発起人となり、久留米市のグリーントランスフォーメーション(要するにSDGsや環境施策など)を推進する研究会が立ち上がり、民間企業だけでなく大学や行政も交えた産官学で、久留米市のGXの事例や未来について議論されました。
その中で、市内のSDGs宣言企業の1社として、取り組み事例を紹介してほしいとの依頼をいただきました。

https://www.krp.ktarn.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/2022GXseminar.pdf

お陰様で多くの企業、大学、市役所の方と仲良くなれました

社会奉仕連合団体

2021年8月に本社事業所で実質CO2を一切排出しないカーボンゼロを達成して、そのことが西日本新聞で掲載されましたが、その記事を見た団体から、カーボンゼロやSDGsの取り組みを説明してほしいとのこと。もともとこの団体には加盟していて弊社の担当役員経由で依頼がありました。
勉強会というよりは、どういう仕組みなのか説明してほしい、という趣旨でした。

地方では新聞の影響力はまだまだあります

久留米大学経済特講

この講義に協賛する民間企業さん経由で依頼が来ました。企業を研究して課題を見つけて課題解決策を提案する、という学生からするとなかなか難易度の高い講義。複数の企業のうちの1社として参加しました。
その最初の講義で、企業側からプレゼンを行い、学生に選んでもらうという手順で、プレゼンを担当しました。企業の皆さんの前よりも、学生さん前の方が緊張したのを覚えています。
その後、3回ほど会社の方も見学してもらい半年かけて課題を抽出。最後の講義で解決策を提示していただくという、なんともユニークな講義でした。

最終日の発表会はこちら側の方が緊張しました

九州地域エネルギー・温暖化対策推進会議

九州経済産業局からのご紹介で、環境省などと開催された「第19回九州地域エネルギー・温暖化対策推進会議」にお呼びいただき、カーボンニュートラルに関する九州企業の事例として発表させていただきました。参加者が全国の主要な官公庁や自治体の方ばかり。そうそうたる方々の前でかなり緊張してしまいました。
もともと弊社が九州経済産業局が進める「九州SDGs経営推進フォーラム」に参加していることもあり、日頃からSDGsや補助金関係で交流があり、弊社が主催するWebセミナーにも講師として登壇していただいたことも。弊社がメディアに登場する場合はメールで告知したりもしています。その関係から弊社のことをよくご存じの方がいらっしゃるので、今回の貴重な機会をいただけました。

八代市SDGsセミナー・フィールドワーク

前述の「第19回九州地域エネルギー・温暖化対策推進会議」が熊本市で開催された関係で、それを聴講された熊本県八代市の関係者の方よりご依頼をいただきました。この時期、八代市がSDGs未来都市に認定されたことで、これから市内事業者の方々にSDGsについて説明していく上で企業事例を紹介した形。こちらも実際に八代市に出向かせていただき弊社のSDGsの取り組みを発表させていただきました。
ちなみに、名刺交換した八代市内の事業者の社長さまより、「丸信さんって、コロナのときにテイクアウトのトレーを無料で配布していた会社ですよね?」とお声がけいただいたのが、八代市でのハイライトでした。こういったニュースに関心の高い方が多いようでした。

資源エネルギー・環境委員会企画部会

九州経済連合会(九経連)が開催された「2022年度資源エネルギー・環境委員会企画部会」でも企業事例としてカーボンニュートラルの取り組みを発表しました。こちらも経産省や環境省などが開催した「第19回九州地域エネルギー・温暖化対策推進会議」がきっかけだったと思います。これまたとても影響力のある会議に呼んでいただき光栄です。
同じくもう1社、企業事例として登壇されたトータルケア・システムさんとは、その後、商談を経て、同社が展開する紙おむつの回収事業に、弊社が運営する丸信インターナショナル保育園が参画する運びとなりました。こういった発表の場は、取り組みを紹介するだけにとどまらず、こういった次の取り組みにつながることも醍醐味です。

市民活動団体と企業との交流会

久留米市と市民活動団体みんくるが主催する交流会に参加。ここで主に「地域の貧困の解消」をテーマに、病児保育付き企業主導型保育園の運営や、子供の食堂への食材提供などの取り組みを紹介させていただきました。これまの企業や官公庁、自治体の方向けの発表ではなく、一般市民に近い方々の前での発表は、また違った緊張がありました。
冒頭の「くるめGX研究会」に参加したご縁からつながった交流会。ご近所さんがいたり中学の後輩がいたり、取引先企業の方がいたり、ここでもいろんなご縁をいただきました。

その他、お客様企業の社内勉強会

これまでの勉強会、セミナー、発表会のテーマを振り返るとほとんどがSDGsやカーボンニュートラル関係。少なくとも私が自社の本業(包装資材や印刷事業など)をメインテーマに発表したことは一度もありません (^^;
弊社がSDGs宣言をしたのは2020年1月、カーボンニュートラル(カーボンゼロ)を達成したのは2021年8月と、九州や福岡では比較的早くから取り組み、経験を積んでいたことも今回のセミナー依頼の急増の理由だと思います。
メディアがそうであるように、こうしたセミナー主催団体も一企業の事業内容や商品情報ではなく、世の中の動きや社会問題、またそういったことに積極的に取り組む企業への関心が高いことが伺えます。
これは民間企業でも同じ。SDGs宣言とカーボンゼロ達成というキーワードから、実はお取引いただくお客様企業からお呼びいただくケースも増加。これまでに、酒造会社、食品メーカー、食品スーパーチェーン、水産加工会社などからご依頼をいただき、全従業員の前でSDGsについてお話しさせていただきました。

まとめ

新聞掲載やテレビ放送からダイレクトに依頼が来たケースは多くはありませんが、国の機関や自治体から依頼を受ける上でこれまでのメディア登場実績の影響は小さくなかったと思います。官公庁や自治体にとっては、企業事例として登壇させてもよい信頼のおける企業なのかどうか、を判断する上で、メディアの登場実績は最低限必要だと思います。

広報活動の主はメディアへの情報提供というのが相場ですが、いろんな団体や企業などのセミナーや講演に呼ばれるたびに思うのは、広報活動の対象はメディアだけではなく“すべての人”ではないかと。
メディアは影響力があるし一度の掲載で多くの人に情報を伝えられるから重宝されるのは間違いありません。でも、それだけでなく、発表会などで目の前の数十人のために自社の取り組みを紹介するのも広報活動だし、個別に1人の質問に答えるのも広報活動。電話やメールで回答するのもそう。
そこに伝える思いの差があってはダメだし、いつでもどこでも誰にでも、同じ熱量で全力で自社の取り組みを紹介するのが広報活動の原則。これを愚直にやり続けることで次につながる、と思って今日も全力で発信していきます。

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