WEB版初任者指導通信<小さなずれが大きな差を生む>
こんばんは。公立小学校で教員をしている丸岡です。道徳授業を研究していたり全国各地の銅像を見て回ったりしています。
最近、2冊の本を出版させていただきました。
さて。
本日は「小さなずれが大きな差を生む」というテーマでお話したいと思います。
4月。
新しい学年が始まります。
新年度の準備と言えばいろいろなものがあります。
校務分掌、学級編成、教材研究…
教員をしていても4月は最も忙しい時期です。
ただ、同時に4月は「最も重要な時期」とも言われます。
どうして、私たちにとって4月が重要な時期なのでしょうか?
それは、
全てが始まる時期であるから
だと思っています。
私たちの仕事と他の仕事を比べてみます。
多くの仕事は、3月と4月に節目はあろうとも、多くのことがつながっているだろうと思います。
しかし、学校の世界は違います。
新しい年度が始まれば、新しい学級が始まります。
良くも悪くも一旦リセットされるのです。
では、どうして「はじめが肝心」なのでしょう?
ここでは、ロケットの打ち上げで考えてみましょう。
下の図を見てください。
二つのロケットが打ちあがっています。
見た目はほとんど変わりないが、実は少し角度がずれています。
このズレは小さな角度なので、飛行し始めは気が付きません。
しかし、1年が進むと次のような図になります。
小さなずれが大きな差を生むのです。※もっと先まで飛ぶと、もっと差が開いていく。
私は、学級開きではこのことを肝に銘ずるようにしています。
はじめだけではありませんが、はじめが肝心なのもまた間違いのないことです。
そして、万全の準備で新学期を迎えるようにしましょう。
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