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【仕事が早い人】マイペースがハイペース

優秀な人は、仕事が早い。
日々を随分ハイペースに生きているように見える。
しかし、そんな人と付き合っていると、その人は自分のことをハイペースだと思っていないことに気づく。
今回はこの辺りのことを書き綴っていく。


仕事が早い人はストイックか?

本当に優秀な人は、自分のことをストイックだと思っていない。
至ってマイペースに生きている気でいる。
つまり、マイペースがハイペースと言うわけだ。

ストイックな気持ちではなく、マイペースだからこそ、素早く成果を出し続けているように思える。
一方、ストイックな気分でハイペースを保っている場合、成果は続かない。
必ず、どこから休憩が必要となったり、心が折れてしまったりする。

この違いは、どこにあるのか?
両者の違いは「ハイペースの質」にあるように思える。

成果をハイペースに出す人の本質は、以下の2つに分かれる。

1.動きが早い人
2.多くの時間を投入する人

当然、長くは続かないのは2の人だ。
1の人は、マイペースがハイペースな人と言える。

なぜ動きが早いのか?

本当に優秀な人は、頭の回転が速い。
一瞬にして物事を理解し、瞬時に判断をする。

動きの早さと言うのは、判断の早さだ。
実際には「迷う時間の少なさ」と言った方が実態に合う。

優秀な人は、とにかく迷っている時間が少ない。
小さな選択なら、即答。
普通の人が一度持ち返って1週間、2週間考えることも数分で決断したりする。

この素早い決断こそが動きの早さの本質であるように思える。

なぜ決断が早いのか?

まず、決断事項の重要度を見極めるのが早い。
そして、重要度が低ければ低いほど、即答対応をする。

重要度が高いことであっても、自分が選べる選択肢が限られるなら、決断は早い。
決定に時間を掛けても、それほど効果はないからだ。

――― 選択に迷ったら、直感を信じる。

こういう考え方の人が多い。

また、決断が早い人は、失敗を恐れていないように思える。
しかし、これは外から見た時の印象だ。

実際には「失敗と決定する」のが早く、すぐに代案を進める。
この動きが早いので、いつの間にか成功している。
外から見ると、最初から成功しているように思える。

――― 失敗は、選択肢の消去。

こう考えている人が多い。

そして、決断が早い人は普段から「素早い決断の訓練」をしていると感じる。
決断を持ち返ることを嫌い、可能な限り即答をするようにする。
これを普段から行っているからこそ、判断を素早く正確にできるようになる。

逆に「選択を一度持ち返る」という考え方を持った人は、絶対に「即答する能力」が身につかない。
突き詰めていくと、当初に挙げた 「1.動きが早い人」と「2.多くの時間を投入するの人」は、この辺りで差が出るように思える。

早く決断する意味

まず、自分自身の時間を空けることができる。
多くの人は、体を動かすより、考えている時間の方が長い。
早い決断の積み重ねは、大きな差となって返って来る。

そして、「自分の決断を待つ人」の時間も空けることができる。
意外とこちらの意図の方が強いのかもしれない。

――― 他人の決断を待つ時間は長く感じる。

例えば、「検討」という名で1カ月間を待たされると、待たされ過ぎて熱は冷める。
逆に、決断が早い人と仕事をするのは爽快だ。

そもそも、選択の誤りなど、少しのことなら気にしない人が多い。
素早く新しい選択をし直せばよい。
失敗を何度も繰り返さないこと、素早く目標を達成することの方が重要だ。

――― 選択に迷ったら、直感を信じる。

最後はこれに尽きる。
正解なんて、どれだけ考えても分からないことの方が多いのだから。


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