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ひらめきはスキルである 瀬田崇仁著

①学びを結果に変える読書法について
学びのゴールデンタイムというのは、読書をしてから30分以内である。この時に、有効に時間を使うこと。A4マトリックスノートにまとめる(この本では)ことをする。A4マトリックスノートとは、A4ノート1ページに4つの箱を作りまとめること。情報をドリップする力が高まる。4つの箱とは、実行すること。思いついたこと。衝撃を受けたこと。その他重要なこと。これを実際にやってみて、結果が出せる人と出せない人の差は、実行すること。思いついたことの分量の多さの違いとなってあらわれる。学びは、行動に移して初めて結果を生み出す。思いついた事は、自分のオリジナリティにつながる。情報は、収集するものではなく、ドリップするものである。

②うまくいっている人や物から吸収することについて
上手くいかない人は、何をする必要があるか明確にしていない。うまくいく人達は、明確な問いをもって参加する。そして、一番大事なものが自分で導き出した、問いの答えです。これは、ひらめきの素材になっていく。
上手く行っているものと上手くいっていないものの共通点と違いを知る。
上手くいっているものを複数分析して、共通点を浮き彫りにすることが出来れば、それが成功の要因かも知れない。
好きを追求することは、ひらめきにつながる。好きな事をしている時の充実感と幸福感を感じる。

③ひらめきを生かす事について
人のクリエイティブな面は、リラックスしている時に発揮される。
ひらめきのアイディアに名前を付ける。自分のアイディアに名前を付けてオリジナル理論にすることで、抽象化する能力。比喩能力。言語化力。説明能力が付く。そして、これをオリジナル理論にする。
結果に対する責任と自分のビジネスに対する責任を持たなければ人生の舵を失うことになる。これが、自分を100%取り戻すための第一のスイッチである。仕事に関して言えば、成果は数字としてあらわされるものなので、成果をものさしにして仕事を計れるようになると創意工夫が楽しくなる。
仕事で関わる相手から信頼されるには、自分への質問をすることである。そして、最終的に自分が辿り着いた答えを得ることが大事になる。

気付き
人にやらされているのではなく、自分が行動しているというスタイルが大事だということ。成功していく人は、受け身ではなく自身で問題意識をもち、常に結果や目的を意識しながら進むことをしている。自分のひらめきを、自分で名前を付けて使っていく発想は、著者の文章のオリジナリティにつながっていると関心させられた。本を読んで、読んだつもりにならないこと。そのためには、線を引いたり折り曲げたり付箋をしたりということをせずA4マトリックスにまとめることで、使える読書にしていく著者のやり方がとても参考になった。


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