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できたことノート   永谷研一著

選んだ理由
参加しているコミュニティーで、学ぶ機会があったのですが、詳しくしりたかったらこちら…。となり、一度さらっと熟読してみたくなって購入してみました。内容的には、私も別の角度から同じことを話したりしているので、違う視点からの学びが内容の定着になると思いました。
表現の仕方が、子どもでもわかるように専門用語など使わず書かれているので、小学生からでも楽しみながら使えそうな「できたことノート」です。(これは「できたことノート」の説明本のようなものです。手帳の方と間違えて購入してしまいましたが、内容はとても良かったです。)

①自分を肯定的に見る効果について
人間は、欠けた部分を補おうとする特性がある。(脳の視覚野によるもの)
相手を見る場合も、観察者バイヤスという(心理学的に)相手を思い込みで見てしまう特性がある。
それが、強化されていき大人になっていくという、残念な視点(出来ないこと)から物事を見る自分になっていく。
反省(他者に向かったとりつくろう思考)内省(素直に自分と向き合った本音の思考)とある。
反省は、自己成長をストップさせてしまう。何故なら、自分の本音と向き合う作業がないから。自分の内省を深く振り返る。自己観察することで、自己成長に繋げる。

②できた事の見つけ方について
3種類の眼鏡とレンズがある。(実演していく内容の説明になるので、内容は省略します)

③思考停止してしまうことについて
人は、感情が優先してしまうと感情的になってしまうので思考停止してしまう。感情が先に来てしまうと、事実を冷静に見つめられなくなってしまいます。あくまでも、事実を見つめた後に感情に触れると良い。
程度を表す言葉(積極的に・主体的に…という言葉や、しっかりと・もっと・はっきりと…)程度が合いであるので、どれくらい何をするのか」よく分からない。
報告文になってしまっていたりすることで、自分の本音出ない場合、やる気に影響を及ぼすことはなく、前向きな行動につながる事はない。)
人は、自分では、深く考えているような錯覚に陥っているようなことがある。実際はよく考えていないのに思い込みにはまってしまう。

気付き
たくさんの気付きがあったが、脳の特性から肯定的に見れなくなっていることについて、私自身は、日本人独特の良かれと思ってついしてしまう、ダメ出しの教育と思い込んでいた。最近は、褒め褒め教育が見直されてきているが、私たちが子どもの時は、家でも学校でも習い事でもダメをどうやってよくするか?を課題として向上していく習慣と思考癖をつけられた気がするのです。しかし、これはある意味自然なこと(脳の仕組みからも)で、そこにどうやって、できたを組み込んでいくのかが、この本と「できた事ノート」の目的の一つであるのだと思いました。
たまたまのお勧めで手に取りましたが、とても良い本だと思いました。

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