春、入園、新しい場所
◎2024-4-14
〜この記事は、8歳の猫と3歳の娘と35歳の夫と暮らす、この春33歳になりましたKがお送りします〜
明日からついに娘の幼稚園生活が始まる。
先日入園式を無事に終え、今日が登園前の最後の日だ。
なんだかんだであっという間の0〜3歳だった。そう思えるのは、すくすくと素直に育ってくれた娘と、そしてパートナーである夫の存在が大きい。
もちろん大変な時期もあったが、わたしよりも家事育児をそつなくこなす夫のおかげでここまで来れたと言っても言い過ぎではない。むしろもっと言うべきである。今までずっと、本当に本当にありがとう。何度お礼を言っても足りないくらい、たくさん支えてくれて、引っ張って行ってくれた。
娘も夫が大好きだ。もちろんわたしも夫が大好きだ。そして猫氏も夫が大好きだ。みんなから愛されている夫である。
登園前の最後の日曜日。そんな大好きな夫と、愛おしい娘と、庭づくりをしている。その様子を網戸の窓から、春のにおいをくんくん嗅ぎながら目を細めて眺める猫氏。
昨年新築を建て、お庭の植物は自分たちで選び植える、という信念のもと、やっと春が芽吹いてきた2月ごろから土を整えふかふかにし、芝生を植えた。芝生を庭に植える、というのは家づくり当初からの夫の夢だ。はじめは黄色かった芝生が、春になりだんだんと緑になり、庭が少しばかり豊かになってきた。
今日は木を植えた。オリーブ、ミモザ、ティーツリー。
庭仕事は力仕事でもある。主に夫が土をあらかじめ整えていたので、1日で全て植えることができた。わたしは木の位置や向きを見ながら鉢植えを移動し、ここはどうかな?と場所を指定する。日常でも庭づくりでも、わたしの考えをいつも形にしてくれるのは夫だ。
植物と人間は似ている。
どちらも、新しいいのちを迎えるために環境を整える。今日植えた植物で言うと、栄養のない土に肥料を混ぜて栄養を持たせ、ふかふかに耕す。植えてはみるが、すくすく育ってくれるのか、どう育つのかはその時点ではまだ分からない。ただ、大事に手をかけて様子を見ながら育てていく。植物にも人間にも、それぞれの好ましい環境がある。
ファームですくすく育った植物が、わたしたちの家の庭という新しい環境に身を置く。
今日植えた植物たちを眺めながら、明日からの新しい生活、登園が始まる自分たちに重ねる。
焦らないで、ゆっくりでいい。深く根っこを伸ばし、枝を広げ、葉を茂らせ。
雨の日も風の日も。最後の日まで。
おわり
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