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LSE大学院日記:exam, essayでほぼ記憶にない5月振り返り+近況

ご無沙汰しています、maruoです。

気づいたらもう7月ですが、夏なのにまだスウェット着てます。
今年のロンドンの夏は100年(30年に一度っていう人もいる、なんせ珍しい夏)に一度の「寒い夏」という形容詞と名詞たちも驚いているであろう組み合わせの言葉が使われる変な年のようです。普通に最悪です。

でもって忘れかけてた暗く、寒い冬のロンドンを思わせるような気持ちに嫌だなあと思いながらも修論をコツコツ進めているところです。

今回は、ほぼ記憶の薄れかけてる5月のexam monthの振り返りです。
過度のストレスを感じていたことは覚えているので振り返るの嫌になりますが、頑張ってたどります。

*写真は6月に行ったハンガリー、ブタペストのドナウ川です!ターム期間を乗り越え、exam頑張ったご褒美にオランダとハンガリーを一人旅してきました。初めてロンドン以外のヨーロッパをこのタイミングで見てきましたが、いいとこも悪いとこも見れて面白かったです。


exam一覧

私のexamおよびessay提出期限はこんな感じでした。

3/29 冬学期終了→Easter holiday開始
(4月いっぱいはEaster holidayで一応春休み)
4月四週目:DV464 4000 word final essay締切
4/29 春学期開始(授業はもうないけど、春学期という位置づけ)

5月一週目:examのある2コースのrevision session(examに関するQ&Aの回)
5月二週目:DV431 sit-down 1h exam
5月三週目:DV424 sit-down 2h exam(PCでのテスト)
5月四週目:DV431 take-home 24h exam
5/29 Dissertation workshop(少人数の修論セミナー)

6/14 春学期終了

まあ見てわかる通り、5月は頭から最後まで毎週examがあったので、4月は休む間もなく、ほとんどの時間を復習に費やしていました。
ちなみにexamの日程は、私の場合は5月丸々でしたが、他のコースの友だちは6月二週目の6/14、春学期の終わるギリギリまでexamがある子たちもいました。

どんな日程になろうとも、examに加え、間でdissertationのworkshopやらproposal提出やらが入って、みんなそれぞれかなり忙しい期間です。
ちなみに!これはみんなもう憤慨、というか納得がいかないのが、学部で卒論書いた人ならわかると思いますが、通常は論文を書くにあたって、担当の教授と意見を擦り合わせたり、必要に応じてアドバイスをもらいながら進めますよね。というのも、マスター生といえどもまだまだ1人で論文を書くレベルに達していませんし、知識量も限られてます。がしかし、LSEはその点、不親切で、office hourおよび担当教授への連絡は、原則6/14までしか利用できないんです。

つまりどういうことかと言いますと、examの勉強をしながら、dissertationの文献調査や大まかなリサーチの枠組みを作ったり、考えたりを同時並行でしなければならないという莫大なストレスの塊を抱えることになるのです。

私の場合、幸い5月いっぱいでexamが終了し、6月はdissertationだけに注力できたので、5月いっぱいでexam終了→メンタル回復の休息→6/14までにoffice hour2件予約→その日までに文献読みまくる、というスケジュールで動いていました。

でもこれも、時間あるやん、って見えるかもしれませんが、私4月からずーーーっと勉強しっぱなしなわけで、メンタルは5月でもう限界です。
なのでまあまあ辛くて、6月のoffice hourも少しでもツンって刺されたらもう倒れて戻ってこれないような崖っぷちで過ごしていたので、変わらず辛いです。
1つ、まだ耐えれたのは5、6月はまだ天気が良くて、晴れの日が(確か)多く、春が来るんだなあって天気を楽しめていたので、まだマシだったんだと思います。
(なので7月入ったところから雨、寒い夏が続く天気+毎日起きても考える修論のこと、というセットがいかに辛いか、お分かりいただけるでしょうか。)

exam別対策+当日の様子

話をexamに戻して、参考になるかわかりませんが、まあ自分への記録としてexam別の対策方法と当日どんな風に挑んだか、環境の様子などまとめます。

まとめ方としては以下の通りです。
①DV431 1h exam / 24h exam
②DV424 2h exam(PCでの)

①DV431 1h exam / 24h exam

DV431はMSc Development Management(以下DM)のコアコースで、1時間のshort answer questionsと家で受験する24h examで構成されています。

まず、1時間のshort answer questionsのexamですが、対策方法は基本的にrevision sessionや学期終わりが近づくと次第にレクチャーで質問をし出す、周りの質問への先生の受け答えを参考に復習をしていきました。
周りも同じように復習していたと思いますが、図書館のポータルサイトからアクセスできるpast exam paperを見て、どんな感じで問題が出るかを考えたり、DV431は通年コースだったので計19回分のレクチャースライド、自分のメモを読み返して理解したりしました。
short answer questionsは基本的に、レクチャーに出てきた概念(e.g. Microfinance, red tape regulationsなど)を説明し、その上でなぜ重要か?を2-3パラグラフで答えるような問題でした。
全6問から4問を選び、手書きで1時間で受けることになります。時間配分は、私は15分ずつ費やしました。自分のノートやレクチャスライドを見ることはできないので、ある程度内容を覚えておく必要があります。

感想としては、こちらはそんなに難しいとは思わず、まあある程度答えの決まっている問題なので周りとの大差もほぼないやろうし、なんぜ全体評価の30%しか占めてなかったので、気楽に取り組みました。
exam環境は、1つ1つ机の距離が離れていて、テスト監視官みたいな人が2,3名いました。これまでのロンドン生活を通じて、1つ1つ動作がうるさい人、息吐くのがうるさい人、貧乏ゆすりする人、などが気になり、またそれが視界に入ると少々ストレスになっていたので心配していましたが、少なからずそういう人は前後にはおらず、思ったより静かに受けれました(てかexamを静かに受けるのは当たり前なんですけどね、、日常がうるさすぎて。)

5月最終週にあった24h examも、1h sit down examの延長線で復習を進め、past paperを見て自分ならどう考えるか、を大まかに考えたり、アウトラインを作成したり、exam前の燃え尽き回避のため「やりすぎ注意」をモットーに勉強を進めました。
問題は850字以内のエッセイ2本で構成され、24hでは十分なほど時間があったので、かなり気楽に受けることができました。というのも、秋学期の24h examではめちゃめちゃ問題が多く、合計3000字くらい書いたので、それに比べればまだマシです。
また24h examはsit down examとは異なり、授業レクチャーやreading memoを見ることができるので、テスト形式の中ではかなり優しいと思います。

②DV424 2h E-exam

DV424はInternational Institutions and Late Developmentという授業で、WTOなど貿易や資金援助レジームをIPEの観点から考察するコースです。
IPEは苦手だと思ってましたが、この分野はそもそも研究があまり蓄積されていないらしく、知らなかった問題や構造を知れたり、国家間のパワーバランスを少しIRに近い感覚で学べたので難しいけど面白かったです。

で、DV424のexamはE-Examと言って、それぞれPCを持ち込み、専用アプリをインストールして答えを入力していく受験方法です。
writingで2時間はどう考えても手が疲れるので、PC入力はすごく楽に感じました!C&Pなども使えるし、削除もパラグラフの調節も簡単ですしね。
(詳しいことはわかりませんが、examによっては、申請すればE-examへの切り替えもできるらしいです。)

DV431の1h sit down examと同様、タイピングがめっちゃうるさい人とかいるかなあって心配してたんですが、まあ集中してるので気にならないし、思ったよりめっちゃ気になる人はいませんでした。
ちなみに隣の人は2時間、手書きで書いてました。これは当日選べて、どっちでもいいらしいです。でも担当教授はこれまでの経験上、手書き読めないからPCにして!って言ってました(笑)読めないから今年からE-Examに切り替えたようです。

DV424のexamは、section A:short answer questions / B: long essayという形式でした。Aは6問から4問選び、Bは3問から1問選ぶessay形式で、私はアウトライン作成や考える時間も含め、A,Bそれぞれ1時間ずつ費やしました。
勉強方法もまあこれとって変わりはなく、past paperを見て問題の傾向を分析したり、レクチャースライドと自分のメモで復習したり、5個くらい使えそうな文献の名前+発行年を覚えてエッセイで使ったり、っていうように対策をしました。
学期の終わりっていうこともあり、他の授業で学んだ概念と似たような、もしくは相反する概念が出てきたり、readingでもあの人と真逆だな、もしくはすごい似てること言ってるな、っていうのが分かったり、もうexamは全て冬学期以降にしてほしいくらい自分でも知識の蓄積量というか、勉強した分積まれてるんだなと感じました。これも成長です!!

恐怖のexam結果開示:8/1

そして、そんなexamたちの結果開示ですが、なんと8/1らしいです。
dissertationで忙しい時に更なるストレス攻撃材料を投入されるのはすごく嫌なんですが、良くても悪くても今の自分の精一杯やりきった結果として受け止めようと思います。見るの怖いけど。

ちなみに、いつか忘れた序盤の方の日記で、distinction目指します!なんて高らかに言ってたと思いますが、その目標はすでに目標とは置かないことに実はしてました。(諦めたとも違う、取り消し、って感じです)
さまざまなストレスや葛藤を経験した結果、自分で考えるとやはり、distinctionじゃなくても、なんであっても修士号さえ取れれば目標達成やん、って今は思えてるし、その評価に縛られると失敗を恐れて、自分なりの分析だったり答えに自信を持てない、ってことがわかったので、「distinctionの呪い」から自分を解放することにしました。
dissertationもまだ残ってるしね。

おまけ:Dissertationアップデート

まさに今日literature reviewを終えました!

最初の方でも近況は少し話しましたが、6/14以降ずーーっとdissertationの研究を進めてます。
そして、今日やっとliterature reviewに必要な大量の文献を読み終え、(まだ半分analysisとwritingという大変な作業が残ってますが)やっとやっと半分やりきりました!!
学部時代とは比べ物にならない文献へのアクセスとターム期間中に鍛えられた英語文献を読むスピードの速さから、調子いい時は1日3本くらいのペースでこなして、どんどん知識入ってきて楽しいけど、やはり辛い!

常にこれでいいのか(office hour使えないから相談できないし)、この方針で言って8月中旬に無事提出できるのか、てかこれで修士号に求められるdissertationのクオリティなのか、と不安が沸々出てきて、変わらず辛いものは辛いです。
mentorの教授に言われた、「この先の仕事とかキャリアに活かせるものじゃなく、これから3ヶ月間、毎日起きた時に楽しんで研究できるテーマにした方がいい!」をちゃんと守ったのに、それでも辛いっていうのは研究の醍醐味なんでしょうね、きっと。

これからの研究スケジュール

私が6/14から急ぐようにliterature reviewを進めてたのは、7月は親がロンドンに遊びにきたり、別で友だちがロンドンに来たり、来客があるので急いでいたわけです。
でもまあliterature reviewが多分一番時間かかるし、論文の8割を占めるものなので、それが無事終えれた、というのはスケジュール的には良しとします。

7月の残り(と言っても来客があるので研究に費やせるのは1週間くらいなんですが)は、analysisの準備、選んだ事例がanalysisに使えるかの確認とデータ集めを行う予定です。自動的にanalysisもすることになるので、それはそれでOK。
そして、8月は残りの期間をwritingに費やすことになり、頑張って書いて、8/19の決められた時間までに提出、無事完了!という怒涛のスケジュールです。
後ろを振り返る時間はなく、ただただ前だけ見て進めるしかないのが不安要素たっぷりですが、今の自分に最大限できることをして頑張って進めていきます!

では、また気が向いたら更新します!
次書く頃には無事、修論出し終わってますように。(遅めの七夕の気分です)

そして、気づけば50人以上の方にフォローしていただいてて、ありがとうございます。超ネガティブ日記ですが、誰かの参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました:)

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