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ジャニオタがJO1の沼に落ちた話

どっぷり10年間、ジャニーズジュニアのオタクをやっていた私が、突如現れたJO1の沼に落ちた話をします。

まず原点となるジャニーズの沼に落ちたのは、高校3年生で部活を引退した直後だった。
私は高校生活のすべてを入っていた吹奏楽部の活動に打ち込んでいて、アイドルソングはおろか、当時の流行りのJ-POPなどは、ほとんど何も知らなかった。聴いてる曲の大半はクラシック音楽だというクラシックオタクであった。
そんなクラシック命だった私がある出会いによって、その後の人生が一変することにあろうとは……

そう、その出会いとは嵐。

当時結成10周年だった嵐(年齢ばれる)をたまたまテレビで見てから、曲もちゃんと聴いてみて、その魅力に衝撃を受け、あれよあれよとアイドルの沼にはまってしまったのである。
部活を引退して燃え尽き症候群になっていたところだったので尚更だった。

人生なにがあるか分からない。

それまでショスタコが~パガニーニが~という100%クラシック脳だった私がアイドルにハマるなんて、自分でも信じられなかった。

そんなこんなで楽しい大学生活の幕開け、
と思いきや、部活に打ち込みすぎて勉強をしてこなかったため、浪人生活を送ることになる。
なけなしの貯金から買った嵐のCDを、ウォークマンに入れて、毎日自習室で聴きながら勉強したなぁ……
大学に入ったら、嵐のコンサートに行くんだという健気な目標も立てて。
まさか大学でとんでもない沼に落ちるということは、この頃は知る由もなかった。

そして1年間の浪人生活を終え、某女子大学に入学。
これが間違い、いや正解だった。

入った学部が、割と自由に授業選択ができ、自分の好きなことを学べるところだったこともあり、気の合う(同じオタク気質という意味での)友人がたくさんできた。

その中で仲良くなった友人の一人に、嵐が好きということをぺらっと言ったところ、「それならSexyZoneのCDたくさん持ってるからあげる!!」と言われ、え?ようわからんグループのCDはいらんがなと思ったが、聴いてみたらアイドルらしい曲調とキラキラ具合に一気に撃たれた。
まさかの一瞬ではまり、いつしか何度もコンサートに行くようになってしまったのである。


そして、いつの間にかバックで踊るジャニーズジュニアに興味が移り、夢に向かって頑張る彼らの応援がたまらなく楽しく、ハマっていった。
(ジャニーズジュニアの話はまた別の機会に)

と、前置きが長くなりすぎたが、気づけばジャニオタ10年選手の今に至る。


そんな私が、なぜ突如、JO1の沼に転がり落ちたのか。

特にK-POPが好きというわけでもなく、ジャニオタ一筋で生きてきたのにも関わらずだ。

最初のきっかけは、JO1好きの友人の誕生日に、サプライズでJO1の2ndシングルの曲であるOH-EH-OHを踊ったことである。
え?それだけ?と思われるが、きっかけなんて、なんでも思わぬところに転がっているもんだ。

OH-EH-OHのダンスを踊るためにMVを見ていたら、なんだかこの曲かっこいいな…ジャニーズとは違う魅力がある…気になりすぎる…

と、思ったが最後、
そこから怒涛のJO1リサーチが始まった。

やはりオタク気質、ハマったらとことん調べ上げる癖ができている。
メンバーの顔と名前を速攻で一致させ、曲もYoutubeにあるものはすべて聴き、動画も見漁り、メンバーのピアスの個数を把握し(性癖ばれる)、JO1という沼に片足どころか、一気に両足を突っ込んでしまったのである。

でも実は、元々プデュ(JO1結成のためのオーディション番組)をやっていた時に、友人に「あなたは絶対見たらハマるから!!!」とおすすめはされていたものの、自制していた。
そういう頑張っている人を応援する類のものには弱い。
ジャニーズジュニアのオタクなら尚更。
ところがちょうどその頃、推していたジャニーズジュニアがとうとう満を持してデビューする時期で、情報チェックで忙しく、録画レコーダーも財布もギリギリの時だった。
ここで新たな沼に足を突っ込んでしまったらまずい、そう自制をかけたことを後悔することになる日が来ようとは……

しかし、これは持論だが、時期はいつにせよ、ハマった時が、自分の中での最大のハマり時のタイミングなのである。
推しを推すというのはそういうことだ。


そしてやはりハマる最大のキーになったのは、OH-EH-OHの曲が刺さったことである。
何かが始まりそうでわくわくするイントロ、アップテンポでノリの良いメロディー、リズミカルなサビ、本能で気に入った。

私の中で、これはジャニーズでもアーティストでも共通なのだが、曲調が好きでハマるパターンがとても多い。
ビジュアルでもなく、曲の歌詞でもなく、メロディーが刺さればハマる。
それが今回のOH-EH-OHだったというわけである。

もしかしたら、曲調で落ちるというハマり方は珍しいのかもしれない。
そこはクラシックオタクだった頃の名残なのかな。


そしてハマった要因とも言える、JO1の魅力を、ジャニーズジュニアオタク目線でまとめてみた。


① 1年前は一般人だった彼らの成長を応援できる

特にジャニーズジュニアのオタクならほぼ99.9%が分かってくれると思うのだが、まだ発展途上である彼らを見つけて、応援して成長を見届けられる醍醐味。これに通ずるものがJO1にはあると感じた。

たった少し前まで一般人だった彼らが国民投票で選ばれてアイドルになるなんて、そんなシンデレラストーリー推すしかない……

しかもJO1のある曲の歌詞で、僕をトップへ連れてってというのがあるんだが、(元々はプデュの曲)
そんなの絶対連れてく~~~(泣)ってなるじゃん!?

動画やブログなどのコンテンツを通して、彼らのまだ一般人らしさというか、芸能界に染まりきっていないところを垣間見られる瞬間が、応援魂に火をつける。
なんならずっとこのまま染まりきらないでと思ってしまう。
成長して欲しいけれど、芸能界に染まりきらないで欲しいというジレンマは、成長見守り型オタクが一生付き合わなければいけない問題であるな……

そして個性もビジュアルもバラバラの11人の中から、自分だけのキラキラ輝く宝石の原石を見つけられる魅力。11人もいたら、絶対見つかる自分の推し。
もちろん、頑張っている全員、原石だけども、やっぱり推しってそういうものじゃん。

自分だけの宝石を見つけにいこう、JO1という無限大の旅へ。


②グッズがランダム         

ジャニーズのオタクを長年やってきたからか、基本グッズはメンバーランダムであると知って最初は衝撃を受けた。
推しのグッズ、簡単には手に入らないの!?なんで!?

それは韓国のアイドル文化の流れを汲んでいるからだと、受け入れる柔軟なオタクになると決めた。

そして最初のランダムの洗礼は、2ndシングルのトレカで、なんと運よく推しをゲットできたのだ。
この嬉しさたるや……
しかし推しが出なかったとしても交換文化があるので、なんとかなると知って、ランダムでもそのドキドキ感を楽しめるようになってきた。

先日、JO1とコラボ企画中のスイパラに行ってきたのだが、周囲のJO1ファンと思われる人に声をかけ、グッズの交換ができて、楽しかった。
こういった交換の楽しみはランダムの世界でしか味わうことができない。

ランダムがファンとファンを繋げる、無限大プライスレス。


③ デジタルコンテンツの充実さ

JO1を追いかけ始めてから感じたことは、ジャニーズにはない、デジタルコンテンツの充実さ。
Youtube、GYAO、TikTok、Instagramなどで、誰でも気軽にコンテンツを視聴できるのは有難い。
コロナ禍でのデビューだったからなのかもしれないが、これは確実にファンを増やしていく強みになる。

そしてファンクラブも月額550円で入れるのは、とてもいいと思った。
(年額に換算するとそこまで安いわけでもないが、気軽さという点ではポイントが高い)
あとは、ファンクラブサイト内でラジオがアーカイブでも聞けるのも◎。
別料金だが、本人からメールが届くサービスもある。

また音楽サブスクにも対応しているのは、一般ファンを取り込むチャンスにもなる。
ジャニーズは嵐以外、サブスク対応していないのだ、残念ながら……

さらにJO1にハマってまもなく、ヨントンという推しとテレビ電話できるイベントがあった(抽選制でもちろん私はレポ漁り隊)
これには衝撃を受けた。推しと1対1で話せるなんて!?
そんな楽園みたいな時間が過ごせるなんて、前世で徳を積んだ人なんだろうなぁと、Twitterでレポを漁りながら考えた。

だいたいバズっていたレポは、ファンのほうが芸人のごとく彼らにネタを披露したエピソードであったが、さすが吉本所属のJO1、ファンもバラエティに富んでいる。

とにかく、これからもデジタルコンテンツ含め、新しいことに取り組んでくれると思うので、今後も期待無限大。


以上が、ジャニオタから見たJO1の魅力ポイントです。
アイドルはジャニーズしかハマらなかった私が、JO1沼に足を踏み入れてしまったのは、この3点が大きな理由ですね。


本当に……

人生なにがあるかわからない!!

(2回目)


今後もジャニオタと二足の草鞋で、推しを応援していこうと思います。
推しを推すことで、自分の人生も推していける、
そんな距離感でこれからも楽しいオタクライフを送っていく所存です。

つたない文章でしたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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