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2024年3月4日 | 牡蠣

2024/03/04
昨夜は、年に一度の牡蠣の会が開催された。2021年の3月に初めて開かれて以来、今年で3回目の開催。3ヶ月前から3月の第1週の土日に「牡蠣の会」という予定を入れ、彼にもリマインドを送るほど楽しみにしていた。

初めて牡蠣の会を開いた時、大きくてブディブディな牡蠣に出会い、「幸福がかかえきれないよ」と笑いながら食べたのを覚えている。その日の幸福感を忘れてはいけない気がしている。

私にとってこの牡蠣の会は特別なもので、今年も友人宅で行われた。年配の友人の恋人が、歪んだトークで会話をするので変な空気が漂わないよう、誰もが心地よく過ごせるように気を遣った。終盤には、おじさまたちが何やら口論を始める。大人たちの喧嘩を見るのは何度目か。私は静かにすごくすごく深い穴の上から見下すようにその光景を眺める。今回は室内での会だったため、目立たぬように友人たちの雰囲気に合わせながら、自分の存在を控えめにした。心を無にして、ただそこにいることに集中した。

来年の牡蠣の会では、初めて食べたあのブディブディの牡蠣の日を思い出してほしいと、心から願いながら眠りについた。

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