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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第5回 「死後の世界ではみんな「完全」体?」

※場所は同じところで、前回の会話の続きからになります。

「生きてる人のところを見ると、モヤモヤとした感じではっきり見えないって前言ったよね」
「過去現在未来の状態が全てあるというふうに見えるからと、視覚的には、僕が移動する可能性のある範囲全体ももやもやした残像が広がってる感じなんかね?」
「伝えやすくするなら、時折あなたの姿が確認できる雲がチカチカしながらもやもや世界に降りてる感じで、その範囲はあなたの移動するところ全てに伸びてる形だから、今の誰かに会うには時間と場所をしっかり設定しないとわからない」
「では、我が子の成長した時期、料理を作っている時期にアクセスして教えるってことかね。それは、すでにその状態が見えてるわけやろ?」
「まぁそうね」
「だったら、今この場で我が子に教えに行くところ見せてくれんかね?色々と勉強になりそうだし」
「私を実験台にするの?」
「これ本になったら全国に晒されるからええやん」
「死んだ妻までネタにするとか言われるわよ」
「先に死んだ方が悪い」
「猫の餌代になるなら協力してあげるわよ。今この場所から、全ての時間に対して我が子の状態に繋がれるようになってる」
「それが、今を生きる人間にはよくわからんのよな」
「10年後の娘、20年後の娘、と今から行くことができるということ」
「10年後にこの空間というか、あの世的なところでも時間が過ぎてるのかね?」
「10年後も今と同じ状態で見えてると思う。あなたが来るたびに時間が進んでるように見えるかもしれないけど、こっちはさっき話してた感じで適当に変えられるし」
「そうなると、ほんと時間の流れがよくわからんね。まぁそれはともかく、じゃあこれからシチューを作っている子のとこ行って教えてきてあげてよ」
「わかった」
と言ってカップを持ち上げ紅茶を飲んで、カップをソーサーに戻してから
「行ってきた」
「はやっ、数秒じゃん」
「あなたはそう見えたかもしれないけれど、今から先の我が子の姿のとこに行って、ちょっと教えてきた」
「こっちで見てると全くわからんかったが。
つまり、向こうの世界は時間が止まったように見える世界だけど時間が進んでるようにも見せることができるけど、実際に生きてる人間が入ってくると時間が止まってるように感じられる感じかね」
「難しいこと言っても伝わらないわよ。いいじゃない変わらずそこにいると思ってたら」
「生まれ変わりを信じてる人からすると、人間のこちらの時間軸と同様に時間が過ぎていて生まれ変わると会えなくなるんじゃないかと思われてるけどね」
「死んだ人間が生きてる人と同じ時間軸で動いてるというのは時間が一定に進んでいると考えているのね。だったらここにいるレオはすでにレオンの中に入って消えてないとダメじゃない」
と言って、その辺にきてたレオを抱えて
「ほら、この猫の話しましょうよ、猫の生まれ変わりとかの方が好きな人いるから」
「それ自分が好きなだけやん。多分ここで急にその話し始めたらさっきの話がすっ飛ぶから読者が嫌がるが」
「猫の話がいい」
「それは後で、時間関係ないんやろに。で、聞きたいのはどうやって生きてる人間に知識を伝えるのか、ということだが。
例えば数秒でも人間が生きてる時間軸に繋がるなら、その瞬間数秒はあの世の人も時間が進んでいくのでは?
だから何度も生きてる人の世界に繋がってる幽霊は他の幽霊より老化していくとか成長するとかそういう感じにならない?」
「難しいこと考えるのね」
「普通気になるやろ」
「全然」
「・・・だからヘミシンク上達しなかったんじゃん!高い金出して買うだけ買って自分じゃしないってのはライアーでもそうだし」
「あなたが全部使ってるからいいでしょう、あなたの仕事に結果的に役立ってるのだからガイドの導きよ」
「あるから使っただけだけどね。そのちょっとした違和感を追求していかないとこの探索は進まないと思うんだけどね」
「そんなのごく一部よ」
「とりあえず、さっきの話はどうなんかね?現実世界にアクセスする回数が多い霊体ほど時間経過が行われるということ。
ほら、子供の時に亡くなった人が成長してる話を以前本で書いてたけど、それってヘルパーみたいなことして生きてる人たちの手伝いしてたな、と今思ったんだよね。
早くに亡くなった方々は生きてる人の手助けをするためにあの世へと先に入っていく。だから、それだけ多く生きてる人の意識というか世界にアクセスするから時間が立って成長するんじゃないかと今思った」
「それはあるかもしれないけど、こっちでは年齢とかあまり関係ないから。おじいさんが若返ってたとこ見たことあるでしょう」
「でも、義父さんは相変わらずあの状態で見えるけど」
「急に若返ったらあなた認識できないじゃない。髪の毛ふさふさしたお父さん出てきたらどうする?」
「一瞬迷うというか、別人かと思うね」
「髪がある時代を知ってる人の前では若返った姿で見えるようになるけど」
「その知覚の違いはなんかね?モンロー研ではロバートモンローさんがふさふさの時の姿を知らない人が、ふさふさのモンローさんからかき氷奢ってもらったりしてたけど、それは知らなくても若く見えることもあるということでは?」
「それに意味があるならやるかもしれないけど、違和感感じるならやらないかも」
「なんかこう、話を聞いてると色々と矛盾してるのか、そういう世界だからなのか考えるほどに新たな謎がいくらでも出てくるね」
「難しく考えるから」
「それが仕事だから。うーん、では現実世界で生きてる人の手伝いをしてる霊体の人は誰が見ても成長していく可能性があるけど、すでにある程度大人になってあの世に入った場合は出会う人に「意味のある姿」で現れるわけか。そうなると、若返ったりも自由自在ってことだよね」
「若返ろうか?」
「いいよ、別に。若返ってもそんな変わらんし」
「じゃあ20代になってやる、違いに驚け」
と言いながらそんな姿になってくれましたが、写真で見たことのある感じになってます。
ちなみに、僕は妻と初めて会ったのは妻が37歳の時で20代の妻は見たことないです。
妻39歳の時に僕が26歳で結婚したんだったかな?

「ここで年齢をバラさない!」
「いや、読者の方に説明しておかないと」
「入院してからも、息子とか思われてて嫌だったわ」
「納骨の時も火葬場の人にそう言われたよ、お骨受け取りに行ったら「息子さんですか」って」
「もう、だから年齢で見られたくないのよ。年齢でみんな判断してしまうから」
「僕的にはちょっと面白かったけどね」
「あなたが若づくりしてるからいけないのよ」
「若作はしてないけど、30代に見られることはあるよ」
「お世辞で言われてるか、体重増えて皮膚がパンパンになってるからでしょ」

とどうでもいい話に展開しそうだったのでちょっと話を戻しまして。

あの世での外観を変えることができることについて、なぜそれが可能なのかを聞いてみると

「できるし」

と妻は言うが、それ以上の説明がないのでガイドさん注釈コーナーです。
このガイドさん、と言うのはいわゆる妻の守護霊的な雰囲気の人と思っててください。

実は、あの世を生きてる人間が見るとあの世の人が過去現在未来の姿で同時に存在してるように見えるそうです。
さっきと逆で、いきなり放り込まれるとそんな感じなので、あの世にいる人を認識できないのだとか。
雲のようなモヤモヤした感じとか気配とか、それで感じ取るようになるのであの世探索、あの世に行ってもそんなに姿をホイホイ見ることは難しいと言われます。
では、なぜ僕はこのように感じ取れるのか?
それはさっき妻がやっていた「時間を固定してその瞬間の姿を感じ取る」手法でやってるという話。
このやり方を身につけているのは、僕が以前からあの世、向こうの世界探索を行うことで「向こうの世界のやり方に馴染んでいる」からできるのだそうです。
つまり、あの世に行けばいくほど向こうの世界の人と同じことが可能となるということ。
ではさっきの未来の誰かにメッセージを送ることができる可能性もあると言うわけですか、と聞くとできるという話も聞きました。

これはいいことを聞いた。
今度のワークショップ、探索に利用せねば

とこれは別の話になりますが。
では、さっき妻が20代になったのはどういうわけで?僕は20代の妻と会ったことないですが、と聞くと、
双方で同意がなされたのでそれが可能となった、という話。
つまり妻が「20代になる」と言ったのを聞いて僕が「20代の妻が現れる」と認識すると、そこに20代の姿になった妻が固定されるという感じです。
80歳になったりした姿も会えるようですが、本人がそれを許可しないと見えないという話。
ここで疑問が。

さっき早くに亡くなった子、いわゆるお腹の中で亡くなった子とか水子と言われる子供たちですけど。
その子たちは子供の姿でもないし胎児の姿でしか存在してないのに、なんで人の手助けしてたら人間の姿となって成長していけるのか?
そして、なぜ僕にそういう姿を見せてきたのか?

それについては、さっき妻が80歳になった姿も見せることは可能という話にあったように「可能性」として遺伝情報から霊体を成長させたイメージを持ってくることができるそうです。
霊体遺伝子とかあるようですが。
なら、たとえば障害を持って手足がなく生まれてきた某武さんとかも、あの世では全て揃った状態の姿になれるということになるようです。
遺伝子的な問題で障害がある人はどうんなんでしょうと聞いてみると、その遺伝子的には問題がなくそれを伝える別のところに問題があるので病や障害になってる場合が多いので、霊体の遺伝子からは障害のない状態であの世で生活できるような話をされていきます。
となると、向こうの世界にはこちらで障害を持った人と言われてる人が全くいないことになるようです。
ただ、その姿しか認識してない人が会いにったら、その姿で出てくる場合はあるようで、それは向こうの世界に入る人の認識力によって異なるとか。

では、ここで話しているような内容を皆が認識すれば、向こうの世界では全ての人が障害なく暮らしている状態を感じ取れる、という話になりそうですね。

僕としては霊体遺伝子について興味津々ですが、この辺探求していくと多分「オタクが早口で知識喋ってる感じ」
に見られかねないので自重して。
わかりやすいとこから攻めていく予定にします。

で本来なら妻が我が子に「どうやって情報を伝えたのか」をここで書こうと思ったのですが話が違う方向に行ってしまいましたね。
次回こそは、そこ聞きまして、それを自分でもできるようにしてみたいと思います。


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