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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第171回 「偶然、数字の並びとかはあの世的にどうなんか」

「今度出張することを決めたがね」
「いいじゃない」
「そんで、7月にしようかな、できれば夏休み前の時期がいいな。
とか思って会場探したら7月7日だったのだが」
「いいじゃない、七夕に久々に会いに行くとか」
「年に一回とかにならんか心配やがね」
「そういうイベントにすると、平日が来たらダメじゃない」
「しかし、この偶然にしては測ったような会場の空き具合はどう思う?」
「そこに行くしかない、って決まってたとでも言いたいの?」
「そういう運命なら、何かいいことあるんかなとか思うやん」
「そんなこと考えないで、前みたいにきちんと仕事してくればいいのよ」
「なんとなく今回は初めて東京に出向いた時のような、2010年あたりの気分を思い出すね」
「新しく何かを行う、あるいは一人で仕事をしっかり行うための流れが来たと思えばいいんじゃないの?」
「あの時は妻がいて、一人ではなかったがね」
「じゃあ今年は一人で行う流れに入ったという記念だと思えば」
「一人で仕事、が確定したという言い方もできるがね」
「まずは一人から始める、そのあと何かがついてくるかもしれないし、一緒にやる人が出るかもしれないし、そこはまだこれからよ」
「今回みたいに、何か始まるとか変化する時の日時って大事なんかなと思うんだけど、それをあの世からコントロールとかはしてるわけではない?」
「毎回言ってるけど、その前に私に相談したなら少し考えたかもしれないけど、いきなり決めてたじゃない。こっちは今日初めて聞きましたって感じよ」
「じゃあ7月7日は人があつまって大盛況で、他にいいことがたくさんあるかどうか、とか教えてくれたりする?」
「それくらい自分で考えなさい。先に知ったら動かないでしょ」
「結果を見てからゲームすると理解が進むという考え方もある」
「手抜きする方法を考えるでしょ、それで今まで痛い目にあってきたくせに」
「今回も、こうもうまくタイミングがいい時に思い出して会場押さえたりしたので、妻からの謎の通信があったのかと思ったのに」
「私は何もしてないわよ」
「なら、これは自分のガイドから、直感じみたものなのかね」
「思ったことがとんとん拍子に進むならそっちでしょ」
「で、今回こうやって話に来たのは、妻からも助力がないかという期待を込めてるわけだけど」
「頑張りなさい」
「それだけ?」
「悪いことが起こらないように、くらいは援助するわよ」
「悪いことってどういう感じのレベル?飛行機が落ちるとか遅れるとか車が壊れるとかそういうやつ?」
「それ起こったらもう諦めるしかないじゃない。そんなのじゃなくて、ほどほど何かいい形でこの先も希望を持てるように手伝うだけよ」
「一人で仕事をすることでうまく行くように、ってことを援助してくれるってことか」
「とりあえず、まず一歩動いたのだから、次の足の進め方とか手伝ってあげるわ」
「具体的に」
「進まないことには手伝えないでしょう。歩かない犬に方向を示しても何も変わらないのと同じじゃない」
「歩き始めたら首輪と紐で操作できるということかいな」
「似たようなものかもね」

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