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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第166回 「死後の世界からのメッセージはデジタル?」

「前回からの続きになるけど、デジタルデータの方が死者には扱いやすいのかね?」
「現実のもの動かすよりは手間とエネルギーがいらないじゃない」
「なら、そういうメールとか直に送ってきたらええのに」
「どっから文字打つのよ。電気だってないのに」
「でも、どうやってデジタルにアクセスするん」
「その元々のデータというか写真というか文字というか、それがあるならそれを見えるとこに置くとかならぎりできるかも。
そうね、川の流れてる中に笹舟流してあなたのとこに届けるのはできるけど、笹舟を水が流れてないとこでいきなりあなたのとこに届けるのは難しいとか」
「それ言うなら、笹舟に乗せた手紙を人に送る場合、直に手紙送った方が早いけどそれを行うには郵便屋さんとか切手代とか色々お金とエネルギーと現実のシステム使わないといけないから難しいけど。
笹舟に乗せて「僕がみる可能性のある川」に流すのはなんとかできる、って感じなんかね。
ドラえもんでそういう話あったね」
「どんな?」
「水が記憶してる情報をみるという機械を使って、しずかちゃんの風呂の水の情報をのび太が見てる時に、川で拾った笹舟の手紙をしずかちゃんが持ってくるという話」
「風呂の水からの視点ってどういう見え方になるのかしら」
「漫画だとなぜか引いた全体像が映ってて、アニメだと水中からの視点になってたかね」
「なんで知ってるのよ」
「なんかたまたまどっちも見てた記憶がある、いや、そういう話ではなくて。そこで川に手紙を流した少年が、東京にいる兄に向けての連絡手段としてそういうの使ってたなって時代の話だよ」
「それくらい雲を掴む話ではないけど、私たちができるのはそんな雰囲気の連絡方法と思ってもらえるといいかもね」
「僕が見そうな川に笹舟流しても、みる確率はめちゃくちゃ低いがな」
「その川の代わりがデジタルになってると思えばいいじゃない」
「デジタルにメッセージありってことかいな。
それで、最近は外応、自分がこれをしようかな、と思うときにネットで買う宝くじで様子を伺うことが増えたね」
「すぐ得をしようと考える」
「いや、これが当たるんだがね。百円とか二百円とか、使ったお金の分返ってくるみたいな感じだけど。
そういうあたりが出てきた時は「これをやっていい」ということだと判断して行動してるがね。
この当たるというのもデジタルだから、妻の方から操作できたりしないのかね?」
「宝くじを当てろと」
「そしてら僕は楽ができていいんだがね」
「それができたら、みんなおじいちゃんおばあちゃんにお願いしてから宝くじ買うようになるじゃない。それでみんな当たってたら誰も当たらなくなるわよ」
「そりゃそうやろうけどね。確率があるからみんなに当てようとしても当たらない人が出てくるわけだし」
「今度試しにお願いしてからやってみたら?」
「できれば一千万くらい欲しいけど」
「5万くらいで我慢しなさい」

・・・試しに挑戦中・・・

「当たらんやったがね」
「あなたはそういうことしても無理って示したのよ」
「楽して金欲しいがね」
「頑張ってたら少し当たるわよ」
「少しね」



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