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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第111回 「飼い猫に手を噛まれたが」

「先日、猫に手を噛まれて入力がしにくくなったがね、人差し指噛まれてるから、腫れて指が曲がらず、他にも作業仕事が全然できんようになったしで困るがね。このせいで詫び金が猫の集合無意識からくるとかないのかね?」
「ないわよそんなの」
「パニックになった猫にスピリチュアルな方法で宥めることはできるんかね」
「あなたがパニックになってる時にそんな余裕ある?」
「命かかってる時には何をされても同じな気はするな」
「私だって猫捕まえるのに傷だらけになったことあるじゃない。パニックになってる子は何しても無理よ」
「あの世に助けを求めたらどうなん?」
「そんな暇ある?」
「ないね」
「思った時に手を出してるから噛まれたんでしょ」
「いや、ノアの尻尾がなぜかスチールラックの間に綺麗にハマって宙吊りになってたんだよね」
「面白いわねそれ」
「ギャーギャー言ってたから動画撮るどころではなくて、すぐ助けに入ったよ。あいつ結構ずっしりしてるから、体重で尻尾が折れるとか怪我してたりすると治療費かかるし」
「で、思わず掴んでみたらガッツリ噛まれたと」
「そう」
「化膿しないようにこっちから祈ってあげるくらいはできるわ」
「それはお願いしたいね。このまま右手人差し指が使い物にならない状態だと色いろ困るがね」
「慣れてきたら大丈夫よ」
「しかし、世の中の基本は右手人差し指で出来上がっているんだなって不便になると思うね。使えないだけで電動工具もゲームのコントローラーも全て使えんし」
「それも必要なプロセスよ。ちょっと休みなさいっていうね」
「休む必要があるんかね」
「あなたは色々一気にやろうとか思ってたでしょう。それをガイドに諌められたとでも思ってたら?」
「今月やってしまわんと梅雨になるがね」
「色々考えすぎなのよ、ちょっとクールダウンしなさい」
「その辺は、あの世から「これから休んだがええ」とか教えてくれんのかね?」
「前も言ってるけど、そのタイミングはこちらから判断しにくいから。そっちから気づいてもらえるようにしてよ」
「生きてる側が「今は変化の時なのか!」と問うといいってことかね」
「すると、私が何かサイン送ったり、動きが生まれるようにしてみたりするわ」
「しかし、今回の件で一人で猫20匹近く見るのは結構しんどいなってことだよ。でも猫のためになんかするにも金と時間がねぇ。人雇うにも金いるし。
誰か猫好きの子を引っ掛けて猫の世話だけしてもらうとかいう鬼畜なこともできんし」
「無料奉仕は鬼畜ね」
「色々そういうのも考えてしまうがね」
「そういういらんこと考えてるから今回みたいなことになったのよ」
「いや、指噛まれてからそういうの考えてんだけど」
「まぁうまいこと世の中は動くから、いっとき待つことも大事よ」
「なんかいい動きがあるんかね?」



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