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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第132回 「幽霊とHする場合の話」

「かなり前からのテーマが雑談で途切れてたがね」
「Hな話は人が集まるわよ」
「エロは根源的なテーマやがね。
亡くなった大事な人とまた床を共にできるとか思うと助かる人もいるやろ」
「なんとか流星群の見過ぎよ」
「そんなネタわかる人にしかわからんが」
「そんなにまたエッチしたいと思う?」
「まぁ、なんというか、僕の場合は死んだ人は死んだ人だしなぁ。と思うのでそこまでは。
そもそも相手あっての話だから死後の存在はそういうの興味ないなら無理強いしたらいかんよね」
「それで結論になるじゃない」
「まぁ、なんでできないのか、と聞かれると。双方同意がなされてないから。って話で終わるんだけどね」
「双方同意した場合は?」
「可能やろね」
「私そんなにしたいとか思わないわ」
「そこはわかってるから期待してない」
「だったら、この話は進まないじゃない」
「可能だった場合の仕組みについて、ガイドの意見を聞こうという話やが。そもそも妻には期待してないし」
「私バラ育ててる方が楽しいもの」
「そう考えると、エッチしたいが、とか思ってるのは生きてる人間のエゴだから、死んだ人からするといい迷惑になるんかね?」
「付き合いのいい人は付き合ってくれるんじゃないの?」
「あるいは、その時の肉体の記憶を呼び覚ますとか?」
「できないことはないわね。霊的にその時の状態に戻ればいいのだし」
「あの世からすると生きてる人の時間を超えた状態が見えるって話だよね。
だったら、そのエッチしてる状態の霊体を引っ張ってきて、残された人に「ほらよ」って投げてやっておくと残された人が勝手にしたつもりになってしまうって話かね?」
「ほらよってはしないけど、あの世にいる私とエッチしてる私は別のものという認識にはなるわね」
「それは双方同意でエッチしてるという感じになるのかね?」
「生きてる人が満足するならいいんじゃないの?」
「その仕組みが分かってて、あえてやる気になるのかどうだか」
「肉体が繋がってないと愛を感じられないとか、そんな人には向いているんじゃない?」
「そうなると、スピリチュアルやって霊的世界とかに精通する程に、いや精通って言ってもあっちの意味じゃないよ」
「分かってるわよ!」
「あの世の人の生活や思考パターンも見えてくると、なんか死んだ人とエッチするのは申し訳ない気がしてくるね」
「そう思うならそう考えないでいいじゃない」
「でもしたい、って人の場合はどうしたもんかね」
「霊的なつながりから引っ張ってくるといいわよ」
「具体的には?」
「ガイドに聞いたら?」

ということで、次回ガイドに聞いた話になります。
死後の人がこういうのに興味ないとよくわからない、というのは分かりましたね。


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