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2/24_企業内の権力の正統性

こんばんは。
この毎日シリーズは遅れが一目瞭然で、さぼると記録に残るうえに挽回が大変ですね。

2月24日のテーマは「企業内の権力の正統性」です。

1.2月24日の金言

権力は正統でない限り永続しない。

(「ドラッカー365の金言」P.60)

2.考察

本日の言葉のもともとの出典は、「産業人の未来」(1942年)です。

ドラッカー博士は、「われわれには二つの道しかない。社会として機能する産業社会を構築するか、自由が無秩序や圧政のうちに消失するのを座視するかである。」とも述べています。

大日本帝国が真珠湾攻撃を仕掛けたのが1941年12月。
そのころに刊行されたのが「産業人の未来」です。

当時の日本は、まさに「自由が無秩序や圧政のうちに消失するのを座視」していたわけです。

その行きつく先がどこなのか、私たちは歴史を通じて知っています。
ロシアがウクライナに侵攻しました。
中国は、香港を弾圧し、台湾に手を伸ばしています。次は、尖閣諸島、沖縄でしょうか。

社会として機能する産業社会を私たちはつくらなければなりません。
そのために不当な権力、圧力にはNOという言動をしなければなりません。

未来をつくる行動を心掛けたいものですね。

3.今日のACTION POINT

あなたの組織にとって、独裁的な国や無政府状態の国で事業を行うことの意味を考えてください。

(同上)
  • 中国のような共産圏の国は、リスクが大きいことを理解しておかなければならない。

  • 市場は大きいとしても、政治リスクがあり、また国策企業に巨額の補助金が投入されている市場で戦うことは難しい。

  • また、国民性と労務管理や撤退する際の法的(無法)な部分も考慮する必要がある。

  • ただし、メリットもあるため、目先の損益ではなく、少し長い目で持続可能性を考えたうえで参入可否の判断はしたい。



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