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「ポコラの大冒険 黒い森のひみつ」

「大地の国にて」

大地のポコランはテライの話をずっと眉をひそめながら聴いていました。

テライ
「ポコラン!「シルヴァ二グラ」の事を教えてください!大地の国に「シルヴァ二グラ」があるんですよ!他の国より絶対何か知っているはずなんです!そうでしょ?」

大地のポコランはやがて決心したような顔をして言いました。

「わかった・・・他のポコランも昔の話をしているだろう・・・
昔々、「謎の病」が4つの国を襲ったのだ、私たちは病を克服しようと「黒い森」へ入ろうとしていたんだ。「いよいよ明日森へ」と言う時に「謎の病」が突然消えてしまったのだ、そして「謎の病」が流行っていた事をポコラン以外の者は誰一人覚えていなかったのだ。水のポコランは「謎」のままでは良くないからきちんと突き止めようと言ったが、私をはじめ風と火のポコランは「謎の病」がなくなったから良いじゃないか!と言って「黒い森」へ入る事をやめたのだ」

テライは不思議に思いました。
「どうして「黒い森」へ入るのですか?「黒い森」には何があるのですか?」

大地のポコラン
「黒い森には良い妖精と悪い妖精が住んでいて、4つの国に起こる全ての事を知っていて答えを持っているのだ。だが助けてくれるわけではないんだよ
「答えを持っているだけ」「知っているだけ」なのだ。
正しい方向を言ってくれるわけでもない・・・どうしてそうなったかというと訳があるのだが、黒い森の妖精たちとポコラたちはそういう関係なのだ。」

テライ
「そうなんですね・・・今もしかしたら起こりはじめているかもしれない事も
「黒い森」に入ればわかるのでしょうか?」

大地のポコラン
「あぁ、そうかもしれないね・・・黒い森へ入るとしたらテライ、また他のみんなと行ってくれるかい? テライ・シルフ・イグニ・アクニの4人なら
「シルヴァ二グラ」の妖精たちから大事なものを持って帰れるかもしれない」

テライ
「大事なもの?」

大地のポコラン
「そうだよ、ポコラたち、音楽にとって大事なものだよ」


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