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「ポコラの大冒険 黒い森のひみつ」7

「火の国にて」

イグニ
「火のポコラン! ボクが最近何かおかしいと感じていることを話したら、テライやシルフそしてアクニが、森に何かが起こっているというのですが、どうなんでしょう?火の国から森は遠いのでみんなの話についていけなくて・・・」
火のポコラン
「なるほど、火の国は森からは一番遠いからあまり影響がないと思うかもしれないが、森が生きていくエネルギーは火の国が造っているのだよ
だから、森に何か起こると火の国に必ず影響が出るのだ。イグニはそれを感じたかもしれないね」
イグニ
「森に何か起こっているのですか?ポコランは何か感じているのですか?」火のポコラン
「あぁ〜、感じているよ。あんまり良い感じではないね。森が怒っているという言い方はおかしいね、正しくは森に住んでいる妖精たちが怒っているのだろう。森には良い妖精と悪い妖精が住んでいてね、普段は住んでいる所が違うので、ぶつかることはないのだが。きっと森で何か起こっているんだろう・・・」
そして、火のポコランは風・水・大地のポコランと同じ話をイグニに聞かせたのだ。

火のポコラン
「あの時、森へ入っておけば良かったと思うよ・・・森へ入って妖精たちと会っていればと今でも後悔しているのだ。ドモラの時だって
森へ行けばもっと早く解決したかもしれないと今でも考える時があるのだ。だがあの時、森は沈黙していた。沈黙していたから、私たちポコランは「森はなんでも知っている」ことさえも忘れていたのだ。きっとイグニたちが旅をすることが良いという森の意思があったのだろう。」
イグニ
「森には何があるのですか?どうして森にはそんなに大きな力があるのでしょう?」
火のポコラン
「なぜって、森で音楽が生まれたからだよ。」

イグニは予期しなかった答えを聞いてびっくりしました。

イグニ
「音楽が生まれた?いつも私たちがホモラや自分たちの為に奏でている音楽ですか?」
火のポコラン
「あぁ〜そうだよ、森から音楽が生まれたんだ。いや森というより森の妖精たちが森のエネルギーを感じて音楽を創ってきたのだ。」
イグニ
「今もですか?」
火のポコラン
「あぁ〜そうだとも 森からの音楽のエネルギーがあるから、ポコラの音楽はホモラや自分たちを喜ばせることが出来る魅力的な音楽になるんだよ」

イグニは早くテライやシルフそしてアクニにこのことを伝えたいと思いました。

「ポコラの大冒険」 黒い森のひみつ

2025年開催ぽこあぽこピアノ教室発表会に向けてのお話
前回の「ポコラの大冒険」の続きのお話となります。

今回は「歌を忘れた神アムネン」が主役となります。
アムネンが昔、大事な物を無くしてまで、4つの国を救うのですが
果たしてそれでよかったのだろうか?

誰かの犠牲の上に成り立った平和は果たして真の平和なのか?
ポコラたちが、答えを求めて黒い森の中へ入っていきます。

「黒い森」の中に答えはあるの?
「黒い森」の中には誰かいるの?

さぁ〜!みんなもポコラと一緒に旅に出よう!

ぽこあぽこピアノ教室
http://www.pocoapoco-piano.com/

ポコラの大冒険
ぽこあぽこピアノ教室発表会
https://www.pocora-adventure-pianoconcert.com/


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