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ヒットの裏に潜む『インサイト』を見つける!!!

おはようございます。

季節の変わり目になると鼻や眼がムズムズして何時も手でかいてしまう。
確実に菌を練り込んでるな!と思ってもやめられない まるメガネです。

今日はマーケティングで重要な要素にもなる『インサイト』について考えてみたいと思う。

インサイトとは直訳すると『洞察』や『物事を見抜く力』などを意味し、マーケティングにおけるインサイトの意味としては、『人を動かす隠れた心理』を指している!

自分自身も気づいていない無意識の心理で、無意識→意識へと変われば人は行動を起こすってこと。

無意識の状態ということで、インサイトは「潜在的ニーズ」と混同されることがあるけど、少しだけ違う。
例えば、『痩せたい』という顕在的ニーズがあると仮定する。
なぜ痩せたいのか?さらに掘り下げると、『健康になりたい』『おしゃれな服が着たい』『自信を持ちたい』などといった理由、潜在ニーズが見えてくる。
潜在的ニーズは欲求があるのにそれに気付いていない状態を指し、対してインサイトはまだ欲求さえない状態を指していて無意識でも、より深い位置にあるイメージ。

潜在的ニーズに意味は近いけど、そのさらに先がインサイトってこと。
線引きが難しいよね!

企業事例だと

【大戸屋ごはん処】

一般的に集客力が弱い地下や2階以上に位置していることが多いけど何故か?
勿論家賃が安いということもあるけど、理由は女性をターゲットにしているからってこと!
メニューはカロリー表示や内装を明るくして女性目線で展開するというのは、目に見える対策でその前に掘り下げなければいけないのがインサイト!!!

定食屋=男性が多い →一般的なイメージ
女性1人でも定食が食べたい →潜在的ニーズ
1人でお店に入るのをみられたくない →インサイト

まずは女性客の無意識に働く入店できない動機をなくすことをする為に場所を変えたってことだね。

同業だと【やよい軒】と比較したら分かりやすいけど、1階にあってガラス張りで外からでも見える場所で女性は落ち着いてご飯を食べますか?ってこと。
メニューは近いけど【やよい軒】は圧倒的に男性客が多い。

【日清のカップヌードルリッチ】

日清食品のカップヌードルは、発売から45年を超えるロングセラー商品。
でも『若者が食べる』という印象が強いせいか、60歳以上の購入は低迷していた。
新しいことに意欲的で情報発信力のある、「アクティブシニア」に着目!
これまでのシニア向け商品は、減塩や低カロリーといった健康志向を打ち出した商品がほとんどだけどアクティブシニアを調査すると、SNSでは豪華な食事の写真が並んでいた。
最近は元気なシニアが積極的に情報発信する時代だからね。
みんな口では健康志向と言いながらも、健康のためにおいしさを諦めたくないということがわかった。

カップラーメン=若者が食べるモノ →イメージ
減塩、低カロリー →健康思考だが味気ない
贅沢な食事をしたい →インサイト

結果、シニア向けに打ち出した『カップヌードルリッチ』は低カロリーだけどフカヒレスープやスッポンスープを使った高単価でもかなり売れた!

インサイトとはターゲット層が無意識に起こす行動理由で、見つけて動かす、もしくは負の感情を排除することで消費にすることで生かされている。
深層心理を突き詰めることで課題が解決できるってことだね!

ヒットしている商品やお店は確実にインサイトが働いていることが多い。

今は高品質で手頃な商品やサービスが当たり前になり過ぎて『モノが売れない時代』になっている。
似たようなな商品やサービスが多すぎるから消費者はどこで選んでも失敗は無くなってきている。

ではどうしなければいけないか?

企業にとって消費者の必要とする商品やサービスは『需要を見つけてくる』では時代遅れで、『需要を作り出す!!!』ものになった。
需要を作り出さなければ選ばれない!ってことだね。

さらに消費理由が『価値』や『体験』に大きく変わってきている状況も理解しなければいけない。

商品の性能ではなく、インフルエンサーなどを起用して【モノで売れないならヒトで売る!】って手段も横行しているけど、本質でもあるインサイトを見つけれいなければ結局一時的な結果でしかない!!!!

ただ、インサイトを見つけた上で戦略的に動けば結果が出る確率が一気に上がるってこと!!!
結果を出したければ、まずインサイトを見つける!!!

いきなり人の深層心理なんてわからないし、見つける力は才能に近いけど、普段から色々なモノを洞察し研究することで、何故?を自分なりに解明し続けたら自ずとインサイトを見つける力が生まれる気はする。

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