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逃げるという戦略

おはようございます☀
今日は『逃げる』ことについて。

■逃げることも戦略
孫子の兵法にもかいてあるけど、負けない為に逃げることは戦略の一つ。
立ち直れない負けになるなら、その前に逃げるのは生き残る為に正解って昔からの教え。

ただ、なんか逃げることが恥?、ダサい?みたいに思われることが逃げたくても逃げられないことってあったりする。

責任感が強い人だと余計に逃げることが出来ないケースがあったりする。

何かトラブルがあったりすると、すぐに逃げる人を卑怯と言う。
好きか?嫌いか?は別にして身の危険を回避するという意味では逃げることで被害は受けない。

責任感が強い人であればあるだけ、この卑怯をとにかく嫌う。
ただ、責任感が強い人だからこそ、逃げるという選択肢が周りを守ることにもなるということを頭に入れてほしいと思う。

周りの人を守る為の逃げは卑怯ではない!
それも戦略と割り切るのも必要な時がある。

自分のことしか考えず、人に問題を押し付けて逃げる人は卑怯。
それでなければね!

■ロイヤルリムジン事件!?
コロナ危機で大打撃のタクシー業界。
ロイヤルリムジングループは収入が確実減る従業員が多くなると判断し、即日全社員解雇。
この判断は賛否を呼んだ。

本当に苦渋の決断だと思う。
ただ、社員の大多数の家族を守る為の選択としてはこの逃げるという選択も1つの方法。
勿論、世間からのバッシング、雇用保険が最大1ヶ月しかもらえない一部高齢従業員からの訴訟問題にも発展。

逃げることは、全ての人にとって正解とはならないということ。
この全社員解雇の判断は一部従業員からは卑怯とか会社の責任放棄とか言われていたけど、それを真摯に受け止める社長の姿は心に刺さった。

これは逃げることに限らないけど、何かの決断は100%の人にとって正解はない!!!
やはり、決断によって一部の人が不幸になることもある。
でもそれはどんなことでも同じ。

今回のロイヤルリムジンの判断は自分は単純に経営者の覚悟と判断には、凄さを感じた。
必ず復活してほしい!!!

■徳川家康ですら逃げた
徳川家康は生涯で何度か死を覚悟したことがあるといわれているけど、1番有名なのが武田信玄との合戦三方ヶ原の戦いでの敗戦。

武田信玄に完膚なきまでに打ち負かされた。
家康は鎧に銃弾を2発撃ち込まれるという危機的な状況に陥り、命からがら逃げることに。
信頼していた家臣達からは裏切られるし、逃げられるし、まさに絶望の中が必死だ自分の命だけ守る為に必死で逃げた。

諸説あるけど脱糞する状態位追い込まれた。
命カラガラ逃げて戻った主君を見た家臣は
『殿が糞を垂れてもどってきたぞ』と大笑いされたとも言われている。

その時の武士の恥とも言える自身の恐怖に怯える表情をあえて残す為に書かせたのがあの有名な「しかみ像」

家康が「大失態」を起こし、「醜態」を晒し、それを深く「反省」したというもの。

あの天下統一した家康ですら逃げたってこと。

人の場合は命がなくなれば終わり、
企業の場合は倒産したら終わり、
どんな形であれ生き残ることが大切ってこと。

最後に、
2016年7月28日に産経新聞に掲載された13歳の森田真由さんの「逃げ」という作品。
最初見たときは本当に13歳の女の子が作った??って思った。

■逃げ

逃げて怒られるには
人間ぐらい
ほかの生き物たちは
本能逃げないと
生きていけないのに
どうして人は

「逃げてはいけない」

なんて答えに
たどりついたのだろう

凄く考えさせられる詩。

逃げることも選択肢一つ。
命があれば再起ができる。
形がなくなれば再起するチャンスすらなくなる。
最悪の事態を避ける為に逃げることは決して卑怯ではない。

責任感が強い人は特に逃げない人が多い。
その判断の遅れが最悪の事態になることもある。
逃げるという選択肢には100%正解ない。
でも覚悟を持って逃げるのも大切。
それは未来に繋げる逃げなのあれば尚更。

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