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『価値を作る』と『商品を作る』の違い!

おはようございます☀️

今日は『価値を作る』と『商品を作る』の違いについて考えてみる。
最近は価値を作ることが大切だと言われている。

それでは価値とは???

なんとなくこんなことなんだろうな〜ってのは誰もがあるけど、すぐ思い浮かぶのは商品の差別化。

例えば、
バリュミューダのような無水調理機や、魔法のフライパンのようなコゲつかないフライパン、エアーカオルのような圧倒的な吸水性など、商品の性能についてのみ価値がいきがち。
勿論、このような他社が真似できない技術を価値として売ることある。
この考え方は日本がモノ作り大国だから、モノの品質をとにかく上げるということが結果唯一無二の存在になれるという考え方が自分も含め刷り込まれている。
この考え方の行き着くところは、技術競争。

日本人と欧米人とよく比較されるのは、
価値の考え方の違い

日本は商品の品質、技術が価値
欧米はブランディングなどの売り方が価値

この違いを表しているのが、原価率の考え方。
日本は商品を調達する時、この数字を元に生産地を決めたり、数量を決めることが多い。
ようは決められた範囲の中で、どれだけ工夫できたか?の勝負で価値を作るしかないってこと。

欧米人はモノをどうやったら高く売れるか?を優先するから、原価率をガチガチに固めてのモノ作りは少ない。
マーケティングやブランディングが欧米で発展してきたのは根本は考え方の違い。

価値=希少性 それもよくわかる。

価値って色々な捉え方ができる代わりに、なんかはっきりした答えが見つからない。

自分で与えることができる価値もあれば、
相手が与えてくれる価値もある。

浮世絵なんてまさに、日本ではチラシ程度の版画で今でいう新聞紙みたいに商品の包装紙として使っていたモノを、万博の時に欧米人が見つけ芸術としての価値を一気に上げることがある。
予期せぬところから価値が生まれることも存在する。

本当に難しい。。。

色々悩んで、調べて1つ確かにと思ったこと。
そもそも、『商品を作る』ってことと、『価値を作る』ということを分けて考えればイイってこと。

今までは商品を作ることと価値を作ることを混ぜて考えていたから、少しでも品質の高い商品を安く作ることに目がいってしまっていた。
価値=希少性であるなら、希少性を高める方法と商品を作ることは混ぜる必要がない。

例えば、
商品を作るとは、
・マスクを作ること
・源泉の水を調達する
・スーツを作る
・お弁当を作る
・バリュミューダを開発する
・エアーカオルを開発する
・バーミュキュラを開発する

価値を作るとは、
・マスクを必要なところにすぐに届けること
・水を高級料亭や海外に輸出する
・フルカスタムのオーダーメードにする
・空いていない食堂に行かずご飯が食べられる
・無水調理機として売り出す
・圧倒的な吸水性を売り文句に売り出す
・モダンなデザイン性を前面に打ち出す

など、商品と価値は分けることができる。

モノの技術や性能を上げることで希少性を上げて価値をつける方法は、機能性を価値としているってことがわかる。
この機能性で戦うことは、まさに技術のせめぎ合い。

これに関しては長年積み重ねてきた技術力や背景がないと、機能性での価値を生むことはかなり難しい。
そして、この機能性勝負になった場合、圧倒的な差がないと価値が上がらないってこと。
何より技術力勝負は、開発に目が行きすぎて肝心の消費者の気持ちから離れることもある。

日本の液晶TVの衰退は、技術力があったけど、消費者はそれを求めていなくて、サムスンみたいなデザイン性を重視した安価な製品を価値として認めた結果。
必ずしも技術力、機能性が価値ではないということだね。

正直、日本は他国と比べて、そもそも品質という意識が圧倒的に高い。
というか高すぎる。
そのお陰で、何処でも不良品を買わされることや、とんでもなく不味い料理を食べることはない。

これから、特に考えなくてはいけないのは、
どうやったらこの商品が喜ばれるか?ということ。

そうなると、
価値を作ってから商品を作るという順序になってくる。

商品を作ってから価値を作るというのは、圧倒的な技術力を武器にして希少性を出す方法!
コレが出来ないなら、価値を作ってから商品を作るという考え方の方がいい気がする。

ただ、価値を売る場所やニーズだと履き違えると知らない間にレッドオーシャンに飛び込むことになる。

揺るぎない価値を作るヒントは
ストーリー性かな!

それがブランドとなり、価値があがる。
フェラーリやエルメスはストーリー性を極めた結果が圧倒的な価値となり希少性になった。

モノを作る時、価値を作ってから動けば成功確率は上がると思うし、何よりストーリー性を持って動くと強いブランドになると思う。

これは商品に限ったことではなく、人でも同じこと。

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