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春の準備とカパの話

~まえがきっぽいもの~
二日酔いになりました。原因は前日の日本酒ぐびぐびです。
二日酔いになっているのは今現在に原因があるのではなく、原因は前日。
つまり結果は遅れてやってくるのです。
僕は花粉症ですが、春の生活が悪いから体調が悪くなるのではなく、
春の前の季節である「冬」の時の生活に原因があると、アーユルヴェーダでは言っています。

つまり!春を快適に過ごすには、冬の時期から準備をするのです!

ということで今回のテーマは…春を快適に過ごすために、必要なもの「カパ」についてです!

~ここから本編~

ずっと咲きたかった花のつぼみ達が、冬の季節を耐え抜いて、雪の冷たさを乗り越えて、春に一斉に咲き出すのと同じように、
あなたの心の中では、冬の時に寒くてできなかった「〇〇したい」我慢が一斉に溶け出し、解放的な気分が訪れる季節です。

旅をしたい、ピクニックしたい、ランチ行きたい、スポーツしたい!その気持ちは大事です。もうあふれんばかりの我慢の気持ちが雪解けのように流れ始めています。 でも!雪どけ時は危険がいっぱいです。
雪崩が起きやすかったり、つららが落ちてきたり。地面はびちゃびちゃです。雪なのか泥なのか分からないような足元。中にはまだ凍っているところもあるのです。

そのような状況が身体の中にも起きています。それはもしかしたら春先に起きがちな鼻水であったり、涙であったり、頭痛、倦怠感やも。 これをアーユルヴェーダでは、冬に貯まってしまった、悪い「カパ」が春に溶け出したと呼びます。

どんどんくっつき合う悪いカパ

本格的な春に突入する前に悪いカパを減らせるといいです。 でも待ってくださいね。カパは本来悪いものではありません。 カパはこんないいものとアーユルヴェーダでは記されております。

「バラバラになったものを抱きしめる。」
すなわち、結合する力です。アグニと力で消化されたものをカパが体の構成要素として吸収するのです。

つまり僕らの体はカパがあることで安定感のあるものとなり、落ち着きが保たれるのです。 もちろんそのカパが「ほどほど」ならいいのですが、増えすぎるとよくない。

すなわち、悪いカパのみを追い出すようにするのです。

身体の中にカパが蓄積してしまう原因の一つは、「のっそりとした生活」です。今からでも少しずつ早起きをしたり、ちょっと公園まで散歩をしたり、身体を動かしてみるのはとても良いでしょう。
また春になってくると世の中には渋いもの・苦いものが増え始めます。フキノトウ、セロリ、アスパラガス、菜の花など。渋味や苦味は体のなかのカパを鎮めてくれるものですから積極的にとりましょう。

春は好きですか?
あなたの体に不調が起きないのであれば、春は好きですか?
もしかしたら春先の不調、冬の今から改善の準備ができるかもしれません。

このnoteをきっかけに、ご自身の「カパ」との付き合い方がひとつでも見つかってくれたらうれしいです。 春は美しいです。綺麗です。その幸せを感じるために一緒にできることをしていきましょうね。

ということで次回のテーマは
「一緒に実践☆鼻にオイル」
です!

※今回の内容は僕が昔配信していたアーユルヴェーダ発信メルマガ「まるめるまが」の内容を一部切り抜きしたものになっています。

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