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メンバーTの成り下がり麻雀録

⑨イーペーコーの回


今までの話はメンバーTが色々とやらかしてまわりに迷惑かけたことを書いたんですが、今回は僕にたいして余計なことを言って僕がブチギレしたお話です。


あれはメンバーTが入店してから1年半ぐらいのことでした。


僕のことを少しだけお話すると、この時の僕は役職はなく(ちょっと給料がよくなるだけで責任が発生するのが嫌だから拒んでた)下の従業員の面倒もそれなりにみて、お客さんともそれなりにうまく接していたので誰からも嫌われることなく、麻雀もそれなりに打てたので役職のある人達からみたら使い勝手のいいメンバーだと思われていました。(それなりが多すぎw)


特にメンバーTにたいしては、怒ることもあまりしないで仕事や麻雀に関しても何か問題があればお客さんがメンバーTに悪い印象を与えないようなフォローをしてメンバーTの教育係をしていたのですが…


それはお客さんが来店した時のことです。


うちのお店ではお客さんが来店したら、ホールで立ち番しているスタッフ全員がお客さんのところに集まり挨拶をし、温かいおしぼりを渡して飲み物を聞いて出すのですが、挨拶して僕がおしぼりを出して渡そうとしたらお客さんが


「冷たいおしぼりがいいなぁ」


と言ってきたので


「冷たいおしぼりお願いします」


とほかのスタッフに言ったらメンバーTが冷たいおしぼりを持ってきたのですが、メンバーTは人を小馬鹿にしたような薄笑いの表情でまわりに聞こえるような大きな声で僕に一言


「マルマルさん、わかってないなぁ」


と言ってきたのです。


メンバーTはそのお客さんがいつも冷たいおしぼりがいいってことを知っていたみたいで、僕はわかってますアピールをしてきたのだが僕はそんな情報は知らずメンバーTがそんなことを言ってきたので、


(こいつ今まで散々僕が気をつかってお前のためにフォローしたりしてるのにそういう人間にたいしてバカにしたような態度でそんなことを言うのか)


と思ったら頭に血がのぼってブチギレてしまいました。


僕はブチギレると手を出したり怒鳴ったりするのではなく、完全な拒絶モードに入るのでメンバーTに


僕「おまえもう帰れよ。」


T「えっ?」


僕「いらないから帰れって。」


T「僕なにかしました?」


僕「だからもう帰れって。」


T「冗談で言ったんですけど…」


僕「主任には言っとくから帰れ。」


T「ごめんなさい…」


僕はメンバーTのタイムカードを勝手に押す


僕「早く帰れよ。」


T「すみません… 許してください…」


そのあとはメンバーTが何を言ってきてもずっと無視して主任に事の経緯を話してメンバーTは青ざめた表情で帰っていった。


あとで冷静に考えると僕って器が小さいなぁと思ったが、その後からメンバーTの教育係がほかのスタッフ(僕がブチギレたのでほかのメンバーじゃ務まらないと思ったのか、オーナーと主任が教育係になったw)になったので僕はそれからはメンバーTに関わらないようにしてるので平穏な日々を過ごしている。


あの時ブチギレしといてよかったぁ…

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