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不妊治療と両立できる仕事探しに悩んでいたけど、Wワークが一番良かった話

私は夫の転勤がきっかけで正社員の職を手放してから、不妊治療と両立できる仕事を探してきました。年齢も30代半ばを過ぎ、不妊治療は待ったなしの状況のため、不妊治療を最優先に考えています。そんな中で、現在は経理事務として派遣パートをしながら、在宅ワークでWワークをしています。

「不妊治療を優先したいから仕事を辞めた、でも少しは仕事もやりたい」という方には、Wワークという手もあるよ、という話をしたいと思います。

Wワークなら、複数の希望を小さく叶えられる

「仕事をセーブしたいのに、なぜWワーク?」と思われた方もいらっしゃると思います。ここで言うWワークは、フルタイムとして週5で午前9時から午後6時で働く仕事を終えた後に更に別の仕事をするような働き方ではありません。体調や通院を優先しながらできる範囲で働く、という小さな働き方です。

「不妊治療と両立しやすい仕事」となると、休みが取りやすく時間に融通が利く仕事を選択できれば一番良いかと思います。そうなると、アルバイトや派遣を選択する方も多いのではないでしょうか?

しかし、勤務条件を優先すると「やりたい仕事ができない」、仕事内容を優先すると「勤務時間が長く、治療に支障が出る」という事態が起こりえます。

私は、勤務条件を優先した派遣の仕事と、やってみたかったことに挑戦する在宅ワークでWワークをすることで、このジレンマを解消しました。

仕事その1:とにかく勤務条件を優先した仕事

引きこもりがちで、運動不足&不眠になった私は、「外に出たい!」と思っていました。しかし、心身に負担がかかり過ぎる仕事は、後で後悔しないためにも避けておきたい。そんな気持ちで、勤務条件を優先して仕事を探しました。

そこで見つけたのが週2・3日で 1日5時間ほどの、経理事務の派遣パートでした。治療のことは派遣会社にも派遣先にも伝えているため、たまに通院が被ると勤務日を変更していただいています。前職と同じ経理でも、全く業界が異なるので、戸惑いながらも日々発見があります。

私の場合は、理解ある担当の方や融通を聞いてくださる派遣先に恵まれたのも大きいのですが、条件に合う求人を紹介してくれ、アルバイトよりも時給が高いことが多い派遣のお仕事はおすすめです。

定期的に収入が入ってくることは、精神的安定にもつながりました。また、転勤族である私には、新しい土地での人との交流が良い気分転換になっています。

仕事その2:新しいことに小さくチャレンジできる在宅ワーク

在宅ワークでは、資料作成、データ入力、画像作成やライティングをしています。特に画像作成(WEB系)やライティングは初めての仕事で、とても良い刺激になっています。

派遣の仕事がある日は、帰宅後に1,2時間、仕事がない日は長くて6時間程度在宅ワークをしていますが、体調や通院に合わせて自分で調整しているので、良い塩梅で働くことができています。
(稼働時間が固定されていたり、納期が短い仕事はしないようにしています)

派遣の仕事は、時短かつ役割も決まっているため、「やってみたい!」と声を上げるのは難しい状況です。不妊治療を続けるうちに、食べ物から服装に至るまで「我慢している」と感じることもどんどん増えてきて、ストレスが溜まる日々でもあります。新しいことをやってみることで、少し気持ちが満たされて、前向きになれています。

「働きたい」という気持ちを叶える方法は色々ある

現在私は、タイミング〜人工授精〜体外受精まで治療のステップを進めています。不妊治療では、特に体外受精のステップに進んでから通院回数や薬の量が増加し、心身ともに負担が大きくなりました。

不妊治療と両立できる仕事探しをしている方には、とにかくご自身の状況に合った選択をしてほしいと思います。個人差が非常に大きいため、私がご紹介したのはあくまでも私の事例にすぎません。

しかし、お仕事が好きなあなたには、「働きたい」という気持ちを叶える方法は、色々あるよ、ということを伝えたいです。全ての希望を一気に叶える仕事を見つけるのは難しいかもしれません。でも部分的に叶える仕事なら見つかるかもしれません。お仕事探しに詰まってしまったら、視点を変えてみてはいかがでしょうか。

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