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人は必ず老いる
「老い」
に然り、
「貧困」はある一部をのぞき誰もが一度は経験すると言えよう。
『人は必ず老いる。その時誰がケアするのか(本田 徹)』
の冒頭にある、
「はじめに 超高齢社会の縮図「山谷」のいま」
で取り上げられる話は山谷や老後に限らず、現在日本が直面する貧困層問題にも同じ問題提起ができるように思う。
恐縮ながら、1ページ目を拝借する。
日本は今や、四人に一人が六十五歳以上という、世界の歴史上でも類例を見ない超高齢社会に突入した。新聞各紙にも、毎日のように年金問題や、独居老人の問題、介護の問題等が一面でクローズアップされているが、この未曾有の時代に対して、私たちの社会は、はっきりとした出口を持っていないのが現状ではないだろうか。
「老い」というものを私たち一人ひとりの問題として捉えた場合にも、自分や親が高齢になり、寝たきりになってしまった時に、いったいどうすればいいのかーーどこに行けばいいのかーー誰がケアをするのかーーといった様々な不安が胸の中に生まれることだろう。
国も、社会も信用できないしあてにならない。若いうちにできるだけ貯蓄して自分たちの老後は自分たちで守るしかないーーといった個人主義的な考え方をせざるを得なくなってくるかもしれない。
しかし、その考え方で止まってしまっては、この競争社会の底辺にいる人々や、落ちこぼれてマイノリティになってしまった人々は切り捨てるという無慈悲な社会が待っているだけである。
それではどうすればいいのか?
本田 徹
この1ページは、日本社会に生きる老若男女すべての人が考えていきたい問題を投げかけているのではないだろうか。
自由に生きられる時代であるからこその、個人主義的な生き方・思想が浸透しているのが今の社会であるように思う。
頼れない自分
頼りどころがなく自ら命を落とす誰か
明日は我が身の自分事
思い上がりでも、偽善でも、たった一度のただの人生自分の心のまま生きていこう
まずは自分がほんの少しの何かでいいから
自分の頭で考え、友人・会社・地域と身の回りから行動を起こすこと、議論に巻き込むことで社会に参画する。
人生をゲーム感覚でありながら、真剣に実験的に生きる未熟者の小さな決意をここに表明する。
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