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beforeの景色を見て大泣きした話
かれこれ自粛生活が2カ月を超えた。
わたしは主に雇われのインストラクター仕事で外へ出ていたため、早々に休業となり、おおよそ1か月早めに自粛をスタートした側の人間だ。
その他のちょこちょことした仕事も、早めにリモートに切り替え、預かり保育も自粛となった幼稚園生の息子と一緒に、家にひきこもることになった。
3月のうちは、河津桜やらお花見をして、ぼちぼち外に出ていたが、緊急事態宣言が出るころには、ついに散歩と買い物以外、行けなくなった。
早め自粛組のわたしと、通常運行で仕事している旦那と、当然とも言える意識のズレで、衝突もした。
そんなこんなで1か月が過ぎ、うまいこと自粛生活のバランスを組み立て、慣れてきたかもー?なんて思っていた4月はじめ。
家族が寝静まった後、ふと見た一本の動画で、思わず泣き崩れてしまったのだ。次々と溢れるなみだと嗚咽に自分でも少し…いや、結構びっくりした。
なぜなら、自分は、まぁまぁやり過ごせていると思っていたから。
その動画とは、去年受けたダンスレッスンのひとつだ。
back numberの「ハッピーエンド」という曲をuruさんがカバーしたバージョン。わたしはこの曲が大好きで、その曲でslowjazzというジャンルのレッスンを受けていた時に記録したもの。
このレッスンを一緒に受けていた仲間たちのダンスがとても熱量が高く、すごく良いレッスンだったので心に残っていた動画だった。
趣味で8年前から通いはじめた近所のダンススタジオは、よく都内にあるような流行りのダンススタジオと雰囲気が違って、もう少し、ローカルな習い事に近い。
( 都内がそうじゃないってことではないが、) 人気の先生についていきます、というより、スタジオ全体の、コミュニティをとても大切にしている。
ゆえに、わたしは、そのスタジオにどっぷり夢中だ。
スタジオの友人としょっちゅう飲みに行ったり遊んだり、恩師や仲間たちとレッスンで触れ合うことが、生活の悦びになっていて、今や仕事にしてしまうほど、ダンスが大好きでどハマりしていた。
それも、当然3月から遮断されていたのだけれど、遮断前の、人との豊かなふれあい、活きいきとした溢れんばかりの熱量。大好きな場所。そんなbeforeの景色をみたら、突然、糸が切れた。
ほんとに、プツっと……
たぶん、1時間くらい、何度も、1分くらいの動画をリプレイしていたと思う。
あぁ。
恋しかったんだなぁ…
寂しかったんだなぁ…
実感してなかったんだなぁ。
…
だんだんと冷静になってきてさらに思った。
いま泣けて良かった…
…
たぶんwithを受け入れた瞬間だった。
自粛から2カ月が経ち、afterを考えながらワクワクと心配をいったりきたり…
きっと少し勇気が必要になるかな
ぼちぼち仕事をしながら、息子や家族とゆったりして、after lifeへ助走をつけはじめている。
こうして、今はオンラインレッスンを楽しみつつ、オフラインでの人の気配を待ち焦がれているのでした。
#ご自愛ください 。
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