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酒場からのマーケット2023 10月20日

日経平均31259 NYダウ33127 wti原油88.29 ドル円149.85
前週比▼1056 ▼543 0.57 0.27

日経平均は大幅下落しました。
週間で▼3.27%もの下落でした。

但しこれは前々週謎の1321円上昇の巻き戻しでもあります。
結果は行って来いとなっています。
その前は▼863円もの下落でした。

▼656 381 1 ▼611 ▼171の1週間でした。
31659 32040 32042 31430 31259の推移です。

下記は個別銘柄のチャートではありません。
主要インデックスが仕手株の様になっています。
日経平均 31259円。

外国人投機筋及びいつものプログラムcpの仕業なのでしょう。
日経viは23.21となっています。
3月以来高い値との解説です。
これは将来の相場に対する投資家心理を反映する指数です。

ちなみに米国vixは21.7でナスダック100vxnは25.3となっています。

この現象は理屈的ではないのでしょう。
前週の休み明け火曜日は751円高と今年最大の値だったのですから。
ガザ紛争の第一インパクトがこれなのです。

値の上下だけの動きだったとも言えます。

これくらい日本の株式市場は脆弱というのか、ある一定の力で動かしやすい市場なのでしょう。

くどい様ですが日本を代表する値の動きですから。


売買高は抑えられています。
参加している方は限定的とも言えるのでしょう。
その中でこういう事象が起こっているのです。

この状況下で株式投資は普通に敬遠するのでしょう。
他の市場にも言える事ですが。
証券会社にはつらい状況です。

コメンテーターは猫の目の様な解説となっています。
株屋さん系はいつもの強気のコメントです。
そんな解釈ができるのか迄も思いますw。
仕事柄仕様がないのでしょうが。

それを一般人は聞いているのです。
聞く力も求められるのでしょう。

今後の動向に注目です。


*引き続きガザ紛争が連日報じられた週間でした。
世界が同時に見ているのでしょう。
病院への攻撃は偶発的な惨劇なのか確信的なのかは存じませんが。

戦争の悲劇が続いています。

世界から拡大させない努力は見受けられます。
バイデンもスナクもイスラエルに急遽訪問しました。
各国要人・国際機関からも同様の発信がありました。

人道支援の動きも連日映像で流れています。
救出された人質の対応も象徴的に報じられました。

ガザの延べ死者数は4600人と報じられています。
空爆は続いています。

CNNやBBCは集中的に時間を割り振っています。
各国でもメディア報道の優先順位は高いのでしょう。

識者からも様々なコラムが発信されています。

当然イスラエルガザ紛争が世界の最大注目なのです。

*結局の所は当事者のイスラエルがどういう決断をするのかが鍵となるのでしょう。
軍人が発信している内容は強硬な感じもするのですが。

*イスラエルの政治がどういう決定をするのかです。


地上作戦を実施すればどうなるのか。
どれくらいの規模で実施するのか。
どれくらいの期間で実施するのか。

そしてそれはどういう事態や展開が予想されるのか。
軍事的な観点から人道的、経済的な状況等々を考えるのでしょう。

世界はどう感じどういう行動をとるのか。
周辺諸国はどういう動きをするのか。

不測の事態のシュミレーションも必要でしょう。


*更にその後どういう引き際があるのか。

高度の政治的・軍事的な内容なのでしょう。

ハマスのトンネルがどれくらいの規模で構築されているのかは存じません。
アリの巣の様に張り巡らされているのでしょう。
深度や長さも不明です。
メディアからはベトナムや硫黄島迄の解説がありました。

*相当な期間を要するのかとも感じました。

散発的な攻撃は周辺国からはあるのでしょう。
その間に思いもよらない所でゲリラテロが発生するかもしれません。

偶発的な事等全く分からないのです。

想定は全くの不明なのでしょう。

今後の動向に注意です。


金ゴールド 1993。
足元で顕著に動いているのは金ゴールドの様です。
安全資産へのシフトと投機的な部分もあるのでしょう。
平時ではない動きなのは間違いありません。

wti原油 88.29ドル。
金ゴールドは一般の生活には関係は薄いのでしょう。
エネルギーは経済に直結します。

原油は政治的な要因が大きいコモディティーです。
需要と供給だけではないので難解です。


各市場も影響あるのは間違いありません。
足元では穀物・鉱物系は変化が無い様です。.

マクロ経済はこの現実で動かざるを得ません。

人々のセンチメント系は悪いのでしょう。
実需を伴って長引けば長引くほど影響が出て来るのです。

今後の動向に注目です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。

米国10年債 10日時間足 4.914%。

瞬間ですが5%を付けました。
前々週に5%には上がるだろうと、あるコメンテータが言っていましたが。
本当に到達したのです。

米国10年債 6ヶ月日足  4.914%。
右肩上がりになっています。
前週は有事での米債買いと思いきや今週はいきなり売られました。
前週は4.616%でした。
急上昇しました。
16年ぶりの値を更新し続けています。


これはガザ紛争以前からの動向です。

2年債は5.071%でした。
前週は5.058%です。

5.071%ー4.914%=0.157%。
逆イールドが急速に減少しています。

*10年債は市場が決めています。
2年債はFF金利に準ずると言われています。

*米国長期金利が上がっている主な理由は何なのでしょうか。

今更ですが需要と供給面から考察しますと。

単純に買う人が少なく売る人が多いからでしょう。

入札は不調が続いている様です。
買い手が少ないという事です。

中国が買ってこないというのか売ってきているというのは大きな要因なのでしょう。
日本も今後金融政策の行方でどうなるのかは分かりません。

日本から見ればこれだけの金利が確定されているのならば買うと思うのですが。
5%を稼ぐのは企業では大変です。
但しもっとよい効率の良い商品MMFがあるのでしょう。

人気があるのか無いのか。
得なのか損なのか。
今なのかそうではないのか。

市場が決めているのです。

*そもそも財政が足らないので国債を発行するのです。
財政赤字が膨らんでいます。
それに見合った買い手が必要なのでしょう。
買い手がいなければ金利は上がるのでしょう。

中央銀行のFRBは総資産を1年半で150兆円減らしていると解説がありました。
量的引き締めを実行しているのです。
拡大してしまったバランスシートを圧縮しているのです。
中央銀行は国債を新たに買わない政策を実行しています。


*売られているのは米債の信用問題もあるのでしょう。

私は8/1フイッチ社の格下げを何回も書きました。
それの影響は必ず出るはずだと。
それへの言及はマーケット界からは限定的と言われていましたが。

*今度は格付け会社ムーディーズを警戒しているのかもしれません。

格下げの観測報道が出ている事は皆が知っている事実です。

正に米国政治の混乱から来るのでしょう。
財政運営に対する懸念が顕著な訳です。

10/20米国下院議長選の3回目が行われました。
保守強硬派ジョーダン司法委員長は票数を更に縮めました。
これを受けて共和党は同氏の候補指名を取り下げました。

来週に決着する事は不可能になったとの解説です。
下院の機能不全は続いています。

バイデンからの1060億ドル前例のない支援策も決まらない訳です。

*この有事に米国が何も決められないという事です。

つなぎ予算の期限は11/17となっています。

超党派で暫定でもいいですから何かしらの方法で決めていかなければならないのでしょう。
債務上限の時は出来たのですから。
バイデンのリーダーシップが求められます。


*当然FRBの動向も市場は見ているはずです。
各連銀総裁のハト派発言を受けて10/19パウエルの講演がありました。

一節を取り上げても仕様が無いので割愛しますが、解釈の所はどちらとも取れるような内容だったと思います。

データ次第と言ってしまえば身も蓋もありませんが。

市場が決める長期債の動向も当然政策には影響するのでしょう。

同日の株価や金利の1分足でもテロップが出る度に上下していました。
ここで瞬間5%を付けたのです。


利上げは不明ですが利下げは当分ないのでしょう。

労働統計、物価統計から今回の小売売上高迄
各種経済統計でその様な値は出ていないのですから。
正にデータ次第に基づき政策を実行するのでしょう。

FRBの目標が2%でないのなら分かりませんが。

各ストライキ後の商品サービスの上昇も懸念の材料となります。
FRBの政策に影響するのでしょう。


原油の高騰は物流全般に影響します。
商品価格の上昇を導くのでしょう。

電気代は基より原油を使う全ての工業製品にも影響するのです。
物価高に直結します。


それらを総合的に見て市場が決めていくのでしょう。
いつもの様に一方通行はありません。
短期的には上下は必ず起こります。

今後の動向に注目です。


*日本の金利も上昇しました。
10年債金利 1年日足 0.836%。
前週は0.758%でした。
米債に連れ高しているのかもしれません。
これは10年ぶりの値となります。

急上昇しているのが分かるでしょう。

チャートを見て頂ければ分かりますが。
日銀がイールドカーブの1%迄の容認を出したのが7/31でした。
昨年末に0.25%から0.5%に上昇させました。

ここでのチェック点としましては。
日銀は容認と言えども急激な上昇は望まないのでしょう。

臨時国債買い入れオペやその他のテクニカル手法を出しています。

1%の貼り付けになれば又昨年の様な海外投機筋よりの空売り攻勢が浮かぶのは当然の事です。
日銀アタックです。

又昨年末には各年式の金利のゆがみという言葉を使いました。
それも改めてチェックなのでしょう。

もう一つの動きとしては。
神田財務官より10/16所管外の金利についての言及があった事です。
一般論的な発言ですが金利を上げて円安を抑えるという内容でした。

市場は重箱の隅的な内容を広げる癖がある所ですからw。

財務官としましてはミスター円の榊原氏や黒田前総裁が有名です。
神田氏は何故だかは不明ですが通常の任期を超えているそうです。
それの意味合いは何なのでしょうか?。


*月末の日銀金融政策決定会合では展望レポートが出てきます。
観測報道では物価予想の変更があるのかもと出ています。

足元の物価の値を見れば当然とも言えます。
10/20発表のcpiから2.8%と出てきました。
詳細はハショリます。

政府の電気ガス代の補助が無ければ3.8%の上昇だったとの試算が出ています。

日銀は2023年は2.5%から3%に2024年は1.9%から2%台に上方修正するのではの内容です。
これは7月からの変更になります。


以前より書いています。
日本の金融政策の変更が現実的に行われる可能性が出てきたという事です。
日銀の物価目標は2%なのです。

それは早くても来年だとは思いますが。
春闘を見てからが一般的な論建でしょう。

当局はサプライズをする気持ちは毛頭無いと思います。
市場が混乱しますから。
但し徐々に小出しで発信してくる可能性はあります。

メディアがそれを煽るのはいつもの事です。
長期金利は2%等と書くのはあり得る話です。


それを市場は着々と織り込み始めるのでしょう。
インフレならば金利が付くのは当たり前なのですから。

株式マーケットはどう動くのかは理屈的には分かる所です。

今後の動向に注目です。


ドル円 149.85円。
ドル円は張り付いています。
10/3に150.16円となりました。

それの理由は言うまでもありません。
米債との金利差の動きをみれば152円~153円とも試算が出ています。

これは特殊要因としか言えないのでしょう。
お金をかけない口先介入の影響であれば。
念仏の様な内容の話でも大したものとも言えます。

突っかけていけばどうなるのでしょうか?。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはガザ紛争を主体に各市場の動きに注目なのでしょう。

落ち着くまでにどれくらいかかるのでしょうか。
それも今は不明なのでしょう。

主要な株式マーケットを張り付けておきます。

ドイツDAX 14798。
3月の値となっています。

イギリスFTSE100 7402。
同じく3月の値になっています。

上海総合 2983。
年初来安値を更新しています。

NYダウ 33127。
昨年末33147ドルと同値です。

SP500 4224。
6月初旬の値です。

ナスダック 12983。
同じく6月初旬の値です。

日経平均 31259。
同じく6月初旬の値です。


米国大型テックの決算が出てきます。
その値を受けて市場がどう動くのかは注目となります。
以前より書いていますがこれらはSP500の25%の時価総額があります。
ナスダック100市場では50%を超えています。

これらの上昇が米株を支えていると言っても過言ではありません。

日本株の4月からの10年ぶりの暴騰と33年ぶりの高値圏であった事は
政府・東証・インフレ・バフェット等々が挙げられます。
そしてナスダックにけん引されているのでしょう。
オールドエコノミーのNYダウではありません。

円安が大きく作用している事は言うまでもありません。

cme日経先物は▼254円の31005円となっています。

日経平均 31259円。

どうなるでしょうか。
注目です。



























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