見出し画像

酒場からのマーケット2024 4月19日

日経平均37068 NYダウ37986 wti原油83.25 ドル円154.63
前週比▼2455 3 ▼2.2 1.26

日経平均は暴落しました。
▼6.2%もの下落でした。
topixは▼4.8%の下落です。

週末金曜日は今年最大の下げとなりました。
▼298 ▼761 ▼589 117 ▼1011の1週間でした。
39232 38471 37961 38079 37068の推移です。

前週に2000円の下げはありえるのかもと書ききましたが。
それ以上に下がってしまいました。
 
Aiアルコリズムは理屈を超越した無常の動きをするのです。
何故こんなに上昇するのかを何回体験したのでしょうか。
その逆が起こったのです。

5年月足チャートを見ますと。
月間での下落はあのコロナショック以来であるのが分かります。
そして2023年4月から6月迄、11月から3月迄はどんでもない上昇をしているのも分かります。
日経平均 5年月足 37068円。

日経平均 3ヶ月日足 37068円。
 

高値は3/22の40888円となっています。
1ヶ月で▼3800円の▼9.3%も下落したことになります。
ザラ場の37000円割れは2/9以来ともなります。

ちなみに昨年末は33464円でありました。
現在値で3600円高の10%上昇です。


*これは何事かと言えば。
引き続き中東リスクと米国金利事情なのでしょう。
ダブルの事象が市場を揺るがしています。

地政学系リスクは政治の不安定化による地域紛争の拡大と。
原油を含めたマクロ経済の悪化となるのでしょうし。

金利的には正に米国の金利上昇による米国経済の懸念なのでしょう。
株式市場は金利上昇に敏感に反応します。

思わぬ事が同時に起きていることにより市場は反応しています。

理屈的にもリスク資産である株式市場は売られるのです。

それでは今後これはどうなるのでしょうか。
*短期的な動きを言葉的にざっくりと書きますと。

①中東リスクがおさまり金利事情が好転すれば直ぐに戻るのでしょう。

②中東リスクがくすぶり続け金利事情が変わらなければ。
 同値水準を維持しながらも上下に動くのでしょう。

③中東リスクが更に悪化し金利事情が悪化すれば更にの暴落はやむおえません。

②が大方の予想ではないでしょうか。
株式市場は自律反発と言う特性があります。
日経平均で見れば1000円位は直ぐに戻すのでしょう。

但しこれは企業のファンダメンタルズが云々と言う話しではないのです。
直近の決算で答えが出るのでしょう。

*第4次産業革命であるAi革命の真っ只中である事に変わりはありません。

中長期的に見れば
世界はそれを有効活用し更なる進歩をとげる事は。
足元でも様々な事象で明らかです。
近未来への影響は計り知れないレベルになる事は後々に分かるのでしょう。

それでも足元で起こっている事は考えなければなりません。
当然中東リスクと金利事情は分けての考察となります。

4/19にイスラエルからイランに向けてミサイルが撃ち込まれました。
これの一報は午前10時頃でした。

イランはもとよりイラク・シリアで爆発があったとの内容でした。
その後時間と共に精査されてくる訳ですけれども。
イランの核施設近隣にも。という情報も錯綜したのです。

*市場は瞬時に動きました。

これは当時ウクライナのサポリージャ原発から煙が出ている
という内容に近いのでしょう。

私は欧州は10年は終わったと直感で感じました。
それは誤報だったのですが。
あれから2年以上がたっています。

核施設の破壊と放射能汚染という難物は有形無形を通じて難解すぎる内容です。
福島の原発の現状を見ても明らかですし、中国韓国は今だに海産物を拒否しているのです。

あのロシアでさえそれには手を付けないのは明らかなのでしょう。
国際法云々ではないのです。
それをしてしまえば。
どうゆう事になるのかは流石に理解しているのです。

欧州を思ってと言うよりも。
風向きによってはロシアにも放射能汚染が及ぶわけですから。

偶発的な事象の懸念は残りますが。

とにかく。
中東情勢という地政学リスクはもう半世紀以上も続いている訳です。
大国が絡んでいる事は言うまでもありません。

そして原油に影響があると言うのが他の地域とは最も違う事なのでしょう。

事あるたびに様々な展開があり今に至っています。
今の現状も近世の歴史の積み重ねであります。

実際の記憶として残りながら当事国の人々は暮らしています。
大人になった方々も幼少の頃におじいさんより聞いているのでしょう。

*日本の今とは全く違う事の認識は必要です。

今回もそうなのでしょう。
軽々とは語れないのです。
どうなるか等は誰もが分からない事です。

国際政治の極めた所での駆け引き交渉が行われているはずです。
表には出てこない内容は多々あるのでしょう。
表での表現と裏の事情は必ずあるのです。

報道は表の顔なのでしょう。
これを受けての論建は注意と感じます。

イスラエルは戦時内閣である事はチェック点です。
ネタニアフ氏がリーダーシップで全てを決められない事情は明らかです。
外の報道に出てこない強硬派と穏便派の対立での人間模様が推察されます。
同国はある意味不安定な状況である事の認識は必要でしょう。


こちらは見守るしかないのでしょう。

そして世界の英知に期待なのです。


マーケット的に考えれば。
過去のそれを見て洞察するしかありません。

内容や期間が当然絡んできます。

言える事は瞬時には必ず大きく動きます。
現在はアルコリズムが作用します。

前週も書きました。
安全系が買われリスク系が売られるのです。
そして徐々にそれが落ち着いてくるのでしょう。

マーケットという所は現場の事情とはかけ離れた動きをするのです。
当事国は継続して混沌とはするのですが。

それが1週間なのか2週間なのか。
1ヶ月なのか2ヶ月以上なのか。
3日間の動きだけだった事も多々あります。
マクロ経済にどう影響するのかで変わってくるのです。

とにかく。
いずれは元には戻るのでしょう。
何事もなかった様になるのです。

直近ではウクライナやガザがそうなのでしょう。

今後の動向に注目です。



SP500 3ヶ月日足 4967。
週間ではNYダウは変わらずでSP500は▼3.0%の下落でした。
ナスダックは▼5.5%の下落となっています。
sox指数フィラレルディア半導体指数は▼9.33%もの下落の週間でした。

ナスダック 3ヶ月日足 15282。
日経平均の推移は景気敏感系である事と半導体関連銘柄が大きく作用する事となります。
こちらのインデックスの値に準じるのでしょう。
6日続落となっています。

SP500 2年週足 4967。
SP500の最高値は3/28の5254でした。
最高値よりは1ヶ月で▼5.4%の下落となっています。
今との近似値は2/9の4957ポイントです。
ちなみに昨年末は4769であり4.1%の上昇となっています。

上記の日経平均の貼り付けです。
最高値は3/22の40888円となっています。
1ヶ月で▼3800円の▼9.3%も下落したことになります。
ザラ場の37000円割れは2/9以来ともなります。

ちなみに昨年末は33464円でありました。
現在値で3600円高の10%上昇です。

日米の値は日にちは似かよっています。
同じような推移をしているのです。

値的には日経平均がアウトパフォーマンスをしています。

SP500は3週連続の大幅下落となりました。

日本市場は過去と同じく米国市場と同じ動きをしていると言う事です。
経済規模や金融事情は元より人口を含めて全く異なる国の株式市場が同じ動きをしているという事です。

地政学リスクは世界共通なのでしょう。
但し米国の金融事情は日本とはかけ離れています。

日本市場は外国投資投機筋での動きで変動していると言う証左です。
これは欧州市場にも言えます。

今後の動向に注目です。

中国は違います。
上海総合 2年週足 3065。
中東の有事は関係がないのでしょうか?。
昨年から下がり過ぎである事情はあるのでしょう。
ここはある意味別腹ですのでw。
検証は今後という事で割愛します。


*米国金利事情の確認は最重要視です。
中東リスクよりもコチラの方が根深いのかもしれません。

米国10年債 3カ月日足 4.623%
前週は4.517%でした。
2年債は4.988%となっています。
前週は4.894%でした。

右肩上がりで上昇しています。

10年債は市場の動向で上下します。
2年債は金融政策に同調します。

地政学リスクは安全資産が買われると言うのは一般的です。
そうなると米債は買われる訳です。
金利は下がるのでしょう。
もしくは金利水準を維持するのでしょう。
それが足元では急上昇しているのです?。

正に米国で今後の金融政策の動きに変化があると市場が織り込んでいると読むべきです。
これは長いチャートで見る必要があるのでしょう。

米国10年債 2年週足 4.623%。
昨年10月からの下落は今年は利下げが行われるだろうを織り込んで下落してきました。
3月にも1回目があるのだろうと動いてきたわけです。
6回の利下げがあるのかもしれない。と言っていたのです。

それが年初より上昇しています。
それはことごとく経済指標や労働統計が上振れし物価が下がらない事による要因です。

FRBは今年は3回の又は2回の利下げを行うと3/20のFOMCで提示しました。
2025年は3回の利下げをするとドットチャートで示したのです。

世界最大のシンクタンクであるFRBが表に発表した内容です。
エコノミストが云々と語る内容ではないのです。

それがくつがえる状況が足元で起こっています。
FRB要人の発言と経済指標により変化しています。

今週はウイリアムズ・ボスティック・グルーズビーが発言しています。
前週もそうですが。
自分たちで提示した内容と違う内容を語り出したのです。
当然経済指標を見て語っているのですが。

そうなると。
以前もそうでしたが。
又見誤っているのではと言わずには負えません。

2022年にあれだけの利上げをしたのは、物価の上昇は一過性と踏んでいたのが大間違いだった事は誰もが知る所です。

それが再燃しているという事です。
市場は感じているのでしょう。

利上げが必要ではと語っている識者も出てきているのです。
ウイリアムズ自身もそう語りました。

*それは市場は動くのでしょう。

株式市場は敏感に動かざるを得ません。
半年以上先を見て動くのは特性です。
根本的な織り込みが外れてしまうのですから。

これは今後出てくる経済指標を確認するしかないのでしょう。
来週にはpmiとpceが出てきます。

今後の動向に注目です。


*日本で注視するのは引き続きドル円です。
ドル円 3ヶ月日足 154.63円。

前週より更に1円の円安です。

米金利の上昇による引き続き日米金利差の拡大が要因です。
システム的に為替の取引が行われているのでしょう。
人為的に云々という事ではないのです。

4/18よりG20会合がワシントンで行われました。
鈴木財務相と植田総裁も出席されました。
ウオン安が問題になっている韓国と共に日米韓の財務大臣会合を実現し共同声明をまとめています。
植田総裁は先週と同じく物価上昇に無視できない影響が出れば金融政策の変更もあり得ると発言されました。

*具体的に動けば為替取引に影響を及ぼすことは必定です。

米国の容認は受けたともとらえられます。

これらは高度の政治的判断ですので、する時はするのでしょう。
賛否両論はあるのでしょうが。
それが政治ですから。

市場はそれを受けて動くしかありません。

チェック点としましては。
今回の株式市場の暴落は円安に振れたのにも関わらず起きた訳です。

平時の動きではなかった事の認識は必要です。
そうなりますと。
その様な政策が直近に起きますとどうなるのかです。

この位の事は政策責任者達は当然承知しているはずです。

今後の動向に注目です。


日本10年国債 3ヶ月日足 0.843%。
市場は米債を見ているのでしょう。
上昇傾向です。
日銀は悩ましいのでしょう。
投機的な空売りを仕掛けて来る面々に対してです。
総裁が為替に口出しをしているのですから。
日米金利差を広げる訳にもいかないのでしょう。

注目です。


*来週のマーケットは引き続き中東情勢と米国経済指標に注目です。

IMFよりの経済見通しや中国への鉄鋼関税3倍と言う内容がありました。
これは字数の上からも今回は割愛しますw。

ASMLとTSMCの決算もかなり重要視の内容でした。
市場は地合いにかき消されてしまった感はありました。

エヌビディアとネットフリックスの大幅安もその傾向が高かった様な気がします。

メタ・アルファベット・マイクロソフト・テスラ・インテルと続々と決算が出てきます。
本当の所はどうなのかの確認が出きる訳です。
高金利をAi革命が一掃するのかもしれません。

日本もニデック・ファナック・信越化学・アドパンテスト等々と3月決算が始まります。

注目です。

日銀金融政策決定会合が開かれます。
展望レポートが出てきます。
物価予想は繰り上げられる様です。
植田総裁より得意のリークが出ているのですw。

日経cme先物は46円高の37115円となっています。

日経平均 3ヶ月日足 37068円。

どうなるのでしょうか。
注目です。









文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。