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酒場からのマーケット2023


2023年が始まりました。
気持ちを新たにしてと思う所です。
兎跳ねる。
という事でホップステップと跳れば良いのでしょうが。
兎跳ねない。
かもしれません。
虎は千里を走りましたが、走って戻ってきたのです。

さて、このマーケットシリーズも7年目となりました。
世界では様々な事が起こります。
それをマーケットがどう感じ、どう動くのかを書いています。

私事ですが、時々読み返しますと、あの時はそうやったと自分の言葉で書いていますので思い出すわけです。
これは結構自分自身の為になります。
こんな事で惑わされないぞwという感じです。

人はすぐに忘れてしまうのです。
忘れられるから前に進めるとも言えますが。

全ての物事は物語は継続しているのでしょう。
歴史は繰り返されるとも言います。
人間は同じ様な事を太古の昔から変わらずやっています。
なんとも言えませんがそうなっています。

テクノロジーが発達しても人間模様は同じなのでしょう。

それが大前提であり、様々な場面でそれが出てくるのです。

そして人々がどうしようもできない事が自然の摂理なのでしょう。

天災や疫病は大昔から人々を惑わしました。

それらを享受して暮らしていくのです。

さあ、この2023年はどうなるのでしょうか。
もし昨年の事を思い出したい御仁がおられましたら、マーケット12/30にまとめていますので、どうぞお読みください。
マーケットってそういう事やな。
が確認できます。


今年は前半悪く中盤から後半には持ち直し日経平均は30000円を復活し、32000円迄等と多くの市場関係者がうたっています。
これは足元を大外ししている方達ですから眉唾物です。
根拠も希望的観測の様な感じではあります。

マーケットの世界は米国がどうなるのかが引き続きとなります。
日本がそれより良いという事は、バブル以外記憶的にはありません。


*チェック点は引き続き米国のインフレと金利動向、それに伴う実体経済でしょう。

インフレは前年対比では下がるのでしょう。
前年が強烈でしたから。

2022年 fomc金利推移
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.25%

2022年 米国cpi消費者物価指数。
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7% 12月7.1%
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

今年は前年の発射台から値が出てくる訳ですから、これだけFRBが金利を上げていますので、落ち着いてくるはずです。

チェック点としましては、もし5%等と値が出ましても、2年前よりは13%以上物価は上がっている事の認識は必要です。
ついこないだより、1割以上も物価が上がって米国の人々は生活をしているのです。
3年前からは2割以上ですから。
賃金上昇は関係がない年金生活者は大変でしょう。

そして現時点で政策金利は4%以上で経済活動が行われています。
この金利はまだ上昇させる方向です。
金融コストがボディーブローで効いているはずです。


*更に、FRBは何回もインフレ予想を見誤っている事実です。

エネルギー・鉱物・穀物等々は落ち着いてくるという大前提で話が進んでいます。
これの確証は進んでみないと不明だとは思います。
それが本当ならば商品相場で大儲けができるでしょう。

何故落ち着いてくる理屈があるのかという点です。
又上昇する可能性は十二分にあると思います。
大幅な下落があるかもしれませんし。

それを端的に言えば、今は戦時であり平時ではないが答えでしょう。

誰もがどうなるかなど分からない事が起こっています。
資源系等々は不安定になる事は十二分に考えられます。

ロシアとウクライナは相当傷んでいるのでしょう。
特にロシアは突然様々の変更をしてきますから注意です。
サハリン2はやっぱり無しにするわ。とでも言われましたら、日本など天然ガス供給不足で大変でしょう。

正に金融政策ではどうしようも出来なかった部分であるのは昨年に実証されています。

別な論点からは米国の財政問題でしょう。
幾ら迄戦費を出せるのでしょうか。


*それと中国の動向が世界経済にどういう影響を出すのかという点です。
この急展開の0コロナ解除がどういう事になるのか。
14億人の人口ですから。
当局からは感染件数は元よりその他の値は伏せられています。
この公開しないという政策が不信感が極りない事ですが。
総括も何も発信されていません。
これは政治的な部分ですのでどうしようもありません。

集団免疫と言われていますが、それにはどの位かかるのかは分かりません。
それとワクチンという防疫戦略が不明です。
更に、人の免疫はいずれ落ちますから同じことが繰り返される可能性があります。
1年までには同じことが起こる可能性があります。
中国の動向は注意継続です。
人道的見地から欧米のワクチン供与は出来ないのでしょうか。

マーケット的には中国及び中国関連は急に跳ねるかもしれませんが。


*天災は忘れた頃ではなく、たびたび起こっています。
地球が悲鳴を上げているのさえ思います。
これも突然と起こりますので不確定要素は極まりない事象です。
経済活動所ではありません。

*金融不安が1番怖い所です。
50日で退陣した英国トラス政権の事象が思い出されます。
先進国でも失政があれば、いきなり起こるのです。
新興国からデフォルトの連鎖にも注意です。


それらを鑑みましてマーケットを見ていく事となります。

足元では世界のシンクタンクから発表される経済動向が注目されます。
一般人が知る所はOECDでありIMF、FRB等々なのでしょう。
これらの英知を見て考えてく事となります。
注目です。


2023年1月6日
日経平均25973 NYダウ33630 wti原油73.73 ドル円132.03
前週比▼121 483 ▼7.21 0.93

日経平均日足 25973円。

5日移動平均線は0.13%で25日線は▼3.97%となっています。

▼377 103 153の1週間でした。
25716円 25820円 25973円の推移です。

大発会は1/3の米株にサヤ寄せして始まりました。
結果は9ヶ月半ぶりの安値となっています。
4週連続下落となっています。

日本株は12/20のよもやの日銀の政策変更が記憶に残っています。
総裁人事は観測報道が出る度に、敏感になっています。

路線継承の副総裁の方であれば安堵でしょうが、全くプロパー外の方にでも決まれば財務省主導が頭にちらつきます。

任期は5年ですから。
黒田総裁は10年重責をおっています。
これの人事は日本経済に大きく影響するのは間違いありません。

私は国債の金利部分から、利上げは出来ないと踏んでいますが、そんな事は分かりません。

*いきなりの決定はどうしようも出来ませんから。
日本10年国債 0.500%。

ドル円 132.03円

ドル円は年初にいきなり129円台となりました。

市場関係者からは、いずれは円安方向にと発信している方もいますが、説得力は何もないです。
警戒をするなと言っても無理と思います。

市場と言う所は、答えが不明な部分が神経質極まりないのです。
今の時代はアルコリズムで瞬時に10円近く動く事もあるわけですから。
FX参加者はドル円からは離れていくのではないでしょうか。
他のペアーがいくらでもありますから。

株式の方も28000円前後で買った方々や、その時perの高い銘柄を買った方は散々な年末年初なのでしょう。
群集心理の怖い所です。

今後の動向に注目です。


*米国からはいつもの月初の経済指標が並びました。

ism系は製造業は48.4で2年7ヶ月ぶりの悪化で非製造業は49.6と出てきました。
非製造業は前月が56.5で市場予想値は55でした。
両方とも散々たる値ですが、市場はこの値には静観しました。
前月に書きました、大寒波の時の景況感ですからスルーしたという事でしょうか。

雇用統計もそれに近い運用がなされたと思います。
あの状況で新規雇用と言われましても。
賃金の上昇は0.3%と前月の0.4%から鈍化しました。
失業率は3.5%と改善していました。
米国では自宅で耐え忍んでいた方が殆どでしょう。

上記の景況感を含めて、FRBの金融政策に影響が出るのを好感して株価は急上昇と言う解説もどうなのでしょうか。
普通に金融政策はこれでは変わらないでしょう。

売り方の買い戻しだと思いますが。
いけない値が出るのを予想して売りで張っていたものが、違う方向に動いたのではないでしょうか。
週末は700ドルも上昇しています。
雇用統計発表時は下落しました。
その後に急上昇したのです。
ism非製造業発表で更に上昇しました。
Aiアルコリズムの仕業なのでしょう。

債券も一方方向に張っていた大手がいたのではないでしょうか。

但し、今後発表される企業業績はキッチリ出てきますから。
クリスマス前から大型連休期間中も巣ごもりだったのです。
全体の売上高や成長率にも影響されるでしょう。
それをマーケットがどう感じるのかは分かりません。

天災だから仕様が無いとなるのか、それなりに反応するのか。
注目です。

NYダウ 33630。

5日移動平均線は▼0.63%で25日線は▼1.64%となっています。

米国10年債 3.561%

2年債は4.258%となっています。
4.258%-3.561%=0.697%


来週のマーケットは、いつもの1/12 22:30に米国消費者物価指数が出てきます。
週末はオプションSQとなります。
cme日経先物は26140円となっています。
日本株は成人の日で祝日ですから、又米株にさや寄せで始まるのでしょう。

理屈なく上昇していくのも株価です。
特に日経平均は低い値となっていますので。
但し1月はいけないと思います。
上段の日銀総裁人事は2月ですから。
主要な外国人投資家は警戒すると思います。

それと岸田首相が念頭に発信した異次元の少子化対策でしょうか。
内容は分かりますが、どういう具体的方法を取るのでしょうか。
まさか産めよ増やせよとは言えないでしょうから。
お金と言う事であれば、防衛3文書と同様に財源の問題が出てきます。
消費税をいじってくる。が思い浮かぶ所です。

そうなると民意の声をという事で衆院解散も考えられます。

こういう事があるかもの日本の認識は必要でしょう。

注目です。

それとお世話になっている5243ノート社が連日上下が凄まじい動きです。
初値は飛びましたが、その後のセカンダリーはチャートの如く動いています。
赤字上場ですから、成長性を見る部分となります。
100文字で10円位クリエターにもくれないでしょうかw。
ノート 437円。


どうでもよい私はいつもの欲目が出てしまい、日経平均の上昇時はwインバースを信用で買ってしまいました。
超短期での考えですが。
日経平均wインバース インデックス連動型上場投信 394円。

5日移動平均線は▼0.35%で25日線は7.44%となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年1月13日

日経平均26119 NYダウ34302 wti原油80.07 ドル円127.83
前週比146 672 6.34 ▼4.2

日経平均は変わらずでした。
昨年末が26094円ですから年初からも変わらずです。

201 270 3 ▼330の1週間でした。
26175 26446 26449 26119の推移です。

cme日経先物は314円安25805円となっています。

方や米株は各イベントを乗り越えて上昇しています。
NYダウ 34302ドル。

5日移動平均線は1.14%で25日線は2.35%となっています。
日経平均は
5日移動平均線は▼0.43%で25日線は▼2.49%となっています。

米株はナスダックを含めて1ヶ月ぶりの値に戻しています。
NYダウの昨年末終値は33147ドルです。

*これの違いは何かと言えば円高でしょう。
ドル円週足 127.83円。

7ヶ月ぶりの円高になっています。

日本はスタートからつまづいています。
あちらは想定内の金融政策模様でしょうが、こちらはどうなるのかと、いきなり波乱含みですから。

1/12読売新聞から、1/18の日銀金融政策決定会合で大規模緩和の副作用点検の報道です。
大規模な国債の調整などで、市場のゆがみを是正できるか見極めが必要な場合は追加の修正を行うとの内容です。

それらを受けて日銀は2日間で10兆円もの国債を買っています。
金利操作の限界を超えて、10年債利回りは0.545%となっています。
10年債を0.5%で維持するのが難しくなっています。
英国トラス政権の金融不安さえも感じる訳です。

これは7年ぶりの値との事です。

金利差の思惑から為替が動いています。
株式が下落しているから為替が動いたのかもしれません。

この記事のリークはどこから出ているのかは存じませんが、あえて当局側から流したと見るのが普通でしょう。
守秘義務は鉄板ですから。
それも一部の報道機関に流したという事で、読売といういう事ですから政府筋でしょう。
高度の政治的判断なのでしょう。
それの心は市場が12/20のサプライズを受けた混乱だと予想します。

とにかく表に出たのですから、それで市場が動くのは当然の事です。

何が起こるのかは誰も分かりません。

黒田総裁が変わる前に全てをリセットしてからは言いすぎでしょうが。
イールドカーブの撤廃かもがささやかれています。

内内では次期総裁は決まっているのでしょうから、その方から提案があったのかどうなのかは全くの不明ですが、円滑に引継ぎをする為にや岸田首相はアベノミクスからの脱却を考えている等々思惑は限りありません。

こういう内容は全てフェイクっぽい発信となります。

但し市場は神経質にならざる負えません。

債権が売られて円も売られるよりはましであるとの解説もありました。
どうする円高等とも言ってられないのです。

銀行株は売買高も高く暴騰しています。
多くの銀行株が昨年来高値を更新しています。

三菱UFJフィナンシャルグループ。977.1円。

5日移動平均線は5.42%で25日線は15.33%にもなっています。

三井不動産 2249円

5日移動平均線は▼3.13%で25日線は▼8.65%となっています。

スバル 1976円

5日移動平均線は▼3.03%で25日線は▼6.54%となっています。

業種間で大きな明暗となっています。

1/18の金融政策決定会合は大注目となります。



*1/12米国12月度消費者物価指数の発表がありました。
対前年対比は総合で6.5%と出てきました。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

値は市場予想と全く同じでした。
昨年9月をピークに減少しています。

前月よりは▼0.1ポイント低下していました。
エネルギーが大幅に▼4.5%の低下との事です。

コア指数の前年対比も5.7%と前月6.0%より低下しました。
前月よりは0.3%の上昇との事です。

住宅関連が7.5%と前月7.1%より上昇しているとの事です。
これはいずれ下落してくるだろうは市場のコンセンサスです。

これを受けて2/1の利上げは0.25%であろうとフェドウオッチが93%になっているとの解説です。

長期債が下がり株式は上昇しました。

米国10年債 3.498%

前週が3.561%ですから誤差の範囲ですが下落しています。
2年債は4.224%で前週は4.258%でした。

2年債は教科書通りにFFレート・フェデラルファンド金利に近づくのでしょう。
FRBは2/1に0.25%利上げをする訳ですから、上昇するのでしょう。

2022年 fomc金利推移
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.25%

今後の金利は不明ですが、ドットチャートは5%ですから、3月5月と0.25・0.25でしょうか。
それで打ち止めという事かもしれません。
各経済指標を見ていく事になります。

wti原油 80.07ドル。

CRB指数 275.91。

資源系の値は落ち着くというのが大前提ですが、これは不明だと思います。
天然ガス問題は継続しているとの解説です。

中国の需要動向も資源系に影響しますから。

10年債の推移も分かりません。
通常は追随すると思うのですが、市場が決めますので。

今後の動向に注目です。


*米国では決算が始まりました。
いつもの金融業がトップバッターです。
経営陣からはクレジットカード債務増加や財蓄の引き出し、返済が困難なケースが増えている等の懸念のコメントが並びました。

ローンの延滞は前年対比で54%増加しているとの事です。
私は金融業にいましたが、これは異常値ですよ。

景気悪化に備える姿勢を示し、緩やかな景気後退に入るとの慎重な見方を示しています。

マーケットは無視したのか想定内の織り込みと感じたのか上昇しています。

米株はリバウンドの範疇で、上がった物はいずれ下がってくると思います。リバウンドの幅がどこ迄かが難解でしょう。

JPモルガン・バンクオブアメリカ・ウエルズファーゴ等のコメント通り景気悪化は確実なのでしょう。
決算は続きます。
値として出てきます。
今後の業績予想は特に注目です。
マーケットはどこ迄織り込んでいるのかです。

ナスダックは昨年末に年初来安値だったのですから。
自律反発はするでしょう。
v字回復はありえないです。
人為削減をして、どれだけ時間がかかるかです。
日本の様な時間はかからないでしょうが。
現場では混乱しているのでしょう。

ナスダック週足 11079。

ナスダック 日足。

5日移動平均線は2.08%で25日線は2.83%となっています。

注目です。


*政治的には1/10中国から、いきなりのビザ入国許可証の禁止です。

様々な憶測が出ていますが、真実は分かりません。
韓国にも同様の措置を取りました。
欧米には出していません。
1/14岸田首相はバイデンとの日米首脳会談で中国の世界観は分からないと発信しました。
一時的な事なのかがチェック点となります。
こちらが中国人の入国検査をやめれば外すのでしょうか?。

足元の経済にはリモートもありますので問題はないとの報道が出ています。
中国のビジネスマンも困るでしょうに。

今後各企業は中国人を雇用して対処するのでしょうか。
中国向けの観光業も頭を痛めているでしょう。
文化面や学術面等々でも影響は出ているはずです。
個人個人でも様々な不都合が出ているのでしょう。

とにかく理屈が分かりませんからどうしようも出来ません。
今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは上段に書きました1/18日銀金融政策決定会合に注目です。
日銀が注目など久しくなかった事です。
前回のハプニングから継続しています。
債権市場が大荒れになっていますから注意です。


点検を行い次回に結果を出すと言うのか。
イールドカーブの修正があるのかもしれません。
イールドカーブの撤廃はないと思いますが。
マイナス金利の撤廃はないでしょう。
12/20の変更でこういう状況になり見守るという事もありえます。

とにかく1/18で話が終わるのか、引き続くのか。
人事も最大案件ですし。
最大注目です。

1/16は米国は祭日です。
米国の個別決算にも引き続き注目です。
FRBの高官の発言が続きます。
1/18米国小売売上高はあの天災で悪いのでしょう。
クリスマスシーズンの消費は米国の4/1を占めるとの事です
注目です。


どうでもよい私の話は、先週信用wインバースを恐る恐るのなんぴん買いでした。
米株が急上昇していますから結構根性いるんです。
wインバース インデックス連動型上場投信 489。

5日移動平均線は0.82%で25日線は4.28%となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年1月20日


日経平均26553 NYダウ33375 wti原油81.96 ドル円129.54
前週比 434 ▼927 1.89 1.71

日経平均は2%近く上昇しました。
チャートを見て頂きましたら分かりますが切り返しました。

日銀金融政策決定会合を受けての動きです。

▼297 316 652 ▼385 148の1週間でした。
25822 26138 26791 26405 26553の推移です。

5日移動平均は0.80%となり25日線は0.20%となっています。

25日線はまだ下向きです。

1/18大注目の日銀は何もなかったのです。
金融政策は現状維持となりました。

ある意味1/12の読売報道は誤報だったのです。

この2面記事はいったい何だったのでしょうか。
どこからのリークだったのでしょうか。
どういう意図があったのでしょうか。
記者の思惑だけではないでしょう。
決済者が確認しているのですから。
但し、どこからもこれに対するコメントは出ていません。
それもこれも何も不明なのです。

市場は大きく揺れました。
日銀は1/12.13と10兆円も国債を買ったのですから。
海外勢に空売りを仕掛けられたとの解説です。
国民1人10万円で13兆円を使ったことは記憶に懐かしい所です。
それを2日で使った訳です。
10年債は0.545%迄上昇したのです。
このスクープもどきで、こんな事が起こったのに誰も疑問としません。
今後もスルーとなるのでしょう。


*1/18黒田総裁は記者会見で、12/20の変動幅の変更は、時間が経っていないので効果の見極めは出来ないと発言しました。

10年債は0.5%で指値オペをしているので、それ以上は無いと見ていると発言しました。
そして変動幅を拡大することはないとの事です。

国債市場のゆがみは改善しているのか?との問いにはYccイールドカーブコントロールは持続可能と考えているとの事です?。

そして国債の買い入れが増えている現状には特別なリスクがあるとは思わないとの発言でした。

オープンな議論を公開しているし、年4回の展望リポートを出しているとの事です。

マーケットが色々と考えるのは自然な事でマーケットと金融政策は同じではないと断言されました。
世界の主要な中央銀行は、全てこの運用で動いていると何回も発言されました。

次期総裁の事を思って政策を実行することはない(笑)とも述べています。

新たに追加された共同担保資金オペの説明は、より市場が幅広く活性化する取引を行う一つの方法であるとの事です。

黒田節は健在な訳です。

市場関係者からは賛否両論は出ていますが、これはいつもの事です。

後付け解釈で政策変更はないと思っていたとの発信が多数ですが、市場は大きく動いたのですから、そうは思っていなかった証左なのでしょう。

日本10年債利回り。0.346。

ドル円 129.54。

株式マーケットもそうですが、全ての市場が瞬時に動きました。
そして今後どうなるかの方向性は誰もが分からないのです。

とにかく一旦材料は終わったという事です。

新総裁及び副総裁の人事は2/10と報道が出ています。
おおむね今の時点では決まっていると思いますが。
ご本人の了解次第なのでしょうか。
雨宮・中曽・山口・浅川・若田部氏等々の観測が出ていますが不明です。
9名の委員にも注目は集まるのでしょう。

又読売より何かが出るのでしょうかw。

海外勢が一番注目している部分でもあります。
日本はどこに向かっていくのかという事をです。

国債の金利は上げられないのが私の意見です。
全くのざっくりで恐縮ですが1000兆円の1%は10兆円です。
10兆円とは消費税4%ですから。
この国でこんな継続した支払いはできないでしょう。

それとこれは勝手な謎の部分ですが。
10年債は日銀が既に100%保有しているとの解説です。
既に市場機能から逸脱しているとも言えます。
即ち海外勢は空売りを仕掛けているのです。
私の理解では誰かから借りてくる訳ですから。
それは日銀なのでしょう。
そうなるとこの莫大な貸債券料は日銀に入っているはずです。
これの金額はいくらなのでしょうか。
又過去の推計から海外勢は大部分は負けているのでしょう。
この会計はどうなっているのでしょうか。
それとこんな投機な取引を仲介している所は手数料で大儲けしているのではないでしょうか。
理解していませんのでよく分かりませんが。

今後の動向に注目です。


*米株は日本株と違って軟調な動きが出た週間でした。
大前提として世界の株価は米株の動向ですから。
NYダウは900ドルの下落です。
NYダウ日足 33375ドル。

昨年末は33147ドルでした。

NYダウ 週足。

5日移動平均線は▼2.08%で25日移動平均は▼1.04%となっています。

年初のリバウンドが戻ってきたとも言えます。
リバウンドは上も下もあります。
これの期間や幅は誰も予想は困難です。
今の株価で話をする市場関係者は奥歯なコメントに変わっています。

*方向感は大まかに金融政策とファンダメンタルズで見るのでしょう。

米国の金融政策は市場と齟齬が出ています。
どちらが正しいのかは分かりません。
現時点では概ねはあと0.5%~0.75%の利上げなのでしょう。

その後利下げという事ですが、それがいつなのかは難解です。
2023年度にあるとすれば、よっぽど景気が悪くなっていると思いますが。
市場ではソフトランディングと言うのですから、何故利下げなのでしょうか。

とにかくその都度の経済状況なのでしょう。


足元はファンダメンタルズ部分がどうなるかです。

1/18米国小売売上高は寒波の影響が大きかったのでしょうが、予想の▼0.5%より悪い前月対比▼1.1%と出てきました。
2ヶ月連続の減少となりました。
物価が上がっているのに売り上げが悪かったのです。

米国の決算は続いています。
来週1/24にはマイクロソフトが出てきます。
2/1メタ
2/2アマゾン・グーグル
2/3がアマゾンとなります。

1/20グーグールから5%12000人削減の報道が出ました。
株価は上昇しましたが?。

ハイテク企業は2022年15万人の人員削減をしたとの報道です。
これだけの人件費コストを抑えると言う事は足元は大きく損失が出ているのでしょう。
更にやめてもらうにも特別な費用がいるはずです。
株価はすでに織り込まれているのかもしれません。

ナスダックは昨年末が最安値だったのですから。
ナスダック 11030。

5日移動平均線は▼1.31%で25日線は1.51%となっています。

米株は昨年NYダウとナスダックが違う国の株価かと思わせる値でした。
これが難解な所です。
逆にそれが年初から出ているとも言えます。

世界はどちらを見るのでしょうか。
日本株はどちらを見るのかとも言えます。

答えを見てから、どちらに影響を受けていると言うしかないかもしれません。

足元での方向感は難解でしょう。
決算を見てからとなるのでしょう。
日々の上下で金融政策が云々でのコメントは全く関係ないと思います。
そんなことはあり得ませんから。

注目です。

*米国の10年債利回りを見ておきましょう。
米国10年債利回り 3.498%。

前週は3.561%でした。
チャートを見て頂いても低下が継続しています。
2年債は4.224%でした。前週は4.258%ですから同じく低下しています。

米国10年債週足。

市場に聞くしかありませんが、方向感は分かりません。

一般的に日米金利差は為替に影響を及ぼし為替が株価に影響します。
昔からドル円1円の上下で日経平均200円上下とも言われています。
日本の10年債はまた0.346%→0.5%となるのでしょう。
注目です。

*1/20日本の消費者物価指数の発表がありました。
不思議にも日本のマーケットはいつも動きません。
前年対比4.0%と出てきました。

41年ぶりの上昇とテロップが流れました。
1981年12月以来との事です。
16ヶ月連続で上昇しています。
食料品が7.4%の上昇との事です。

エネルギーの上昇を受けての解説です。
ガス23%
電気21%

今後海外要因は落ち着くとの事ですが、一度上げた食料品等を値下げする訳ではないのです。
上昇率が落ち着くのでしょう。
米国も同じですが、消費にどう影響してくるのかです。
日本の賃金は上昇していないことは報道の通りです。
実質賃金は8ヶ月連続で下落し▼3.8%となっています。

岸田首相が不人気なのも実体経済を受けてなのかもしれません。
今後の推移に注目です。


*来週のマーケットは大きなイベントは特にありません。
日経cme日経先物は26890円336円も上昇しています。
週末円安に振れたのが原因でしょう。
但しこのドル円は猫の目の様に動きますから分かりません。
年初からのトランポリンの様になるのか。
日本独自の金融政策の諸々は一旦は抜けました。
日本でも日電産から決算が始まります。
日経平均週足。

米株は上段でも書きました決算シーズンですので、今踏み上げをするという事は無いと思います。
いつものNYダウの日足次第でしょう。
1/26GDPの10月~12月速報値の発表があります。

中華圏及び東南アジアは1週間休場です。
注目です。

どうでもよい私の話は、いつもの信用wインバースの決済を大失敗してしまいました。
読売新聞を何回も読み返し無理やりに信用してしまったのです✖。

wインバースインデックス連動型上場投信 375。

5日移動平均線は▼1.83%で25日線は▼1.28%となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年1月27日



日経平均27382 NYダウ33978 wti原油79.38 ドル円129.80
前週比829 603 ▼2.58 0.26

日経平均は急上昇し大幅高しました。
チャートを見て頂きましたら分かりますが、12/20日銀ショックの上となっています。
取り戻した訳です。
窓を開けての上昇です。
内容的に特に好材料が出た訳ではないのですが。
NYダウの6連騰に連れ高なのでしょう。

352 393 95 ▼32 19の1週間でした。
26906 27299 27395 27362 27382の推移です。

5日移動平均線は0.41%で25日線は3.52%となっています。

市場関係者の中には昨年末の大外しも忘れ小躍りしている発信もありますが、多くの方は冷静なコメントをされています。

米国の景気後退を懸念するのは当然の事でしょう。
全てのシンクタンクがそれを指摘しているのですから。

10月~12月決算は続いています。
3/1近くが終わっています。
当然明暗は分かれています。
現在全体的には若干の減益の様です。
マイクロソフト・インテル・IBM・シェブロン等は悪い内容でした。
米株の6連騰は不思議な週間でした。

4.5%の政策金利と積み上がってきた物価での現状ですから、さあ消費が拡大すると言うのは無理があるのでしょう。

大手所のレイオフしか報道で知りませんが、大手だけでないのは想像がつきます。
中小及び下請けの方が厳しいのは世の常です。
現在失業率3.5%は安定していますが、いずれ上昇してくるのでしょう。

FRBは物価を抑える為に景気を落としている政策をしている訳ですから、そういう方向になるのは必然です。
まだ利上げは続きます。

景気が何処まで落ちるのかがチェック点となります。
そしてどこで落ち着くのかでしょう。
ソフトランディングなのかハードランディングなのか。

今はそれの過程の範疇ですから、随時の経済指標を見ながら探っていく段階です。

市場は現在楽観的です。
ナスダックは急騰しています。
この市場は半分以下になった株価がざらにある訳ですから10%20%上昇する事はあると思います。
こちらもそういう範疇であると感じます。

NYダウ 33978。
5日移動平均線は0.78%で25日線は1.48%となっています。
NYダウは年初より方向感のない動きです。


ナスダック 11621
5日移動平均線は1.58%で25日線は6.82%となっています。
4ヶ月ぶりの高値となっています。

今後の動向に注目です。


*不思議と言っては失礼ですが欧州株の上昇が顕著に出ています。

ドイツdax 15150。
5日移動平均線は0.29%で25日線は3.34%となっています。

フランスcac40 7097。
5日移動平均線は0.74%で25日線は3.85%となっています。

詳細は存じませんが、ECBラガルド総裁のタカ派発言の連呼を受けてウクライナの状況は膠着から更に拡大と報じられる中での急騰ですから。
暖冬と言ってもエネルギーは不安でしょうに。
最もいけない地域と感じるのですが。

中国の影響としか思いつきません。
よく分かりませんがそうなっています。

マーケット関係はどういう報道がなされているのでしょうか。
景気が回復し企業業績が改善しているのでしょうか。

ナスダックと同じ傾向だと思うのですが。

今後の動向に注目です。


*10年債を確認しておきましょう。

米国10年債 3.507%
前週は3.498%でしたので誤差の範囲でした。
2年債は4.201%で前週は4.224%でした。

4.201-3.507=0.694
この逆イールドが当たり前の様になっていますが、本来は当然違うのでしょう。
何故これが続くのか私は分かりません。
長期債はFRBに反抗しているのでしょうかw。
このゆがみの訂正で日本は四苦八苦しているのですが、米国ではどうなっているのでしょうか。

日本10年債 0.48%
基本の0.5%に近づいています。
多分そこで張り付くのでしょう。

この長期債の動きを見て日米どちらが正しいなのかは誰も分かりません。
プロフェッショナルが金融政策を決定しているのですから信じるしかありません。

日本は管制相場です。
市場の思い通りにはなりません。というのかさせないのです。
日本はイールドカーブを外すとどうなるのでしょうか。
10年債は買うにも日銀が100%持っているというのですから。
他の年限を買うしかないのでしょう。
これを横目で見ながら各市場は動くのでしょう。

ドル円 129.80円。
前週は129.54円でした。
膠着的な週間でした。

どちらに振れるのかは全く不明です。
世界の基軸通貨のドルの行方次第なのでしょう。

ドルインデックスは昨年10月あたりから下がり続けています。
誰かが売っているのでしょう。
米国が悪いからなのか別の政治的思惑なのかは分かりません。

株式マーケットは為替と連動しますので日々見ていくしかありません。
注目です。


*来週のマーケットは2/1のFOMCが最大注目です。
これをにらんで年初より動いてきたと言っても過言ではありません。
0.25%の利上げが99%とも言われています。
もし0.5%となればサプライズとなります。

考え方では先に抑えるのか徐々に抑えるのか。

2022年 fomc金利推移
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.25%

パウエルの発言にも市場がどう感じるかです。
利上げの打ち止めはいつなのかを探るのでしょう。

*資源価格及び穀物価格の行方が今後の鍵と考えます。
これが落ち着いてくると言う事が大前提ですので。
中国の0コロナ解除がどう影響するのか。
当然ロシアの動向も不確実な動きでしょう。
FRBはインフレ抑制が1番の命題ですから。

大注目です。

月初のismと雇用統計が出てきます。
ism系は前月が大寒波でのイレギュラーの値だったのかどうなのか。
雇用統計も同じくです。

2/1メタ 2/2アップル グーグル 2/3アマゾンの決算が出てきます。

目白押しという事になります。
今後の1ヶ月近くの方向感を見る週間という事になるのでしょう。

日本の決算も大手所が出てきます。
日電産ショックは全体的には波及しませんでした。

中国が春節明けとなります。

注目です。

どうでもよい私の話は完全に見ているだけの週間でした。
ここで動けないでしょう。
多くの御仁がそうではなかったでしょうか。
売買高からも伺えます。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年2月3日


日経平均27509 NYダウ33926 wti原油73.23 ドル円131.19
前週比127 ▼52 ▼6.15 1.39

日経平均は変わらずでした。
重要なイベントがありサプライズな内容もあったのですが上記のチャートの如く横一線な動きです。
日中幅も少ない週間でした。
51 ▼106 20 55 107の1週間でした。
27433 27327 27346 27402 27509の推移です。
 

下記のNYダウは日中の幅は出ていますが同じく変わらずでした。
日経平均はNYダウと同じ様な動きとなっています。
ちなみに昨年末の値は
日経平均26094 NYダウ33147 wti原油80.44 ドル円131.10
となっています。
NYダウ 33926.



*2/1FOMCでは予想通りに0.25%の利上げとなりました。
FFレートは4.5%~4.75%となりました。

2022年 fomc金利推移
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.25%~4.5%。

パウエルはディスインフレという言葉を何回も発言しました。
タカ派姿勢を見せなかったとの受け止めで米株は値を戻しました。
ここは言葉のあやというのか、警戒して下げていた先物が買い戻されたのが本筋と思うのですが、そういう解説になっています。

内容的には以前より発信している事なのでしょう。
今後継続的な引き上げが適切と前月迄の表現を維持しました。
深刻な景気悪化をまねかずインフレ鈍化が進んでいる。
これまでのインフレ鈍化が労働市場の弱含みという代償を伴わないでいる事は良いことだ。
年内の利下げは適切でない。

今後3月と5月に0.25%づつ利上げを行うとの示唆が出ています。
FFレートレートは5.25%になるという事です。
これは前回12/14FOMC時のドットチャート上とほぼ同じとなります。

FRBと市場とは齟齬が出ています。
市場は年内利下げですから。
この2/1時点での各年限の債券利回りが表しています。

米国10年債利回り 3.519%

チャートを見て頂ければ分かりますが2/1fomcでは金利が下がっています。
但し2/3には大幅急上昇しています。
10年債は前週3.507%でした。
週間では誤差の範囲です。

2年債は4.287%で前週は4.201%です。
教科書通りならば4.75%に近づくのでしょうか。


*2/3米国1月度雇用統計の発表がありました。

517000人の増加と出てきました。
予想は18万人でした。
失業率は3.4%です。
1969年以来53年ぶりの低水準との解説です。
平均時給は0.3%増加していました。
昨年比では4.4%の上昇との事です。
誰もが予想していなかった驚愕の強さだったのです。

各エコノミストから様々な論建が出ています。

バイデンは米経済の強さを示していると発信し、インフレの伸びの鈍化は継続し実質賃金は上昇していると強調しました。

但し雇用統計は単月ではぶれやすい指標である事の認識は必要です。

今後の動向に注目です。


同日後に発表されたism非製造業景気指数は55.2という値が出てきました。
ismの値は2020年半ばの値との解説です。

市場はFRBが言う年内利下げが無いという方向に傾いているとの発信が出ています。

個人的には昨年の大寒波の影響で単月の齟齬が出ているのではと感じています。
以前にも書きましたが、あれだけの絵柄の時に買い物や就職と言ってもどうなのでしょうか。
それが1月に流れたのではないでしょうか。
これは勝手な憶測ですが。

*とにかく米国は大揺れに揺れた週間だったのです。
チャートの如く10年債は2/3に大幅上昇したのです。

ドル円 131.19円。
足元では日米金利差により円安に振れています。

日本10年債利回り 0.482%。
こちらは0.5%近辺で張り付きでしょう。


*一連の動きは材料出尽くしとはならず非常に難解な展開です。
結局どういう事になるのかという事です。
市場はどういう方向に動くのかという点です。
初動は2/13月曜日の米株の動向でしょう。

景気が良ければ金利が上がり景気が悪ければ金利が下がるのか?。
米国金利安でグロースが上がり金利高でグロースが下がります。
日本のマーケットは円高で下がり円安で上がるのでしょう。

また2/14米国消費者物価指数がチェックであるのは間違いありません。
それ迄は思惑優先でマーケットは動くのでしょう。

最大注目です。


*ナスダック市場は完全に違う動きとは感じます。

ナスダック 12006。
昨年末は10466ポイントでした。
1540の上昇は14.7%となります。
これは需給と地合いとしか考えられません。

週間でメタ・アップル・グーグル・アマゾンと決算が出そろいました。
地合いが悪かったら、何処迄凹むのかという悪材料でした。
きっちり減収減益と業績は出ていたのです。

ナスダック 週足 12006。

長いレンジではこうなっています。

思い返せば昨年8月に日経平均は29000円を抜いた場面が思い出されます。
不明な株高は実際にあるのです。
その後には答えが出ていますが。
ここは神のみぞという話になってきます。

事実的に政策金利は上がっている訳です。
まだ上昇するのです。

今後の動向に注目です。

*朗報と言えば1/31発表のIMFよりの世界経済見通しです。
2023年       2024年
世界 2.9 0.2   3.01 ▼0.1
米国 1.4 0.4 1.0 ▼0.2
ユーロ0.7 0.2   1.6 ▼0.2
日本 1.8 0.2   0.9 ▼0.4
中国 5.2 0.8   4.5 0

世界全体の成長率は3ヶ月前より0.2ポイント上昇修正さしてきました。
上方修正は1年ぶりとの事です
主な要因は中国政府のゼロコロナ政策の終了との事です。
各国の金融引き締めによりインフレピークを越えた為との分析です。

ウクライナの懸念は残るとしました。

中国の不動産部門は不安材料との解説がありました。
世界のインフレ率は2022年8.8% 2023年6.6% 2024年4.3%に減速するという見通しとの事です。

来年の事はまだ先の事ですから不明でしょうが、とにかく2023年は上昇させてきました。

2023年はまだ2月ですからこれからの動きなのでしょう。
成長鈍化が収まるのか、一旦凹んでから上昇するのかは不明です。
随時の経済指標を見ていく事になります。
注目です。

*中国のチャートを張り付けておきます。

上海総合指数 3263。

0コロナ政策の転換がマーケットを動かしています。
各経済指標も筋目の50を上回っています。
欧州株はこちらに引っ張られている感じはします。

但し秘密の国だけに楽観は禁物でしょう。
気球騒ぎの本筋は不明ですが、米中の対立は続くのでしょう。

2/4政府は半導体輸出規制を米国とオランダに歩調を合わせる事を確認し、輸出規制を今春にも実施する方針を固めました。
該当する半導体製造装置関連企業は、どの様な影響が出るのかにも注目となります。
それに対する報復は想定されるでしょう。
何が出てくるのでしょうか。
注意です。


*来週のマーケットは強烈な雇用統計を受けてFRB高官からどの様な発信が出るのかにまず注目でしょう。

昨年1年を通してインフレの動向を完全に見誤ったFRBが、また同じ轍を踏むのか、どうなのかです。
懸念は原材料費の再高騰だったのが賃金インフレもおさまってないという事実をです。
市場では2/14の消費者物価指数に向けて様々な憶測が飛ぶのでしょう。
警戒はすると思います。

日本からは2/10日銀総裁人事でしょう。
これは世界が注目しています。
政策的には徐々にの変更とは見ていますが、いきなりの12/20があった訳ですから思惑は先行するのでしょう。

1/30令和臨調からは日本銀行に対して新たな提言を発信しました。
大規模な金融政策の限界に対して金利機能の回復と国債市場の正常化を図るよう求めています。
危機的な事態に陥る前に政策の転換が必要不可欠であるという内容です。

これは外堀からなのでしょう。
誰が総裁・副総裁になってもこの方向で進むのではが感じられます。

積みあがったETFをどうするのでしょうか。
時価総額48兆円で全体の7%に当たるとの解説です。
日銀が世界最大の日本株保有者なのです。
市場では売らない株主と言う事で今まで安心だったのですが。
新体制では様々な議論が出てくるのでしょう。

又利子がつかなくても、お上がやっている事に何も不満を言わない国民性がありますが、そもそもはどうなのかという点です。
政府には文句多しですが何故か金融行政にはスルーとなっています。

これは難解中の難解になります。
1100兆円の借金が今あるのですから。
これの金利負担が大問題です。
50年債100年債でも作って借り換えなのでしょうか。
注目です。


決算は続きます。
トヨタとソフトバンクGが出てきます。
ソフトバンクGは毎回の注目となります。
投資会社ですから上下が激しすぎますので。
10月~12月は全体的と相関していけない感じはします。
但し市場は先を見ますので。

ソフトバンクG 6328円

日経cme日経先物は円安に振れたので115円高の27625円となっています。

週末はSQとなります。

どうでもよい私の話は、何も考えずにラジオ解説を鵜吞みにして買った東電が決算もひどく最悪です。
8月に買っているんですから。
どうしようかな。
東京電力ホールディングス 447円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年2月10日

日経平均27670 NYダウ33869 wti原油79.76 ドル円131.35
前週比161 ▼57 6.53 0.16

日経平均は変わらずでした。
チャートを見て頂ければ分かりますが、3週間変化が無いと言っていいでしょう。
300円程の上昇など1日で戻しますから。
上にも下にも行きません。
膠着状態です。
居心地の良い値ごろ感なのかもしれません。

184 ▼8 ▼79 ▼22 86の1週間でした。
27692 27685 27606 27584 27670の推移です。

cme日経先物は27575円と▼95円安となっています。


2/6月曜日早朝
に日経新聞電子版から雨宮副総裁に総裁打診。
と結果的には全くの誤報から始まった1週間でした。

各市場は安堵感からいきなり動いたのです。
円安株高に振れました。

前回の読売報道もそうなのですが、基幹報道各社はどういう裏付けで発信しているのでしょうか。
ネットの個人的なコラムじゃないんですから。
その後に誤報でしたとも言いませんし。
こんないい加減でいいのでしょうか。

但し、一般人には内情等知る由もできません。


そして2/10市場が引けた16時頃に官邸からいきなり、日銀総裁に植田氏を2/14国会提示と出てきたのです。


植田和男氏71才。
マクロ経済学者で元東大教授であり日銀総裁では初めての学者出身との事です。
副総裁には氷見氏財務省と内田氏日銀出身との事でした。

*市場は金利が上昇し一旦円高に振れ、先物は売られました。

本人より政策の判断を論理的に判断し、結果を分かりやすく説明する事が大事である。
現状の景気と物価からすると現状の日銀の政策は適切である。
当面は金融緩和を続ける必要があると思っている。

本当に日銀が出口に行くとすれば厳しい問題だ。
百も承知している。
と報道が夜間未明に出ています。

岸田首相よりも金融緩和を継続する必要があるだろう旨が発信されました。
1月下旬には内定していたとの事で国会承認は2月一杯迄かかるとの内容でした。

それらを受けて市場は一旦落ち着いたのです。
ドル円日中足 131.25円。

日本10年国債 日中足 0.5%。



各方面から様々な論建や解説が発信されました。
全くのノーマークの方であり、今後も思惑は数知れずでしょう。
足元のマーケット的には米国発信が注視となるかもしれません。

官邸はアベノミクスからの脱却の人事であるのは間違いないと思います。
副総裁からは基より、政治や官僚とは関係が無い大抜擢な訳です。
岸田さんは当然誰かの推薦でしょうが決断したのです。
任期は5年となります。

掴みは上段の政策継続の内容ですが、どの様な政策変更があるのかは最大注目となります。

金融政策の行方もそうですが、強弁を押し通し、ある意味煙に巻く様な黒田節で10年間慣れてきた会見がどの様に変わるのか。

実質的に減少しているETF購入はもうやめると思いますが。
それをどう柔らかく語るのかはデリケートな世界となります。

今後の動向に注目です。



*2/3想定外の強い雇用統計を受けて、各連銀総裁がどのような発信をするのか。
市場がどの様な反応をするのかに注目が集まりました。

米国10年債利回り 3.744%。


各連銀総裁のタカ派的な発信内容は割愛しますが、金利は大きく上昇しました。
パウエルはどっちとも取れるような玉虫的な発信でした。
ディスインフレが流行っている様です。

前週が3.519%でしたので20ベーシス以上の上昇です。
今後の金利の行方を見るフェドウオッチは猫の目の様な動きと解説がありました。

2年債は4.526%となり前週は4.287%でした。

2年債は教科書通りに上昇するのでしょう。

4.526-3.744=0.782
逆イールドは続いています。
FRBからはこの事について私が知らないだけかもしれませんが聞こえてきません。
日本ではゆがみという事で当局から結構発信されるのですが。
日本は市場を管理統制しているのでかもしれませんが。


*兎に角金利は上昇したのです。

ちなみに上記10年債チャートより11/7が4.214%で昨年末12/30は3.879%となっています。

ナスダック 11718。
理屈なく急上昇してきた高perナスダックは反落しました。
ナスダック市場の金利相関を確認しますと。
11/7時点は10564で昨年末12/30は10466でした。
年末に年初来安値を付けたことは記憶にある所です。
今後どうなるのかが注目となります。

NYダウ 33869。
NYダウは昨年末33147ドルですから微増の範疇です。
ここに米株の違いが表れています。
昨年とは逆になっています。
オールドエコノミーは軟調な訳です。

米国決算より想定内でしょうがSP500は3%の減益と報道がありました。
ファンダメンタルズは良くはないのです。
足元でこれがv字回復すると予想している方は少数なのでしょう。

大手所は人為削減の最中ですから。
日々レイオフの報道がまだ出ています。
こういう部分を研究している方よりの発信は存じませんが、決算面でいつ表れるのでしょうか。
一般人が知りえる時期が注目となります。

そうなると足元のマーケットは金利動向となるのでしょう。

2/14いつものcpi消費者物価指数となるのです。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

これだけ金利を上げてきていますので徐々に下がるはずとは思いますが、今回の値で市場がどう動くのかです。

又対前年比では前年の発射台が高い値ですので当年は落ち着くはずです。
対前月対比が注目かもしれません。

fomc金利推移
2023年
2月0.25
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

誠に勝手な思惑ですが、当局は勿論のことFRBの面々も値は知っているのでしょう。
悪すぎる場合は昨年7月でしたか、先にリークしてきますから。
今回はまだありません。
但しFRB高官達のタカ派発言が気になる所です。


又米国では単月だけではなく2年レベルでは13%以上物価が上がっている事の認識は必要でしょう。
消費にどう影響しているのかと言う事です。
2/15には小売売上高も出てきます。

最大注目となります。


*日本の決算は佳境に入ってきました。

個別銘柄は端折りますがEPSをチェックしておきましょう。
1株当たりの純利益です。
当期純利益÷発行株式数で求められます。

日経平均のEPSは2125.27となっています。
perは13.02で日経平均は27670円です。

昨年末12/30は214712.1526094円です。
11/15は221712.6227990円でした。

perというのは株価が1株当たりの純利益の何倍の値段がつけられているのかです。
perは株価の値で随時変化します。
epsは決算を受けて変化します。

*結局の所は11/15~2/10迄の個別決算を受けてepsは下がり続けているという事です。

様々な論建はありますが、昨年末の株価を大外しした方々は、大発会の25716円が今年の安値と発信していますが、足元ここの部分をどう理屈建てするのかと言う内容でしょう。

今後の推移に注目です。


*来週のマーケットは米国消費者物価指数1本でしょう。

発表は2/14 22時30分となります。
いつもの様に何とも言えませんが、米国の物価が日本株の動向に影響する訳です。
雇用統計がサプライズでしたので、どうなるのかです。
これで直近の方向感は出るのでしょう。

植田氏関連も逐次に市場を揺るがすかもしれません。
報道機関には右往左往さす様なアドバルーンはもうやめてもらいたいものです。

トルコシリアの地震では3万人の死傷という事で大惨事となっています。
戦争をやっている場合なのでしょうか。


どうでもよい私の話は、ダメすぎる4932アルマードが2/14に決算です。通期予想を変えずに配当も55円を堅持できるのか。
アルマード 1090円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年2月17日


日経平均27513 NYダウ33826 wti原油76.33 ドル円134.11
前週比▼157 ▼43 ▼3.43 2.76

日経平均は変わらずでした。
チャートを見て頂けけましたら1ヶ月変化が無い事が分かります。
様々な事があった訳ですが、値的には変化なしです。

3Q決算も終了し、いつもの様に個別銘柄は明暗が分かれて株価は大きく上下していますが、インデックス系は変化が無いという事です。

▼243 175 ▼100 194 ▼183の1週間でした。
27427 27602 27501 27696 27513の推移です。

cme日経先物は27490円となっています。

日経平均 週足。

日経平均 月足。


日経平均 推移。
2019年 12月 23837円

2020年
1月23205 2月21142 3月18917 4月20193 5月21877 6月22288
7月21710 8月23139 9月23185 10月22997 11月26443 12月27444

2021年
1月27633 2月28966 3月29178 4月28812 5月28860 6月28791
7月27283 8月28089 9月29452 10月28892 11月27821 12月28791

2022年
1月27001 2月26526 3月27821 4月26847 5月27279 6月26393円
7月27801 8月28091 9月25737 10月27587 11月27968 12月26096

2023年
1月27327

過去2年間の月末値は25000円以下はありません。
30000円以上もありません。
過去3年間は19000円以下があります。
2020年11月に跳ね上がっているのが分かります。

コロナ渦中が始まり、過剰流動性相場の推移が見て取れます。
実体経済とは全くかけ離れていたのです。
世界はロックダウンしていたのですから。

コロナ渦が終息し、今は金融縮小の真っ最中です。
金融政策は当然日本ではなく米国の事です。
毎月の950億ドル縮小する?と言う内容は、市場にどう影響が出ているのでしょうか。
解説が無いので存じません。

ウクライナ紛争は2022年2/24から続いています。

足元の動きを注視する事は当然ですが、長いレンジの値を確認する事は必要です。

*topixを見ておきましょう。
トピックス 1991。
東証株価指数の略となり約2200銘柄の指数となります。
コレの詳細は割愛します。
現在プライム1837・スタンダード1447・グロース515と市場があります。
但し旧マザーズ指数は動いていますし、日経平均500やjpx日経400等々様々な切り口があります。
topixグロースやtopixバリューもよく見られる指数です。
主要指標の日経平均というのは225銘柄ですから。

解説では筋目の2000ポイントがチェックとの事でした。
過去1年押し戻されている事が確認できます。
今後も注目です。


*2/14注目の米国消費者物価指数の発表がありました。
前年対比は6.4%と出てきました。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前年対比で減少し続けていますが、減少幅がチェック点です。
市場予想は6.2との事でした。

前月比は0.5%の上昇と出てきました。
前月0.1%の伸びからは拡大しました。
ガソリンが-1.5から+1.5となり食品は10.1と高い伸びが継続していました。
賃金の上昇と住居費の上昇は加速しているとの事です。
根強い物価の上昇との解説でした。

株式マーケットは変化がありませんでしたが。

その後の小売売上高と生産者物価指数、個人消費支出を受けて金利は更に上昇しました。

米国10年債利回り 3.866%。
前週が3.744%でしたので12ベースの上昇です。
2/3の3.393%の雇用統計発表より40ベーシス以上の上昇となっています。

2年債は4.617%となり前週は4.526%でした。
2年債はFF金利4.75%に近づいてきました。
これは理屈通りなのでしょう。

市場はフェドウオッチより3月5月だけではなく6月も利上げが行われるのではと変化してきたとの解説です。
3月0.25 5月0.25 6月0.25。
現在値4.75+0.75=5.5%

fomc金利推移
2023年
2月0.25
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

これは経済指標や要人発言ごとに変化しますので、随時のチェックとなります。

私は幾度と書いていますが、FRBは物価見通しを何回も見誤っているのです。
いつも提示されるドットチャートは信用はならないと。
拙著マーケット2022年12/30を読んで頂ければ昨年の推移が分かります。

市場はどういう内容で決定しているのかは存じませんが、それより楽観的な値を提示するのです。
今回はFRB発信の内容に近づいてきたとの事です。

但し、大元が間違う訳ですから、どうしようもないと思うのですが。

それだけ世界最大のシンクタンクであるFRBも読みにくいのでしょう。

それは何故かと言えば端的には戦時だからでしょう。

エネルギーや鉱物・穀物全般が不明な展開なのでしょう。
川上の値により物価や経済活動が行われるのは今迄の経済史です。

そして金融政策ではどうしようも出来ない内容である事は、昨年思い知らされました。

上記は落ち着いてくると言う大前提で話は進んでいますが、どういう理屈なのでしょうか。

誰も分からないと思いますが。

トルコの大地震も同様の内容でしょうか。

兎に角、現時点ではこういう値となっています。

今後に注目です。

ドル円 134.11円。
日米金利差より円安に振れています。
為替は様々な論点がありますが日経平均的には大手輸出業の寄与度が高い事により朗報となります。

日本10年債利回り 0.504%。
張り付いています。

*植田新総裁について様々な論点が行われた週間でした。

現時点で全てが憶測と言う範疇ですが、識者の解説も様々で知的好奇心が沸く内容です。
一般人でも、どういう方向が予想され、どういう値になるだろうかを考える訳です。
当然市場では先取りで進むのはいつもの事です。

2/24に当人が国会で所信の発言がある様です。

理論建てのマクロ経済学者という事ですから、黒田総裁の良い意味での煙に巻く論法をするのかどうなのかが注目となります。

いきなりサプライズな内容は無いと思いますが、今までの立場が違いますから注意となります。
質問者も必ず突いてくるはずです。

馬の目を射抜くような投機家は狙う所です。
ちょっとした言質でも拡大解釈して大騒ぎするのです。
そういう所なのは市場参加者なら知っているでしょう。

私はそういう輩の思うようにはさせないと言う戦略の元に金融政策を実行してきたとも感じています。
上記の10年債のチャートを見て頂ければ分かりますが、上髭の多い事が証左でしょう。
これは全て投機筋の仕掛けなのです。
数兆円単位ですから凄まじい金額なのです。

これを日銀はことごとくつぶしたとも言えます。
君らの思う通りに日本はさせないぞという意思表示です。
断固たる金融政策の基に国民の生活を守った。
は言い過ぎかもしれませんが。

黒田総裁は根性の強弁であったと思います。
胆力の世界でしょう。

この運用が良いの悪いのかは存じません。

但し、リーマンショックは何故起こったのかを思い返せば、市場の思うがままが答えなのだと放置した結果であると感じています。

それで市場とは何のゆかりもない市井の人々が大迷惑をこうむった訳です。


金融政策の行方の注目は間違いありません。

3/10が黒田総裁の最後の金融政策決定会合となります。

置き土産等と発信しているコメンテーターもいますが、基幹所の報道機関は特に注意して発信してもらいたい所です。

4/28が新体制の会合となります。

注目です。

*2/15の米国小売売上高について確認しておきます。

11月が▼0.2で12月が▼1.1という値でした。
1月度は前月比で+3.0と出てきたのです。
記録的な高い伸びと解説がありました。
11月が6844億ドル、12月が6769億ドル、1月が6969億ドルとの事です。

但し解説では季節調整値?という物があり、実際は12月7482億ドルで1月は6273億ドル?と言うのです。
統計の専門家は分かるのでしょうが、よく分かりません。

とにかく予想は2.0という事で、それより高い値という事です。

外食が7.2%百貨店17.5%自動車5.9%家賃4.4%と出ています。

売上は価格が上昇しているのですから、同じ数量であれば上がるのは普通の事でしょう。
前月が減少していたのが不明な事でしたが、大寒波の影響が大きかった事は予想ができる所です。

1月度は多くの指標が、後上振れしていますので多分それの影響ではと感じます。
来月に注目でしょうか。

*来週のマーケットは特にないと思います。
こういう時によく動くのも市場なのですが。
米国は2/20がプレジデントデーで休日です。
日本も2/23は天皇誕生日です。
2/22FOMC議事録というのは材料視されて狼狽した事は昨年の1月初旬でした。
これはスルーの方が多いのです。
パウエルや各連銀総裁がFOMC後に発信している内容と差異がある方がおかしいと感じます。
こじつけの様な事はありますが。

2/24には日本の消費者物価指数が出てきます。
何故か日本のマーケットはそうですかみたいな。
日本の事なのに。
不思議な国です。

トルコ中銀の政策発表が出てきます。
10兆円以上の損失と報道がありました。
ウクライナとロシアの仲介所ではないでしょう。

ロシアは昨年2/24にいきなり仕掛けたのです。
プーチンはこの現実をどう語るのでしょうか。

注目です。

どうでもよい私の話は苦節の4932アルマードがコツンと来ました。
特別増配10円で65円配当となったのです。
何故使う事もない化粧品株を買っているのでしょうかw。
一部利益は出てきましたが捕まってしまっています。
まずは大きな窓埋めを行い1700円迄戻してほしい所です。
今高配当株は人気のジャンルです。
アルマード 1202円。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年2月24日

日経平均27453 NYダウ32816 wti原油76.45 ドル円136.41
前週比▼60 ▼1010 0.12 2.3

日経平均は更に変わらずです。
上にも下にも行きません。
これだけ続くとあまり記憶にありません。
これを誰が予想できたでしょうか。
ぬるま湯相場等とも言われています。

18 ▼58 ▼368 349の1週間でした。
27531 27473 27104 27453の推移です。

cme日経先物は27345円となっています。

*但し米国では結構な動きとなっています。
NYダウ 32816ドル。
週間では1000ドルの下落でした。
NYダウは昨年末33147ドルを割り込んできたのです。

日経平均の昨年末は26094円でした。
どこを起点に見るのかで話しは変わってきますが。
他の市場で見ればどうなのかもあるでしょう。

きりの良い昨年末とNYダウで比較してみます。

日本の企業業績が良かった訳ではありません。
それは米国と同じく3Q決算より多くは減収減益でした。
12/30eps2147 2/24eps2106

東証よりのPBR1倍割れの改善や取引価格100万円以下にせよが効いているのかもしれませんが。


*足元では金利と為替という事でしょう。

米国10年債利回り 3.947%。

2年債は4.814%で前週は4.617%でした。

10年債は前週3.866%でした。
雇用統計が発表された2/3は3.393%でした。
チャートを見て頂ければ分かりますが55ベーシスも急上昇しています。

昨年末の値は3.879%でした。
米国の10年債利回りは昨年末より上になっています。

直近の高値は11/7の4.214%となっています。

日本10年債 0.503%。
昨年末と変更はありません。
イールドカーブコントロールにより金利は管制されています。

ドル円。136.41円。
おおむね金利動向より円安に振れています。

昨年末で比較しますとNYダウは金利が上昇し株が下落し、日経平均は金利が変わらず円安に振れて株高維持になっています。

日本企業の想定為替レートは137円との事です。
為替差損は少ないと解説が出ています。

*何故米国の金利が上昇したのでしょうか。

FRBは2023度の利下げは無いと幾度も発信していましたが、市場は何故か分かりませんが利下げがあると予想していたのです。
FRBは利上げは2月と3月もしくは5月があるかもと発信していましたが、市場は3月で打ち止めがマジョリティーだった訳です。

それが現時点では短期金融市場から3月、5月所か6月もあるかもと織り込み始めました。
7月迄も出てきていますから。
5.4%とも言うのですから。
いきなり豹変となっています。

*それの原因は2月からの経済指標と要人発言からとなっています。

市場はFRBの言う事を信用しなかった事と、FRBは物価予想を幾度も見誤っている事を忘れていたのかもしれません。

一般人の私は不思議でしたが、以前よりエコノミストやアナリスト、コメンテーターはそういう発信をしてきました。

日本の方は同じ方向が安心なのかもしれません。
株屋さんは別の思惑があるのはいつもの事です。

当たり前ですが多くの方はそれを信用して市場に参加しています。

1 当局が正しく、市場も正しかったのか。
2 当局が正しく、市場が間違っていたのか。
3 当局が間違い、市場が正しかったのか。
4 当局が間違い、市場も間違っていたのか。

結果でそれが分かるのですが、2022年は4番なのでしょう。
2023年も4番であると予想します。

私は株式マーケットしか存じませんが、昨年末にはや又今年後半には日経平均が30000円だ32000円だと発信している識者の方々は、ここ3年間月末値がそれになった事がないのに、何故その様な事が言えるのかが不思議でした。
異常なスーパー金融相場でもなっていないのです。
瞬間は別でしょうが。

日経平均 推移。
2019年 12月 23837円

2020年
1月23205 2月21142 3月18917 4月20193 5月21877 6月22288
7月21710 8月23139 9月23185 10月22997 11月26443 12月27444

2021年
1月27633 2月28966 3月29178 4月28812 5月28860 6月28791
7月27283 8月28089 9月29452 10月28892 11月27821 12月28791

2022年
1月27001 2月26526 3月27821 4月26847 5月27279 6月26393円
7月27801 8月28091 9月25737 10月27587 11月27968 12月26096

2023年
1月27327

米国は金融縮小に走っているのですから。
インフレ抑制の為に不景気にしようと政策しているのですから。
企業は金融コストでも四苦八苦しているのでしょう。
物価目標が2%が正のかは分かりませんが、それは現時点では程遠い事なのです。
何故人為削減をしているのかも証左でしょう。

更に地政学リスクは継続しているのです。

バンビーランディングという言葉が出てきました。
ハードランディング・ソフトランディング・ノーランディングと言葉的な様々が出ています。


今後の動向に注目です。


*日本からは2/24の植田新総裁候補の発言に注目が集まりました。

マーケット的な結果から見れば、相当警戒していた様で発言中に先物主導で大幅高しました。
2/24日中足 27453円。

2/24 9:30より国会で始まりました。
2時間45分の時間をかけ6党6人が質問に立ちました。

植田氏はペーパー無しで答えました。
質問内容はいつもの黒田総裁の記者会見の内容と遜色は無かったと思います。
時間はいつもより2倍以上かけています。
想定問答集は当然用意しての発言でしょう。

私の使命は魔法の様な金融政策を行う事ではない。
物価目標2%のミッションを達成し、金融政策の正常化を踏み出すことだ。
2%に到達しなければ副作用を起こさせない様に早く判断したい。

日銀の役割は国民に無駄な心配を起こさせずに自分の所得や家計に注力できるようにインフラを整える事だとの弁です。

この大枠は一番大事な所でしょう。
こういう内容の発信で国レベルは当然なのでしょうが、個人にも目を向けている点がチェック点でしょうか。
今迄の植田氏の人間模様等存じませんが、そういう人なのかなと感じました。

各方面からは様々な言及が出ています。

2013年4月からの量的質的金融緩和をどう軌道修正していくのか。
2016年1月からはマイナス金利を導入しました。
2016年9月よりは長短金利操作付きという事でイールドカーブコントロールの決定です。
2022年12月20日の長期金利の変動幅を0.5%に拡大した事は記憶に新しい所です。
ETF購入の動向もチェック点でしょう。
詳細の存じないテクニカルな内容も数知れずなのでしょう。

外野は様々を論じるのはいつもの事ですが、プロフェッショナルに任すしかないと思います。

今後の動向に注目です。

普通預金 0.001%。

日本では利子は付きません。
誰も何も言いませんが、ローンの無い方これからも借りない方、又は企業もあるのでしょう。
2000兆円はタンス預金と同じでは言い過ぎですが。
長期債は10年で0.5%となっています。

私らの若い頃は郵便貯金が結構なお得でしたw。
60才以上しか知らない事でしょうか。

バブルから失われた10年と言われ今は30年となってしまいました。
1005兆円の借金となりました。
個人的にはアレもしてほしいコレもして欲しいと。
アレは嫌だコレもいけないと。
政治はサービス精神で従います。
皆が享受しているのです。
それでどうにかせよと言っているのです。

普通のお宅では考えられない所業とも言えます。
何故この様になるのでしょうか。

人口減の少子高齢化ですが1億2300万人の人口がいる事も事実です。
どういう方向に進むのでしょうか。
注目です。


*2/22にバイデンはキーフに突然訪問し長期的な支援の決意を表明しました。
米国は既に10兆円の支援をしています。
同日プーチンは年次教書演説で核軍縮合意を停止する旨を表明しました。
戦場では負けないと強弁です。
2/24中国外務省から12項目に及ぶ和平案が出てきました。
これには西側は総否定となっている様です。

国際政治など全くの不明ですが、いったいどうなるのでしょうか。
2014年から実際はウクライナでは紛争が続いている訳です。

これだけテクノロジーが発達していても人は同じことを繰り返している訳です。
太古の昔から変わっていません。
生物・動物の本能なのでしょうか。
Aiならばどういう答えを出すのでしょうか。

ウクライナには4か所15基の原発があるそうです。
戦争をしているのに、稼働している所もある様で一体どうなっているのでしょうか。
双方と欧米も絡めて何か密約でもあるのでしょうか。

偶発な事は無いとは言えないでしょう。

有事ともなれば欧州に10年単位の大被害が出るでしょうに。
当然ロシアにも被害は及ぶのでしょう。

核攻撃が話題にもなっていますが。

ウクライナ紛争の本当の所は何も分からないと言う事でしょうか。

随時に注意です。

ちなみに昨年3/4サポリージャ原発への観測攻撃で日経平均は昨年の最安値24717円を付けたのです。


*2/24日本の消費者物価指数の発表がありました。

日本のマーケットは何故かいつものスルーとなっています。

4.2%と出てきました。
17ヶ月連続の上昇で41年ぶりとテロップが流れました。

ここでのチェック点は幾度となく聞かされている事です。
主因は原油高などのコストプッシュであり、需要の強さではないという事。
2023年度半ばにかけて輸入物価上昇が減少し前年比ではプラス幅は減少していく。
2023年末には2%を下回る水準になるというのです。
2024年度は1.8%になる予想との事です。

これは眉唾物といつも感じます。

そもそもコモディティーの価格等どうなるのか誰も分からないでしょうに。
それと賃金を上昇さす様に仕向けているのですから、欧米の様に賃金インフレはないのでしょうか。
又主要電力会社は値上げを申請しているのです。

輸入先が不景気となり価格が下がるという事でしょうか。
中国や米国がそうなるハズという事でしょうか。

輸入物価上昇が減少するという事は円高に持っていくという事でしょうか。
そうなると金利を上げるという事なのでしょうか。
うがってしまいます。

FRBやECBが利上げをしても物価が収まらない現状をどう認識しているのでしょうか。

答えは後々に分かるのでしょう。

注目となります。


*来週のマーケットはいつもの米国の月初経済指標となるのでしょう。
それを受けて市場がどう動くのかです。
センチメント的にも方向感が出ていますので、急転換は無いと見るのが通常の展開です。
米株は前週がドスンの前触れだったと後講釈が出るかもしれません。
自律反発がありますので難解ですが。

日本は底堅いと言う内容にはなっています。
短期的な下落は絶好の押し目買いとなるかもしれません。
私は大発会の25716円が今年の底値ではないと感じています。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年3月3日

日経平均27927 NYダウ574 wti原油79.85 ドル円135.83
前週比474 574 3.4 ▼0.58

日経平均は週末に大幅高しました。
何が起こった訳ではありませんが先物主導で急上昇しました。
1ヶ月以上も凪の状態が続き突然の上っぱなれです。
年初来高値を付けました。

▼29 21 71 17 428の1週間でした。
27423 27445 27516 27498 27927の推移です。

cme日経先物は更に上昇し28215円となっています。

米株に連動したと言うのが本筋でしょうが、そうなると何故米株が上昇したのかという所です。

米株は内容的には自立反発ぽいです。
下げていたので戻したという事でしょう。
日本株は下げがなく連れ高したと言う事でしょうか。

3/2アトランタアトランタ連銀のボスティック総裁からターミナルレートは5.25%とそんなに高くない発言の影響とも言われていますが、それはいつもの経済データー次第という事ですから後解釈ぽいです。
お1人の発言でそんなに動かないでしょう。

NYダウ 33390。

1ヶ月以上様々な重要経済指標や要人発言がありましたが、日本株は微動だせずに推移していました。
2月度は118円0.4%の上昇でした。

今回の急進は市場関係者からの中国pmi製造52.6・非製造55.6と言うのも無理がある感じはします。

それならば発表の3/1or3/2に上昇するでしょう。

結果Aiアルコリズムの所作とは感じます。

後々発表の週間売買動向で分かる事ですが、外国人の買いがいきなり来たという事でしょうか。

日本独自では季節性の配当取引りは活発ですし、東証主導のPBR1倍割れへの買いも旺盛です。
それが何故3/3なのかは違う所でしょう。

先物はその後に決裁売却がつきものなのは当然分かっている事です。
3/10のメジャーSQに向けての思惑かもしれません。
2月のSQ値は27779円でした。

一過性かどうなのかは今後の推移を見るしかありません。

市場関係者は値で語りますから強気のコメントですが、その前日迄はどうだったのかと言いたい所です。
米国発信のネガティブな記事も多いのは事実です。
結果は後々に分かるのでしょう。

注目です。

*3/1ism製造業と3/3非製造業の景況感指数の発表がありました。
47.755.1と出てきました。

製造業は4ヶ月連続筋目の50を下回り、非製造業は前月急上昇した55.2からは微減しています。

製造業はともかく非製造業は景気にはポジティブな内容であり、経済活動は減速していない事が確認できています。

原材料価格の上昇と雇用指数54.0が更に上昇しているとの解説です。

そうなるといつもの金利面の確認が必要となります。

米国10年債利回り 3.958%。

前週は3.947%でしたので、ほぼ変わらずです。
週末に下がりました。
但しチャート見て頂ければ分かりますが、一旦筋目の4.0%をつけています。
直近の高値は11/7の4.214%で昨年末は3.879%でした。

10年債は市場が決めています。

2年債は中央銀行の決める政策金利に強く影響を受けます。
2年債は4.861%でした。
前週は4.814%でしたので微増となっています。

FFレートは4.5%~4.75%ですので、今後を見極めてなのか、それの上を推移しています。

4.861-3.958=0.903%。

逆イールドは広がっています。
1/5 4.258%-3.501=0.697%
20ベーシスは上昇しています。


どちらも上昇していますが短期の方が上昇率が高いという事です。
何故広がっているのかは多分2023年フェドウオッチ5.25~5.50%が6割予測からなのでしょう。

10年債が4.2%になれば逆イールド値は年初と同じになると算数では言えます。

景気後退を示唆しているので逆イールドが起こる。は100回聞いています。

こういう傾向は2007年水準であり、その後リーマンショックがおとずれたとの発信も見られましたがひとつの報道なのでしょう。

この情報過多の時代は日々錯綜していますので難解です。
見極めるのは更に困難でしょう。

私らレベルでは基幹報道を信じるしかないでしょうか。
市場参加者であればブルームバーグとロイターは抑えているのでしょう。
CNNの日本語版を見たり。
日経や読売から誤報が出ますから厄介ですが。

とにかく金利は上昇しています。

当然株式マーケットとの相関は強いのですが、短期的には齟齬が発生する事はたびたびあります。

今後の動向に注目です。


*いつもの事ですが、10年債は市場が決めるものという定義ですが日本は違います。
日本10年債利回り 0.505%。
0.5%は随時で若干オーバーですが、張り付いています。
イールドカーブコントロールを実施しています。
これの是非等は存じません。
日銀の金融政策です。
そもそも2016年9月導入時はマイナス幅の懸念での運用でしたが今はプラス幅での制御となっています。
12/20に+-0.25%から+-0.5%に変更しました。

ドル円 135.83円。

おおむね金利差より円安に推移しています。
付け加えますと更に円安が進むとしますと財務省から為替介入があるのでしょう。
1回目は9/22の145円所で2回目は10/21で152円所でした。
6兆円使ったとの事でした。
両方とも覆面介入で予想もしない時間での介入でした。
7~10円も瞬時に円高にさせるのです。

日本はこういう戦略を取っているのです。
これの是非も不明です。
当局のプロフェッショナル達が決めているのです。

米国からは容認の返答でした。
当然お互いに連絡調整はしているのでしょうから。
私は米国がこれだけ利上げをして円安になってしまったのだから。
容認しない訳にはいかないと感じていますけれど。

振り返りますと、その時は更に円安が進むだろうとの多くの市場関係者の思惑は全く外れてしまった事でしょうか。


チェック点はこの先植田新総裁候補のかじ取りなのは間違いありません。
これらをどうするのでしょうか。

3/10には黒田総裁の最後の金融政策決定会合となります。
政策変更はないのが大方の予想となっています。

年度末ですし通常はありえないでしょう。
12/20のycc変更の状況を見守るという事だと思います。

もし次期総裁への配慮という事でycc撤廃があれば大サプライズとなります。
飛ぶ鳥は後を濁さずと黒田総裁がにやりとするのはドラマ的な展開でしょうか。
3/5産経は観測記事を出していますが。

3/2白川前総裁から異次元緩和に疑問の寄稿文がIMFより出ていました。
それぞれの考えだと思います。
ご自身退任の2013年2月にドル円80円と日経平均9000円をどう自己分析するのかも寄稿してもらいたい所です。

今後の動向に注目です。


3/4トランプは共和党大会で最優先でウクライナ支援を停止すると怪気炎です。
この人は4年間ツイッターで散々でしたから。
確かに得か損かで人道的等々の是非は別としましてウクライナの今とは違っていたかもしれません。
しかし誰か若い方はいないのでしょうか。


*来週のマーケットは注目の雇用統計が出てきます。

3/10という事ですから日本市場への結果は来来週となります。
市場はそれ迄に警戒するかもしれませんが。
2月度はこれから市場は揺らいだのです。
上段チャートよりNYダウは2月度1429ドル4.1%下落した訳です。

50万人増加は驚愕の値と言われました。
予想の倍以上でしたから。
12月の寒波の影響が1月にづれこんだと思うのですが。

私は何回も書いていますが、1億6000万人の雇用者で予想と10万人単位の差異が出てもどうなのかとは感じています。

それとパウエルの議会証言が3/7に出てきます。
半期に1回のまずは上院で行われます。
ディスインフレが流行っている様ですが、そうでない経済指標となってきていますから。
どの様な言葉が出て来るのかです。

そしてこれは誠に勝手な憶測ですが、上記で書きました来年には大統領選が行われます。
今年中に全てを解決したいのは山々なのでしょう。

日本独自は日銀とメジャーSQとなります。

一気に上に抜けて行くことは無いと思うのですが。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年3月10日

日経平均28143 NYダウ31909 wti原油76.68 ドル円134.96
前週比216 ▼1481 ▼3.17 ▼0.87

日経平均は微増でした。
先週末にいきなり上っぱなれし、それからよもやの5連騰から反落しています。
チャートだけを見れば今週末は利益確定かという感じにも取れますが、そうではない事態が起こったのです。

310 71 135 178 ▼479の1週間でした。
28237 28309 28444 28623 28143の推移です。

CFD日経先物は380円安27763円となっています。

*米国から金融不安の可能性もある事案が出てきました。
全ての指標が通常でない動きになっています。

3/10シリコンバレー銀行SVBというカルフォルニアにある銀行が経営破綻したのです。
過去10年余りで最大の米銀破綻とテロップが流れました。
テクノロジーのスタートアップ向けの金融サービスに特化してきた銀行との事です。
総資産は28兆円と全米16位の銀行です。

3/9に同株価が60%以上も下落し、詳細も分からぬ間の翌日に経営破綻となったのです。
連邦預金公社の管理下に置かれたと当局から発表がなされています。

イエレンは銀行システムの強靭は変わらないと発信しています。

各方面から様々な言及がなされています。
同銀行の破綻に向かった経緯が出ています。
最終的には取り付け騒ぎが起こったとの事です。

預金者保護の観点からや他の銀行への波及が語られています。
ベンチャー企業の資金枯渇からの連鎖倒産迄も出てきています。


米国債が買われ米株は大きく下落しました。
メガバンクは元より名前など聞いたことがない地域の銀行株は軒並み大幅に売られました。
新興市場のラッセル2000は3%以上の大幅下落となりました。
当然SVBと取引がある企業は狙い撃ちとなっています。
仮想通貨も大幅下落です。
SP500は週間ベースで昨年9月以来の大幅安となったのです。
金ゴールドは大幅高です。

今後これがどういう方向になるのかは誰も分かりません。

1銀行だけの不始末で短期的な事象で終わるのか、全体感に迄波及をするのかです。
FRBの急激な利上げが原因なのは誰もが考える事です。
金融コストに耐えられない企業が出ている事は想像が付きます。
まだ利上げは続きます。

情報が錯綜するのは致し方ないのでしょう。
当局のかじ取りが重要とも言えます。

信用不安から何が起こったのかはリーマンショックなのでしょう。
今の時代はAiアルゴリズムが市場を揺るがします。
人の思惑など全く関係がない理屈にない動きをするのです。

初動は3/13の米国市場でしょうし、時間外の先物市場が要注意となります。
これらが平穏ならば一旦は安堵となります。

米国10年債利回り日中足 3.704%。
安全資産に大きく振れています。

米国10年債日足 3.704%。

前週は3.958%でした。
2年債は4.593%となっています。
前週は4.860%でした。
週中には5%を超えていたのですが。

日本10年債 0.412%。
関係がないはずの日本市場でも同じ動きとなっています。

ドル円 134.96円。
おおむね金利差により円高に振れました。

NYダウ 31909。
年初来安値を更新しました。
崩れています。

SP500 3861。
昨年末の値は3839ポイントです。
昨年末と同値となりました。

ナスダック日足 11138。
昨年末は10466ポイントでした。
急上昇から下落に転じています。

ナスダック週足 11138。
昨年末が最安値でしたので急上昇していました。

日経平均週足 28143円。
昨年末は26094円です。
ナスダックと同様に昨年末安値から上昇していました。
上髭を引いています。

この様に各市場が揺れた週間でした。
これは通常の経済指標や要人発言とは違う動きです。
サプライズ的なショックの動きなのです。
金利が下がり株も下がりました。
この状態が一番悪いのは関係者の知る所です。

これらが今後どういう動きになるのかは最大の注意となります。


重要なイベントは目白押しでしたので、大元での動きの確認は必要でしょう。

*3/7パウエルは半期に1回の議会証言を行いました。
2/1前回のFOMC後の発言とは様変わりな発言でした。
ディスインフレを10数回発信していたのとは別人の様な内容でした。

経済データが全体としてより早い引き締めを正当化するのであれば利上げベースを加速する用意があるのだろう。

インフレはここ数ヶ月減速してきたものの2%に戻す為の道のりは長く起伏の激しいものになる公算が大きい。

3月のFOMC会合時に最新のドットチャートでは予測が上方修正される可能性が高い。

またデーターが正当化されればFOMCは次会合でより大きな利上げ幅に戻す用意があるのだろう。

ドルの水準問題は財務省の問題である。

緩和基調のいくらかの転換は暖冬が影響をした。

1月の雇用・消費のインフレデーターは先の緩和の基調を一部緩和した?。

等々と発言しました。

結局の所はいつものインフレ予想を見誤りタカ派な発言に終始した訳です。
次回0.5%の利上げもあるかもと示唆しているのです。

但し、これは前段のSVBショック前の発言でしたので。
これがどういう展開になるのかは最大の懸念材料ですから、それの動向を見て政策を実行していくのでしょう。

これを無視して金融政策をしていく訳はありません。
緊急的な動きも必要になるかもしれません。

インフレよりもっと重大な金融不安が出てきた訳ですから。
市場が事なきを得た動きに戻れば、それでの対応となるのでしょう。

フェドウオッチは猫の目の様な展開でピーク金利が5.6%から5.25%に下落しました。

次回のFOMC会合は3/22となります。
注目です。

*3/10に2月度雇用統計の発表がありました。
前回2/3に517000人と驚愕の値が出た統計ですから注目が集まりした。
失業率の3.4%は53年ぶりの低水準との事でした。

31万1000人増加と出てきました。
市場予想は22万5000人でした。

失業率は3.6%と前回3.4%より上昇しました。
賃金は0.2%上昇と前回0.3%より下落しました。

まちまちの結果であったとも言えます。
賃金の上昇の落ち着きはインフレ圧力の低下と見て取れますが労働市場の需給はひっ迫しているとも取れます。
レジャーや接客及び小売りや政府機関等の分野で増加があったとの解説です。

市場の動きは前段のSVBショックで、最大注目の雇用統計でしたがスルーに近い動きとなったのです。

今後の動向に注目です。

*3/10日本からは黒田総裁最後の金融政策決定会合です。

金融政策の変更はありませんでした。
サプライズを最後に起こす事はありませんでした。
いつもの全会一致でした。
次回は承認された植田執行部に託します。
4/28が1回目となります。

黒田総裁は最後の記者会見を行いました。
大規模緩和は成功といつもの黒田節です。
物価目標は成功に近づきつつあると自信を見せました。
デフレマインドが改善されなかった事は難解な内容であったとの事です。

今は円安の物価高となっていますが、就任当時はドル円80円ですから。
株価は9000円だったのです。
この10年間は世界に類を見ない金融政策を実行されました。
一長一短はあるのでしょうが、全てを網羅する等ありえませんから。
金融政策だけでは限界があるのは常識的な話です。

マイナス金利で低い利息で借りれたのは事実です。
利子がつかない世界とも言えますが。
国債の50%以上が日銀保有と言う懸念も外国人よりは良いと思いますし。
そもそも一般人は邦銀が持ってようが感知しない事例なのでしょう。
量的質的という質的の部分のETF購入も、国民に迷惑をかけている訳ではありません。
様々と突っ込み所はあるのでしょうが。
プロフェッショナルの仕事をされたのでしょう。

次期総裁の手腕に期待です。


*来週のマーケットは3/14の米国消費者物価指数と言いたい所ですが。

上段で書きましたSVBのその後の方が関心が沸くのでしょう。
センチメント的には重たい状況は致し方ありません。
どの様な材料が飛んでくるのかも分かりません。

たまたま1金融機関の所業と言ってしまえば簡単ですが。
金利水準の構造的な問題が表面化したという結果と捉える方が無難だと感じます。

以下の文は1/13に拙著で書いた文章です。
*米国では決算が始まりました。

いつもの金融業がトップバッターです。
経営陣からはクレジットカード債務増加や財蓄の引き出し、返済が困難なケースが増えている等の懸念のコメントが並びました。

ローンの延滞は前年対比で54%増加しているとの事です。
私は金融業にいましたが、これは異常値ですよ。

景気悪化に備える姿勢を示し、緩やかな景気後退に入るとの慎重な見方を示しています。
マーケットは無視したのか想定内の織り込みと感じたのか上昇しています。

上記文の如く米国ではクレジットに関して、個人も法人も危険水域にあるのではが感じられます。


SVB動向は3/13の市場が初動となり注意となります。
先物から動くのは予想されます。
週間においても随時は注意ですし、3月度迄も尾を引く内容と予想します。

どうなるでしょうか。
注目です。



2023年3月17日

日経平均27333 NYダウ31861 wti原油66.34 ドル円131.80
前週比▼810 ▼48 ▼10.34 ▼3.16

日経平均は大幅下落しました。
シリコンバレーショック継続です。
欧州からも突然クレディースイス問題が発生しました。
米国からの飛び火なのでしょうがタイミングの悪い事です。
欧米当局は矢継ぎ早の大騒動の週間でした。

▼311 ▼610 7 ▼218 323の1週間でした。
27832 27222 27229 27010 27333の推移です。


但し、値的にはチャートを見て頂きましたら分かりますが、理由もなく急上昇した所からそれを戻した時点とも言えます。
一旦は1ヶ月以上続いた凪相場の位置になった訳です。

CFD日経平均先物は▼391円の26942円となっています。


*3/13早朝に米国からシグネチャーバンクという全米29位の総資産1103億ドルが事業を停止との報道です。
暗号資産業界に積極的に融資していた銀行との事です。
これはニューヨーク金融当局からの指示との事です。
これの詳細は報じられていませんので、SVBと同じ内容なのかは存じません。
同様の状況にあると思われる複数の銀行が存在すると報道されました。

3月はシルバーゲート銀行も含めて3行が破綻しました。

*当局から預金完全保護と銀行への緊急貸付制度が発表されました。

イエレン・パウエル・連邦預金保険公社等から共同声明で全ての預金者は完全に保護されるとの事です。

バイデンは米国の勤労者と小規模企業を守り金融システムを安全に保つと発信です。

パウエルは預金は保護され安心してほしい、銀行システムは安全で必要な時に預金は口座にある。
国民は安心して大丈夫だと発信です。

預金保険で保護される1口座3360万円以外の預金も全額保護されるとなったのです。

銀行ターム・ファンディング・プログラムという流動性供給措置が施行されました。
これにより他銀行にもSVBの様な事態は起こさせないとの事です。

これが週初めの決定事項でした。


それから週間を通して新たな情報が随時に出てきました。

3/17にはファーストパブリック銀行へのメガバンク等11行から4兆円もの緊急協調融資の報道です。
同銀行の株価は週間で70%もの大暴落でした。

当局の緊急融資で多くの銀行は1週間で1048億ドル22兆円近くの融資を受けたとの報道です。

とにかく桁が大きすぎるのでよく分かりませんが、とんでもない事が起こっているとは感じます。
SVBは日本であれば大手地銀の大きさです。
他銀行にも波及すると報じられれば、大騒動になるのは間違いありません。
全法人・個人に影響する事ですから。
日本の保全金額は1口座1000万円です。

米国でこれが起こった訳です。
当局からの緊急措置は必須という事でしょうか。

事前に準備はしていたと思います。
この様なスキームを急に出来る訳がありませんから。
まずは議会を通さずに出来る事をです。
それを実行したという事です。

とりあえずの応急措置と考えるのが通常だと思います。
初動は落ち着いたのかもしれません。

*これからが問題なのでしょう。

債務上限問題は更に混沌とするはずです。
当局は分かっていながらも緊急措置をするしかなかったのでしょう。
政府の余力に対しても影響は必須です。

モラルハザードの問題が出てくる可能性があります。
米国の銀行は4000行以上あるようです。
多くの銀行の救済は金額的にも無理なのでしょう。
どう区別するのでしょうか。

銀行以外の業種ではこういう内容は無いはずです。
他産業が窮した場合はどういう政策を出すのでしょうか。

議会はどう考えるのでしょうか。
超党派で了とするのでしょうか。
それとも政府批判の対処が出て来るのでしょうか。

当該銀行や政府にも訴訟は確実に出てくるのでしょう。
司法の判断も不明です。

*銀行の融資・与信はどうなるのでしょうか。
産業界は警戒しているのでしょう。
個人も同じくです。
今までと同じ運用がなされるのか。
破綻した銀行は当然ですが、それに近い銀行は貸し渋るのでしょう。
日本の1995年以降にどの様な事が起こった事等は言い過ぎかもしれませんが。

市場はどう感じたのでしょうか。
全て自己責任である事は当前の事です。
パウエルは投資家は保護されないと言及しています。

そもそも米国は自己責任の国なのです。
今回の政策にも様々な論点が出て来るのでしょう。

*そして思いもよらない事例が出てくる事にも注意です。

ネット社会の問題点も出ています。


*それだけでも大変な事なのですが、3/15欧州からクレディスイス銀行から債務不履行かもの報道が出てきました。

3/14に同銀行が悲観的な内容の年次報告書を発表していた事により、同銀行が破綻するのではという声が一気に広まりました。
内部管理に重大な弱点があったという内容でした。

サウジアラビアの同銀行の株式を10%保有しているサウジ・ナショナルバンクがスイス株を今以上に買います予定はないと一報がありました。

スイス当局は同銀行の安定は保証されているとし、必要とあればスイス国立銀行は流動性を供給すると声明を出しました。

米国の一部銀行の問題がスイスの金融市場に直接波及する事はないとも述べています。

しかし同銀行の株価は週間で25%以上暴落しました。

3/16同銀行は当局からの流動性支援を受け入れ、スイス国立銀行から7兆円規模の借り入れを行うと発表しています。

3/19スイス最大手のUBS銀行が一部事業の買収を行うと報道されています。

クレディースイス銀行は1856年設立で世界で大規模な事業展開をする欧州系投資銀行であり5万人の社員で総資産は76兆円規模の企業です。

ちなみに破綻したシリコンバレ-銀行は28兆円で3倍近いとの事です。

以前より高リスク取引で相次ぐ不祥事を出していた銀行です。


*先週末からの1週間で欧米の金融界は驚愕の出来事が起こった訳です。


今後どうなるのかは誰もが分からないのでしょう。
どの様な材料が出て来るのかも分かりません。

そして当然ですが市井の人々は普段の経済活動を行い、多種多様な出来事に対処しながら社会は動いていきます。
経済指標も予定通りに出てきます。

当局の舵取りや政策決定は非常に神経質な場面であるのは言うまでもありません。

今後の動向に注意する期間が続くのでしょう。


*各市場はどの様な状況だったのでしょうか。
当然平時の動きではありません。
先週末より理屈を抜きとした動きとなっています。
材料が出る度に楽観論や悲観論が入り乱れ、日足の中でも上下は凄まじい流れでした。

株式マーケットからは欧米はともかく世界の銀行株が売られました。
尋常ではない下げも見られました。

それに対してハイテク系は上昇しました。
それの売られた資金が入ってきた等は胆略的でしょう。

人が考える前にAiアルコリズムの所業なのでしょう。
いつものセンテンスを拾っているのでしょうか。

米国10年債利回り 3.438%
チャートを見て頂ければ過去の変動幅との違いが分かります。
1日にこれだけ上下しているのです。
前週は3.704%でした。

2年債は3.846%でした。
前週は4.593%だったのです。
これをどう見るのかと言われましても、そうなっているとしか言えないでしょう。
異常な動きになっているとは言えます。
どうなるのかの予想も出来ないという事です。
短期でどうなると発信している方は思い込みだけの発信でしょう。
分かる訳がないのですから。

安全資産と言われている国債で今回の事態が起こったのは皮肉な事でした。
FRBの所業なのでしょうが、それの招いたコロナ渦中の国策やウクライナ侵攻の外部要因での金融政策だった事も抑えておかなければならないでしょう。
これは歴史的な部分でもありますから、マクロ経済学やその他の識者から研究発表がなされるのでしょう。
プーチンや習近平はどう思っているのでしょうか?。

日本10年国債 0.293%。
前週は0.412%でした。
日本でも安全資産の国債が買われています。
平時であった時との差異が良く分かります。
日本は0.5%迄の管制相場でしたので分かりやすいです。
現時点ではイールドカーブコントロールは必要ありません。

ドル円 131.80円。
円高に振れています。
金利部分は通り越した内容であると感じます。
基軸通貨のドルに対しての信認迄問われるのでしょう。
ユーロドルからポンド、スイスフラン迄様々が語られるています。
こちらでは割愛します。

金ゴールド 1993ドル。
キャッシュよりこちらなのでしょうか。
金には金利は付きませんが。
市場関係者からは中国が買っているとの解説です。
各国の中央銀行も同様との事です。
10年レンジの最高値を更新しているとの事です。

wti原油 66.34ドル。
需要と供給での動きと政治的な動きがあるのが原油との解説です。
大幅下落しています。


NYダウ 31861ドル。
NYダウは年初来安値付近で収まった週間でした。

ドイツDAX 7335。
欧州株はおおむね同じチャートです。

イギリスFTSE 7335。
不思議と言われていた過去最高値より大きく崩れました。

上海総合 3250。
2023年世界経済のカギとも言われていますが。

この様に世界の市場が同様に動いた週間でした。
最大限のリスクを軽減さしているのでしょう。
キャッシュ現金を多く持ちたいという動きも出ています。

今後の動向に注目です。


*最大注目のはずだった3/14米国消費者物価指数cpiを確認しておきます。

総合が6.0%と出てきました。
コア指数は5.5%でした。
両方とも市場予想通りでした。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前年対比は6.0%ですので日本と2%だけかと思うかもれませんが、一昨年よりは14%の上昇ですから。
日本が4%で辟易としているのとは水準が違う訳です。

前月比は総合0.4%上昇との事です。
コア指数は0.5%の上昇でした。
住居・娯楽・宿泊・航空運賃が上昇し、食料品、鶏卵、中古車が低下しているとの事です。
エネルギー全般は減少しているがガソリンは上昇したとの解説です。

これの目標は2%となっています。
今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは3/22FOMCが最大注目です。
この状況下でFRBはどうするのかという部分です。
ECBは先週に渦中でありましたが粛々と0.5%の利上げを実施しました。

市場では0.25%が大勢ですが一旦見送りも出てきています。
fomc金利推移
2023年
2月0.25
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


そして3ヶ月ごとのドットチャートが出てきます。
12/14時点ドットチャート。

18人の政策委員がどの様な値を提示するのか。
そして市場がそれを受けてどの様な反応をするのかです。
後講釈で様々な論建が出るでしょうが、現時点では不明としか言えないでしょう。
日本市場は3/21が春分の日ですので、それまでは当然警戒するでしょう。
3/29が権利落ち日であることも頭に入ります。

そして突然飛んでくるSVB関連の材料には注意が継続なのは間違いありません。
センチメントと地合いが悪い時は問答無用の動きをするのもマーケットですから。

どうでもよい私の話は4932虎の子のアルマードは、利益の出ている部分は利益確定しておきました。
何もなければ配当も高いし良いと思うのですが。

アルマード 1232円。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年3月24日

日経平均27385 NYダウ32237 wti原油69.20 ドル円130.70
前週比52 376 2.86 ▼1.1

日経平均は変わらずでした。
値的には1ヶ月以上続いた凪相場周辺の所です。
売買高も通常に戻ってきました。
嵐の前の静けさなのかもしれませんが。

▼388 520 ▼47 ▼34の4立会日でした。
26945 27466 27419 27385の推移です。


*前々週同様に日本市場が開く前に大きな材料が飛びこんできました。

3/20夜明け前にスイス最大手のUBSグループがクレディースイスの買収に同意との報道です。
スイス政府とスイス中銀が歴史的な買収を仲介したとの事です。
この短期間にかなりの力技とも感じます。
日本であれば、みずほ規模の銀行が三菱UFJに吸収みたいな話しですから。
時間をかけられない事情なのでしょう。
4300億円規模の株式交換となり広範囲な政府保証との内容でした。

そして早朝には日米欧の6中央銀行、FRB・ECB・イギリス・カナダ・スイス・日銀が米ドルの資金供給を毎日実施するとの一報です。
資金繰り難になった銀行不安に対応する為の実施で、拡充策で協調する事を決定したとの事です。
これは2020年3月コロナショック以来の実施との事です。

破綻したシグネーチャーバンク40店舗に対してニューヨーク・コミニュティーバンクが買収合意を目指しているとの一報もありました。

シリコンバレー銀行の解体に向けて24日にも受皿銀行の入札を実施するとの報道も出てきました。

この様な内容が矢継ぎ早に報じられたのです。

金融不安を世界連鎖的に起こさせない為に各国当局の連携での結果なのでしょう。
当該国はスピード重視で動いたのは言うまでもありません。

各国担当者は休日返上で寝ずのリモート会議での決定がなされた訳です。
当然平時よりの協力体制がなされている事の裏付けともなります。

各市場は平静を装う動きでしたので、これは評価できる動きだと思います。

後々に出てくる詳細なチェック点はありますが、週初めの第一コンタクトは切り抜けた動きでした。

今後もあらゆる所から悪材料が出てくるのでしょうが、その都度西側の政権当局は不安を最小限に抑える施策を取ると認識ができます。

リーマン級はありえないと全方面から語られているのも、それの証左なのかもしれません。

今後の動向に注目です。

但しここでのチェック点としましては、そもそもの金利急上昇での弊害がこの混乱を招いた事です。

これが収まったと見るのは時期尚早でしょう。

SVB他迄ではなくとも各金融機関は債券安での収益の悪化が如実に表れているはずです。

一番信用力が高い、最も安全な低リスク資産であるトリプルAの米債が渦中であることは動揺が隠せない内容なのです。

米国は既に動いているのでしょうが、各国も同じくでしょう。
個別銀行の内容を精査しこれの対応は必須とも感じます。

水面下では金融再編の動きは出ているはずです。
それが世間に出る前での対処が必要です。

投資会社・ノンバンクも同じことが言えます。
投資会社・ノンバンクを通して投資している企業も同じくです。
これには当局は優しい対応はしないとは感じます。
自己責任ですから。

社債に関しても金利の高い所はチェックかもしれません。
信用力が低い所は当然警戒となります。

アップル・アマゾンは4%所でソフトバンクGは7.6%との解説がありました。

一般人には知る由もありませんが金融不安を和らげる事が直近の課題であるのは間違いありません。
このネット社会を鑑みての対処が必要であるのも当然の事です。

そしてインフレという双子の赤字とは比ゆ的な言葉ですが、それと対峙しながら政策を実行しなければなりません。

市場は楽観的な感じもしますが、いきなり豹変する所であるのは経験則ではあります。

注意は継続です。


*大注目の3/22FOMC連邦公開市場委員会の結果発表がありました。

大方の予想通りに0.25%の利上げと出てきました。
9会合連続の決定です。

サプライズは起こりませんでした。
サプライズは起こしませんでした。

fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。→4.75%~5%。

これには各方面から様々な言及が出ています。
おおむねは常識ある政策決定であったという内容でした。

政策金利を更に上昇さした事は事実です。

パウエルは利上げ停止の可能性も議論はしたものの、雇用とインフレが想定以上に強かったため利上げを決定したと説明しました。

必要とあれば一段と金利を引き上げる用意はあると言及しつつも、米国の金融システムは健全かつ強靭であり金融安定を維持する為に金融当局はあらゆる手段を活用すると述べました。

最近の銀行混乱は家計と企業に信用状況の引き締まりをもたらす可能性が高く、そうなれば経済にも影響が広がるとも伝えています。

チェック点としましては3/7の議会証言との違いは歴然としている事です。
インフレ抑制の為に0.5%の利上げにも言及していたのですから。

これは金融当局はSVB関連の事は全く察知出来ていなかった事と、いきなり連鎖的に起こった事象であったのでしょう。

一般人より金融当局が一番驚愕したのかもしれません。

今回の会合では当初の準備していた目論見より完全に違った内容であった事は推察できます。
思いもよらない破綻が続き、それでの各スキームを実行し、それに対して社会が動いた訳ですから。
緊急な状況での政策決定であったのでしょう。

これは仕様がないと見るべきです。
理屈の整合性を求める事も難解な事態な訳ですから。
どうにか乗り越えなければならないのです。

3ヶ月毎のドットチャートも出てきましたが、これも各委員で思案六法の提示であったと推察します。
12/14ドットチャート。

3/22ドットチャート。


結果2023年の金利水準は5.1%が18名中10名と出てきました。
前回と同じ提示の人数は変わりませんでした。
多分それらの方は据え置きとしたのでしょう。
3/24セントルイス連銀のブラード総裁は5.625%を提示したと明らかにしています。

次回は5/3になります。
現時点ではあと1回利上げを行い、その後据え置きという事になります。

これは現時点という事でしょう。
当然今後の金融不安等の展開や、それに波及する様々な事象で、どの様にも変化する事は想像が付きます。

*市場は全く違う値を提示しています。
債券トレーダーからは6月から利下げを行い、年末には1%もの利下げ幅が織り込まれているの言うのです。
パウエルはないと言っているのですが。

この大きな返りが現在の市場を難解としています。
どちらが正しいのかは不明ですが、これだけの違いをどう考えるのかです。

こういう事象は長い時系列であるのかないのかは存じませんが、2022年はどちらも年を通して見誤った事は事実な訳です。

何か答えを出すとすれば、誰もが分からない。
という事でしょうか。

この2週間で起こった金融不安を思わせる世界の事実は想像を超えた内容であるのは思う所です。

今世紀始まって以来のコロナパンデミック後の後始末とウクライナ紛争が追い打ちをかけている大混沌が渦中である事の認識は必要でしょう。

随時で見ていくしかないのでしょう。

今後の動向に注目です。

*それと報道ベースでは薄い内容の様ですが。
FRBは今年のGDP予想を前回の0.5%成長から0.4%成長に引き下げました。
2024年は1.6%から1.2%に引き下げたのです。

現時点で米国は5%の金利で0.4%の成長をする国とも言い換えられます。

私の認識ではリスク資産である株式を買うという行為が、更に高per系が買われている事実が不思議な現象なのですが。
そうなっています。

大吞電返しがある様な相場観を持っていますがどうでしょうか。

注目です。


*イエレンの言及も市場を揺るがせました。

3/21には嚙み砕いて書けば全ての金融機関に同様の全額保護をすると述べて3/22には全面的な保険や補償は検討したり議論はしていないと言うのです。
これは報道ベースですので真意はよく分かりません。

解説ではドットフランク法という内容で1口座3360万円が決められているのを法改正もせずに何故それを言えるのかという事でした。

超法規的処置を実行する事なのかは不明ですが、今回の2行も同様の内容なのは事実な訳です。

メディアの伝え方もあるのでしょうが、全世界がイエレンの言葉を注視する訳です。
一言一句に注意の期間なのでしょう。

3/24金融監視評議会を緊急に招集し、一部機関でストレスを受ける状況になったが米銀行システムは引き続き健全且つ強靭と指摘したとの事です。

FRBが3/24に発表したデータによりますと、15日迄の週間で米銀の預金は984億ドル12兆8600億円も減少したとの事です。

その中で中小金融機関は1200億ドル減少し大手25行の預金は670億ドル増加したとの事です。
漁夫の利と言えるのかどうかは分かりませんが、信用の高い所と信用の低い所の差異が広がりました。


又普通預金や当座預金等の流動性の高い預金は対前年対比で6.1%減少し、1970年前半にさかのぼるデータで最大限の落ち込みだったとの報道です。

社会は当局が安心安全を超え高に訴えていますがダイナミックというのか当然の如く自己保全に動いています。

3/24欧州相場では、以前よりいわくつきのドイツ銀の株価が一時15%暴落し終値では8.5%下落となり、スイスUBSは基よりフランスのソシエテ、イギリスのバークレイズ等々大手銀行株が大幅下落となりました。

こういう週間でありました。

*そして今後も各金融機関の状況と共に、融資・与信がどうなるのかは最大の懸念材料であるのは間違いありません。

引き続き注目となります。


*いつもの如く各市場を確認しておきましょう。

米国10年債利回り 3.372%。
前週は3.438%でした。

2年債は3.767%となっています。
前週は3.846%でした。

FOMCでは0.25%の利上げを実行しFFレートは4.75~5%に決定されました。

利上げを実行したのに金利は下がりました。
需給的に米債を買った方が売った方より多かった訳です。
安全資産が買われたのです。
解釈の所ですが、それでも売らねばならない所があったとも言えます。
どういう所でしょうか。
キャッシュがいる所でしょうか。
分かりませんが金融機関ではないでしょうか。
どういう事が起こっているのでしょうか。

日本10年債 0.259%。
前週は0.293%でした。
債権が買われています。
米債同様に日中の変動幅が見て取れます。

日本国債は管制相場です。
世界で唯一中央銀行が是非は様々ですがコントロールしています。
結果的に個別には債券での損失は抑えたとも言えるのでしょう。
日銀が逐次数兆円単位でのお金を使っていますが。

ドル円 130.70円。
金利差だけというのは当然違った動きです。

ドルインデックスは前週103.710で現在値は103.115でした。
ドルを基軸とした為替の世界は、協調介入等通常の動きではありません。

NYダウ 32237ドル。
週間では誤差の範囲で変化は出ていません。
年初来安値圏は継続です。
現在ファンダメンタルズは反映されていないでしょう。

ナスダック 11823。
週間で急上昇しています。
金利部分での上昇です。
NYダウと同じくファンダメンタルズではないでしょう。

原油、金は基より、鉱物、穀物等のコモディティーも様々な思惑で動いた週間でした。
何故か金融政策に影響の薄いであろう仮想通貨が大幅上昇になっている所も皮肉な現象です。

最後にスイスについて書きますと、今回の騒動で究極の選択をした中で、株券が救われ劣後債権の2兆8000億円が無価値になった事も受けまして、金融立国のスイス自体の信用が落ちたことは言うまでもありません。

スイスの銀行と言えば映画やアニメで匿名性を保護する事で有名ですが、信用がなくなると国自体がどの様に変化していくのか。

3/24米国司法省はスイスの金融機関に対してロシアのオリガルヒの支援での調査を発表しました。

そして欧州に更にの飛び火があるのかないのか。
にも注目です。


*来週のマーケットは年度末となります。

全てが決定し今期の決算につながります。

CFD日経平均は27401円となっています。

日本は地政学的にも欧米とは遠い存在で、直接的に影響は薄いのは幸いかもしれません。
欧米が大騒動の中、3/21岸田首相はウクライナに電撃訪問を行いました。
3/22WBCの優勝です。
ご祝儀相場となったのです。
3/24の消費者物価指数からは前年対比3.1%、エネルギーを除くと3.5%の上昇といびつな値でしたが、市場はいつものスルーとなりました。

3/30が権利落ち日で、日経平均的には配当分の260円が下落となります。
3/30と3/31は注意かもしれません。

3/25プーチンはベラルーシに戦術核配備と不穏な報道も出てきています。

SVB関連は引き続き注意となるでしょう。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年3月31日

日経平均28041 NYダウ33274 wti原油75.70 ドル円132.80
前週比656 1037 6.5 2.1

日経平均は大幅に切り返しました。
筋目の28000円を超えてきました。
topixも2000ポイント越えです。

91 41 365 ▼100 258の1週間でした。
27476 27518 27883 27782 28041の推移です。

これは3/30に260円の配当落ちがあっての値となっています。

cme日経先物は183円高28225円となっています。

株式マーケットは世界中がいきなりリスクオンの動きとなっています。

米国の金融不安がすべて払拭された事ではないのでしょうが、市場は素早い展開となっています。

ファーストインパクト的には3/27SVB銀行をファースト・シチズンス・バンクが買収の一報でしょう。
ノースカロライナの中堅銀行との事です。
詳細な内容は端折りますが、同銀行は5/1位の大幅割引で買収できた模様です。
同株価は50%以上の暴騰となりました。
当局の力技による決定なのでしょう。

3/28よりバー副議長による発信が市場の安心材料となりました。
SVB銀行は以前より注意を勧告していたにも関わらず、経営陣の特異な動きでの破綻である。
業界の資本流動性は強く必要であれば全ての手段を使う。
金融規制強化を実施しストレステストにより資本体制管理を見直す。

各連銀総裁よりも、懸念は残る可能性はあるものの、おおむね安心できる内容の発信が続きました。

突っ込み所はあるのですが、市場はいつものいい所どりの動きとなったのです。

NYダウ 33274ドル。
既にSVBショック初動である3/10の31909を大幅に抜いた1週間でした。
3/7パウエル0.5%発言の32856も上回っています。
理屈的には上げすぎだと思いますが。

ナスダック 12221。
高perハイテク系は更なる上昇の年初来高値圏となっています。

足元では世界中を駆け巡った金融不安は忘れ去られた様な動きとなっています。
但し根本的な問題は解決はされていないはずです。
FRBの急激な利上げが起こした事実をです。
更に当局からの規制強化による弊害は、後々には出てくるのでしょうが、またその時になってからという動きなのでしょうか。

当局の一致団結したスピード重視の動きは評価される事と思います。
市場はそれらを信頼したとも言えます。
センチメント系は大きな要因ですから。

今後の動向に注目です。

*株式マーケットは上記の内容ですが、金利はどうなっているのかを確認しておきましょう。
米国10年債利回り 3.473%。

債券市場は株式市場とは違う動きなのでしょう。
上昇はしていますが微妙な動きではあります。
景気に連動していると言われる10年債は、同様に3/10所を抜いてくる事にはなっていません。
3/10は3.695%でした。
前週は3.372%でした。

2年債は4.038%となっています。
3/10は4.529%でした。
前週は3.767%でした。
2年債は政策金利に連動すると言われています。
FFレートは3/22に利上げをして5%ですから。

これの要因等は分かりませんが、まだまだ疑心暗鬼な、様子を見ての動きなのかもしれません。

日本10年債 0.329%。
同じく上限の0.5%とはなっていません。
以前には戻っていません。

ドル円 132.80円。
1週間で2円上昇しました。
3/10は134.98円でした。
SVBショック同日を起点としますと、まだドルが売られているとも言えます。
円が買われているのかもしれませんが。

wti原油 75.70ドル。
急上昇しています。
3/10は76.68ドルでした。
ほぼ戻しています。
需要と供給が3週間で変化した訳ではなく、同問題での変化と見るのが通常でしょう。

金ゴールド 1987ドル。
3/10は1862ドルでした。
金ゴールドは同日より急上昇していました。
金利は付きませんが安全資産という事で買われてきました。
こちらは依然高止まりをしています。

ちなみにビットコインは3777000円で3/10は2734000円でした。
金融不安から逃避したと言われている仮想通貨は高止まりです。

これらの指標は全てを網羅しているとは全く言えません。
専門家は更に詳細なデーターを見る訳ですから。

但し、私らレベルでも各市場で微妙な差異が出ている事は分かります。

どういう論建をするのかは、今までもそうである様に人々によって様々です。
株式市場が先行しているのは見て取れます。
株式市場関係者の強気派は春爛漫なのでしょう。

*少々脱線しますがAi人工知能はどういう論建をしているのでしょうか。
そういう報道は聞きません。
Aiによりますと。というのは存じません。
いずれオープンになるのかもしれませんが。
そういうビジネスが出てくるのかもしれません。
知らないだけで既にあるのでしょう。
世界のシンクタンンは活用しているはずです。

しかしFRBがこれだけ間違えていますので、どう考えればよいのでしょうか。
全てを網羅して答えを出しても、経済は分からないという事でしょうか。
これは謎の部分ではあります。
ノーベル賞の世界なのでしょうか。
MMT理論も本当なのでしょうか。

各市場はAiアルコリズムによって動いていることは周知の事実です。
人の何百倍の動きで値が動いています。
人間が考える速度を超越しています。
Aiは短期だけの事なのでしょうか。

とにかく現時点で各市場は上段の値で推移しています。
今後の動向に注目です。


*日本市場を確認しておきましょう。
日経平均 月足。

日経平均 推移。
2019年 12月 23837円

2020年
1月23205 2月21142 ▼3月18917 4月20193 5月21877 6月22288
7月21710 8月23139 9月23185 10月22997 11月26443 △12月27444

2021年
1月27633 2月28966 3月29178 4月28812 5月28860 6月28791
7月27283 8月28089 △9月29452 10月28892 11月27821 12月28791

2022年
1月27001 2月26526 3月27821 4月26847 5月27279 6月26393円
7月27801 △8月28091 ▼9月25737 10月27587 11月27968 12月26096

2023年
1月27327 2月27445 3月28041


コロナ渦中となりスーパー金融相場の流れが見て取れます。
ファンダメンタルズは散々な内容であった事は周知の知る所です。
世界がロックダウンしていたのですから。
2020年末は急上昇しました。
2021年末は更に上昇しました。
2022年末は2020年より下の位置です。
アベノミクスの7年8ヶ月は24000円所を3回抜けて戻されていました。

2022年2月よりウクライナ紛争です。

2022年3月よりFRBは金融縮小に動いています。

米国の消費者物価指数は6%となっています。

*大まかに言えばレンジ内の動きである事が確認できます。

今後も金利とファンダメンタルズの駆け引きであるとも言えます。
インフレが関連している事は間違いありません。

現在EPSは2119、PERは13.23、PBR1.18となっています。

業績が悪くとも株価は上昇する事があります。
業績が良くても株価は下落する事があります。

株価は経済の先行指標と言われています。
おおむね半年先を見るとも言われています。


私は今回の案件が不景気突入のトリガーだと思っていました。
株価的には1週間では見事に外しているのが現状です。
今回の金融不安の発端はどう考えてもいけないと思うのですが。


国内要因のチェック点としましては、日本では賃上げが平均3.8%所とおおむね高水準の結果でした。
これが各企業の業績にどのような影響を及ぼすのか。
初任給をそれだけも上げられるのかの企業群も出ています。

当然直接的に販管費の上昇となります。
賃上げの無かった企業は今迄は値上げの売上増で儲けていたとも言えます。
賃上げ後の決算が4月中旬より出てきます。
ガイダンスはいつもの保守的だとは思います。

3/17四季報では来季を14%の増益と報じていると解説がありました。
それを加味して発行しているのかは存じません。

日本企業は今迄賃金を抑えて利益を出していた経営からインフレとなり30年ぶりの転換点とも言えるのでしょう。

注目です。


*来週のマーケットは名実ともに新年度相場入りです。

月初の経済指標はいつもの注目です。

前週の株価の急上昇は、年度末であり決算を鑑みての特殊要因の月末高であったのではと感じるのですが。
当然米株を見ての追随です。
3/29より動きが変わりました。

月末付近の売買高を見ましても、お化粧買いでわ。という事です。
日経平均では3銘柄の入れ替えもありました。

他の市場との相関からも思う所です。

但し株式市場は上げも下げも厳しくいく所です。
まだ続く可能性はあります。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年4月7日


日経平均27518 NYダウ33485 wti原油80.47 ドル円132.14
前週比▼523 191 4.77 ▼0.66

日経平均は2%以上の下落でした。
前週の不明的な年度末高から戻した値となりました。
チャートを見て頂きましたら分かりますが、又1月後半からの凪相場だった所となっています。

146 99 ▼474 ▼340 45の1週間でした。
28188 28287 27813 27472 27518の推移です。

cme日経先物は131円高の27650円となっています。

米株の主要3指数はいずれも微増でしたので、日本独自の年度末からの需給要因とも言えるのでしょう。

NYダウ 33485。

*マクロ経済に大きく影響する材料が突然出てきました。
4/2深夜にオペックとオペックプラスが115万バレルの減産を年末まで実行すると発表したのです。
従来の会合日程にないサプライズな決定です。
オンラインで話し合われたのでしょう。
何故今なのか減産量を含めまして不明な内容でした。

wti原油 80.47ドル。
SVBショックから戻していましたが、窓を上げて急上昇しました。

原油は他のコモディティーと違い非常に政治色の強い商品であるのは周知の所です。
需要と供給を超えた内容で動きます。
産油国の思惑で動くのです。

米国の抑えが効いていないのか迄感じます。
バイデンは市場の不確実さを踏まえると、この減産は賢明でないと断じました。

これは関連企業のみ朗報で、世界の全ての需要者に影響が出てきます。
資源輸入国の日本は厳しい展開になるのは間違いありません。

今後の推移を見守るしかありませんが、米国のインフレに後々どう影響してくるのかは注意です。
こちらが落ち着いてくると言う大前提で話が進んでいますので。
注目です。


*米国の月初の経済指標は悪材料が続きました。
4/3ism製造業景況感指数は46.3と出てきました。
2020年5月以来の低水準とテロップが流れました。
5ヶ月連続で筋目の50を下回り、低下は3ヶ月連続との事です。
前月は47.7で市場予想は47.3でした。

4/6ism非製造業景況感指数は51.2と出てきました。
筋目の50は上回っています。
前月は55.1で予想は54.5でした。

上記両指標の詳細は端折りますが、景気悪化の方向を示しています。
これらが実体経済にどの位影響が出ているのかは、今後の経済指標を見ていく事となります。
そして米国では個別決算が始まりますので、ミクロの値が確定してきます。
そして経営陣のガイダンスに注目が集まるのでしょう。

いつものトップバッターは金融業となります。
コチラはSVBショックの業界ですので特に注目でしょう。
利益は当然ですが、融資状況・貸倒繰り入れ額・貸倒引当金等々明確になってきます。
私らレベルでは、いつもは大手所のみしか知りえませんが、中小銀行の内容も報じられるでしょう。
実態が明確となり、それを市場はどう感じるのかです。
注目です。

*4/7大注目の雇用統計の発表がありました。
前月比は236000人増と出てきました。
市場予想は23万人でした。
前月は326000人増でした。

失業率は3.5%でした。
市場予想は3.6%で前月は3.6%でした。
低下しています。

平均時給は前年同月比4.2%増加でした。
市場予想は4.3%増でした。
2021年6月以来の低い伸びとの事です。
前月比では0.3%増で特に気がかりな増加ペースにはなっていないとの事です。

解説では経済の他の分野が減速する中で労働需要の底堅さが際立っているとの事です。

おおむね市場予想の範疇で、これの値を受けて当局が政策の変更を示唆する内容では無かったとの事です。

欧米市場はイースター休暇でしたので、これを受けての反応は週明けとなります。
どちらにしましても来週には消費者物価指数と小売売上高が続きますので、
これを抜けるまでは慎重な動きなのでしょう。


*いつもの金利動向を見ておきましょう。
米国10年債利回り 3.413%
チャート上ではグットフライデー前日の値までしか示していません。
金利は連日下落していましたが、雇用統計を受けて上記の値となっています。
前週は3.473%でしたので微減となりました。

2年債は3.993%でした。
前週は4.038%でしたので同じく微減となっています。

債券市場は前週と同じですが警戒していると見るべきです。
株式市場とはリンクはしていないのでしょう。
株式はいち早くSVBショックを忘れたような動きですが。
債権は上記3/9、3/10の値と比較すれば分かります。

どちらが正しいのかは不明ですが、この齟齬をどう捉えるのかは難解です。

どういう言葉が適切なのかも不明です。
不景気を警戒して安全資産が買われている。
又はFRBの利下げを織り込んで金利が下がっている。
もし市場の言う利下げなのであれば、かなり景気は悪いはずです。
しかしリスク資産の株式は上昇している。

今の期間は市場は分からない。
の答えが続いているのかもしれません。

そもそもSVB破綻からクレディースイス等々の大波乱は平時では起こりえない事象なのです。
当局も市場も市井の人々まで驚愕したのですから。
特異な一過性と報じられましてもどうなのでしょうか。
今後の動向に注目です。

ドル円 132.14ドル。
ドル円というのは1つのペアーとはなります。
ドルインデックスかユーロドルを一般的にはマクロでは見る所でしょうか。

チャートより下記の129.63からは上昇しています。
137.91からは下落しています。
日本の株式マーケットは関係性は深い所です。

4/3の日銀短観よりは想定為替レートは132円所との事でした。


4/7黒田総裁の最後の記者会見が行われました。

最長任期10年間を在任し、デフレ脱却に向けて異次元の金融緩和を主導されました。
マイナス金利政策と長短金利操作イールド カーブ コントロールという
世界で類を見ない金融政策を初めて実施しました。
FRBやECBもかなり研究したとも報道がありました。
過度な円高の是正を行い、株高にもつなげました。

総裁からは
物価が持続的に下落するという意味でのデフレではなくなった。
物価目標を安定的に達成できる時期に近づいている。
400万人以上の雇用を創出した。
ベアが復活し雇用者報酬は増えた。
2年程度で実現できるはずだった安定的な物価上昇率は達成できなかった。
実現に至らず残念だったとの事です。

総じて政策運営は適切だったと振り返りました。

いつもの如く賛否は様々と出ていますが、強弁と頑固さの論建とユーモアも結構あったとは思います。
いつもの記者会見では煙に巻く手法は当然の事だったとは思います。
言質を取られたらとんでもない事になる訳ですから。

マーケット的には投機的な海外の輩をことごとく粉砕したのは事実です。

金融政策だけではどうしようも出来ない経済事情を識者であれば当然知っているはずです。

日本では語られる事も少ない様ですが、世界の金融当局者レベルからは絶賛され究極の運営を実践した事は事実なのです。

顔色をうかがいながら強い所に流されやすい日本人村社会的な所から、胆力で乗り切られたプロフェッショナルな稀有な人物であったとは思います。

今後は教育の場で携われるとの事です。

日本の金融行政は植田新総裁と両副総裁の手腕が問われるのでしょう。

私は金利は上げられないと何回も書いています。

この成長しない状況で社会の実情と要望で政治がこれだけの借金を作ってしまったのは事実なのです。
社会は成熟した生活を送っているのも事実となります。

極端に言えばですが、金利が付かなければ借金はいくらになってもいいじゃないか。
かもしれません。
借り換え借り換を行い30年50年レンジで次の世代が考えてください。
かもしれません。
1年で10兆円づつ返しても100年かかる訳ですから。

政府はその体質は変わらず、次から次へと要望に応える資金を政策として捻出しています。
地方行政もその傾向はあるのでしょう。

足元ではこの物価高による消費税の収入増を当てにしている。
かもしれません。

4/27 4/28が1回目の金融政策決定会合となります。

注目です。

*来週のマーケットはいつものCPIが4/12となります。

前年対比では確実に下落基調でしょう。
前年が高すぎますから。
総合の予想は5.1%との事です。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前月対比を見ていくと思います。

当初2023年は年初に株価は下落し中盤からは戻していくだろうと多くの市場関係者が語っていましたが、年初より下落はしていません。
市場参加者はそれらを聞いて動くのですが。
非常に底堅さは続いています。
2022年のナスダックの散々さが、そうさしているのかもしれません。

ナスダック 12087。
安値より20%戻しは12255だそうです。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年4月14日

日経平均28493 NYダウ33886 wti原油82.68 ドル円133.75
前週比975 401 2.21 1.61

日経平均は6連騰です。
1000円上昇しました。
上記チャートの如く年初来高値にいきなり近づいています。
思わぬ展開となりました。
115 289 159 74 336の1週間でした。
27633 27923 28082 28156 28493の推移です。

cme日経先物は26円高の28520円となっています。
特段の材料が出た訳ではありませんが、円安は一つの要因でしょう。
ドル円 133.75円。

4/10植田総裁の就任記者会見で円安に振れました。
植田氏はマイナス金利政策・イールドカーブ・政府日銀共同声明等いずれも継続の見解を示しました。

大規模な金融緩和政策について、継続することが適当だと述べられました。

当面、政策の枠組みの修正は考えていないという認識を示しました。

物価の安定と金融システムの安定の実現に向けて力を尽くしていくとの事です。
黒田前総裁の10年間を評価するとの弁です。


日銀の修正観測が後退したのです。
スタートの会見でサプライズな内容は無いのでしょう。
先日国会で発信したばかりですし。
そもそも副総裁の内田氏は前体制の実務レベルを見ていた訳ですから。
当面の金融政策は継続なのでしょう。
日銀は財政の事は一言も言いませんが、政府と連携というぼやかしの中で伝えていると感じます。
金利は上げられないという事をです。
今回はここの部分は割愛します。

*もし変更があるとすればETF・リート運用のスキーム変更があるのかもしれません。

日銀は前場にtopixが2%の下落をしますと、当日の後場からtopixETFを700億円購入しています。
これは株価の位置は関係ありません。
たとえば日経平均が30000円でも買うわけです。

リスクプレミアムに働きかける事を通じて、市場の安定的な動きを抑制していくのが目的です。
2%の物価安定を目指す為の一つの手段であるとの事です。
これは世界の中央銀行では例のない政策であります。
中央銀行が株式を買っているのです。


時価総額は49.2兆円となっています。
累計購入額は36.9兆円で含み益は12.3兆円にもなっています。
東証の時価総額の7%となり実質は筆頭株主です。
これは10年来様々な議論が出ている金融政策の1つです。
物価に関係性があるのかは懐疑的な見方があるのは事実です。
植田総裁はこの政策に対しての言及は出ていません。
記者の質問はないのでしょうか?。
市場は聞きたい重要案件だと思うのですが。

しかし、これは政権の方から新しい資本主義という事で、今はそっとしておいて欲しいと働きかけがあるのかもしれません。
今後の動向に注目です。

*日経平均的には4/14の336円高はファーストリテイリングの影響がありました。
9983ファストリ 32840円。 

前日の決算を受けて8.49%の大幅高になりました。
同社は過去最高益を更新し年初来高値も更新です。
国内は1%でしたが海外が22%もの増益でした。
中国本土の影響が大きかったとの解説です。
ユニクロの値上げ戦略が当たったとの事でした。
日経平均の寄与度は1銘柄で261円も上昇になっています。
あくまでも1銘柄の事ですから、これで全体感を語る訳にはいかないでしょう。
良品計画は増収でしたが利益率は10年で最も低い値との事でした。
2月 8月小売業の決算発表は終わりました。
日経平均のepsは2101となり1ヶ月前は2133でした。
ちなみにperは13.56となっています。

注目の3月決算が始まります。
注目です。
*それと日本市場的には4/11世界的な著名投資家ウォーレンバフェット氏の来日もあるのでしょう。
米大手投資会社バークシャーハサウェイを率いて投資の神様と呼ばれている人物です。
投資先企業との面談での来日との事です。
日本の5大商社のへの投資について株式保有比率を7.4%に高めた事を明らかにしました。
2020年8月には5%の保有と伝えられていました。
商社株は動機付きました。
他の業種にも関心があるとの内容です。
思惑のある低PBR株にも物色が広がりました。
8031三井物産 4288円。

ご自身からの自社のコマーシャル的な側面も多大にあるのでしょうが、この92才での年齢を考えますと稀有な人物であるのは間違いありません。
昭和一桁台で世界的な現役者は数少ないのでしょう。
今後の動向に注目です。

*4/14政府は大阪のIR整備計画を認定しました。
かねてから認定時期だけの話しでしたが、統一地方選の結果を受けて決定したのでしょう。
夢洲しま地区では2025年大阪万博会場の隣接地にIRが整備される事となります。
2029年秋以降に開業予定との事です。
米国MGMリゾーツとオリックス・パナソニック・関電・大阪ガス等々の大阪IR株式会社が整備と運営を担います。
1兆800億円の初期投資と年間2000万人、5200万円の売り上げを見込むとの事です。
これが無ければ地下鉄と道路を通した夢洲は、万博後誰も行かない負の遺産となってしまうのでしょう。

インバウンドの更なる需要を見込みます。
市場ではゼネコン・小売始め関連業界は動機付きました。

これにはギャンブル依存症の問題が話題となります。
12000店も全国津々浦々迄のパチンコ店がある世界で一番の賭博国の日本でそれを今更とは思いますが、丁寧な進め方が必要でしょう。
パチンコの方が法整備が必要ではないでしょうか。
こんなにいるのでしょうか。
現在パチスロ・スマスロへの変更で関連業界は賑わっています。
注目です。


*米国からは4/12注目のcpi消費者物価指数の発表がありました。
総合は前年対比5.0%と出てきました。
市場予想は5.1%でした。
物価は減速しています。
伸び率は9ヶ月連続で縮小しました。
FRBの金融政策が効いている事は間違いないでしょう。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 
コアの方は前年対比5.6%と出てきました。
3月は5.5%でしたので伸びが微増し高止まりとなっています。

総合とコアの反比例は主にガソリン・天然ガスの低下との解説です。
前年のそれが高すぎますので値的なあやちとも言えるのでしょうか。
wti原油 82.68ドル。

これはオペックのいきなりの減産を前週に示しました。
昨年急上昇した所から落ち着いてきた原油が今後どの様な展開になるのかは注目となります。

これは金融政策ではどうしようもできない内容です。

総合の前月比は0.1%の伸びでした。
2月の0.4%より鈍化しています。
コアの前月比は0.4%の伸びでした。
2月度は0.5%ですので微減しました。
帰属家賃やサービス価格の上昇の一服が見られるとの解説です。

FRBの物価目標は2%となっています。
FRBは5/3に0.25%の利上げを行い後は据え置きと出ています。
5.25%で据え置くという事です。
市場からは年内利下げとFFレートから出ています。
私は懐疑的です。
それの根拠は今までも書いていますが、FRBは物価を幾度となく見誤ってきたからです。
前回のFOMCではSVBショックでの直後でしたので平時のそれではなかったのでしょう。
それはそれで良しと思います。
今回の議事録要旨でも、それの影響が色濃く出ていた内容でした。
但し3/8パウエルの発言は何だったのか?という事です。
その都度の経済指標を見ていくと言うのは分かりますが、毎回毎回ぶれすぎではないかと。
過去1年間の3ヶ月毎のドットチャートの貼り付けは省略しますが、こんなに変わるのでしょうか。
今後の動向に注目です。

*4/15米国小売売上高の発表がありました。
前月比▼1%減少と出てきました。
市場予想は▼0.5%の減少でした。
減少は2ヶ月連続で売り上げは91兆9000億円との事です。
ガソリン価格の下落でガソリンスタンドは5.5%の売り上げ減少との事です。
自動車1.6%・家具1.2%・家電2.1%・衣料品1.7%・食料品0.1%がいずれも減少しました。
ヘルスケアー0.3%・外食が0.1%増加との事です。
3月の前年対比では2.9%増との事です。
前年よりは小売売上は増えていますが、前月よりは減少してるという事です。
物価が上昇し商品・サービスの値段は上昇していますが、売り上げは減少していると言えます。
数量が減少している訳です。
但し単月だけでは誤差の範囲とも言えます。
米国景気は落ちてくると言うのは散々言われている事です。
結局の話は減少がどれ位かという事でしょう。
物価高騰を抑える為にこれだけ金利を上げているのですから。
当局が不景気にする様に誘導しているのですから。
今後の動向に注目です。

*金融大手の1月~3月決算が始まりました。
jpモルガン・シティーグループ・ウェルズファーゴ等です。
SVBショックを受けて大手所は漁夫の利と言いますか好決算でした。
全てが市場予想を上回りました。
FRBの金利上昇から想定外の恩恵を受け、安全な大手への資金移動があり、純金利収入は大幅アップしました。
貸倒引当金は上昇さした様です。
今回は中小銀行の決算に注目が集まるのでしょう。
来週より出て来るとの事です。
それとMMF投資信託の残高が一連の騒動で3兆3544億ドルに積み上がっているとの事です。
この値はちょっと間違っているかもしれません。

要約しますと2009年以来10年以上ぶりの値との事です。
金融危機で増加して以来とも言えます。

これらの分析はプロが詳細な資料で発信しているのでしょうから、私には不明ですが、とにかく通常の銀行預金からは離れているという事です。
そこから新たな投資が生まれているとも言えます。
これも市場にはSVBショックでの漁夫の利とも言えるのかもしれません。
各市場で今までよりビックマネーの買い需要があるという事です。

但し、これが各相場がこけて反対に回ると逆にダウンの幅が怖いのですが。
今後の動向に注目です。


*金利を確認しておきましょう。

米国10年債 3.515%。
前週は3.413%でした。
2年債は4.099%で前週は3.993%でした。
債券は売られました。
金利は戻しました。
チャートを見ますに足元の変動幅からは一連の経済指標等を受けてどう考えるのかですが。
底は見たのか?。
様子見姿勢の継続なのかという所でしょうか。
下記NYダウとの比較からも引き続き債券市場は分かりません。
株式市場は盛り上がっている訳ですから。
引き続きの注目です。


NYダウ 33886ドル。

*来週のマーケットは一気に上昇してきた日本株の行方です。
ここから買うのは勇気がいる所かもしれません。
ゴールデンウイークは要注意ですから利益確定は一般的な考えでしょう。

為替は重要なファクターです。
更なる円安に振れれば機嫌よくリスクオンかもしれません。
米株が個別決算でどう動くのかです。
悪いと言う事をどれだけ織り込んでいるのかとも言えます。
いつもの住宅関連指標では、そんなに動かないとは思います。
どうなるでしょうか。
注目です。

尚、マーケットとは別件ですが岸田首相は事なきを得て良かったです。
昨年7月安部さんの事が思い出されました。

得体の知れないというのか、気色悪いと言うのか、理屈が通らないノイローゼと言うのか、意味不明と言うのか。
それらの人は10万分の1かは存じませんが、存在しているのでしょう。
要人の警備はそれを前提に対処しなければなりませんし、一般人も考えたくはないですが注意は必要なのでしょう。
大昔よりあるのかもしれません。
注意です。


2023年4月21日

日経平均28564 NYダウ33808 wti原油77.82 ドル円134.10
前週比71 ▼78 ▼4.86 0.35

日経平均は変わらずでした。
ザラ場では3/9のSVBショック前の年初来高値を抜いています。
1年に1回あるかないかの8連騰にもなりました。

21 144 ▼52 50 ▼93の1週間でした。
28564 28657 28606 28658 28514の推移です。

cme日経先物は95円高の28660円となっています。

但しチャートを見て頂きましたら分かりますが出来高は少ないです。
27500円所からの上昇相場は薄商いの中で起こっています。
1.2兆円に満たない日が続いています。
閑散に売りなしかもしれませんし、様子見姿勢なのかもしれません。
売買を伴って上昇してきた訳ではありません。


混沌の世界情勢の中で、日本だけを見ればコロナ渦中からの脱却の中、政治は安定しており、日銀の体制も円滑な引継ぎとなり、金利は継続して据え置きとなっています。

インフレも欧米よりは軽微であり、予想通りの賃上げとなり雇用は安定しています。

金融機関の云々も聞く事はありません。


訪日客も4/19に181万人と昨年10月解禁以来最高を記録しています。
中国が戻ってくれば、現在2019年度の66%との事ですが、それを抜いてくる事は現実的な状況です。

ゴールデンウイークの各種予約状況も旺盛な値が出ています。
繁華街の人出は以前に戻ったとの事です。

マスク着用が欧米では不思議な様ですが、世間体を気にするお国柄ですから徐々にですが若者から外しています。
5/8からの5類への変更と気温も手伝って一気に変わるのかもしれません。

地元の高校生は電車内は知りませんが、7割方はしていません。
私も鈍感力強くスーパーでもしていませんw。
プロ野球観戦もしていない方が多くなってきました。

そもそもマインド的に不安な日々という事はないのでしょう。

株式市場では政府からの新しい資本主義のnisa改革と東証からも低PBRへの変更指示でフォローの風が吹いています。

日本独自で特段おかしな事は見当たらないと思います。


*欧米は違うのかもしれません。

米国の政治はねじれとなっていますので、全ての案件で決める事ができていません。
CNNやブルームバーグ等しか存じませんが、各種問題で議論は二分している様です。

他民族国家と広大な土地での違いが、日本とはそもそもが違うのかもしれません。
司法の考え方も様々で難解です。


経済的には債務上限問題は刻々と期限が近づいています。
これなど国の根本問題ですから。
必ず解決しなければならない内容だとは思うのですが、かけひきの材料とされているのです。
今までもそうでしたし、これからもそうなのかもしれません。
こういう部分も私どもには不明な所です。
市場ではそろそろ影響が出てくる可能性があります。

そしてFRBはインフレ抑制の為に急激な利上げを行い、金融の破綻を生みました。
まだ利上げは続いているのです。
企業や国民は高金利で辟易としているのでしょう。

更に米国の物価は2年越しで15%もの上昇に近いのですから。
賃金上昇と関係のない年金生活者はどうしているのでしょうか。

企業業績は一段と悪化するとの報道は連日出ています。

世界同時にコロナ渦中となり、ウクライナ紛争も世界に等しく原材料高の影響が出ているはずなのに。

何故この様な事が起こっているのでしょうか。

そして米国は資源大国なのです。


欧州もウクライナの解決は程遠い事と物価高での金融政策が継続しています。
ウクライナは地政学的に近い場所でロシアの影響が強い地域ですから米国とは違うとは思います。

クレディースイスの破綻は米国のそれらとは、けた違いの値であるのは周知の事実です。

又イギリス・フランスのストライキの報道等は日本では考えられない事例ではないでしょうか。
端的に言えば不満があるからなのでしょう。

日本でも同じような事例はあるでしょうに。
我慢強いお国柄というのは簡単な言葉となりますが。

欧米は権利の主張が強いのでしょうか。

それらを含みまして先進国でのこれらの違いは識者・研究者にゆだねられる所です。

今後の動向に注目です。


*中国から4/18発表の1~3月のGDPが4.5%と出てきました。
伸び率は加速しています。
特に3月が良好だった様です。
市場予想は3.4%でした。

コロナ政策の変更が顕著な値に出ています。
あの徹底した政策は何だったのでしょうか。

ワクチンの問題だったのでしょうか。
疫病を封じ込められると本当に考えたのでしょうか。
医療機関に問題があったのでしょうか。
習近平の性格の部分なのでしょうか。
国のプライド重視だったのでしょうか。
体制批判が出なければ続けていたのでしょうか。
経済的に持たなくなったのでしょうか。

それは分かりません。
これの総括は出ていないと思います。
出せないのかもしれませんが。

とにかくそれの政策は大転換したのです。

中国も欧米と違って物価は抑えられています。
3月の前年同月比は0.7%ですから?。
低すぎるくらいです。

そして中国は昨年利下げをしていたのですから。
現在政策金利は8ヶ月連続据え置きで3.65%となっています。

上海総合指数 3301。
週末の大幅下落が報道がないので不明ですが。
半年間順調に上昇しています。

尚、欧米投資家は経済的に中国株は買いだろうが。
政治的には難解なので日本株を買っているとの解説がありました。

今後に注目です。


 *いつもの金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.568%。
前週は3.515%でした。
落ち着いているとも言えますし、悩んでいるとも言えます。

政策金利は現在5%で5/3fomcでは更に0.25%の利上げなのでしょう。

代表的な短期金利が5%で長期金利がそれよりも低いというのは理屈的にはおかしい事は継続しています。


売買の需給要因で金利が抑えられているのかもしれません。
足元が不安なので債券を買っているのでしょうか。
長い目では金利は下がるので先取りしているのかもしれません。
中国など意識的に米債の国債残高を減らしている事が影響しているのかもしれません。
中国が売った分を米国が買っているのでしょうか。

2年債は4.180%です。
前週は4.099%でした。
2年債が何故5%にならないのかも教科書的には違った値となっています。
3/8には5.07%となっていました。
その後に何が起こったのかは周知の所です。

まだ戻っていない訳です。

現在はこうなっているからというのが答えであるという論でしょうか?。
これくらいの差異はあるよ。という事かもしれません。
精査して的確に答えを出している方を私は知りません。

誰もが分からない。が答えなのでしょう。

*そしてFRBは金利は下げないと発信し市場は下げると言っているのです。

どういう事なのでしょうか。
難解です。

日本は違うのでしょう。
日本は市場の金利を固定さしています。
日本の市場を動かそうと様々が動きますが、日銀がそうはさしません。

日本10年債 0.461%。
どちらの方が良いのでしょうか。
それも分かりません。
日本はこれが良しと金融政策を実行している訳です。

日本3年債 -0.003%。

植田新体制の金融政策は4/27~4/28が初会合となっています。
政策変更はないのでしょう。
私は唯一先週提示した事がどうなるのかは関心を持っています。

今後の動向に注目です。


ドル円 134.10円。
足元ではSVBショック前の137.91円が高値となっています。
為替は債権と同じくそこまでは到達していません。

但し、ドル円だけを語っても当然為替全体ではありません。
日本市場はドル円を見ますので。

ちなみにドルインデックスを見ますと。
3/9 105.310 4/21 101.720。
全体的に見ますと当時よりドルは売られています。

基軸通貨のドル離れが起こっている。
と言うのは。
短いレンジで胆略的には言えないと思いますが。

これは専門家でも非常に難解な局面と伝えている部分です。


NYダウ 33808ドル。

米株も足元は揉み合っている状況ではあります。
米株は実話SVBショック前の3/7パウエル発言から調整が始まりました。
今は忘れ去られていますが。

チャートを見れば一目瞭然ですが。
株式相場だけが先行しているとも言えます。


私は先週に示しました、漁夫の利を得たMMFファンドの影響があるのではと読んでいます。
投資信託ですので株式を買うと思うんですけれど。
そういう記事は見かけませんので全くの憶測となります。

*最大のチェック点を示しますと。
Aiは人工知能は金融危機は買いと判断したのかもしれません。

昨今様々で問題になっている、これが市場を決めていると言えるのです。
そうなると言い方ですが、それに支配されている訳です。
人間はそれに乗っていく事が最善なのかもしれません。
*これをどう考えれば良いのでしょうか。

プロフェッショナルが、専門家が語っている理屈を超越している訳です。
どれだけマーケットはいけないと聞いたことか。

とにかく世界のマーケットの位置づけは米株ですから。


今後の動向に注目です。


*個別決算が目白押しです。
個別を話してもきりがありませんが。
今回のディスコの決算を受けての半導体全般の動きは不可解極まりない所でした。
どう考えてもいけない決算だと思いましたが。
上記に書いたAi事なのかと穿ってしまいます。

6146ディスコ 16640円。

6857アドパンテスト 12050円。
同業種が連れ高する事はよくある事ですから。

*来週のマーケットは決算プレーの週間でしょう。
日米共に有力所の発表があります。
いつものように明暗が分かれます。
ニデックは週末既に警戒の動きでした。
6594日電産 ニデック 6551円。



インデックス系は上昇は抑えられるでしょう。
同じく薄商いと思います。
利益確定が優先だとは思います。
後から買えばよいのですから。
その先はゴールデンウイークですから。

4/28日銀金融政策決定会合で何も変更は無いと思います。
メディアの仕事としての、いつものあれやこれやは報じられるでしょう。
ETF運用スキームの変更が出れば、私はよく見ていたと悦に入るのです。

どうなるのでしょうか。
注目です。


2023年4月28日

日経平均28856 NYダウ34098 wti原油76.63 ドル円136.24
前週比292 290 ▼1.19 2.14

日経平均は1%の上昇です。
それだけの上昇なのですが、なんとゴールデンウイーク前に年初来高値となったのです。

チャートを見て頂ければ分かりますが、大発会の25661円よりそれを割る事は1度もなく3200円も上昇しています。

cme日経先物は208円高の29065円となっています。
筋目の29000円を超えてきているのです。

市場関係者は足元の値で物を語りますが、これは予想出来なかった展開なのでしょう。

どれだけ欧米のリセッション懸念を聞いた事か。

事実金融破綻が起こりました。

急激な利上げの影響は顕著に出た訳です。

リーマンショックの再来か迄も伝えられました。
当局の連携力技で一旦は落ち着きを取り戻しました。

全ての関係者から、これは一部の金融機関の所業であり、全体感は問題なしというのが声高に訴えられたのです。

そもそも、その破綻前の状態をチェックできていなかったのでしょう。
当局の所業が問題だったのではと穿ってしまいます。

超大手のクレディースイス破綻が一部なのかは懸念する所です。
日本であれば三菱UFJ級ですから。
SVBあたりで千葉銀・横浜銀規模でしょうか。

そして先週発信のファースト リパブリック バンクが当局管理におかれるかもの直近の報道よりも、くすぶっている事は間違いありません。

又どこから飛び火が飛んでくるのかも分からない状況なのです。
そしてノンバンクや事業会社は関係ないと言うのは理屈的にはあり得ません。
警戒するのは当然の事だとは思います。

*但し、株式マーケットはそれを無視しているのか。の状況です。

先週示しました理屈ではないAiが人工知能が買いと動かしているのかもしれません。
金融危機は買いとは意味が分かりませんが、そうなっています。

こういう事になると更なる上昇も考えられます。

Aiの所業という事であれば、逆に理屈なく売りと出れば、急落という展開はあるのかもしれません。

今後の動向に注目です。

29 26 ▼203 41 398の1週間でした。
28593 28620 28416 28457 28856の推移です。

日本市場は週中には28000円割れもという展開でしたが、金融政策決定会合を受けて急反転したのです。


*4/28日銀の金融政策決定会合の発表がありました。

全てが現状維持という内容でした。

短期金利はマイナスとし、長期金利は0%程度に抑える大規模な量的質的金融緩和を維持する事を全員一致で決定しました。

少々脱線しますが、日銀の政策委員の方にはタカ派とかハト派はいないのでしょうか。
米国は各連銀総裁の発言やドットチャートよりも強弱様々となっています。
ちなみにパウエルはどちらにもなる人と思います。

イールドカーブ コントロールを継続し、10年債は+-0.5に維持しました。
指値オペは毎営業日の実施です。
国債は買い続けると市場に訴えてるとも言えます。

ETF12兆円・リート1800億円の運用スキームも維持しました。

これは私の思惑は外れました。
株価が30000円になっても日銀は株を買うという事です。
記者の中から質問してもらいたかったですが。

植田総裁は1時間以上の会見を行いました。

賃金の上昇を伴う形で、2%の物価安定の目標を持続的・安定的に実現することを目指し、賃金の上昇と物価の上昇の好循環が必要と強調されました。

もう少し基調的なインフレ率が2%に届いたと言える迄には、時間がかかりそうであり、現行の金融緩和を継続するというのは基本との事です。

副作用もところどころに出ている事は認めざるえないとし、これに関しては現在何かを考えている訳ではない。

政策の効果と副作用のバランスは間違いないように注意深く分析し、できる限り情報発信していきたい。

これらは就任前及び就任後に発信されている内容の再確認と言えます。
当然ですがそれらと違った事を述べられる訳はないのでしょう。

米国の中堅銀行に対する不安は残っている事も鑑みて、それらの不確実性は織り込んでの政策決定であるとの事です。

焦点の物価見通しを提示しました。
2023年1.8% 2024年2.0% 2025年1.6%。

これは随時で変わる事は予想できます。
今年だけでも当てるのは困難でしょう。
2023年末に1.8%になるのでしょうか。
東京都区部は4/28に4月度3.5%と出てきましたが。
どういう要因で物価が下がるのでしょうか。
不景気になるという事でしょうか。
日本ではなく米国のそれを考えているのでしょうか。

過去25年間に実施してきた金融政策運営について多角的なレビューを実施すると決定しました。
これは1年から1年半かけるとの事です。
任期中にレビューを役立てたいとの事でした。

これは四半世紀の事ですから壮大な研究になるのでしょう。
世界を絡めての全方面ですし。
当然日銀はシンクタンクとして、これに人員を配置しなければなりません。
各方面からも英知を得るとの事です。
植田新総裁はマクロ経済学者としても、これをやりたいのかもしれません。


次回は6/16で7/28と続きます。
こうなると不測の事態がない限り金融政策の変更はないと見るべきです。
変更はできない国内事情とも取れます。

インフレになっても金利は上げられないのです?。
政策金利はマイナス0.1%という事でしょうか。
まだ永遠の0を使っているのは私くらいかもしれませんw。

私は幾度も書いています。
日銀は一言も言いませんが財政が絡んでいるはずだと。
1000兆円の1%は10兆円ですから。
政府は借り換えを粛々と進めていくのでしょう。


民間では変動住宅ローンは費用を含んで、おおよそ0.5%迄となっています。
固定35年間で1.4%迄でしょうか。
1%だけでも利上げをしたら?。
返済はどうなるのでしょうか。
当然他の借り入れローンにもすべて影響します。
地方債・社債・自動車ローン等etc。
経済への影響は計り知れないのでしょう。

但し、別の観点からは市井の人々は利子が付かない現状に対しては包容力があると言うのか、仕様がないと思っているのかは分かりませんが。
何も言いません。
資産のある方は言いにくいのか謙虚なのかもしれませんし。
政治も言いませんしメディアも言いません。
昔は郵便貯金の利子で喜んだものですw。

普通預金 10年。


*市場は金融政策の内容は全く変化がなかったのですが好感しました。

何かリスクオンになる変更がなされた訳ではありません。

無風と言われていたのですが市場は警戒していたのでしょうか。

そもそもは0金利政策が最大級の好材料とも言えます。

それとも、ここで利益を出そうと仕掛けた所があったのでしょうか。

それは分かりません。


債権は何故か買われ金利は下がりました。
円安に振れて株高となったのです。



日本10年債 0.375%

ドル円 136.24円。
今回の動きは日米金利差の変動が要因なのでしょう。

今後の動向に注目です。



*いつもの米国の金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.433%。

前週は3.568%でした。

2年債は4.021%で前週は4.180%でした。
債券が買われました。


5/3には0.25%の利上げがあるのでしょう。
政策金利は5.25%となります。

30年債は3.7%となっています。

長期金利は市場が決めるのですから3.4%でもおかしくもありませんが。
2年短期金利が政策金利と1%以上の開きがある事を理屈的にはどう理解すればよいのかは分かりません。

FRBの金利は関係がないのでしょうか?。
FRBと市場とは違うという事でしょうか?。
短期的な事なのでしょうか?。
短期債は長期債に引っ張られているのでしょうか?。

ちなみに米国の30年固定住宅ローンは7%との事です。
この金利で住宅を買っている国なのです。
3000万円で1年間21万の金利となります。

米国30年住宅ローンと米国30年債の違いも分かりません。

私が理解していないのかもしれません。
日本ではイコールになっているのですが。

とにかく米国債はよく分かりません。

*市場の関心は6月以降の行方となります。
FRBの利上げ打ち止めの報道と年末には利下げとも言われています。

私は同じことを何度も書いていますが懐疑的です。
それはFRBの物価目標が2%という事ならば。
現在のcpiは5%ですから。
何故打ち止めになるのでしょうか。
打ち止めにして自然に物価は下がるのでしょうか。

そしてFRBは物価の予想を過去1年間読み間違っているのです。
パウエルと言うよりも世界で最大のシンクタンクがです。
それだけ難解なのかもしれませんが。

同氏はいつも出てきた値で、その都度よく分からない発信をしているのです。
こういう事になったのでこういう方向ですと。
毎月毎月そんなに変わるのでしょうか。
市場参加者であれば皆が知っている事です。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

今後の動向に注目です。


*日米ともに個別決算が目白押しです。

市場予想がチェック点なのかもしれません。
いつもの明暗が分かれています。
個別の内容は割愛します。
日本市場では5/16のepsの値がチェックでしょうか。

3月決算スタート。
4/21 eps2089 per13.67。
4/28 eps2107 per13.69。


*来週のマーケットはゴールデンウイークで2立会日となります。
米国はFOMCはじめ月初の経済指標が目白押しです。
週が明けて当然サヤ寄せとなるのでしょう。
連休最終日のトランプ砲を思い出しましたw。

NYダウ 34098ドル。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年5月5日


日経平均29157 NYダウ33674 wti原油71.32 ドル円134.82
前週比301 ▼424 ▼5.31 ▼1.14

日経平均は更に年初来高値の更新です。
筋目の29000円を超えてきました。

2立会日でしたが利益確定をこなしながらの上昇です。
連休の不安も無いという感じの力強さでした。

上値で買っている所はありませんので上値は軽いという事は言えます。

売り方は買戻しで散々なのでしょう。
何処迄行くのかという感じです。

266 34の2日間でした。
29123 29157の推移です。

cme日経先物は87円安の29070円となっています。

先物はGw中に28600円所迄下落しましたが週末の米株の大幅高で戻しています。

NYダウ 33674ドル。

▼46 ▼367 ▼270 ▼286 546の1週間でした。
週間では▼424ドルの下落でした。

米国では週間で様々な出来事が起こりました。
それを消化しての値となっています。

*週初に前週に観測報道が出ていたファースト・リバブリック・バンクの破綻が報じられました。

米銀行破綻では史上2番目の規模との事です。
3月のシリコンバレー・シグネチャーに続き3銀行目となります。
4/28には株価が年末より30分の1まで暴落していました。
預金残高は9兆6000億円も減少していたのです。

同社はサンフランシスコに本社があり11州に94のオフィスがある商業銀行です。
総資産はおよそ31兆円あり全米14位の規模との事です。
日本ではふくおかファイナンシャルに相当するらしいです。

3/16にはJPモルガンはじめ11の大手銀行から4兆円の預金を受け取っていました。

しかし資金流出が止まらなかったのが主な要因で破綻さしたと報じられました。

緊急入札でJPモルガンチェースが落札しました。
これも財務省が主導し、 FDIC連邦預金保険公社と同社との異例な取り決めを力技で行った結果との報道です。

その後パックウエスト、ウエスタンアライアンス・ファーストホライゾン・コメリカ・シチズンズ・USバンクコープ・ザイオンス等々と報道で諸々が流れましたが、実態はよく分かりません。

これらの銀行は日本では名前も知る由も無かった地方銀行です。
関西であれば紀陽銀行や南都銀行を思い浮かべるしかないのでしょう。

*とにかく米国では予想が出来ない事が起こっている感じはします。
市井の人々は又はその地域や取引先企業では注目が出ているのでしょう。
当然注意しているはずです。
個別で詳細な情報が出ているのかもしれません。
日本での情報は限定的です。

破綻した銀行や上記に羅列した報道の出た銀行が、どの様な実態運営になっているのかは存じません。
資金流出や株価下落だけなのでしょうか。
貸し渋りが出ているのではが普通に感じます。
ローン延滞や貸し倒れなども不明です。
何か不測の内容があるのでしょうか。


*吸収合併等々は日本のバブル崩壊を思い出します。
11都銀が3メガバンクとなり、信用組合・金庫・相互銀行がどうなった事か。
税金が投入されました。
同時にノンバンクや事業会社にそれが起こった事も当然の成り行きだったのです。

但し、バイデン・イエレンはじめ当局の要人や銀行経営者、エコノミストからも米銀行システムは極めて安全であり健全である事の発信はされています。

これは以前より一貫した論建です。

そうであれば何故破綻が出たのでしょうか?。
それぞれが、じ頭の高いプロフェッショナルが経営していたでしょうに。

そもそもは急激な利上げが原因であるのは言うまでもありません。
FRBはまだ利上げを実行しているのです。

マーケット的にはそれらの地銀株は仕手株の様な上下となっています。

今後の動向を見守るしかありません。

注意です。


*5/3fomcでは予想通りに0.25%の利上げを実行しました。

10回連続となります。
今の金利は2007年以来の高水準との事です。

フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

委員会はより長期にわたって  最大限の雇用と2%のインフレ
を達成する事を目指し、これらの目標実現を支える為にFF金利誘導目標のレンジを5%~5.25%に引き上げる事を決定しました。

全会一致との事でした。

今後も入手する情報を注意深くも極め、その金融政策の合意を判断する。

インフレを時間と共に2%に戻す為に、どの程度の追加的な政策引き締めが適切となり得るかを決定する上で、委員会は金融政策の累積的な引き締めや金融政策が経済活動とインフレに与える影響の遅効性や経済や金融の情勢を考慮する。

と固い文言が出ています。

パウエルは質疑応答でインフレが高止まりすれば利下げはしないと言明しました。
FRBは依然としてインフレ率が高すぎると見ていると指摘し物価圧力の高さはFRBの懸念事項と指摘を強調し、利上げサイクルの終了について言及するのは時期尚早とも述べました。

*結局の所打ち止めではないと言う事です。

*FRBは難解な局面であるのは間違いありません。
物価高騰を抑える為に金融縮小を実行しているのですが、思惑通りには至らずインフレは高止まりしているのです。

一部銀行の破綻は特例と強弁している以上、インフレを無視して利上げを止める訳にもいきませんし。


2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 


次回fomcは6/14となります。
いつもの経済指標を見てという事なのでしょう。
それ迄にはいつもの様に各方面より様々な言及が出て来ます。
市場はパウエルの言葉は聞いていません。
打ち止めで利下げの思惑も出ているのです。

これは日本でも起こりますが、ここ迄の違いはないのでしょう。
これが一層難解に輪をかけています。

今後の動向に注目です。

*いつもの米国金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.435%
前週は3.433%でした。
チャートを見て頂ければ分かりますが、週間では日々上下しています。
結果は変わらずでした。

2年債は3.918%でした。
前週は4.021%でした。
政策金利を上げたのに短期金利は下がりました。
5/5の早朝には3.679%迄下げていたのです。

いつものコメントで恐縮ですがよく分かりません。

株価はAi人工知能により形成されている。
金融危機が買いとは理屈的にはあり得ないでしょう。
と幾度も書いていますが、債券もそうなのかもしれません。

株価が先なのか債券が先なのかと鶏と卵のような話ですが。
何かのセンテンスやFF金利先物市場を見て市場を動かしているのかもしれません。

FRBの政策金利は5.25%なのですから。
中央銀行総裁が利下げはしないと言っているのにです。
2年債は4%を割っているのです。

市場参加者は理屈がどうであれ、その値が現実なのでしょう。
Aiによりますとの解説がまたれる所ですw。
今後の動向に注目です。



ドル円 134.82%。

5/2には137.77%となっています。
円高に振れました。
米国金利との連動でしょうか。
商いが少ない所の上下なのでしょうか。
FX関係者はどの様に見ていたのでしょうか。


wti原油 71.32ドル。

オペックとオペックプラスが減産のサプライズを発信し、窓を開けて急上昇しましたが、現値となっています。

それでも供給過多と言う事なのでしょうか。
需要が落ちているのでしょうか。
短期的なテクニカルな部分なのでしょうか。

物価高騰には朗報です。

そもそも掘れば出て来るものなので、無い所にすれば値段云々は贅沢な話でしょう。
それがあるのですから結構な話しとも言えます。
地球の中身の話ですから、他の鉱物も含めまして、その上にたまたま住んでいたとも言えますし。
どう解釈すればよいのかは分かりませんが。

それによって様々な事が起こっているのは事実な訳です。

エネルギー問題は近未来から10年30年先と変化していくのでしょう。
日本には水がある。とは言いたい所です。


*5/5注目の雇用統計の発表がありました。

25万3000人と出てきました。
市場予想は185000人でした。
失業率は3.4%で予想は3.6%でした。
賃金は前年同月比4.4%で予想は4%でした。
前月比は0.5%で予想は0.3%でした。

労働市場は強い堅調な値が出てきました。

不況には程遠い値なのでしょう。
利上げをして金融コストは確実に上がっていますが、現時点の全体感では何も感知していないとも言えます。

物価の上昇も慣れているという事なのでしょうか。

産業や業種によっては影響が出ていますし、企業や個人でもそれはあるのでしょうが、労働市場は循環の様に動いているのかもしれません。

そうなると物価は2%の上昇でなくてもいいじゃないか。
という事が言えるのかもしれません。
以前からのモデルを超越しているのが現在かもしれません。

但し、今迄もそうですが雇用統計の単月の値はぶれますので、これで物を言ってはいけないとは思います。
各シンクタンクが出している予想は良い方に齟齬が出ているとは言えます。

私は1億6000万人の雇用者で10数万人のぶれが出たのがどうなのかという派ですがw。

今後の動向に注目です。


*市場はこの値を受けて動機付きました。

上段のNYダウのチャートを見て頂ければ分かりますが、金融不安と利上げでの諸々で4日続落していた訳ですから。
主要3指数は基よりvix・sox・ラッセル等々悪化していた値から急反転したのです。
上記のwti原油の値と共に金ゴールドは1ヶ月ぶりの大幅高となっていました。

短期的な需給の兼ね合いかもしれませんが。

雇用統計発表迄はかなりセンチメントは悪く、各アナリストのコメントも弱気な発言が出ていたのは事実です。
一気に落ちるのかを醸し出しておきながらの戻しとなったのです。

5/2にイエレンからの6/1には債務上限の特別措置を使い切る可能性発言も不安材料となっていました。
これ等解決していないのですが忘れ去られたような市場の動きでした。

銀行株の急反転も何か良い材料が出た訳ではありません。

ism景況感指数も製造業は47.1と6ヶ月連続の50割れでしたし。
非製造業は51.9と50以上は維持していますが別段強い値ではなかったのです。

モスクワにドローン攻撃もありました?。

そういう1週間の米国市場でした。


*来週のマーケットは米国市場を受けて、何事もなかったかの様な値の始まりとなるのでしょう。

そもそも日本は久しぶりのGWを謳歌した訳です。
以前にも書きましたが何か不安になるという事例も見当たりません。
コロナは5類への変更となります。

個別決算は続きますので明暗は出るのでしょう。
2000社以上が出てきます。
ソフトバンクGは日経平均225から、もう外した方がいいのではと個人的に思います。
同社の高額損失で各事業会社の利益がぶっ飛びますから。
投資会社はなじまないのかもしれません。

米国は5/10いつもの消費者物価指数となります。

5/9にバイデンは債務上限問題で共和党議会と話す様です。
どういう落とし所を付けるのでしょうか。
テクニカルな政治手法で以前の様に何ヶ月かづつ日延べさしていくのではないでしょうか。

そしていつもの脱線しますが。
バイデン80才は来年秋に再選を目指します。
正に年齢での活躍は個人差がありますので結構な事ですが。

麻生さんは82才で二階さんは84才です。
トランプは76才プーチンは70才習近平は69才です。
岸田さんは65才です。

ちなみに金正恩は39才です。
皆がいなくなっても十二分に健在なのでしょう。


どうなるでしょうか。
注目です。



2023年5月12日


日経平均29388 NYダウ33300 wti原油70.09 ドル円135.71
前週比231 ▼394 ▼1.23 0.89

日経平均は上っ張なれしています。
足元では年初来高値を三度び更新です。
チャート上もSVBショック以降右肩上がりとなっています。

日中も押したら必ず買いが入ってきますし、大きな板も理屈に関係なく買い上がりグイグイと上昇します。
これらは先物主導なのは間違いありません。
正に外国投機筋なのでしょう。

対内外証券売買状況より4月は海外から4兆9760億円もの日本株の買いがあったとの事でした。

各市場の動向よりも大型株への投資が見て取れます。
外人は小型株を買いませんので。

マザーズ指数 748。 
新興市場を対象とした小型株市場です。
日経平均との比較は歴然としています。

されど日本の市場に魅力があると言う事は間違いありません。
何故そうなっているのでしょうか。

日銀・政府・東証・バフェット・インバウンド等々総合的な事なのでしょう。
他の市場が危いという事なのかもしれません。
相対的に見て安全なのかもしれません。

日本自体に警戒する要因が少ないという事なのでしょう。
今後もこの傾向が続くと予想されています。

日経平均 29388円。
1年5ヶ月ぶりの高値水準です。

NYダウ 33300ドル。
日経平均との比較を見れば分かります。
米株は高値には程遠いのです。
警戒していると言えます。


5/12時点で

perは14.49にもなっています。
これは近年の最高水準値です。
22年1月 14.25 21年11月 14.40 21年5月 14.95。
epsは2028です。 
eps  eamings per share. 企業の収益力を判断する指標。
日経平均14.49x2028=29385円。

ちなみに3/31時点では。
perは13.23となっています。
epsは2119です。
日経平均13.23x2119=28041円。

中身的には1株当りの純利益今回の決算を受けて91ポイントもの減少となっています。
*値的には明らかに減益なのですが。

perの値が示している様に理屈的には今後は成長すると見ていると言えるのでしょう。
per price earning ratio. 株価収益率。 
1株当たりの利益の何倍まで買われているのかの指標です。

とにかく日本株は外国人の買いが旺盛で現値となっています。


▼208 292 ▼120 4 261の1週間でした。
28949 29242 29122 29126 29388の推移です。

cme日経先物は181円高の29590円となっています。

今後の動向に注目です。


*5/10注目の米国消費者物価指数の発表がありました。

総合は4.9%の上昇と出てきました。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前年対比は10ヶ月連続で低下しています。
コア指数は5.5%の上昇でした。
4月は5.6%でした。

値的には前月と比較しまして両方とも0.1ポイントの低下です。

これをどう見るのかは様々でしょう。
低下はしている。されど微減であるとも言えます。

米国の物価は対前年で4.9%上昇しているという事です。
チェック点は昨年は8.3%の上昇ですから。

日本では3%の上昇で右往左往していますが、米国ではどの様な感覚なのでしょうか。
小市民の私は毎日のスーパーで、ため息系なのですが米国民のマインドはどうなのでしょうか。
ランチの値など聞いてびっくりしてしまいますが。

*総合の前月比0.4%の上昇でした。
前月の0.1%よりは上昇しました。
コアは0.4%の上昇でした。
前月は同じく0.4%の上昇でした。
ちなみに0.4x12ヶ月は4.8%となります。

食品は7.7%、住居費は8.1%の上昇でした。
ガソリンは12.2%、中古車は6.6%の減少でした。

驚きの値ではありませんでした。
これが上振れの値が出てればサプライズでしょうし。
更に鈍化している値でもなかった訳です。

今後の推移に注目です。

*FRBの物価目標は2%上昇としています。
米国政府とFRBは物価が依然高いと言う認識です。
誰もが思うのですからそうなのでしょう。

それに対して政策・対策を進めるのは当然の事です。

但し従来の金利を上げて物価を抑える政策を進めるのには様々な弊害が出てきました。

金融機関の破綻が一番の要因でしょう。
これが突然起こったのです。
当局は一部の特異なケースと発信していますが。
地方銀行の株価下落は止まりません。

中小銀行の預金の流出も止まりません。
考えてみれば当然の動きなのでしょう。
自己保全は当然の動きなのです。

大多数の方々は預金保護額の3300万円以上の預金があるとは思いませんが。
企業はその様な額など当たり前に預金しているでしょうから。
1%と言われる富裕層もそうなのでしょう。

日本の様に法人の当座預金制度があるのかないのかは存じません。
日本では全額保証されるはずですが。
米国にもあると思うのですが。
ないのでしょうか。存じ上げません。
そうなると富裕層からの流出なのでしょうか。
これは分かりません。

そもそも預金を他に回して何か損失が出るという事は無いのですから。
安心な大手銀行やMMF投資信託に回すのでしょう。

これが厄介な問題となっています。

物価高騰と金融機関の云々の板挟みになっている訳です。

市場は据え置き及び利下げを織り込んでいます。
当局は利下げは一言も言っていませんし、まだ利上げはあるかもと言っているのです。
論者も様々を語りますが、結果は不明としか言えないでしょう。

私は物価が2%前後にならぬ限り利下げなど無いと感じています。
利下げをして又物価高騰になれば身も蓋もないでしょうに。
こういう論は聞きませんが。

今後の動向に注目です。

*米国では債務上限問題が引き続き大きな懸念材料となっています。

日本の一般紙やネットでも報じられる様になりました。
これ等年初からくすぶっている事は市場関係者であれば知る所です。

足元の状況が当然注視される訳ですが、米国では幾度となく議論されている内容です。
政府と議会のゆがみの上でここまでÐdayに近づいてきました。


2023年1月には国債の発行できる借金の上限に達しているとの事でした。
現在は様々なやりくりで履行しているとの報道です。
この31兆ドル 4030兆円を超える事は上下両院の承認が必要との事です。

4/27に下院共和党は連邦政府の支出を4兆5000億ドル削減する条件に連邦債務上限を1兆5000億ドル引き上げる法案を可決しています。
上院民主党はこれに反対しており廃案を伝えバイデンも同じくの現状です。

イエレンは6/1が期限と発信しています。


*実話、米国自体が様々な論点で2分しているのは周知の事実です。

この案件だけが問題ではないのです。

超法規的な手段で解決する事も出来るのでしょうが、そうなると民主主義が根本から崩れますので厄介なのでしょう。
今後の全てに関わってくるのかもしれませんし。

誰もが政治は国民に災いを及ぼす事などしないと感じていると思います。

とりあえずは国債の借り入れを増やせばいいのですから。
その後研究交渉して対処すればいい事なのでしょう。

但しこれは日本人的な感覚かもしれません。
私は米国の本筋は分かりません。

社会の成り立ちの部分かもしれません。
村社会と言うのかコンセンサス重視が当たり前ではなく。
個人の権利・主義をそこまで重視するのか。と言う事です。
これは議会人の権利や主義と言う言葉に置き換えられるのでしょう。
それの代表という意味合いです。

ここでの駆け引きが来秋の大統領選に必ず影響する。
と言う事もあるのでしょう。

前週は政府と議会は物別れになったとの事です。
5/15以降に再開との報道でした。
広島サミットは19日から始まりますし。
日程的な問題も出てきます。


解説では、もしデフォルトになれば社会福祉の支払いや公務員や軍人の給与も滞るとの事です。
債券の格付け機関が2011年に行った事と同様に米債の格付けを下げるだろうとの事です。

オバマの時期に何故その様な事になったのか私は存じません。
人間模様はじめ、それが出来ない事情があったのでしょう。

今回の共和党下院議長はマッカーシー氏58才となっています。
成り立ちは直近ですので私も知っています。

今はAAAからAA+となっています。

どこ迄下げるかは存じ上げません。

債券相場は暴落し金利が上がり半年間以上市場は不安定になるとの事です。
諸々が起こり失業者が700万人を超えるだろうとの事です。
株価は20%以上の下落との事でした。

上記と同様の内容が各方面から報じられています。

*今後の動向に最大限の注意です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。

上記のcpiや債務上限問題を受けての値となっています。

米国10年債 3.463%。
前週は3.435%でした。

2年債は3.991%となり前週は3.918%でした。

微増の範疇でしょう。
変わらずでした。

10年債ですから10年後の金利は3.4%で取引されている訳です。
これなど誰もが分からない事ですから、ざっくり言えばいくらでもいいのでしょう。
市場が決める値です。

但し2年後の金利は4%を切って取引されている訳です。
現在FF金利は5.25%なのです。
これが難解なのでしょう。
1.25%も利下げがあると市場は感じている訳です。

FRBはまだ利上げはあるかもなのです。

いつも書いてい恐縮ですが、よく分からないという事です。
住宅ローン7%と30年国債3.783%の違いも分かりません。

そもそもは2年が3.99%で10年の金利が3.463%が不明です。
誰か識者に教えてもらいたい所です。

今後の動向に注目です。


日本10年債  0.386%。
日本3年債  -0.039%
日本は日銀の金融政策と同じく清く正しく美しくw動いています。

日本と言う国は自由な言論と経済なのですが、最終的にはお上を信頼していると言うのか、それに準ずるというのか。
それが安心の担保という国民性なのかもしれません。


*来週のマーケットは経済指標的には特ににありません。

米国小売売上高が出てきます。

決算は最終番です。
個別でも色々ありましたが割愛します。
トヨタはどこに行くのでしょうか。
孫さんはどうするのでしょうか。
メガバンクはどう対処するのでしょうか。
半導体や電子機器は我慢なのでしょう。
電力会社は結局どうするのでしょうか。
商社はやりすぎでしょう。

それと忘れ去られている様なウクライナには注意です。
以前から書いていますサポリージャ原発からアングラ情報が出ています。
今は戦時なのです。


どうでもよい私の話は買いポジションは一切ありません。
全て売り抜けました。
1357wインバースだけとなっています。

wインバース連動型上場投信 295円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年5月19日

日経平均30808 NYダウ33426 wti原油71.67 ドル円137.98
前週比1420 126 1.58 2.27

日経平均は暴騰しました。
先週上わっぱなれしましたが更なる急伸です。

そしてそれを裏付ける材料は特にありません。
マクロ的に全体がという事でもありません。

急落の戻しでもなく、これを予想できた方は皆無なのでしょう。
私も結構見ている方ですが経験則的に記憶はありません。

兎に角大幅に買われたのです。
7連騰となります。
1686円の5.78%もの上昇です。
4週連続の上昇となります。

238 216 250 480 234の1週間でした。
29626 29842 30093 30573 30808の推移です。

米国時間の先物がありえない動きでしたし、日本時間でも理屈なく買い上がっていきました。
いつもの米株の動向を見てと言う内容ではありませんでした。

買うから上がる。上がるから買う。
と言う感じです。

チャート上より角度を見て頂ければ分かります。
45度の角度です。
売買高も旺盛でした。


売り方の多くが翌日に買戻しで逃げていた事もあるのでしょう。
空売り比率は
40.1 39.6 40.3 39.8 40.9の1週間でした。
逆張りの人達は散々だったはずです。
売っても売っても踏み上げられるのです。

オプションの買い方はバブルで売り方は退場迄解説がありました。

外国人投機家の動きであるのは明らかです。

33年ぶりとテロップが流れました。
この値は1990年1月ぶりなのですから。

これはいくら何でも長すぎますので。
足元3年間を見ておきましょう。
日経平均 週足 30808円。

この週足はいきなり突き抜けています。
長いレンジで見ても特異なのが分かるでしょう。

マクロ的には2020年11月より過剰流動性相場が始まりました。
これはご存じの如くコロナ渦中による金融緩和の結果で起こりました。

2021年8月には菅さんの再選しないもありました。

ウクライナ侵攻は2022年2月24日です。
3/7はサポリージャ爆発の観測報道です。

米国の利上げ開始は2022年3月からです。
10回連続の利上げでFF金利は0%から5.25%の上昇となっています。

日本株はそれ迄アベノミクスの7年8ヶ月間は24000円を3回抜きましたが戻されていたのです。

*今回の動きは長期レンジの機関投資家ではないのでしょう。
順張りの個人投資家も怖くて買えないとは思います。
デイトレードは別でしょうが。

短期筋のAiプログラムの仕業だと思います。

米株の動きを見れば分かります。
NYダウ 33426ドル。

債務上限問題がちらついている時期に、急上昇するという理屈はあり得ません。

米株の推移でも大丈夫なのかと思ってしまうぐらいなのですから。
私は銀行預金から逃避した漁夫の利であるMMF投資信託の買いがささえていると読んでいます。

中国株でも上昇しているのでしょうか。
上海総合 3283。
違う様です。

この1週間で見れば広島サミットとなります。
その大成功を織り込んだと言うのも無理があるでしょう。

テクニカル指標はいずれも買われ過ぎの値を示しています。
騰落レシオ・移動平均線・サイコロジカル・ボリンジャーバンド等々です。

又日経ボラティリティよりも、株価が上昇しているのにその値も上昇していると解説がありました。
怖くてついていけないとの事です。

但し、30800円所でまだ上昇すると買っている所があるのは事実となります。

ここでの理屈論は無理があると思います。

私は上段記入の米国MMF投資信託ぽい感じはするのですが。
それであればすぐに逃げないでしょうから安定はするかもしれません。

短期の仕掛け系であれば、元迄戻しますから、逃げ遅れた方は散々になります。
生き馬の目を射抜く所ですので注意となります。

結果は後々に分かります。
実際に張っていない方は後付け解釈を語るのでしょう。

下落すれば結局セルインメイだったね。
が適当なセンテンスとなるのでしょう。

今後の動向に注目です。

*債務上限問題は混沌としています。

5/19交渉を担当する共和党議員は突然退席しました。

グレイブス氏はとにかく彼らは理不尽だとのコメントです。
マッカーシー共和党下院議長はホワイトハウスが動く必要があるが何も動きは見られない。
よって一時停止せざる得ないとの事です。

関係者によりますと特定の1つの問題ではなく、共和党の歳出削減要求が広範囲にわたって取り上げられているとの事です。

ホワイトハウスからは双方の見解の違いを認めたうえで、難しい交渉になるが合意はなお可能だとのコメントです。

どちらも政治の駆け引きと共にポピュリズムに働きかける訳ですから、ギリギリと動くのでしょう。

イエレンから幾度も議会に牽制忠告を出しているのもその一環でしょう。

前週に書いていますので詳細は省きますが、最終盤に落とし所となるのでしょう。
それは今迄もそうでしたから。
というマジョリティーとしか言えませんが。

但し、報道で出ているテクニカルな手法を使うのかもしれません。
デフォルトを何日かさせてから解決という戦術はあるのかもしれません。

これ等誰も分からない事です。

*株式市場は警戒しているそぶりも薄いですので、逆にどういう事なのかとも感じます。

米債の格付け引き下げは、デフォルト回避しようが別問題であると報道で出ています。
2011年の状況を伝えている訳です。

それも起こらないと言う何かがあるのでしょうか。

私には分かりません。

どういう基準で格付け機関が決定しているのかも存じませんので。

格下げになれば株価が20%下落するとの各方面からの報道は、いったい何なのでしょうか?。
私なら一旦売っときますけれど。
又買えばいいのですから。

来週よりも報道の内容で一喜一憂する事は間違いありません。
イエレンの言う6/1には後10日しかありません。

引き続き最大限の注意です。


*イエレンから5/16に更なる銀行合併が必要である可能性を大手銀行ceoに伝えたと報道がありました。
これは今迄も言及している内容です。

確実にあると見るべきです。
財務長官が発信しているのですから。

どういう内容かは当然出しません。
それが起こっても全体に不安がまん延しない様な配慮は確実にするのでしょう。

5/19ロイターより米銀の預金残高と信用総額が減少していると報道が出ています。
世間が動くのは当然の動きです。

kbw銀行株指数は年初より30%の下落となっています。
預金は保護と再三伝えられていますが株式の自己責任は当然ですから。

この銀行株指標と他の指標との差異は一目瞭然です。

これが米国市場の実態ではあります。

今後の動向に注目です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.691%。
前週は3.463%でした。
日々上昇しました。
2年債は4.279%でした。
前週は3.991%です。
同じく上昇です。

債券市場は警戒しているのでしょうか。
値幅の大きさは急伸ではありませんが。
値的には来週も同じだけ上昇すればシリコンバレーショック近く前の値に戻ります。

内容は全く違うのでしょうが。
今後の動きに注目です。


ナスダック 12657。
金利が上昇しハイテク高per系が上がりました。
これがまた不明なのですがそうなっています。
ガーファムの巨大力・値が差力に尽きると理屈建はできます。
これらが強すぎますので全体指数というよりもガーファムなのでしょう。

ドル円 137.98ドル。
139円につっかけています。
日米金利差が要因なのでしょうが。
為替の関係者も予想していなかった値の様です。
株式市場同様に明暗が分かれている相場模様との事です。
既にSVBショック前の値に戻っています。


*とにかく日本株は新しいステージと言う論建は出ています。

様々な要因が出ているのは事実です。

植田総裁の金融緩和継続と言うのも分かります。
但し黒田さんの継続ですので何故今急上昇なのでしょうか。
新たな政策というものはありません。


賃上げも分かります。
今はインフレの方が高いのです。
食料品の値上げは生活に直接影響します。

東証指示のPBR1倍割れ政策も分かります。
これは各企業の内部の仕分けですから。
利益を上昇さす政策ではないのです。
epsは先週に示しました。
減少しているのです。

バフェットさんも分かります。
彼が一番得をするのではないでしょうか。
彼が売りと言えば売るのでしょうか。

政府からのnisa idekoも分かります。
どれだけの投資効果になるのかは不明です。

円安効果も分かります。
輸出数量の減少は明らかです。
米国は利上げをいずれ打ち止めするのでしょう。
これから更に円安効果があるのでしょうか。

インバウンドの回復も分かります。
チェック点は中国人でしょう。
2019年は959万人の30%を占めていました。
中国当局からの団体ツアーの禁止が鍵となります。


そもそも人口減少の国なのですから。
65才以上が3500万人もおられる国なのです。

このように論建はどうとも言えるのです。

現在の株価で物を語るのは分かります。
ここが難解な所なのでしょう。

*来週のマーケットはこの急伸が続くのかどうなのかがチェック点でしょう。
cme日経先物は30825円となっています。

外部要因はいつもの事ですが、こういう値になっていますのでいつもとは違うのでしょう。

今回の動きが大サプライズでしたのでどうなるかです。

久しぶりに神のみぞ知ると書いておきます。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年5月26日

日経平均30916 NYダウ33093 wti原油72.87 ドル円140.62
前週比108 ▼333 1.2 2.65

日経平均は微増でした。
前週の急上昇を受けて一服という所でしょうか。
商いは旺盛でした。

チャートだけを見ますとそういう解釈となるのでしょうが、実話中身は全然違うのです。
木金両日はエヌビディアの決算を受けて半導体関連の大商いが続いた訳です。
多分それが無ければ一旦30000円割れもあり得た展開でした。

273 ▼129 ▼275 118 115の1週間でした。
31086 30957 30682 30801 30916の推移です。

米株は債務上限問題を警戒しての展開でした。
週初めより各陣営より相手側への中傷とも取れる発言が続きました。
共和党からÐデイ6/1の根拠を示されイエレンは6/5と変更したのです。

NYダウ 33093。
5日続落したのちエヌビディア及び自律反発で反転しました。

日経平均とNYダウは短期的なチャートを見ますと明らかに違う事が分かります。
但し米株はオールドエコノミーとハイテク株が又明らかに違うのです。

ナスダック 
昨年末 10466。→12975。
NYダウ
昨年末 33147。→33093。
NYダウは年末値と変わらずの値となっています。
地銀の指数は年初より3割減となっています。

どちらが正しいと言う事はありません。
業界業種間であまりにも違う訳です。

これは1年半を通して見れば又難解なのです。
昨年はナスダックがNYダウより散々だったのです。

NYダウ 週足 33093。
2022年1月 35641。→33147→33093。
ナスダック
2022年1月 15474。→10466→12975。

ナスダック 12975。
年初より急伸していますが
2022年の下落を戻している訳ではありません。

私も昨年は同じ国でこうも違うのかと幾度と書いた内容です。

今はハイテク系は大幅下落したのでそれが戻ってきた状況であると。
胆略的に書いてしまいますが。
それもガーファム及び一部銘柄が強い訳で、ナスダック全般が戻している訳ではないのです。
塩づけの銘柄も多数存在しています。

*そもそもそれは金融政策により起こった事は間違いありません。
フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


昨年は通常の3倍である0.75%の利上げを4会合も行ったのですから。
現在は10会合連続で5.25%となっています。
毎月の950億ドルとも言われている金融縮小を実行中です。

金融政策だけで見れば今年も3回連続利上げを行っていますから、ナスダックが急上昇と言う内容は不思議とも言えます。

足元のハイテク決算の実績値は馬なりでしたし、eps上は10%近い減益でした。
4~6月は更に悪くなると言うのがコンセンサスでした。
業績面でも足元で株価が急上昇と言うのは理屈的には難解となります。

*それも米債金利上昇局面ですから。

来年の利益予想も分かりますが、あくまでも予想なのです。
但し、上記チャートの如く急上昇しているのは事実です。

諸々より言葉的にはやり過ぎているのではとも感じます。


話は全く脱線して恐縮ですが。

先週シリコンバレーより旧友が訪ねて来ました。
息子君に自分のルーツの所を見せたいとの事です。

債務上限は解決するだろうとの事でした。
SVBショックは一般人には関係なしの方が多しとの事でした。
ラーメンが2000円でビックマックは1000円で。
彼のバイト代は時給2000円との事です。
大学の授業料は年間1000万円との事です。

各先生はプリントで教える内容が違うとの事で、歴史観もその先生の思いが強いとの事でした。
義務教育レベルで学校間の格差は当たり前との話です。
日本では北海道から沖縄まで山の上から離島迄平等に同じく授業を受けますが。
そして目立たない児童の評点は著しく低いとも聞きました。

各州が1つの国の様なイメージとの事でした。
白人は見た目ではどこの出身かは全く分からないが、苗字で分かるんですって。
人種間のアレコレは当然あるとの事です。

米国は根本的に違うのでしょう。
日本が欧米と違うのかもしれませんが。

*日本株はその米国より上を行ってます。
日経平均 30916円。

市場関係者で年初よりこの展開を予想できた方を知りません。
発信している内容を見直しても仕様がありませんが。
みんなレンジ相場が体にしみこんでいますから。

関係者で新しい資本主義に文句を言っている人も聞きません。
以前は結構聞こえてきましたけれど。

日本市場が米株より強いのです。
中国を横目で見て過ごしてきた市場がです。
コロナが6500万人と報じられました。

これもありえない展開なのでしょう。
上がりっぱなしですから。
33年ぶりの値なのです。

それくらい株式相場は強い展開になっています。
そしてそれはインデックスという事です。
普通に暮らしている銘柄は多数あるのです。

私は同じことは書きませんが、多分それの影響であるだろうと。
そうなると今後どうなるのでしょうか。
それも全く不明です。
今後の動向に注目です。

但し、マーケットの世界は値が重視されますので、一般的な人が感じる世界でない事の認識は必要です。
この中の動きと一般社会は当然違いますから。
今更ですが、それを理解して見ていかなければならないのでしょう。


*債務上限問題はバイデンとマッカーシーで決着しました。
5/28日曜日9:50にヤフーニュースの一報です。
同時刻サタデーダウCFDは304ドル高の33380ドルを付けました。
これから議会に移るのでしょう。
5/29がメモリアルデイですので、その後日程調整をして進めるのでしょう。

政治の世界は算数ではないので正解はありません。
これはAiでは無理な領域かもしれません。

究極に言えば戦争を起こすことも出来ますし、やめる事も出来ます。
国際政治など私どもには分かるはずがありません。
出てくる報道で考えるしかありませんが、そんな表に出て来る話は本筋かどうかも分かりません。
米国と言う所は民主主義の総本山の様な所ですから時間がかかります。
上院下院でひと悶着は当然出て来るのでしょう。
これは見守るしかありません。

イエレンは6/5に伸ばしました。
彼女は学者で政治家ではないのかもしれません。
駆け引きはしない様です。
誠に勝手な憶測ですが。

しかしよくぎりぎりまで引っ張った事です。
不測の事態が起きれば大変でしたでしょうに。
今後の動向に注目です。


*前週に示しました債券の格付けは別問題となります。
これは各民間会社が決める事ですから内容は分かりません。
ムーディーズ・S&P・フィッチ等々と出ています。
中規模ではもっとある様です。
日本であれば株式では野村、大和、日興等々が浮かびますが。

兎に角どうなるのかは不明です。
もし米債が格下げになれば信用が落ちるという事ですから、債券は売られるのでしょう。
金利が上がるという事です。
これを予想ができる方はいるのでしょうか。
報道で出ている事が起こるのでしょうか。
これも見ていくしかないのでしょう。

*米国の政治はこれを起こさせない様にしなければ。とは思いますが。
そこの所はどういう風に考えているのでしょうか。
存じ上げません。
今後の動向に注目です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.795%。
前週は3.691%でした。
2年債は4.568%となっています。
前週は4.279%でした。

金利は急上昇しています。
債務上限問題を警戒しているのでしょう。
解決すれば下落するのでしょうか。
分かりません。

解決すれば多額の国債を発行するのですから、それが買われて金利が上がるのでしょうか。
分かりません。

各連銀総裁より6/13のfomcでの利上げ言及も影響しているのでしょうか。
分かりません。

いつもの連呼で恐縮ですがFRBはインフレを見誤っている訳です。
私は日銀が言っているインフレが収まると言う話も、どういう理屈なのかと感じていますが。

安全資産が売られているという事はどういう事でしょうか。
キャッシュにしている方が多いという事でしょうか。
レンジの中の範疇かもしれません。
今後の動向に注目です。

ドル円 140.62ドル。
いきなり140円越えです。
いつもの日米金利差が影響しているのでしょう。

こちらも短期的には市場参加者は外しています。
同じ人が1週間後には違う値の予想を言っているのです。
その方達も仕様がないのでしょう。
そして米国の動向により今後も上下に動くのでしょう。
日本独自の要因はないと思います。

株式マーケットは円安は一般的に上昇します。
足元の株式相場は為替を超越しているとは感じますが。


*エヌビディアの株価が暴騰しました。
9400億ドル 131兆円の時価総額の企業です。
1兆ドルグループであるアップル・マイクロソフト・アルファベット・アマゾンにつぐ規模との事です。
ちなみにソフトバンクGは7兆1478億円です。

5/25に24%もの株価上昇となりました。
同社は上場来高値を更新しました。

米企業の時価総額の1日の増加幅としては過去最大級を記録するとの報道でした。
5~7月の売上高の予想が倍近くになったとの内容です。
ご存じの人工知能向け半導体の企業です。
これを受けて世界の全半導体銘柄が上昇しました。
インテルはCPU?という事で売られたらしいですが。
エヌビディアはGPU?との事です。

生成Aiの事は報道で概略は承知していますが、1日でこれだけ株価が上がるものなのかは全く不明です。
せいぜい5%位ではないかと。
この時価総額の企業がです。

米国のsox半導体指数は連日で6%以上の上昇です。
日本の半導体関連銘柄は同社の夜間先物で木曜日に上昇し翌日も上昇したのです。
これが今週に起こった訳です。
1銘柄でこれだけ影響が出るという事は記憶にないですが、そういう事が起こりました。
上昇した半導体企業は全てが関係があるのでしょうか。
関係が薄い銘柄も連れ高していると思います。

これは政治や金融政策とは全く違う話です。
足元の経済指標も全く関係がありません。

今後の動向に注目です。



*来週のマーケットは月末月初となります。
5月度日本株は思わぬ上昇となりました。

cme日経先物は583円高の31500円となっています。
またまた外国人先物買いでの上昇となっています。
これは債務上限解決を織り込んでいない値でです。
そうなると、どこ迄いくのかとも感じます。
月初の経済指標に注目と言いたい所ですが、次元の違う所になっていますので関係なさそうとも言えます。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年6月2日

日経平均31524 NYダウ33762 wti原油71.87 ドル円139.98
前週比608 669 ▼1 ▼0.62

日経平均は上がり続けています。
6週連騰となります。
売買高は3兆円以上が続いています。
5/31は7兆円と見た事も無い値でした。

317 94 ▼440 260 376の1週間でした。
31233 31328 30887 31148 31524の推移です。

月末はクジラと言われている機関投資家等のリバランスであろうとの事でした。
日本株は上昇しすぎたので他の投資先との均衡性を取ったのではの解説でした。

現在の株価はどのような材料が出ようとも関係がない様な状態です。
いけないism製造業景況感や中国pmiしかりです。

取引が終了して1時間もすれば200円程先物が上昇してきます。
場中に押しても数分で戻り、何の材料もないのにグイグイと上昇していきます。
そして高値もみ合いで取引を終える展開です。

この状況は1ヶ月近く続いています。
特に5月中旬からこの動きとなっています。
6月は2立会日ですが変わらない動きでした。

ここは警戒するだろう。という事がないのです。

海外投機家Aiが買いのサインを出し続けているのでしょう。
それの理屈は様々が論じられていますが、ここまでの上昇は人の考えを超越しているとも言えます。

チェック点としましては、様々な要因は分かるのですが何故5月からと言う事なのでしょう。

グローバルで上昇しているのなら分かりますが、日本株が抜き出ています。

日経平均の5月度は2000円の7%もの上昇でした。

主要指標を並べておきます。
NYダウ▼3.4%  ナスダック5.7%  ドイツ▼1.6% イギリス▼5.3% 
上海▼3.5% 香港▼8.3% 韓国3.0% 台湾6.4% 

世界は様々な事情があり、まちまちの状況なのです。

中東マネーがヨーロッパを通じての記事も出ていましたが、本筋は不明なのでしょう。

これは5月からいきなりの動きとなっています。
幾度も恐縮ですが、5月から何が変わったという事は思い出されません。
マーケット関係者からもココの部分の言及は聞きません。
漠然とした様々な要因が語られています。
この要因達は以前より言われている項目が多くあり、マーケット的には5月まではレンジ内で動いていたのです。

それがいきなり連日33年ぶりと言うテロップが出る勢いなのです。

誰もが分からない事が起こっているとも言えます。

Aiと言ってしまえば簡単ですが、それが動かしているのでしょう。
それに大きく開発投資できる玄人がけん引し、それに皆は群がって取引をしてるとも言えます。

話はいつもの脱線で恐縮ですが。
5/30ロイターによりますと、米Ai開発企業の最高経営者や研究者らがAiが人類を滅亡させるリスクに警笛を鳴らし、核戦争などと同列に扱うよう政策立案者に訴えました。
内容はハショリますが、世界のそれの権威ある研究者350人が書簡を出したという事です。
空恐ろしい話しとなっています。

たとえば、こういう市場マーケットがそれに準ずれば、どういう方向にも動いていくのでしょう。
動かせる事が出来るのです。
悪い方向に動けば大混乱が起きる事も十二分に考えられます。

規制をかけられるのは政治なのでしょう。
こちらは注目する必要はあると思います。


とにかく現在は未曽有の状況ですから。
この5月からの流れは後々の結果の分岐点として語られる事になるのかもしれません。

短期的な調整は普通はあるのですが。
それと市場は幅広い銘柄まで物色しだしました。
かんばしくない業績でも買いとなっているのです。
これは最終番ではないかと経験則を書きますが。
それが通用しない状況とも言えます。

cme日経先物は435円高の31960円となっています。
5/17に30000円超えになって驚いたのはついこないだなのです。

今後の動向に注目です。


*債務上限問題は決着が付きました。

債務上限の適用を2025年1月まで停止し上限を引き上げる事となりました。
31兆4000億ドル 4400兆円という上限を撤廃しました。

政府予算の歳出には上限を設定し、2024年度は2023年度と比べて防衛費以外の支出をほぼ同額にすること。
2025年度は1%程度の増加にとどめるなど歳出を抑える内容との事です。

財政責任法案という名称です。

下院は314対117で上院は63対36の圧倒的多数で可決しました。

バイデンはこの党派を超えた合意は、我々の経済と米国民にとって、大きな勝利だと述べてこの法案に署名し、米国民に語り掛けることを楽しみにしていると発言しました。
6/3に法案に署名し成立しました。

6/5と言われていたデフォルトは回避されたのです。

米国民は結果は分かっていたでしょうが、様々な憶測も出ていましたので安堵となったのでしょう。

.
日程的には本当にぎりぎりでしたが超党派における民主主義の結果です。


今後至急にいる現金の確保の為に新たな国債が発行され主には大手金融機関が買うのでしょう。
それの金額と共に各マーケットの影響は来週に出てくるのでしょう。
相当織り込んでいるかもしれませんが。

それと報道に出ています、2011年に同様の案件でオバマが署名した3日後に格付け会社のS&P社が米国債をAAAからAA+に格下げしたとの事です。
それを受けて米株は5%の調整が入ったとの事でした。

これが最大の懸念材料なのですが、米国市場を見ていますと全く関知していない様子です。
どういう基準でそれを決めるのかは各社の決定事項です。
何かの報道は聞きませんが、今回の内容ではそういう事は起こさない情報が出ているのかもしれません。

一応は注意となります。


*6/2雇用統計の発表がありました。

まちまちの結果でした。
就業者数は339000人の増加と出てきました。
予想は195000人でした。
大きく予想を上回り、2ヶ月連続で伸びは加速しているとの事です。

失業率は3.7%と前月の3.4%から増加しました。
失業者は前月比で44万人増加との事です。
予想は3.5%でした。
過去の値より懸念する程の数値ではありません。

就業者は増えたけれど失業者も増えたという事です?。
これは各指標にタイムラグがあるのでしょう。
各指標の取り方の違いもあるようです。
複数の仕事をしている方もいますから。
どういう論になるのでしょうか。
精通されている方から聞くしかありません。

これは詳細を詰めれば様々な解釈は出るのでしょう。
労働環境は循環しているとも言えます。
私には分かりません。

平均時給は前月比0.3%の上昇でした。
4月は0.4%の上昇です。
前年同月比は4.3%の上昇で4月は4.4%の上昇でした。

足元の賃金上昇は穏やかな上昇なのでしょう。
下がってはいないのです。
賃金が前年より下がる値が出てくればリセッション景気後退の疑いは出るのでしょう。
それには程遠い値なのです。

NYダウ 33762ドル。
雇用統計を受けて701ドルの大幅高となりました。
米株も日本株同様に5/31の取引額は倍増しています。
債務上限のもやもやが晴れた事もあるのでしょう。

6/13からのfomcに焦点は移っています。
現在は利上げをするのかスキップをして様子を見るのかの状況です。

市場はどうなろうが、いづれ近々頂点になるのであろうという事なのでしょう。
5.25%と十二分に金利は上昇しましたが、一部の金融機関だけの下手だけで別段おかしな事は起こっていないじゃないか。
という事かもしれません。

5%の物価上昇でも昨年のそれよりは相当低いし、この位は慣れていますよ。
という事かもしれません。
2%でなくてもいいですよという感じです。

米中対立やウクライナも蚊帳の外で動いている様なのです。

懸念のコメントは数々あれど全て外しているじゃないか。
という事かもしれません。


但し業界業態や個別企業では厳しい業績と株価にはなっています。
それをはるかに忘れさすようなハイテク企業群があるわけです。

今後の動向に注目です。


*いつもの金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.698%。
前週は3.995%でした。
2年債は4.511%で前週は4.568%でした。

10年債は微減し2年債は変わらずでした。

今後どちらに振れるのでしょうか。

ドル円 139.98ドル。
米国10年債と同じ様なチャートです。
金利差を見ているのでしょう。

5/30にドル円140円で財務省・金融庁・日銀の3者会談が行われました。
これは市場への牽制材料となりました。

この値では為替介入はしないでしょうが、更なる円安には警戒しているぞ。というアクションなのかもしれません。

そもそもこちらは鉄板の金融政策ですから。
コロナ渦中でも4%の消費者物価指数でも変更はしないのです。
日本独自の事情があるからでしょう。
世界では稀有な存在となっています。

日本10年債 0.412%。
0.5%を超えることは断じてさしません。


*来週のマーケットは週末のメジャーSQが注目です。

月初の経済指標は続きますし、6/13米国cpiとfomcの観測報道もあるのでしょうが、関係は希薄と感じます。
日本株は上段に示した様に独自の動きをしています。
完全需給の動きなのでしょう。
テクニカル指標も関係なしとなっています。
海外投機筋Aiはどこを狙っているのでしょうか。

日経週足 31524円。
こんなチャートですから。
何処迄行くのかの展開です。


どうなるでしょうか。
注目です。


2023年6月9日

日経平均32265 NYダウ33876 wti原油70.35 ドル円139.41
前週比741 114 ▼1.52 ▼0.57

日経平均は更に大幅高です。
上段過去3年のチャートを見て頂きましても特異なのが分かるのでしょう。
45度の上昇所ではないのですから。
何処迄いくのでしょうか。

これが日本の株式マーケットの主要指数の動きなのです。
個別銘柄のチャートではありません。

NYダウ 33876。

ナスダック 13259。

sp500 4298。

世界経済をけん引する主要米国3指数と比較しまして、明らかに違う事が見て取れます。
それらはまだ直近高値にかなりの距離があります。

こちらは33年ぶりのフレーズです。
それも前週に示しました、いきなり5月からなのです。

他の主要国のチャートは提示しませんが、同じく明らかに違う動きなのです。
相対的にも比較ができない状況です。

*マクロ経済的にどういう論建になるのでしょうか。
経済の先行指標と言われている株価は、日本が抜きん出ている現状をです。

一言で言えば株価だけバブルなのでしょう。
日本株は様々を鑑みましても買われ過ぎなのは間違いありません。

何故バブルなのでしょうか。
平たく言えば大人気なのでしょう。
何故大人気なのですか。
それはAi君に聞いてください。

これからはそういう時代が到来していると言わざるを得ません。


*各国際機関が提示しているGDP予想で日本が抜きんでている内容は見て取れません。

新興国の様な成長率とは程遠い値なのです。
1%の成長ですから。


日本国内で発表される各指標が著しく改善している訳でもありません。
貿易統計は赤字が続いています。
実質賃金は1年余り減少し続けています。
人口減少は止まりません。
国債の残高は増え続けています。
金利を上げることが出来ていないのです。
円が売られています。
日本売りが起こっているのです。


そもそも市井の人々は肌感覚で好景気とは感じていないでしょう。
日本が高度経済成長の時の様に世界経済をけん引するとは誰もが思っていないのです。

しかし足元で日本株は急上昇しています。

*冷静に見る事が必要でしょう。

これは中長期の流れなのか短期間の流れなのか。

今後の動向に注目です。

日経平均 32265円。

3ヶ月日足チャートです。
3/16は26632円と提示されています。
5600円21%もの上昇となっています。

693 289 ▼593 ▼272 623の1週間でした。
32217 32506 31913 31641 32265の推移です。

メジャーSQをにらみ完全需給の動きでした。
ポジション調整の動きがありました。
直近の流れと同様に経済指標云々は関係がない週間でした。

週末の623円の大幅高には驚きました。
また買ってきているのです。
又ポジショニングの動きだとは思います。
相変わらず強気に動いています。

サイコロジカルというテクニカル指標は91%との解説です。
3ヶ月で1週間しか下げていないとの事です。
過熱感はありえない値でトレンドが崩れた時は要注意との事です。

空売り比率
40.8 40.2 41.4 42.2 45.3となっています。
また売り方は性懲りもなくやってきています。
強烈な上げには強烈な下げを期待しているのでしょうか。

来週末の米国は日本のメジャーSQにあたるトリプルウイッチングですので。そこでの波乱を期待しているのかもしれません。

来週はイベント目白押しの週間ですから。
消費者物価指数 小売売上高 FOMC  ECB 日銀金政策決定会合等々。

相場の世界では当たり前の短期筋の攻防なのでしょう。

注目です。


*週末には日銀金融政策決定会合が行われます。

何の変更も無いのでしょう。
黒田さんは念仏の様に2%の物価目標と唱えていましたが、植田総裁も同じくな訳です。

既に2%を大幅に超えているのですが、いずれ下がってくるという前提に変更せずとなっています。

私は物価が高止まりでもマイナス金利の変更は出来ないのではと感じています。
幾度と書いていますが日銀が一言も言わない財政にあると読んでいます。
1300兆円の借金に金利は付けられないという論です。
日本はこれで暮らしていくしかないとも言えます。

バブル以降もっと質素倹約しなければならないはずなのに、皆で諸々を享受をした借金をです。


4/26植田総裁は政策金利に対して財政資金の調達を支援することを目的としている訳ではない。
と日銀のスタンスを強調はしていますが。
物価が日銀が言う様に下がらず目標の2%以上を継続した時に金利をどうするのかは、その時に分かるのでしょう。

世界の金融政策と真逆の運用をしているのは事実な訳です。
世界は同時に起こったコロナパンデミックで強烈な金融緩和を実施してそれに対処しました。
先進国では日本だけがいまだに金融緩和をしているのですから。

トルコは利下げをしていますが。
トルコリラは大変を通り越しています。
ハイパーインフレ真っただ中です。

中国も変更なしの運用です。
こちらも6/9消費者物価指数0.2%でしたから。
コモディティー価格は世界共通なのにです。
これも気色の悪い事になっている気がします。


日本は縮小迄はしなくてもいいでしょうが継続して緩和をしている訳です。
相対的にも通貨円の価値は落ちるのでしょう。


*話はいつもの脱線で恐縮です。
少子化対策でお金を使いますし、防衛予算の増額もタマムシ的な扱いです。
それらの財源の裏付けは示していません。
増税など一言も言いません。
随時に選挙も考えていますし。

政府の朗報はとりあえず消費税なのでしょう。
2022年度は10%で21.6兆円の税収でした。
これも一言も言いませんが、3%~4%物価が上がっているという事は。
消費税はどれだけ入ってくるのでしょうか。
税率は同じですが、全ての単価が上がっており税収は確実に増えるのです。

インバウンドの上積みもあるでしょう。
インボイスの上積みもあるのです。

所得税は20.4兆円、法人税13.3兆円となっています。
企業の利益上積みと賃上げは3.9%でした。
株式譲渡の税金までも
これらの税収は増えるはずです。

財務省は綿密に計算しているのでしょう。
後々に結果は出るのです。
国民に言うと反感が出てくるので言いませんが。

*そして借金は減らさずに諸々の施策に使えるのです。



国債は0金利への借り換えで随時に利払い額を下げてくのでしょう。
実際に下がっています。

借金が多くても金利が0であれば、いいじゃないかという論建です。

そうしたらどうするの?という話です。
もうしようがないでしょ。という感じです。


医療介護支援のレベルを下げるんですか。
年金をいじるんですか。
社会インフラを止めるんですか。
古くなった補修はどうするんですか。
エネルギー問題はどうするんですか。
次世代産業への投資はどうするんですか。

そもそも少子化人口減少はどうするんですか。
防衛費の増額も昨今の状況で致し方ないのです。

そして成熟した社会生活が必要なのでしょと。

国民は増税はゆるさない訳ですし。
今までと同じ様にあれもこれもと要望するのです。
本当にそれが今いるのかを考えますと思いあたる内容があるでしょう。

そして外国人労働者の増加はできるだけ少なくと言うのですから。


そして金利を1%でも上げれば借金1300兆円にかかってきます。
全くのざっくりですが13兆円ですから。

すべての増収が吹き飛んでしまいます。
消費税5%分ですから。

そもそも物価云々ではなく利上げはできない国なのでしょう。

今後の展開に注目です。


*日銀はETFの出口戦略に神経質となっています。
植田総裁は6/9金融委員会で持ち続けるのは一つの選択である
とこの問答に釘をさしています。
6/7の場中に検討は必要である。
だけのコメントの後に瞬時に株価は急落しました。
アルゴリズムの凄さの動きでした。
この問題はこんな動きになるのかと市場関係者全員が感じた事でしょう。
簿価が37兆円時価は53兆円となっています。

私は以前、今の運用であれば前場2%の下落で日銀は700億円買ってくるのか。
と書きました。
その時は28500円所への上昇局面でした。
今であれば31500円所でも買うという事になります。
これは見てみたい所でもあります。

6/16記者会見で以前よりこの手の質問はありませんでしたが、今回はさすがにしてくるでしょう。
ETFの出口戦略と共にこの金額で買う理屈を正すと思います。
どういう返答が出てくるのでしょうか。
注目です。


*6/14fomcでのドットチャートに注目です。

FRBはどこに向かおうとしているのでしょうか。
前回3月はSVBショック後でしたので、12月に引き継いだ金利水準でした。
今回は様々が一旦落ち着いた状況ですので信憑性があるのでしょう。

6月度云々が注目ですが、2023年をどう考えているのかという所です。
フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

今週にオーストラリアとカナダが据え置いていた金利を再利上げしました。
市場ではサプライズと受け止められました。

そういう事はあるのだと確認した所です。
私は6月スキップ7月再利上げと言う話を聞きまして、1ヶ月くらいでどう判断をするのだろうと疑心暗鬼でしたが、なんでもあることが分かりました。

当然各経済指標を確認するのでしょう。
6/13にcpiの発表となります。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

昨年の6月度は物価がぶり返して散々でした。
今月の市場予想は4.1%との事です。
5月より大幅に鈍化する模様です。

当然今迄金融緊縮している内容を受けて値が出る訳です。
当面利上げをしなくても大丈夫だとなるのか違うのか。
ここは各政策委員の考えなのでしょう。

それを受けて米株マーケットはどう感じるでしょうか。
最近特に天邪鬼な所がありますので分かりません。
金利も無視していますし。

材料出尽くしが一番可能性はありそうです。

日本株は別次元ですので不明です。
2000円調整しましても30000円あるわけですから。

注目です。


*いつもの金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.743%。
前週は3.698%でした。
2年債は4.596%で前週は4.511%でした。
微増という事です。
fomc後にどちらかに動くのでしょう。

ドル円 139.41円。
変わらずでした。
こちらも米国金利動向でしょう。

*来週のマーケットはいつかは止まる上昇が止まるかの一点でしょう。
そう言われて9週連続となっています。
海外勢の動向如何と言う事なのでしょう。

cme日経先物は32260円となっています。
週初への先物が上昇していないのもいつ以来か忘れた位です。


どうなるでしょうか。
注目です。

2023年6月16日

日経平均33706 NYダウ34299 wti原油71.44 ドル円141.86
前週比1441 423 1.09 2.45

日経平均は更に週間で1400円以上の上昇です。
ここ迄きますと暴力的な上げとまで言えます。
どこまでいくのでしょうか。

10週連続の上昇です。

6/16 1441 33706  6/9 741 32265   6/2 608 31524 
5/26 108 30916  5/19 1420 30808  5/12 231 29388 
5/5 301 29157   4/28 292 28856   4/21 71 28564  
4/14 975 28493  4/17 ▼523 27518
6188円の22.5%も上昇しています。 

連日33年ぶりとテロップが流れますが。
ついこないだ迄はレンジ相場だったのです。
いきなりなのです。

そして市場関係者の多くから一旦は調整する。
と聞かされていました。
私もこういう書き物をしていますが、読み返しますと分かるのです。
セルインメイを唱えていた訳です。

人ではない機械的な動きである事は間違いありません。
現物の1000倍と言われている日経225先物がぐいぐいと上昇します。
現物の値がさ株がそれにつられていきます。
特段材料が出なくてもその動きが続きます。


それを行っているのは外国人投機筋なのでしょう。
投資部門別売買状況よりも明らかです。

日本市場は外国人が7割ですから。
動かしやすい市場なのです。

連日売買額は3兆円を上回っています。
この週末は5兆5600億円でした。
今までの2倍以上の値です。

売買ですから誰かがそれだけ売っているのです。
利益を確定しているのでしょう。.
短期の循環で行っているのでしょうか。

とにかく凄まじいばかりの動きとなっています。

上段3年のチャートを見て頂きますと2020年11月~の動きと似ています。
コロナ渦中での過剰流動性スーパー金融相場と言われた時期とです。
これは世界同時に起こりました。

今回はどういうネーミングとなるのでしょうか。
それは流行語大賞となるかもしれません。

NYダウ 34299ドル。
日経平均はNYダウの値を抜くのか迄言われています。
日本が吐出しています。

2022年 12/30 26094 
7612円の29.2%も上昇しています。

これが分かっておれば最高でしたでしょうw。


168 584 483 ▼16 220の1週間でした。
32434 33018 33502 33485 33706の推移です。

米国cpiやfomc前に上昇するのですから驚きです。
経済指標は無視している証左です。
理屈を超越しています。
とにかく需給の動きなのです。

この時期epsは2198とほぼ変更ありません。
新たな決算が出ていませんから。
perは15.33になっています。
配当利回りは1.92と下がってきました。

今後の動向に注目です。


*大注目は6/14発表のFOMCでした。

6月度は11会合ぶりに予想通り現状維持でした。

フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


*サプライズ的にはドットチャートの変更です。

2023年は0.5ポイント上昇の5.6となっています。
あと2回分の利上げがあるかもと出てきたのです。
今回はスキップという事です。

次回以降はデーターを検証しその都度決定するとの事です。
次回は7/27となります。

パウエルはインフレ圧力は高い状態が続いておりインフレ率を2%に戻すプロセスにはまだ長い道のりが残されていると述べました。

以前より市場の思惑であった利下げはない事となっています。

FRBは金利を現状維持としながら予想の金利は上げてきたという事です?。

どういう意図かは存じませんが、FFレート5.25%を維持して経済・物価を見ていくという事なのでしょう。

物価が下がれば利上げはしませんし、下がらなければ又利上げをするという事なのです。

という事は世界最大のシンクタンクは
今後の事は分からないという事なのでしょう。

そもそも2%という提示が不明ではあります。
別に3%でもいいじゃないか。という論建もあります。

何か利上げが出来ない要因があるのかもしれません。
それは金融機関の状況と穿ってしまいます。
ストレステストを実施している中で、何かおかしな傾向が出ているのかもしれません。
商業用不動産云々は事あるたびに出て来るフレーズです。
全ては健全に動いていると言及はしていますが。


GDPの見通しは3月度の0.4%から1.0%上昇さし強気の見通しを出してきました。
失業率は4.5%から4.1%に下方修正してきました。
インフレ率は3.6%から3.9%に上振れさしています?。

今後の事は分からないFRBですから上記の予想も眉唾物とも言えます。

今後の動向に注目です。

*6/13米国消費者物価指数の発表がありました。
FRBが重要視するデーターの1つです。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

順調に下がっています。
昨年がひど過ぎる訳なのですが。
前年対比ですから発射台が上がっていますので、算数的な所はあります。

前月比は0.1%上昇と出てきました。コアは0.4%でした。
5月は0.4%の上昇とコアは0.4%の上昇でした。

足元ではほぼ変化が無かったとも言えます。

但し0.4×12ヶ月は4.8%にはなります。

どう見るかによるのでしょう。

今後に注目です。


*これらの動きを受けた金利を見ておきましょう。
米国10年債 3.767%。

前週は3.743%でした。
変化なしです。
2年債は4.720%に上昇しました。
前週は4.596%でした。

短期金利は上昇し長期金利は変化がなかったという事です。

短期金利はドットチャートの変更で上がりましたが、市場が決める長期金利はそれをスルーしたとも言えます。

イールドの差は開いた事は事実です。

いつもの傾向ですが市場はFRBの言う事を信用していないのではないでしょうか。
もう金利は上げないんでしょ。という感じです。
ファーストインパクトはそうなっています。

ドル円 141.86円。

為替は大きく円安に振れています。

日銀が永遠の0を継続していますので、こういう傾向なのでしょう。

他通貨に対しても円は一人弱い状況です。

日本売りが加速し超株高になっている訳です?。

日本10年債 0.401%

政府からの口先介入は事あるほどに幾度と出てきますが、こちらの金利が変わらないのですから仕様がありません。
普通に金利差を見て市場は動くのでしょう。

急激な変動には天下の宝刀の為替介入が出てきます。

何とも言えませんが、いらないお金を使って対処するのでしょう。


どうも日本の金融政策は詰んでいるとは感じます。

一方を管制的に固定しているのですから、一方にゆがみが出てくるのは必然なのでしょう。
マーケット的には見透かされている訳です。

但し、これは仕方が無いのでしょう。
前週に個人的な見解を書きました。
今回は割愛します。

今の株式マーケットの暴騰は諸々が語られていますが。
実話過剰流動性スーパー金融相場なのでは迄も思ってしまいます。

今後の動向に注目です。

*6/16日銀金融政策決定会合の結果発表がありました。

鉄板の現状維持となっています。

植田総裁は見通しがはっきり変化するという事であれば、足元はそんなに動いていなくても、そういう意味で機械的に政策変更するという事になる。

何回読んでも意味不明な日本語となっています。

次回会合後に公表する展望レポートで消費者物価の新たな見通しを示す。
少し先のインフレ動向等を見通した場合まだ持続的安定的な2%を達していない。
これも整合性が不明な言質です。
高いcpiの見通しが出てもそれは違うという事なのでしょうか。

*yccはある程度サプライズが発生する事はやむを得ない。
意味深な言葉ではあります。


私が関心があったETF運用の事は記者から質問があったのか、なかったのか報道が出ていませんので存じません。

現時点でもし前場に2%下落すれば、日経平均が33000円でも日銀はETFを700億円買ってくるのでしょうか?。

これはリスクプレミアムに働きかけるという政策です。
この暴騰相場で内容は全く違うとは思いますが。
これは見てみたい所です。
なかなか下がりませんがw。


*来週のマーケットは特に重要な経済指標はありません。

そもそも日本株は足元では経済指標は関係がありません。

前週に書きました。
連続上昇が止まるのか続くかのか一点でしょう。
トレンド迄とは言いませんが一旦調整はあるのか。
需給がどうなるかです。

引き続きドル円は鍵となるのでしょう。

機関投資家から半期に一度のリバランスの記事が出ていました。
株価が上がり過ぎたのでポートレシオの見直しがあるとの事でした。
これは機械的に動くのでしょう。

徐々に見直すのか月末最終まじかで見直すかです。

6/19は米国市場は休場です。

どうなるでしょうか。
注目です。



2023年6月23日


日経平均32781 NYダウ33727 wti原油69.50 ドル円143.73
前週比▼925 ▼572 ▼1.94 1.87

日経平均は11週ぶりの下落です。
いつかは下がる訳ですがやっと下がりました。

上段日足チャートを見て頂きましたら、どれだけ窓を開けて上げているかが分かるでしょう。
29000円あたりから如実に見て取れます。
夜間先物時間で理屈なく買われ、翌日は前日終値以上で始まり、そのままザラ場で上昇し、また夜間先物で買われる日が何回続いたでしょうか。

先物主導の完全需給相場なのです。

一旦はそれが終わりました。
ここは重要な転換点なのでしょう。
特に今週がチェック点でしょう。
それも6/26月曜日が重要です。

ここで大きな下げが起きますとトレンド変換になりますし、押し目買いが入り戻せば事なきを得ます。

市場参加者は高値つかみが一番怖いのですから、センチメント系に影響します。

cme日経先物は▼181円安の32600円となっています。

こういう10年ぶりとも言われている暴騰の2ヶ月半を過ごしてきた訳です。
6/23 ▼925 32781
6/16 1441 33706  6/9 741 32265   6/2 608 31524 
5/26 108 30916  5/19 1420 30808  5/12 231 29388 
5/5 301 29157   4/28 292 28856   4/21 71 28564  
4/14 975 28493  4/17 ▼523 27518

▼335 18 186 ▼310 ▼483の1週間でした。
33370 33388 33575 33264 32781の推移です。

別段悪材料が出た週間ではありません。
上がり過ぎの下げなのでしょう。

継続して円安に振れていますが株安になった事もチェック点です。

解説ではパラボリック・サイコロジカル・トレンドライン等々のテクニカル指標から注意との説明でした。
今後の動向に注目です。

ドル円 143.73円。
円は独歩安です。
金融政策の違いから明らかな動きが出ています。
日本売りが止まりません。

市場の警戒は為替介入1本でしょう。
昨年9月に145円所でいきなり実行しました。
10月にかけて3回行われました。
月曜日の早朝や金曜日の市場引け後等思わぬ時間帯での介入でした。
年末127円所まで力づくで円高に持って行ったのです。

9兆円というお金を使いましたが。
これの是非を論じても仕様がないのでしょう。
そうするのですから。
日本は管制相場なのです。

当局は事あるごとに急激な為替変動は注意していると口先介入を行っています。
自国の金融政策で事態を招いているのですが、そう言う訳です。

米国にはあなた方が物価を見誤って金利を上げているのですから、こういう事態になっていますので了解して欲しいと言う事でしょうか。
米国も仕様がないな。と言う事かもしれません。
ユーロ円 156.45

ポンド円 182.63



6/23発表の5月度cpiは前年同月比3.2%でした。
上昇率は4月から0.2%下がり3ヶ月ぶりに鈍化しました。
コアコア生鮮食料とエネルギーを除きますと4.3%上昇しています。
こちらは41年11ヶ月ぶりの水準との事です。
このうち生活に密着する食料は9.2%上昇し47年ぶりの高い水準になっています。
一般消費者は辟易としているのです。

円安が大きな要因であるのは間違いありません。

6/30に先行指標である6月度東京都区部の消費者物価指数が出てきます。
当局はこちらを注目しているでしょう。
市場は当然知っている事です。

注意は継続となります。


*パウエルは半年に1回の議会証言を行いました。
fomcで発表した内容とほぼ同じでした。
追加利上げは年内にあと2回必要という事です。
さすがに市場も年内利下げの方向を軌道修正した模様です。
各連銀総裁からも様々な論建が出てきました。
おおむねはドットチャートにそった内容でした。


米国10年債 3.737%
これらを受けまして10年債は若干下落しました。
前週は3.767%でした。
2年債は4.750%でした。
前週は4.720%でした。
こちらは微増しています。
4.750-3.737=1.013
逆イールド差が広がっています。
逆イールドなど驚くこともありませんが、理屈的にはおかしな事は続いています。

NYダウ 33727。

sp500 4348。

6/14のfomc後は材料出尽くしで上昇しましたが、前週は見直したのでしょうか?。
よく分かりません。

日本株の様に暴騰ではありません。
そもそも米国はFF金利5.25%で暮らしている訳ですから。
まだ金融縮小は続くと出ているのです。
同じ様にはいかないのでしょう。

ガーファムプラスだけは異常な暴騰をしているのは事実ですが、それ以外はそれなり維持のマーケットなのです。

ここをどう考えるかではあります。

巨大テックがけん引し続けるのか、そこは上がり過ぎたのかです。
市場に聞くしかありません。

一旦一服は普通の動きだとは思うのですが。
注目です。


*バイデンは6/28にバイデノミクスを発表するそうです。
6/23ロイターが報じました。

富裕層や大企業の優遇を通じて貧困層まで富を浸透させようとする、トリクルダウンに反対姿勢を改めて示すほか、赤字削減やインフラ整備、大企業、富裕層への課税などに関する政策や計画を展開するとの内容です。

これに市場が反応するのは週初からなのでしょう。
何が出てくるのでしょうか。
発表後の動きには注意となります。

この人はブリンケンがせっかく習近平と話をしてきた後に独裁者と言うのですから。
国内へのリップサービスなのかもしれませんがセンス的には疑います。
老害が出ているのかな迄も思ってしまいます。


*中国から日本の不買運動が出ているとの報道です。
一部の活動系の仕業とは思うのですが、これには中国当局が規制をかけないという所が怪訝な感じはします。

福島第一原発の処理水放出計画に対しての抗議の一環との事です。

まず化粧品が狙わられベビー用品、食品ブランドに続くとの報道です。

実体はよく分かりませんが、政府は処理水の値等を世界に積極的に発信する必要はあるのでしょう。
フェイクニュースでこういう事が起こるのです。


*中国は6/20に実質的に利下げを実行しました。

これは10ヶ月ぶりで0.1%の利下げとなります。
1年物貸出金利は3.55%で5年物は4.2%との事です。
0.1%がどれだけ影響があるのかは分かりません。
ほぼ無いような感じはしますが。

心理面はあるのかもしれません。
景気の気持ちの部分への対処かもしれません。

実体はよくはないのでしょう。
デフレに入っているとは思いませんが。
世界の傾向とは真逆の金融政策ではあります。

日本は得意のガラパゴスでまた違う論点とはなります。

上海総合 3197。
中国株は利下げで下落しました。


*ロシアからは突然ワグネル関係で思いもよらない動きが出てきました。

正義の進軍?という事でモスクワに200キロ迄もと出てきました。
どういう展開になるのかは随時の報道を見るしかないのでしょう。
これはガバメント統治に関わる事です。

民間軍事会社という存在がよく分からないので不明ではあります。
25000人とも言われています。
どういう制度、位置づけなのでしょうか。
どういう会計で運営しているのでしょうか。
どういう人達がいるのでしょうか。
傭兵でも兵器を含めて巨大すぎる感じはします。

市場に影響は出るのでしょうか。
コモディティー農産物からでしょうか。

バフェット効果で又5大商社は勢いついています。
保有比率の上昇が確認されました。
バークシャーは現在8.5%の保有を9.9%まで買っていくとの報道です。
サハリン1・2には三菱商事と三井物産が出資しています。

これは世間的には大きな声では言えない、背に腹は代えられないwスタンダードの日本ではあります。

相手がロシアですから。
危なっかしい感じはするのですが。
今後の動向に注目です。



*来週のマーケットは上記に書きましたトレンドがどうなるかです。

2023年の半期末であり四半期末でもあります。

前週に書きました機関投資家のポートフォリオ見直しは終了しているのか。
月末に機械的に行うのかもあります。

日経平均は週間の金額ベースでウン百円の下落であれば大した事ではないのでしょう。
もし上昇すれば完全な押し目買いという事で更に動機付くのでしょう。

どうなるのかは不明ですが、直近の急上昇よりスピード調整も十二分に考えられます。
2000円下がっても30800円所ですから。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年6月30日

日経平均33189 NYダウ34407 wti原油70.45 ドル円144.33
前週比408 680 0.95 0.6

日経平均は切り返しました。
これは強いと言わざるを得ません。
水曜日の650円高は、また材料なしの大幅高でした。
このレベルがいきなり起こるのです。
それも後場からの急伸ですから。
地合いは継続して強いと見るのが適当でしょう。

市場関係者の多くは6末の週は多少は凹むだろうの思惑は完全に外れました。
トレンド変換は無かったのです。

▼82 ▼160 655 40 ▼45の1週間でした。
32698 32538 33193 33234 33189の推移です。

市場は年金等機関投資家のポートフォリオ変更を警戒しながらの週間でした。
それがこの週間にあったのか無かったのかは不明です。
これで上半期での云々は終わったのです。


2023年の上半期は27.2%の上昇でした。
昨年の終値が26094円でしたので7095円も上昇しています。

それも上段の日足チャートを見て頂きますと一目瞭然ですが。
年初よりは米国のリセッションを警戒しながら凪な状態が続き3/10に突然SVBショックが起こったのです。
同時に名門クレディースイスがUBSに吸収合併されました。
世界の市場は瞬時に金融不安となりました。

シグネチャー・ファーストリバブリックと続き、次はどこになるのかが話題となったのです。

中銀当局の昨年からの急激な利上げが原因であるのは明らかでした。
更なる憶測が飛び回り、未曽有の混乱を生むであろうが大勢だったのです。


但し、それを警戒した期間の後に10年ぶりの暴騰となった事は思いもよらない驚きの内容ではありました。

足元では33年ぶりの株高と謳歌していますが、ほんの3ヶ月前は微塵も見えなかった訳です。

様々な要因が挙げられています。

何故リスク資産である株式マーケットに資金が流入したのかが要点なのでしょう。

私は以前より漁夫の利を得たMMF株式投資信託が大きな要因なのでは?。
と感じています。
破綻が懸念された銀行預金より通常ではありえない資産変更が起こった事は事実です。
それはリスク資産に投資する業なりわいの業態なのです。

世界経済の雄である米国のインフレと金融政策が、そして一番重要なファンダメンタルズが暴騰を起こすほどの内容とは現在でも思いません。

生成AIは全くの別腹でしょうが、全業種というのには無理があるのでしょう。

そして日本市場においては世界で唯一金融緩和の政策を実行している事により過剰流動性スーパー金融相場が起こっていると考えます。

そこに資金が集中しているのです。


それは投資部門別売買状況より海外勢なのは間違いありません。
3ヶ月5兆8000億円もの買い越しですから。
日本勢の個人・投資信託・信託銀行等の値は端折りますがこの3ヶ月間買うどころか売り越しているのです

コロナ前の2019年と比較しまして現在それを大幅に上回るファンダメンタルズは道半ばの状況です。
賃上げ3.5%はこれも資源高から起こったインフレの賜物ではないのか迄も感じます。
一般的に言われる業績相場ではないのでしょう。
日経平均が33000円を超えてくる内容ではないという事です。
そもそも、その実態を示す1Q決算は7月後半に出てくるのですから。

per15.24となり期待先行という事なのでしょう。
変化がないeps2177.7が決算によりどうなるのかがチェック点です。

要因の一つとして中国逃避という内容も大きいとは思います。

日経平均 年足 33189円。

上記10年間のチャートではアベノミクス2012年スタートの暴騰は示す事は出来ていません。
それ以前は8000円所の値であった訳です。
東日本大震災が2011年3月でした。

黒田バズーカによってそれは起こりました。
但し7年8ヶ月のアベノミクスでは24000円所を3回押し戻されていました。
そこが日本株の精いっぱいの所だったのです。

2021年11月からの急伸は世界がコロナ渦中で経済が散々な中、金融緩和による過剰流動性により暴騰した事は記憶に新しい所です。


そして今回3ヶ月前から再びそれが起こったのです。

6/30 408 33189 
6/23 ▼925 32781
6/16 1441 33706    6/9  741 32265   6/2 608 31524 
5/26 108 30916    5/19 1420 30808     5/12 231 29388 
5/5 301 29157      4/28 292 28856     4/21 71 28564  
4/14 975 28493    4/17 ▼523 27518


4月は1100円、5月は2000円、6月は2300円の上昇です。

この進捗が続くのかどうかは不明です。
6月は一旦は調整と思わせて継続していますので。
需給の強さが出ています。

今後の動向に注目です。


*米株はどの様になっているのでしょうか。

NYダウ 34407ドル。
年初より3.8%の上昇です。

SP500 4450。
年初より15.9%の上昇です。

ナスダック 13787。
年初より31.7%の上昇です。


米株は一般的にはsp500指数で語るのでしょうが、値がさの大型ハイテクテック系が、飛びぬけた動きをしていますので全体感をどう言い表すかは難解なのでしょう。

ご存じのアップル・マイクロソフト・アルファベットグーグル・アマゾン・メタフェイスブック・エヌメディア・テスラ等々であります。

アップルの時価総額は3兆ドルを超えてきました。
434兆円ですから。
ソフトバンクGが10兆円なのです。
日本で1番のトヨタが37兆円です。
桁が違うのが分かるのでしょう。

上記で示しましたNYダウは3.8%上昇、sp500は15.9%上昇、ナスダックは31.7%上昇、そしてナスダック100は39%もの上昇となっています。
日経平均は上記に示しました27%でした。

米株は昨年と逆転の動きをしています。

2022年はNYダウは▼8.7%の下落でsp500は▼19.4%でナスダックは▼33%もの下落でした。
昨年はオールドエコノミーが耐えた年だったのです。

日経平均は▼9.3%の下落でした。

長期目線ではそこをどう見るのかは様々な論建はできるのでしょう。

*足元では大型テック系が強烈な牽引役を示しているのは間違いありません。

FRBは年初より3回0.75%の利上げを行いFF金利は5.25%となっています。
年内に後2回の利上げがあるかもとなっています。

それ等関知しない動きとなっています。

それより業績がぶっ飛ぶと市場は見ているとも言えます。

今後の動向に注目です。


*いつもの米国の金利を見ておきましょう。

米国10年債 3.841%。

前週は3.737%でした。
2年債は4.904%となり前週は4.750%でした。

短期長期とも上昇しています。

10年債は3/2に4.091%と年初より急上昇の値となっていました。
その後にSVBショックが起こった訳です。
先々の景気を織り込んで大幅に下がった事が読み取れます。

足元は又それに近づいてきています。
戻っているという事なのでしょう。

それでも2年債との比較は100ベーシス下の値なのですが。
FF金利は5.25%ですから2年債は教科書通りにそれに近づいています。

株価と金利は反相関するのが理屈的です。
金利が上がれば株価は下がるのでしょう。
金利が下がれば株価は上がるのでしょう。

この3ヶ月は大ショックが起こりそこは天邪鬼の様な動きとはなっています。

こういう事は短期的にはある事です。

今後どうなるのかですが。
一旦は4%を超えてくる可能性は十分にあるのでしょう。
そのとき株式マーケットがどうなるのかです。

日本10年国債 0.399%。
こちらは管制相場ですので上限は0.5%となっています。

米国との違いは、あちらは市場が決めてこちらは日銀が決めている事なのでしょう。
これがいびつというのか何というのか分かりませんが。
そうなっている訳です。

ドル円 144.33円。
為替は金利差からこういう事になるのです。

そして政府からは口先介入が連日行われています。
この行為はお金が発生しませんから市場を牽制する上でこれからも繰り返されるのでしょう。

そもそもがこういう事になるのは理屈的なのです。

先週も書きましたが、チェック点は145円なのでしょう。
神田財務官の任期が異例の1年延長となっています。
これも市場介入の布石とも取れます?。

する時はいきなり介入はあるのです。
日々ぎりぎりとやっているのでしょう。

株式マーケットは円安は追い風です。
円高は向かい風です。

日本は資源輸入国ですので円安は当然物価高となります。

政府は当たり前ですが最大限注視しています。
ガソリンや電気代の補助を出しています。
低所得者には物価高全般での3万円の給付金が出ています。

円安方向の金融政策を実施し補助を出しているとも言い換えられます。
そこもいびつとも言えますが、そうなっている訳です。

これが何故なのかの論点は今までに書いていますので今回は割愛します。

今後の動向に注目です。


*上半期が終わりましたので各国の株価チャートを張り付けておきます。

言及は省きますが、ざっくりとチャートの動きを見て頂ければ良いかと思います。

上海総合。

香港ハンセン。

韓国コスピ。

ドイツDAX。

イギリスFTSE。


ロシアRTS。


日本市場は33年ぶりの高値となっていますが、世界は混沌と言う事でしょうか。
上段の日経平均と見比べてください。


*来週のマーケットは名実ともに7月相場となります。
いつもの様に月初の経済指標には注目となります。

日本株は需給1点なのでしょう。
これが続くのかこれが収まるかです。
理屈はなさそうな気はします。

ロシア・ウクライナ関係は情報が錯綜しています。
前週のワグネル反乱の動向は一旦は収まりました。
ブリコジン氏の言及も不確かな所でしょうか。
プロパガンダを含めて本筋は不明なのでしょう。

以前より注視しているのがサポリージャ原発周辺の動きです。
カホフカ水力発電所でのダムの決壊がありましたが。
窮鼠猫を噛むのがロシアとなっています。
最大限の注意です。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年7月7日


日経平均32388 NYダウ33734 wti原油73.71 ドル円142.09
前週比▼801 ▼673 3.26 ▼2.24

日経平均は4日続落です。
いきなり25日線を下回りました。

トレンド変換が起きたのかは時期尚早でしょう。
上段チャートを見て頂きましたら分かりますが、6/27の値まで下落した訳です。
理屈なく500円以上の上げを何回も繰り返してきましたから、又それが起きるかもしれませんし、その逆もある展開なのでしょう。

海外勢の需給と先物主導で現在の値になっていますので、彼らの動向でどうにでもなるのです。

564 ▼330 ▼83 ▼565 ▼384の1週間でした。
33753 33422 33338 32793 32388の推移です。

週初め月曜日はまたそれが起こり33年ぶりの高値更新だった訳です。

7月第一週は世界的に同時株安となりました。
日本株もそれに連られて動きました。

NYダウ 33422。

SP500 4398。

ドイツDAX 15603。

イギリスFTSE 7256。

フランスcac40 7111。

上海総合 3196。

韓国コスピ 2526。

マクロ的にリスクマネーから逃げた週間でした。
日本市場が云々ではありません。

何が起こったと言う訳ではありません。
どこが引き金と言われましても難解でしょう。


*ヨーロッパはきつい動きでした。
物価高における金融引き締めでのリセッションの可能性がある。
というのが一般的でしょうか。

特に足元ではドイツの凋落が目に見えてきました。
第3・第4四半期も更なる縮小が予想されるとレポートが出ています。

欧州はストライキが日常茶飯事の様です。
様々な業種で起こっています。
フランスの暴動を見ましてもストレスが溜まっている感じはします。


地政学的にウクライナに近いという事もあるのでしょう。
米国のクラスター爆弾供与は目には目をに繋がる可能性には注意です。


ザポリージャ系も随時の注意となります。
すわが起これば10年単位の大惨事となるのです。
福島の今を見ていますので他国より認識は高いと思います。


ロシア依存の天然ガス等エネルギー問題は、どうにか他から供給を繋げている状況です。

経済の先行指標と言われている株式市場は足元3ヶ月間のチャートでは急落してきました。

日本では33年ぶりの高値更新と謳歌していますが、それ等シンジラレナイ状況なのでしょう。

7/7   ▼801 32388  6/30 408    33189        6/23 ▼925  32781
6/16 1441     33706     6/9  741    32265     6/2  608  31524 
5/26  108  30916   5/19 1420 30808     5/12   231  29388 
5/5    301 29157    4/28 292   28856   4/21 71    28564  
4/14  975 28493    4/7  ▼523 27518


*安全資産の円買いという言葉が以前にありました。

特に日本が抜きん出た経済成長をしているという訳ではありません。
マネーの逃避先が日本と見るべきなのでしょう。
今回の暴騰は米国ではなくヨーロッパからの買いと言うのは何回も語られている所です。


*政治の安定と金融政策の違いは大きな相違点です。
あのコロナ渦中を思い出しましても、争う事もなく自主的に粛々と耐え忍んでいたお国柄なのです。
政治が素晴らしい迄は思いませんが。
統治ガバメントは安定はしているのでしょう。
欧州で起こっている事等日本では聞いた事がありません。

経済指標的には失業率2.6%とインフレ動向3%でしょうか。
国内でも物価高は辟易とはしていますが、欧米と比較しますと明らかに違うのです。
あちらはビックマック1000円のラーメン2000円ですから。

血気盛んな若者達の失業率は社会に影響を及ぼすのでしょう。
大人の現役者もそうですが。
ドイツでさえも5.6%と出ています。

ここは以前に書いていますが、コロナ渦中の失業給付という政策と雇用助成による政策の違いかもしれません。
日本では欧米型の失業率の変化は無かったのです。
後々の雇用主から再就職を求める為の賃金インフレに影響したのかもしれません。

何十年にも渡る移民政策の違いもあるのかもしれません。
その人達が職につけないのです。
その人達をあおりと言っては手厳しい言葉ですが以前よりの国民も同様なのでしょう。
日本では贅沢を言わなければ叶う事なのでしょう。
ここは追及しますと話が広がりすぎますのでここ迄としておきます。


*そして日本の金融政策は0金利政策を唯一継続しているのです。
住宅ローンは固定で1.3%所なのです。
欧米は7%に近い訳です。
様々なローンの金利が違います。
金融コストの費用は家計に直接影響します。

欧米では企業も個人も2重の苦しみとなっているはずです。

この日本の金融政策はまた別問題を孕んでいますが。

相対的に市場的に日本へのシフトは考えられる事なのでしょう。

*但し日本も世界の潮流の動向で対岸の火事とは言ってられません。

いつもの米国の行方が最優先なのでしょう。
そして中国となるのは規模からして間違いありません。
欧州ショックも気がかりな点です。
日本経済だけが順風となると言うのはありえません。

市場関係者は今の値で物語るのは仕様がありません。
内需が云々も分かりますが。

但し世界は利上げ・金融縮小をし続けている事は事実なのですから。
何故それをしているのかは言うまでもありません。

今後の動向に注目です。


*米国からは月初の経済指標が目白押しでした。

ism景況感指数は製造業は継続して悪く非製造業は良好な値となりました。
日本もそうですが中国もこの状況です。

世界的にこの傾向は続いています。

米国の製造業は8ヶ月連続で活動が縮小しています。
46.0と出てきました。
前月は46.9で市場予想は47.3でした。

非製造業は4ヶ月ぶりの高水準でした。
53.9と出てきました。
前月は50.3で市場予想は51.2でした。

詳細は多岐にわたりますので端折りますが、消費の元は製造してからとも言えますし、どういう論建が適切なのでしょうか。
エコノミストからは商品の選択的購入は抑制しているが、体験に対する支出を先行しているとありました。
理屈があっている様な不明な様な感じでしょうか。

ソフトデーターでの限界な所なのかもしれません。
あくまでもアンケートですから。


*雇用統計の発表がありました。
民間発信のADP全米雇用レポートが50万人増と思いもよらない値が出ていましたので、どうなるのかと注目が深まりました。

20万9000人と出てきました。
予想の24万人より若干少なかったですが、それが経済にどうなる値でもなかったと思います。
幾度と書いて恐縮ですが、1億6000万人の雇用者の内で何万人の差異が出てどうなのかという事です。

平均時給は前月比0.36%上昇と出てきました。
前年対比は4.4%上昇との事です。
こちらは上昇が続いています。

失業率は前月より0.1ポイント下がり3.6%と出てきました。


ここでレポートが出ておりました。
失業率は黒人は6%、ヒスパニックは4.3%、アジアは3.2%、白人は3.1%との事でした。
日本ではなじみがない内容ですが、労働市場における不平等を測定するうえで重視しているとの事です。
失業格差が拡大しているとの内容です。
黒人の失業者数は労働需要が後退すると最初に職を失う事が多いとの事です。
低賃金職に占める割合が吐出しているとの事です。

個人消費が低迷し始めると最初に打撃を受けやすいと結んでいます。

賃金上昇も低賃金の方が少なくなれば上昇する算数的な事があるのかもしれません。

労働市場よりそういう事が読み取れるならば、ダイジェストで強かった。弱かった。
こういう胆略的な内容では無い。
とも言えるのでしょう。


インフレを抑える為にの金融政策はボディーブローで効いてきているとも言えます。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。
米国10年債 4.066%。
諸々を受けて急上昇した週間でした。
前週は3.841%でした。
3/2の4.091%を一時期抜いてきました。
これはSVBショック前の金利です。

この急上昇が何故にと言われましても不明です。

6/1に債務上限停止法案が可決されて、米国政府は債務を履行する為に国債を発行し現金を得ているはずです。
それの時期や規模は存じませんが、それの影響で国債の量が増えて金利が上がっているのかもしれませんし、それを見込んで金利が上がっているのかもしれません。

とにかく市場が決める10年債は4%を超えてきたのです。

*この金利の上昇局面を受けて株式市場は売りと出たのかもしれません。
これは今後を見なければなりませんが。

2年債は4.950%となりました。
前週は4.904%でした。
FF金利の5.25%に近づいています。

ドットチャートは更に0.5%上になっていますので。
2年債は教科書通りにまだ上がる可能性はあります。

10年債は字のごとく10年での金利ですから。
これは様々な市場の思惑で決まるのでしょう。

今後の動向に注目です。


ドル円 142.09円。
米国の金利が上昇しましたのでいつもの円安に振れたとはなっていません。

*全く逆の動きとなりました。

そもそも為替の取引は金利差だけではありません。
株が下がったのが為替に影響したのかもしれません。

何故に円高に振れたのかはこちらも不明です。
ドルが売られたとも言えます。
ドルインデックスが下がっています。
ショートポジションの巻き返し等と伝わりますが本筋は不明です。
米国は債券安 ドル安 株安となりました。

短期的にはこういう事もあるのでしょう。

まず来週に注目です。
何か市場で気色の悪いことが起こっているのかもしれません。
注意です。

日本10年債 0.444%。
これで円高になったのかもしれません。

7/6内田副総裁からイールドカーブの修正はバランスを取って判断する。
の発言がありました。
修正するとは一言もいっていないのですが。
市場は先読みしたのかもしれません。

短期的にはこういう事はあるのでしょう。


*来週のマーケットは今週の諸々の動きを受けてどうなるのかです。

各マーケットの値によって後付け解釈となるのでしょう。
それしか分からない場面であると思います。

日本株はここまで急上昇してきていますので、更に日柄調整があってもおかしくはありません。
7/10にもETFの分配金の換金売りがあるとの報道は出ています。
小売りの決算は続きます。
週末はオプションSQとなります。

米国の金利は最重要なのでしょう。
FRBは7月に再利上げが市場のコンセンサスです。
しかし6月の据え置きはどういう理屈だったのでしょうか。
議事要旨より意見は分かれた様ですが。
高度の政治的判断なのでしょう。
結果全会一致でそれの方がよいと判断した訳です。

いつもの米国のcpiとppiが出てきます。
ソフトデータよりこちらの方が市場は動くのかもしれません。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年7月14日

日経平均32391 NYダウ34509 wti原油75.27 ドル円138.8
前週比 3 775 1.56 ▼3.29

日経平均は変わらずでした。
▼198 13 ▼259 475 ▼28の1週間でした。
32189 32203 31943 32419 32391の推移です。

主要国の株価は上昇しました。
前週の日柄調整の巻き戻しと米国のcpi等の結果を受けた訳です。
米株はいきなり年初来高値を更新してきました。

日本株のみ一人蚊帳の外となったのです。

NYダウ 34509。

その要因は何なのでしょうか?。

更に円高に振れたことです。

10年ぶりの株価暴騰は急激な円安要因でもあった訳です。

*6/30に145円を付けたドル円は2週間で7円も円高に振れたのです。



ドル円 138.8円。

7/14  3  32391
7/7   ▼801 32388   6/30 408  33189   6/23 ▼925   32781
6/16 1441  33706   6/9   741  32265      6/2    608  31524 
5/26  108  30916         5/19 1420 30808     5/12     231  29388 
5/5    301     29157      4/28  292  28856   4/21   71     28564  
4/14  975  28493         4/7  ▼523 27518

株価をドル円だけの相関だけで見るのは強引ですが。
ドル円は6/1が138.8円、6/8は138.9円で今の近似値となります。
日経平均は6/1が31148円、6/9は32265円でありました。

この先また円安傾向に戻れば33000円台を超え33年ぶりの高値更新になる可能性は高いのでしょう。
円高に振れれば調整局面が続くとも言えます。

当然米株の動向にはよるのでしょうが。


*そうなると何故円高に振れたのでしょうか。


ユーロ円 155.75円。

対ユーロでも円高に振れています。

ユーロドル 1.1227。
ドルは各国通貨に対して急激に売られました。
だから円高なのでしょうか。
それは大きな要因だと思います。
為替取引は様々な内容が考えられますので難解です。

日本独自の要因で考えれば、市場を賑わしている日銀の政策変更を先取りしているとも言えます。

日本10年債 0.475。
前週は0.444でした。
この動きが証左なのでしょう。

イールドカーブコントロールの変更を示唆している訳です。

7/6内田副総裁よりイールドカーブの修正はバランスを取って判断する。
の発言がありました。

6/16植田総裁は金融政策決定会合後の記者会見で
*yccはある程度サプライズが発生する事はやむを得ない。

この意味深な発言が気にかかるのでしょう。

又5/25には誘導対象を10年から5年金利に短期化することも1つのオプションと述べられています。

*但しこの様な言質だけではどうなのでしょうか。
市場関係者よりは今がタイミング等とも聞かされますが、説得力的には欠けるのでしょう。

イールドカーブコントロールという政策は日銀が管制的に10年債の金利を上下0.5%までに抑え込む政策です

2016年9月より長短金利操作付き量的質的金融緩和の一環として実施されています。

これは当時はマイナス幅の牽制の為に実施されたのです。
上下0%の幅で実施されました。
2022年12月20日に黒田前総裁が0.25%から現在の0.5%の幅に変更しました。

*短期金利の方はマイナス0.1%を適用しています。
いつもの永遠の0なのですw。

これは日本独自の政策であるのは言うまでもありません。
世界の中央銀行で唯一実施されている金融政策なのです。

黒田前総裁は壮大な実験であるとも言われていました。

これへの是非は以前より各方面より出ている事は周知の事実です。


4月より植田新総裁に引継ぎされています。

日銀という組織はトップが変わっても、直ぐに今までの動きを逆転する事等は考えられません。
シンクタンクをつかさどる職員によってなりたっており、随時の経済指標を鑑みて微調整を繰り返していくのでしょう。


とにかく日銀はこの政策を実施しています。
独立した機関という建前ですが当然政府と連携しての政策です。


*それでは何故イールドカーブの変更が足元でささやかれているのでしょうか?

黒田前総裁は以前市場にゆがみが出ているので変更したとの事でした。

ゆがみというのはたとえば各年次の金利水準が変化することにより理屈的に合わない事になっている場面が考えられるのでしょう。

10年債だけが極端に低い場合はゆがみと言えるのでしょう。

2年債▼0.043 5年債0.125 10年債0.475 20年債1.119 30年債1.390

となっています。(smbc調べ)

各年次の変動のチャートは私的には貼り付けられませんでしたが、過去1ヶ月間、1年間を見ましても別段同じように動いていました。

これがおかしな動きとはなっていません。

10年債と30年債の違いも理屈的に長い年月の方が金利が高くなっています。
私レベルではゆがみを見つけることはできませんでした。

米国を見ますと。
2年4.768 5年4.405 10年3.830 30年3.926
となっています。
こちらの方が逆イールドでおかしいのでしょう。
但し10年と30年の差異は3.926ー3.830=0.096ですので。

日本で見れば1.390ー0.475=0.271となり

日本0.271-米国0.096=0.175のかえりが出ています。

ドイツの値も算数しましたが、やはり日本の金利差が大きい様です。

何が正しいのかは不明ですが、日本の10年債は管制相場でその他の国は市場が決めていますので、日本はやはり10年と30年の金利差は高い様です。

10年債が抑えられているという事になります。

*これが10年金利を上げるという要因なのかもしれません。

但し上記の算数的な内容等はシロートの感覚でしょう。

金融のプロフェッショナルはもっと緻密な全方面から計算をしているはずです。
それぞれを鑑みて政策委員が政策を決定するのです。

とにかく7/28の日銀金融政策決定会合での結果を見るまでは誰もが分からない事です。

但し市場的には懐疑的で動くのは仕様がありません。

深読みしますと政府からのお金のいらない円高誘導の口先介入が見事に成功しているとも言えるのです。

それと日銀の金融政策は財政ファイナンスではないかという大きな問題があります。
これは常々書いていますので割愛しますが、2022年末時点で国債発行残高1051兆円の内、日銀の保有は547兆円にもなっています。
この52%という値は過去最大値となっています。

債券市場の流動性を奪っていると共に10年債を全て買ってしまうという行為は随時に出てくるレポートではあります。

これがゆがみとも取れます。

いずれどうにかしなければならないと当局も思っているはずの内容であるとは感じます。

そして足元では物価の行方が注目となっています。
来週末に消費者物価指数の発表があります。
日銀の言うように今回1.8%から上方修正してきましたが年末には2%所になるのでしょうか。


今後の動向に注目です。


*7/12最大注目の米国消費者物価指数の発表がありました。

3%と出てきました。
予想は3.1%でした。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前年7月のピークより下がり続けています。
4%を下回るのは2年3ヶ月ぶりです。

ガソリンが対前年で26.5%安くなりました。
中古車の価格も前月比で4.2%下がったとの事です。

食品とエネルギーを除いたコア指数は4.8%となりました。
予想は5%でした。
6月は5.3%でした。

前月比はコア共に0.2%の上昇でした。
予想は0.3%の値でした。

*インフレ指標がいずれも下方の値が出てきたのです。

チェック点としましては総合の前年対比の値だけを見れば日本の方が高くなっている事です。

翌日発表の卸売物価指数ppiもインフレ下方の値が出てきました。

*金利が下がり株価は上がりました。

米国10年債利回り 3.830%。
タカ派のブラード総裁が退任したのも追い風になったとの報道です。

前週は4.066%でした。

2年債も4.768%となりました。
前週は4.950%でした。

市場は7月を最後に利上げは打ち止めではと予想が出てきたのです。

FRBは経済指標を見て政策を決めると発信していましたので当然の動きなのでしょう。

フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

怪訝なのは何故7月度に利上げをするのかです。
6月度は一旦様子を見ると言う事でスキップをした訳です。
それよりインフレ指標が下方の値が出てきた訳ですから。

まだまだ高いと各連銀総裁は今週も話していましたが、どうも納得性では薄いとは感じています。

6月度スキップをした時点であやふやな感じであった訳です。
6月発表のドットチャートは後2回0.5%の利上げをすると出ていました。

FRBは幾度となり見誤っていますから。
今度はインフレ動向を下方的に予想が出来ていないのかもしれません。

市場の方が以前より利上げは無いと動いていました。
そちらの方が正しかったのでしょうか。

但しコアの値は下がったと言いましても前年対比4.8%ですから。
エネルギーや食料品の部分が大きかったとは言えます。

今後の随時を見ていくしかないのでしょう。
注目です。


*来週のマーケットは4立会日となります。
週明け火曜日は米株にサヤ寄せするのでしょう。

7/17に中国消費者・生産者物価指数が出てきます。
7/18に米国小売売上高が出てきます。

米国の個別決算が本格化してきます。
注目はテスラとネットフリックスでしょうか。
ゴールドマンサックスは事前に最悪になると報道が出ていましたので、市場は値を見てどう動くのかです。
マクロ指標からミクロ指標にも注目が移る期間となります。

7/23に行われるナスダック100の指数特別リバランスがどういう影響が出るのかにも注目となります。
全くこの市場のテクニカルの話ですが。
一部銘柄が吐出しすぎているのでこういう運用をするとの事です。
この巨大テック7社は事前に売り込まれるのでしょうか。
そして今後この指数の動向に注目となるのでしょう。

日本市場の傾向はナスダック100を見ていますから。
今年はNYダウのオールドエコノミーは関係がない様な感じさえします。

FRBはブラックアウト期間に入りますので、観測報道は随時のチェックとなるのでしょう。


日本株はいつもの外国人投機家の動きがどうなるのかがチェック点です。
売買高が細ってくれば一旦打ち止めとも言えます。
3兆円が目安でしょうか。

日銀の話は連日出るのでしょうが全て憶測とはなります。
これをどう消化するのかの期間ともなります。
今週同様に為替動向がチェック点です。



どうなるでしょうか。
注目です。


2023年7月21日

日経平均32304 NYダウ35227 wti原油76.83 ドル円141.80
前週比▼87 718 1.56 3

日経平均は変わらずでした。
2週間同じ値となっています。

102 402 ▼405 ▼186の1週間でした。
32493 32896 32490 32304の推移です。

日経平均 32304。

7/21 ▼87  32304  7/14  3  32391
7/7   ▼801 32388    6/30 408    33189   6/23 ▼925     32781
6/16 1441  33706     6/9   741   32265      6/2     608    31524 
5/26  108  30916         5/19 1420 30808      5/12      231    29388 
5/5    301     29157         4/28 292      28856   4/21   71      28564  
4/14  975  28493          4/7  ▼523   27518


方やNYダウはよもやの10連騰です。
6年ぶりとの事です。

NYダウ 35227ドル
年初来高値を更新しています。
急上昇しています。


ここだけを見ますとどういう事なのか。
という感じにはなります。

但し、日本株の4月中旬からの33年ぶりの高値圏である10年ぶりの暴騰
NYダウの動向は一切関係なかった訳ですから。

相関的・理屈的には仕様がないのでしょう。

米株は昨年と逆転してナスダック市場が暴騰しオールドエコノミーであるNYダウとは同じ国の市場なのかという動きなのです。

ナスダック 14032。

ナスダック市場の中でも特に巨大テック企業の伸長が抜きんでている状況です。
ご存じのアップル・マイクロソフト・アルファベットグーグル・アマゾン・メタフェイスブック・エヌメディア・テスラ等々であります。

日本株と米国を相関的に見るのであればナスダック市場なのです。
その中でもナスダック100市場なのでしょう。

ごく足元だけを見ればナスダック100の下落が日本株を抑えているとも言えます。


*そして日本株の動向の最重要指標は為替市場なのでしょう。
ドル円 141.80。
足元では急上昇しました。

日本株の暴騰のきっかけは急激な円安なのは間違いありません。
円が売られ株が上がっています。
言い換えれば円の価値が下がり株が上がっている訳です?。

この逆相関は何とも言えませんが、そうなっています。

それは何故なのでしょうか。
ずばり金融政策の違いなのでしょう。

世界がインフレを抑える為に金融縮小を続けている中、日本だけが金融緩和を続けている事です。

*為替相場に表れている様に金利差の違いとも言い換えられます。

私は今回の暴騰は過剰流動性でのスーパー金融相場であると何回も書いています。
こういう内容の記事は世間では見当たりませんが、他国と比較してという意味です。


世界のマネーが日本に集中した事により起こったと推察しています。
外国人投機筋の膨大な買い越し額でそれが起こった事は事実なのです。

日本の成長率や業績で買いに来たと思っている方は少数であると思います。
その様なシンクタンクからの発表や経済指標は出ていません。
それでいて33年ぶりであり10年ぶりの事が起こっている訳です。
少子高齢化で人口減少が起こっている国でです。

さらに踏み込めば10年前は黒田前総裁の黒田バズーカでした。
それはメッキが剥げて(業績がついてこれず)上値をおさえられました。

今回は何もなく暴騰したと言っては語弊がありますが、4月中旬以降から別段何があった訳でもなくこれが起こったのです。

日本株が足元でもたついている事は日銀のYCC騒動であるのは言うまでもありません。

日本もようやく金融政策の変更があるのかもに警戒しているのです。


*結論とは言い過ぎですが日本のマイナス金利政策は変えられないのでしょう。

イールドカーブという大枠の政策の中の1つの政策の変更はあり得るのでしょうが。

それでも市場は警戒感を出しています。

*世界的なパンデミックであるコロナ感染は世界を震撼させました。
この得体のしれない疫病でパニックになったのです。

町は閉じられ灯は消えました。
これなど想像もしえない絵柄だったのです。
実際に不幸にあわれた方も数知れずです。
緊急のワクチンでどうにか抑えたという事でしょうか。

各国為政者は最優先でそれに緊急対処した事は言うまでもありません。

巨額の財政が出されどうにか耐え忍んだのです。

それの反動が起こりつつある中でウクライナという暴挙が起こったのです。

凄まじいインフレが起こりました。

金融当局はそれを抑える為に当然の政策を打った訳です。

最終番には来ている様ですが、まだまだ予断を許さない状況です。

*その世界の潮流の中で日本だけが大枠の金融政策は全く変えない政策がとられたのです。
変えられなく動いてきたとも言えるわけですが。

これをどう考えるかなのでしょう。

*何が起こっても変えられないと読むべきではないでしょうか。

日銀は物価目標の2%を掲げていますが、
私は常々1300兆円の借金の事を書いています。

金利は上げられないという事情があると踏んでいます。
当然政府からの分かってください。
の圧力があるのでしょう。

前回12/20に0.25%のイールドカーブを変更しましたが。
苦渋の決断ではなかったでしょうか。

国債の買い入れ額で耐えきれなくなったのです。

話は大きくなり過ぎましたが。

今後の動向に注目です。


*足元ではこのYCCに対して情報が錯綜した週間でした。

7/19植田総裁はインドでのG20終了時に記者会見を行いました。

物価目標実現には距離があるとの認識を踏まえて金融仲介機能や市場機能に配慮しつつイールドカーブコントロール政策の下で粘り強く金融緩和を続けてきた。
その上できっちり見通しを毎回の金融政策決定会合できちんとチェックし、その前提が変わらない限り全体のストーリーは不変だと語りました。

今回の会合でも内容を吟味して決定すると伝えているのでしょう。
内容が変わらなければyccの変更はなく内容が変われば動かすと読み取れます。
これは当たり前の様な言及です。

そして更に債券市場の機能に関する私の認識は4月や6月の決定会合の時と大きく変わっていない。
ひところ見られた様なイールドカーブの形状のゆがみの減少はかなり緩和されていると述べました。

普通に読み解けば7/19の時点では変更はないと言っているのです。
その後の数日で変われば別でしょうが。

日本10年国債 0.405%。

時間足。


上記チャートで見ますと市場は植田発言の7/18~7/19では0.2ポイントの動きで上下しています。

怪訝なのは7/21の16時未明に出たロイターとブルームバーグの報道でしょうか。
これは米国からいきなり日本市場が週末終えた後に出てきたのです。

事情に詳しい複数の関係者への取材という事で?。
ざっくり言えばyccの変更はないと報じられたのです。

瞬時に金利が低下し円安に振れました。

同日緊急に18時神田財務官は急激な為替変動は注視する。
といつもの口先介入を出しています。
ドル円 1時間足。

日経平均先物 時間足。
400円高の32700円。

日本の16時など米国の真夜中でしょう。
誰が起きているのでしょうか。
意図的に狙ったとしか言えないと思います。

何とも言えませんが米国の仕掛けがあった訳です。

円安と先物株高で利ザヤを得た人がいたのでしょう。
円安と先物株高で損失を出した人がいたのでしょう。

こういう世界なのです。

*とにかく日本の金融政策の行方が市場では注目を浴びている訳です。

7/28の金融政策決定会合には注目です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。

米国10年債 3.837%。
前週は3.830%でした。
2年債は4.846%となりました。
前週は4.768%でした。
日本市場と違いどちらもほぼ変わらずの週間でした。

米国では7/26のfomcで0.25%の利上げが既定路線となっています。

その後どうなるのかは次回会合は9月ですから。
それ迄2ヶ月の経済指標やジャクソンホール等を見る訳です。
予想は随時に出るでしょうが、してもいくらでも変わるのでしょう。

私は前週に何故6月はスキップしたのかと書きました。
それよりインフレ指標が下がっているのに何故に?。
7月は利上げなのか。とも書きました。

それについてはある意味むやむやとなっています。
その時はそう決定したんだよ。
という事です。

フェデラルファンド金利 5.25%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0
4.75%→5.0%~5.25%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

とりあえず0.25%は上げる訳です。
通常は高per系はアゲインストとなるのでしょう。

ユーロドル 1.1123。
ドルは売られ過ぎたのか買い戻されています。

ECB理事会もある週間です。

今後の動向に注目です。

*個別決算がたけなわです。
台湾TMSCとオランダASMLが出てきました。
世界最大級の半導体受託生産と製造装置メーカーです。

4~6月期と今後の受注等も悪材料でした。
世界の半導体関連銘柄も大きく売られました。

ネットフリックスやテスラも決算を受けて大きく売られました。

足元では決算を受けた訳ですが、生成AIの躍進と言う事でハイテク銘柄は大幅に上昇してきたのです。

これを今後どう捉えるのかがチェック点でしょう。

*マーケットがやり過ぎていたのか、一時的な値を見ての凹みなのかという点です。

来週も大所が出てきます。
マイクロソフト・アルファベット・メタフェイスブック・アマゾンとなります。
ナスダック100の7/24特別リバランスを受けての動向とも重なります。

大注目です。


*原油が上昇しています。
wti原油 76.83ドル。

こちらは需要と供給だけではない政治色の強いコモディーティーです。
前年同月の比較は大きく減少しています。

但しそれが効いてこない時期に近づいているのかが分かるのでしょう。
これがどう物価指数に影響してくるのかがチェック点です。

そして日本ではガソリンスタンドの値段を見て辟易としているのが国民感情と思います。

岸田首相は電気料金を含めましてこれらを最重要課題と捉えないと、支持率の低下は止まらないと感じます。
実はマーケットは特に海外勢は注視する値なのです。

賃金上昇が追い付いていない訳ですから。
賃金は関係が無い65才以上3500万人は大不満なのでしょう。

ロシアは黒海を封鎖しました。
小麦は暴騰しています。

そして防衛予算と少子化対策の財源は玉虫的な内容です。

消費者物価指数3.3%の上昇は前年対比だけを見ますと米国3.0%より高い値となりました。
円安は物価高の要因であるのは言うまでもありません。

どうする文雄さんの酷暑であるとも感じます。


*来週のマーケットは中銀ウイークとなります。

それは最大注目なのは間違いありませんが、それが終われば金融政策系は一旦お休みとなります。
材料出尽くしという言葉の展開が予想されます。

yccに対しては結果がどうであれくすぶり続けるとは思います。
日銀からの展望レポートにも注目です。

上段に書きました金融政策の優位性を今後市場がどう捉えるかにもチェックとなるでしょう。
あちらは撃ち方やめが近づいているのです。

個別決算系はこれからが佳境になってきます。

米銀の決算後の動きは値はともかくとして想定外の上昇となりました。

いつもの業種間で明暗が分かれるのでしょう。

そして売買高は予想通りに夏枯れの模様となってきました。

7月の実質最終週となります。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年7月28日

日経平均32759 NYダウ35459 wti原油80.67 ドル円141.17
前週比455 232 3.84 ▼0.63

日経平均は微増でした。
但し思いもよらない事が起こりました。
日銀がイールドカーブの変更を決定したのです。

396 ▼18 ▼14 222 ▼131の1週間でした。
32700 32682 32668 32891 32759の推移です。

日経平均 1時間足 32759。
チャートを見て頂きますと一目瞭然です。
この様な一週間でした。
7/24にまず動きました。
7/28はとんでもない動きになっているのが分かるでしょう。

ドル円 141.17円。
7/24の夜中と7/28の日中足がチェックです。
一時138円05迄円高に振れました。

日本10年債 0.556%。
上記チャートと同じ様な動きです。
今までの上限の0.5%は超えてきました。

*7/28日本銀行の金融政策決定会合で新たな金融政策が決定されました。

足元では様々な報道や発言があり現状維持が大方の見立てでした。

大サプライズとなったのです。

それは前日の夜中の2時に発信された日経デジタルの内容です。
長期金利の操作の上限は0.5%のまま据え置くものの市場動向に応じて0.5%を一定程度超える事も容認する案が浮上しているという内容でした。

おおむねこの内容にそった決定となったのです。

同社のスクープなのでしょうが、こういう手法というのはいかがなものでしょうか。
誰がリークし報道さしたのでしょうか。

そしてこの様な時間帯に。
誰が起きているのでしょうか。
私は見て驚きましたが。
殆どの方は早朝に何が起こったのかと驚愕したのでしょう。


植田総裁は7/18の会見で変更しない旨の内容を示唆し7/22のこれも真夜中に米国から変更なしの一報が流れたのです。

ネットのフェイク系は信用ならずは当たり前ですが、大手のメディアの観測誘導報道というのは問題でしょう。


年初にあった読売の誤報が思い出されます。
誤報は処分されないのでしょうか。

今後も何も信用できない事となりました。
日銀は市場との対話を重視するという以前よりのコメントは齟齬されたのです。

記者会見ではそれに対する質問はありませんでしたがw。

1週間の各市場の動きを見て頂きましたら分かりますが、市場が翻弄されたのは言うまでもありません。
いらないお金が動いたのでしょう。
人々は右往左往したのです。

欧米ではあまりない動きとは言えます。

そして総裁の記者会見では今までに聞いたことがない主幹事のNHKに対して罵声を浴びせる1名がいました。
これは特異な人であるとは思いますが。

一連の動きなど一般報道はされていませんが、マーケット系は混乱を生んだ週間だったのです。


*イールドカーブの上限を0.5%から1%の上限に変更するという内容でした。

通常2回分の0.5%の変更があったと読み取るのが普通だとは思います。

難解な言葉としましては、長期金利の上限0.5%について柔軟に運用し1.0%迄の間で推移することを容認する?。
というのです。

これは投機的な動きがあればそこは柔軟に対応するとの答えでした。

投機的という内容をどの様にして判断するのかの質問がありました。
それはかなり難しいが様々を勘案して決めるとの事でした


*そして今回初めて中央銀行の日銀が為替を注視すると言及した事です。

これはさらりと流されていますが大きな変更点です。
為替市場のボラティリティーも考えていくとの事です。

ここの部分は不文律の様に、そこの所は言及は避けます。
と言い続けてきた内容なのです。

今までがおかしかったのかもしれません。
経済や物価には当たり前の様に影響するのですから。

植田日銀だけでの決定ではない。
と深読みをしてしまいます。
政府・財務省からの提言ではないでしょうか。

ここにの質問もありませんでしたがw。
政府より物価抑制の為に円安傾向を止めて欲しいの要望があったのでは?。
と質問して欲しい所です。

財政の事に対しても一言もいいませんが本当はどうなのでしょうか。
政府・財務省からの提言はないのでしょうか。

プライマリーバランスが戻るまでは待って欲しいと?。

3ヶ月毎の展望レポートから2023年の物価見通しは1.8%から2.5%に上方させてきました。
2024年は1.9%に0.1%下方させてきました?。
2025年は1.6%のまま据え置きとしました。

?だらけで失礼します。

これは前回の4月からの変更です。
足元は継続して消費者物価は3.0%所なのですから1.8%予想がそもそもおかしかった訳です。

そして2年後、3年後の事等誰も分からないのでしょう。

見通しを分解するとインフレが下がってきてまた上がっている。
後半の部分は自信がない。
との事です。
正直なお話です。

安定した2%の物価目標ということは幾度なりとも聞いた言葉です。

それにて頑なにマイナス0.1%の運用を堅持しているのです。
いつもの永遠の0ですw。

普通預金 0.001%。

国民は何も言いませんから放置されているのが金利なのでしょう。
貯金の利子はつきません。


2023年は物価を2.5%と提示し来年も1.9%でしたら殆ど2%は達成しているのでは?。
の質問に対しては。
そこはまだ見極められないので粘り強く金融緩和を継続するとの答えでした。
禅問答の様な返答でした。

2016年9月よりの長短金利操作付量的質的金融緩和は堅持するのです。


今回の1.0%変更は債権市場が落ち着いている時に、現在はゆがみは出ていないが将来の為に先手を打っておくという内容でした。


0.5%堅持でのYCC運用では効果はあるが副作用もあり、それのバランスを取った手法との事でした。


ある程度までは市場にゆだねるとの事です。
1%迄は金利は上がらないだろうとも話されました?。

物価が上振れた場合、目に見えた時の為に1%迄とした。
前もって上げておくと言う意味合いとの事です。


中村委員は反対したとも言われました。



*市場はどう動いたのでしょうか。

前回12/20の黒田前総裁のサプライズ変更では。
10年金利は瞬時に0.25%上昇しドル円は5円高くなり、日経平均は10日間で1400円の5%もの下落でした。

今回は金利が0.1%上昇しているだけです。

*金利と為替の動向によって株式市場が動くのは間違いありません。

様々な思惑が出ていますが債券市場が来週よりどの様な動きをするのかでしょう。
投機筋は空売りはしてくるとは思います。
今まではことごとく打ちつぶされてきましたから。
利ザヤを稼ぐのでしょう。


ドル円で言えば金利面を見る所は米国10年債の動きだけでしたが、日本国債の上昇も見る事になるのでしょう。
これは市場原理に基ずく通常の動きになるとも言えます。


今後の動向に注目です。



*日本市場が翻弄している間にNYダウは13連騰しました。

NYダウ 35459ドル。
36年ぶりというのですから驚きです。
SP500の巨額の空売りがすべて踏み上げられたとも聞かされました。
それだけではないでしょう。
ナスダックからの循環変更とも言われています。
その他諸々も全てが憶測ですので本筋は分かりません。

値的には5%の1683ドルとはなります。 
出遅れていたオールドエコノミーに買いが入っています。

ナスダック 15316。
金利が重しになっているのかもしれません。

日経平均 32759円。
足元1ヶ月では米国と相反しています。
日経平均はそれまでに上がり過ぎていましたので。
4月1100円、5月2000円、6月2300円。
10年ぶりの暴騰で33年ぶりの値でしたから。

一旦落ち着いても何ら不思議はありません。

米株が上昇しているという事は安心材料です。
需給と地合いが良い環境なのでしょう。
センチメントも良好です。

先週の企業決算はまちまちでした。
出てきた値が予想値より上回っている事が重要な事ですので。
この予想値というものが眉唾物なのですが、ずっとそうなっていますので。

先週末に出たpce個人消費支出3.0%、コア4.1%上昇を受けて、ソフトランディングが更に優勢になってきました。

但し日本から供給されるお金の量は減るのでしょう。

今後の動向に注目です。


*FRBは想定通りに0.25%の利上げを決定しました。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

このFF金利5.25%~5.50%は22年ぶりの値との事です。

インフレ率を時間と共に2%に戻す為に適切となりえる追加的な政策引き締めの程度を決定する上で、委員会は金融政策の累積的な引き締めや金融政策が経済活動とインフレに与える影響の遅効性を確認し、経済や金融の情勢を維持する。

文言的には以前と同じです。

6月のスキップから7月の利上げの理由は謎のままですがスルーとなっています。

パウエルはデーターが正当化すれば9月会合で再び利上げする可能性は当然あると言えよう。
そして同会合で金利を据え置きを選択する可能性もあると言っておくと述べました。

いつものデータしだいという事です。

2ヶ月の間に様々があるのでしょうから金融政策系も夏休みとなります。

いつもの脱線気味ですが。
米国では固定の住宅ローン6%を超えています。
日本の1.4%所と比べましてきついんだろうなと普通に思うのですが。

3000万円で年間180万と42万円の金利差があります。
1ヶ月12万円3.5万円ですから。
どうしているのでしょうか。

多くの方は賃貸にするのでしょう。

ちなみに日本では変動の0.4%所の金利が6割を占めています。
3000万円で年間12万円の金利なのです。

85%以上の方が広義の変動金利を選択しています。
永遠の0はここにも影響しています。

2000年8月の速水総裁の0金利解除からの大失敗は現在の日銀政策のトラウマになっているのでしょう。

その時に異を訴えていたのが現在総裁の植田委員ただ一人だけだったのです。

*FOMCを受けて米国の金利を見ておきましょう。

米国10年債 3.957%
前週は3.837%でした。
FOMC後に金利は急上昇しました。

2年債は4.885%となっています。
前週は4.846%でした。

10年債は一旦筋目の4%を超えてきました。
2年債は教科書通りにFF金利の5.5%に近づくのでしょう。

半年間を見ますと4%がチェック点となっています。
今後の行方は10年間の金利を市場が決めるのですから難解でしょう。

利上げは打ち止めに近いですし、来年には利下げが予想されています。
年内はレンジではないでしょうか。

ちなみに2022年10月17日が4.338%で2023年4月6日が3.253%となっています。


一般的に金利下落は株高となります。
一般的に金利上昇は株安となります。

上記の高per系のナスダック指数のチャートを見ますと。
金利が下がり株価は上昇し金利が上がれば株価は下落しています。

今後の動向に注目です。


*ECBも0.25%の利上げを実行しました。

中銀預金金利を3.75%としました。

こちらもインフレ率が中期的目標の2%に速やかに戻る様に必要な限り政策金利で景気抑制的な水準に設定する。
との事です。



*来週のマーケットは8月相場入りとなります。

月初の経済指標はいつもの注目でしょう。

日本株は決算が有力所が目白押しです。
現在epsは2152でperは15.22となっています。

市場予想がどうであれepsは実数となります。
これは米国も同じ事です。

日本は決算前からは下落しています。
これがどういう値になってくるのかは注目でしょう。

そして上段で示しました日本の10年債の動きには大注目となります。
市場が今回の政策変更をどう感じるかです。
一般的には上昇するのでしょうが、初動は何処迄動くのかです。
そして日銀がどう動くのかです。
試しにかかる週間だとは思います。

足元のドル円チャートの様に上下に振れる可能性はあります。

8月の円高お化けとは古いフレーズでしょうかw。

cme日経先物は米株の上昇を受けて340円高の33100円となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年8月4日

日経平均32192 NYダウ35065 wti原油82.64 ドル円141.76
前週比▼567 ▼394 1.97 0.59

日経平均は2%に近い下落でした。
週間では大きなぶれがありました。

412 304 ▼768 ▼548 33の1週間でした。
33172 33476 32707 32159 32192の推移です。

日経平均 1時間足 32192円。
市場関係者は火曜日迄とそれ以降では違うコメンテーターの様な感じでした。
その時の値で話すのですから仕様がないとは思いますが。
声の張り迄変わってくるのです。

馬淵さんだけはブレずに27000円を訴えていますw。

日銀のYCC変更でも様々な言及があった週間でした。

日銀は月曜日に3000億円の臨時国債オペを実行しました。
朝の10時にいきなりですから。
昨年2月ぶりとの事です。

日銀は投機的?と判断し実行したのでしょうが、市場はそういう事なのかと感じたのです。

1%までは市場にゆだねるとの発言はさっそく崩れたとも言えます。

円高になるどころか円安に振れていったのです。
市場に見透かされたとも言えるでしょう。

政府は苦虫だったのでしょう。
センスの悪いへたくそな奴らやとw。

日本国債10年債 0.636%。
月曜日10時に日銀の臨時オペです。


ドル円 141.76円。
143.89迄上昇しています。

それが週始めの動きだったわけです。
日経平均は前週末の米国pceを受けた事もあり火曜日迄700円も上昇し高値引けで終えたのです。
7/3の33753円の年初来高値を抜いてくるのか迄もありました。
topixは抜いてきました。

これは非常に疑問な動きでした。
YCC変更で株価が上昇したのです。
10年債の値は0.5%を超えてきたのは事実なのですから。
空売り系が踏み上げられたのかもしれません。

そして水曜日には今年度最大の下げとなり週末値となったのです。

きっかけは大手格付け会社フィッチレーディング社の米国債の引き下げです。
いきなり梯子を外されて右往左往となったのです。

NYダウ1時間足 35065ドル。
8/2にいきなり下落となっています。

SP5001時間足 4478。

ナスダック1時間足 13909。

今回は主要3指数とも同じ動きとなっています。
米国の株価動向は市場形態により違う動きをしますので難解です。

前週までオールドエコノミーのNYダウは36年ぶりの13連騰をしていた訳です。

*この8/1米国債の格付け引き下げはいきなりでした。

これはフィッチレーディング社によるものです。

このフィッチレーディング社はロンドンとニューヨークに本拠がある民間の格付け会社です。
1913年創業との事ですから100年以上の歴史がある様です。

主要格付け会社はS&P社ムーディーズ社が挙げられます。
3大格付け会社と言われています。
同じく名門の設立年限です。

*これがどれだけの影響を及ぼすのかは、それらが以前変更さした時の市場の動向を見るのが普通の見方だと思います。


米国債の格付変更は2011年8月2日にさかのぼります。
オバマ大統領の12年前です。
日付がほぼ同じ所が興味深い所です。

今回の理由と同じく債務上限問題にての変更だったのです。

S&P社が米国債をAAAからAA+に引き下げました。

SP社は7月ごろから引き下げを示唆していました。

今と同じく各方面の関係者から様々な内容の発言がされています。
当局はこれに対して当然批判の言及です。
アナリストからは影響は重大であるや軽微である等々賛否両論が出ていました。


*各マーケットの諸々の値はハショリますが。
NYダウは2ヶ月で16%下落し日経平均は同じく11%下落しました。

この事は当然市場関係者は知っています。
Ai君も知っているのでしょうw。

今回も様々な言及がなされています。

どういう展開になるのかは結果を見るしかありません。

チェック点としましては、現在の株価は33年ぶりの高値圏であり10年ぶりの暴騰が起こった後である認識は必要でしょう。


*フィッチレーディング社はどの様な内容で格下げを実施したのでしょうか。

1点目。
米国の財政赤字は2022年は3.7%で2023年は6.3%となり2025年には6.9%に拡大するとの事です。

今後3年間の財政悪化を提言しています。

2点目。
一般政府債務残高においては2023年にGDP比112%と2020年の122%から減少しているものの2019年の100%を大幅に上回っているとの事です。

過去20年間の他のAAA格付国の債務残高の平均39.3%を大幅に上回っている事を挙げています。

高水準かつ増大する一般政府債務残高を提言しています。

3点目。
度重なる債務上限問題での膠着と土壇場での解決を伝えています。

ガバナンスの低下を挙げています。


イエレン財務長官はこの決定に強く異議を訴えました。

財務省証券は引き続き世界的に見て卓越して安全な流動性資産であり米経済は基本的に健全である。
と反論しました。
新たな銀行規制を発表した後だけにヒステリックにもなるのでしょう。

当然の批判言及なのです。

各方面からも様々な言及が出ている事は前回と同じである事は上記に書きました。
マーケット系の皆さんは軽微であろうはいつもの方向感です。

都合の良い解釈、結果オーライが続いていますので今回もそうなるのです。


*下記はマーケットシリーズ6/2の私の記事です。
債務上限問題のおさらいの為にコピーしておきます。

*5/31債務上限問題は決着が付きました。

債務上限の適用を2025年1月まで停止し上限を引き上げる事となりました。
31兆4000億ドル 4400兆円という上限を撤廃しました。

政府予算の歳出には上限を設定し、2024年度は2023年度と比べて防衛費以外の支出をほぼ同額にすること。
2025年度は1%程度の増加にとどめるなど歳出を抑える内容との事です。

財政責任法案という名称です。

下院は314対117で上院は63対36の圧倒的多数で可決しました。

バイデンはこの党派を超えた合意は、我々の経済と米国民にとって、大きな勝利だと述べてこの法案に署名し、米国民に語り掛けることを楽しみにしていると発言しました。
6/3に法案に署名し成立しました。

6/5と言われていたデフォルトは回避されたのです。

米国民は結果は分かっていたのでしょうが、様々な憶測も出ていましたので安堵となったのでしょう。

.
日程的には本当にぎりぎりでしたが超党派における民主主義の結果です。


今後至急にいる現金の確保の為に新たな国債が発行され主には大手金融機関が買うのでしょう。
それの金額と共に各マーケットの影響は来週に出てくるのでしょう。
相当織り込んでいるかもしれませんが。

それと報道に出ています、2011年に同様の案件でオバマが署名した3日後に格付け会社のS&P社が米国債をAAAからAA+に格下げしたとの事です。
それを受けて米株は瞬時に5%の調整が入ったとの事でした。

これが最大の懸念材料なのですが、米国市場を見ていますと全く関知していない様子です。
どういう基準でそれを決めるのかは各社の決定事項です。

何かの報道は聞きませんが、今回の内容ではそういう事は起こさない情報が出ているのかもしれません。

一応は注意となります。


この内容が3ヶ月を経て8/1にいきなり出てきたという事です。

そして他の格付け会社はこれをどう精査しているのでしょうか。

今後の動向に注目です。


*月初の経済指標が目白押しでした。

ism製造業景況感指数。
9ヶ月連続の活動縮小を示しました。
50が筋目の値となります。

46.4と出てきました。
前月は46でした。
市場予想は46.9でした。

ism非製造業景況感指数。
7月は拡大ペースが鈍化となりました。

52.7と出てきました。
前月は53.9でした。
市場予想は53.1でした。

詳細は多岐に渡りますので割愛しますが、足元の景況感は良くはないのでしょう。


週末に雇用統計の発表がありました。
187000人増加
と出てきました。
前月は185000人に下方修正されました。

予想は20万人でした。

賃金上昇は前年対比で4.4%と出てきました。
予想は4.2%でした。
前月比の上昇は0.4%でした。

失業率は3.5%となりました。
前月は3.6%でした。

米国の雇用情勢は依然として堅調で、人手不足を背景とした賃金上昇が続いています。
大方想定内の範疇でした。

次回fomcは9月ですので、直前のデータ迄はどうなるかなどは誰も分かりません。
そもそもどこを見て利上げするのかスキップするのかが分かりにくくなっています。

目標の2%を堅持するのであれば利上げはあるでしょうし。
様子を見ると判断すればスキップになるのでしょう。
ドットチャート上では後0.25%ありますが。
それもどうなるのかは不明です。
もう最終段階に近づいている事の予想は付きます。

市場は思惑優先で進むのでしょう。
各値の変化でこう感じたのだろうとの後付け解釈となります。

肝心な事は今後の利上げと言うよりも、このFF金利の5.50%で経済がどうなるのかに焦点が移るのでしょう。

注目です。


*これらを受けての米国金利がどう動いたのかを見ておきましょう。
米国10年債 1時間足 4.042%
前週は3.837%でした。

2年債は4.768%となっています。
前週は4.885%でした。
短期は下落しました。

雇用統計を受けて10年債は下がりました。
但し週間では上昇しています。
また筋目の4%を超えてきました。

格下げが影響しているのは間違いありません。
雇用統計迄は上昇しています。

今後どうなるのかは不明です。
10年間の金利を決める市場ですから。

一般的には債権の信用を格下げしたのですから売られるのでしょう。
そこで買うのでしょうか。
金利は上がると見るべきです。


1年間のレンジで見ますと。

2022年10/22に4.338%とつけています。
これを抜いてくる事は十二分に考えられます。

今後の動向に注目です。


日本はどうなるでしょうか。
日本10年国債 0.636%。
どこ迄上がるのかは不明です。
植田総裁は1%迄はないだろうと話されました。
何処まではあるのでしょうか。
それは市場が決めるのでしょう。

ドル円はどうなるのでしょうか。
ドル円 141.76円。

金利面だけで見れば、10年債は米国が上がり日本も上がるのであれば行って来いでもありますし。
全く分かりません。

怪訝なのは今回のトヨタの決算で想定為替レートは125円を据え置きしている事です。
他の企業もそうですが。
彼らはどういう考えて為替の値を決めているのでしょうか。

マーケット関係者系ではない考えなのでしょう。
これで計画をしているのですから。

そもそも為替差益を考えて計画を出すのでしょうか。
為替差損は回避したい気持ちは分かりますが。

当然完成車や部品系の輸入も考えなければならないのでしょう。
中国やタイ等々が浮かびます。
私らには分からない企業の計算があるのでしょう。

今後の動向に注目です。


*企業決算は続いています。
いつもの様に明暗が出ています。

上記トヨタは驚くような好決算でした。
自動車各社はおおむね好決算でした。

米国はガーファムプラスが出そろいました。
Ai君に決算はどうだったのか。
株価はどうなっていますか?と問いますと。
瞬時に値と決算後の推移が出てくるのでしょう。
私はその様な事はできません。

ひとつづつ手で拾えば分かるのでしょうが。

プロ系は使っているのでしょう。
それを見て解説を考えるのでしょう。
解説もAi君かもしれませんがw。

諸々の報道を待つしかありません。
注目です。


*来週のマーケットはセンチメント系は悪いのでしょう。

今週も夜間先物が理屈なくいけないのです。
暴騰の時と逆の動きが出ています。
海外勢であろうは容易に推測ができます。


*YCC変更と債券格下げという
Wの悲劇的な材料が出ているのですから。


米国cpiとppiが出てきます。
cpiナウでは前月比は変わらずの0.4%の上昇と出ていました。
前年対比はの3.3%と出ています。

前年対比チェック点でしょう。
今月からは発射台が下がってきていますので。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

原油は前年対比ではいい分に近づいてきました。
wti原油 82.64ドル。

注目です。


米株の週末引け足がよくありません。
アップルは▼4.8%の下落でした。
これは前日の発表を受けて朝から大幅下落していました。
米株の下落の原因はアップルではありません。
辻褄合わせの報道でしょう。

cme日経先物は▼262円安の31930円となっています。
日本は山の日で4立会日となります。

日経平均 32192円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年8月11日

日経平均32473 NYダウ35281 wti原油83.04 ドル円144.95
前週比281 216 0.4 3.19

日経平均は微増でした。
上段チャートを見て頂きましら分かりますが6月迄に10年ぶりの暴騰での33年ぶりの高値を取ってきてから膠着状態が続いています。

61 122 ▼172 269の1週間でした。
32254 32377 32204 32473の推移です。

8/9中国発表の団体旅行が3年半ぶりの解禁で内需株は上昇しました。

*ドル円が動いた週間でした。
ドル円 144.95円。
*日米の金利差が動かしたと言えるのでしょう。
米国は上昇し日本は下落しました。

株価は円安が支えている可能性は大なのでしょう。

米国10年債 4.158%。
前週は4.042%でした。
2年債は4.892%です。
前週は4.768%でした。

日本10年債 0.580%。
日本はイールドカーブの変更がありましたが、日銀が抑えにかかったのが効いているのか下落しています。
*結局は市場にはゆだねていない訳です。

政府は苦虫だと思います。
支持率は時事通信が26.6%と報道があり筋目の30%を割ってきました。
マイナンバーでの失政とも言われていますが。
マイナンバーで実際の迷惑は起こっていません。
ガソリンは180円を超えてきました。
国民は物価高で辟易としているのです。
猛暑も手伝っているのかもしれません?。
この支持率は危険水域と言われています。

*市場は暴騰で喜んでいますが市井の人々とはかけ離れているのです。

ここで踏み込みますと外交や安全保障で不安定な事は起こっていません。
統治ガバメントは社会保障、教育、治安を含みまして問題なく遂行されています。
インフラは整備され成熟した社会生活を送っているのです。
国民はこれらを当たり前という気持ちになっている事は事実です。
世界のそれを見ますと相当な安全安心の違いがあるわけですが。
メディアからは悪い所の発信が多いのでしょう。


話を戻します。
昨年9月から3回実施した9兆円もの為替介入は円高誘導を管制的に持っていきました。
これは22年ぶりの介入でした。
前回は円高抑制でしたが。
世界では類を見ない政策な訳です。


それは145円でいきなり実施しました。
当局は色々と言っていますが輸入物価を下げるという政策です。


ドル円 2年週足 144.95円。

できれば介入は口先だけで実施はしたくはないのでしょう。
そもそもお金が要りますし自由な市場経済を乱すのですから。

日銀がおおやけに為替を見ると初めて発言したのはここにあります。
イールドカーブの上限を0.5%から1%にした1つの理由なのです。

これは7/28に大サプライズで実施した金融政策の変更です。

結果的には足元では失敗しています。

それを洞察しますと7/31と8/4の臨時国債オペなのでしょう。
それも週明け朝1の実施でしたから。
6000億円とも言われています。

*これは結局金利上昇を抑えにかけた行為なのは間違いありません。

投機的とみればと植田総裁は発言していました。

これのニュアンスは微妙なのですが。

日銀にすればテクニカル的な実施だったのでしょう。

それが為替に影響してしまったのです。
市場に見透かされたのです。
ちまたでは金利は0.6%迄なのかもが流れています。

中央銀行は独立した組織であるのは言うまでもありません。

但しこれは政府の思惑との齟齬が出ているとも言えます。

これを今後どうするのかは悩ましい所なのでしょう。

水面下では神田財務官始め財務省中枢と日銀プロパーでかなりの議論と調整がされていると推察します。
官邸からの要望は当然あるのでしょう。

*平たく言えばイールドカーブの変更をして為替介入をする事になれば。
いったい何をしているのかという事です。

今後の動向に注目です。


*大注目の8/10米国消費者物価指数の発表がありました、

総合は3.2%と出てきました。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

前年対比では1年ぶりに上昇しました。
予想は3.3%でした。

前月比はコア共に0.2%の上昇に留まりました。
2ヶ月連続の低い伸びです。

食品・エネルギー・ガソリンが微増でした。
住居費は0.4%上昇しました。
輸送サービスが上がり商品・医療が下がりました。

コアの前年対比は4.7%でした。
前月は4.8%でした。
予想は4.8%でした。

これらは想定内の値でした。

市場は上下はありましたが結果はほぼ変わらずでした。
NYダウ1時間足 35281ドル。
8/10NYダウ 52ドル高 35176ドル。

株式市場はFRBは9月の利上げをスキップすると予想してきたのです。
これ等いくらでも変化するとは思いますが足元ではそうなっています。

市場関係者はかなり警戒していましたが値が出たとたんに何事もなかった様なコメントに変わりました。
このcpiの値というよりも各市場の動向が平穏だった事象にです。
いつもの後付け解釈っぽいです。

算数的な話ですが今後も前年対比の発射台は下がってきます。
対前年対比の値は変わらずか上昇が予想されます。
FRBは2%が目標なのです。


米国10年債 1時間足 4.158%。
cpiを受けての変化はありません。
週間では上記で書きました様に上昇しています。
8/4雇用統計で下がった分は戻しています。

ナスダック 1時間足 13644。
米株は主要3指数が違う動きをしますので難解です。
金利に敏感な高per系は下落が続いています。

ナスダック 日足 13644。

NYダウ 日足 35281ドル。
オールドエコノミー系は7/7から13連騰した後の日柄調整です。
7/7の値は33734ドルでした。

ナスダックの7/7は13660でしたので現在値です。

SP500 1時間足 4464。
アップル等時価総額が大きい銘柄が牽引しています。

SP500 日足 4464。
7/7は4398でした。

今後どの様になるのかは不明ですが米国金利が更に上昇してくれば。
株価は顕著に表れてくるのでしょう。

1年間で見れば昨年10/21の4.338%がチェックとなるのでしょう。
米国10年債 2年週足 4.158%。

その時には8/1に突然発表したフィッチレーディング社の米債の格下げが原因であると言い出すのでしょう。

今それを言及している方は見受けられません。

今後の動向に注目です。


*中国を見ておきましょうか。
上海総合 日足 3189。


上海週足。

香港ハンセン 週足 19075。


日米のチャートと比較しますと明らかに違います。

足元ではcpiはマイナス▼0.3%と出ています。
地方政府のデフォルト懸念による債券発行報道がありました。
中国最大の不動産開発会社カントリーガーデンの債務不履行等が挙げられます。

多くの経済指標は示しませんが、おおむね悪い値が出ています。
実態は謎が多いのですが株価が表しているのでしょう。

資源・穀物価格は世界共通なのでしょう。

消費者物価が下がっているという事は需要の減少という事が挙げられます。消費したくても出来ないのかもしれません。

失業率がとんでもない値が出ていますので。
ロイターより7/19研究者によると若者の失業率は50%近くに達していると言うのです?。
国家統計局は20%と発表しています。

但し富裕層は安泰な感じはしますが。
14億人の貧富の差が問題なのでしょう。

イメージとしては経済云々より体制維持が重要なのかもしれません。

0コロナ政策で相当傷んだのかもしれません。
疫病を徹底的に封じ込めさす理不尽な内容で国民のマインド低下が起こったのかもしれません。


米中摩擦だけが答えとは言えないでしょうが、ハイテク系も含めて影響は出ているのでしょう。

8/10バイデンはリップサービスなのかどういう意図があるのかは存じませんが。
爆発するのを待っている時限爆弾。
悪い人々が悪い問題を抱えると悪いことをする。
と品のない爆弾発言を発しました。

これは6/4、7/14の2ヶ月連続に行われたブリンケン国務長官の会談を逆なでする様な内容です。

国際政治など全く不明ですが容易ではない事は伺いしれます。

日本は米国に追随するのは間違いありません。

経済的には中国の落ち込みをインドの成長で保っているとも言えるのでしょう。

今後の動向に注目です。



*話を広げて大まかに言いますと。
日本企業の成長は内需だけでは成り立っていません。
海外で儲けているのです。
又は外国人で儲けているとも言えます。
訪日客を含めまして。

世界の80億人と1億2300万人とも言い換えられるかもしれません。

それは日本企業の海外比率を見れば顕著に出ています。
海外比率は右肩上がりです。

日本は残念ながら高齢化が進み人口減少が続いています。
人口は2008年をピークに減少しています。
昨年は80万人の減少でした。
その人数の衣食住は確実に減っています。

65才以上3600万人の方々は、さあ家だ車はないのでしょう。
出世だ儲けるぞも若い時の話です。
そもそも賃金上昇と言う所からは離れています。
子育て教育資金も終わっています。
たいていの物は持っていますし、多くの飲食はできません。
健康を主体に趣味の充実にあてるのです。
年齢間の違いは当たり前の事だと思います。

そういう国となっているのです。


per株価収益率という値がありますが、これは海外でどうなるのかが大きく影響してくるのでしょう。

ちなみに日経平均のperは15.17eps2140.65となっています。
15.17×2140.65=32473円です。

今回の決算も好決算と報道は沸いていますが、epsは上がっていません。
まあそれはいいじゃないか。という事でしょうか。


*来週のマーケットはお盆期間に入ります。

売買額は減るのでしょう。
台風も来ていますし。
閑散に売り無しなのかもしれません。
ここぞと仕掛けてくるかもしれません。

米国からは小売売上高が出てきます。

政府から新たな物価高対策が出て来るのかにも注目です。
ガソリンと電気ガス代でしょう。
週末には日本の消費者物価指数が出てきます。

日米の金利動向は引き続きチェックなのでしょう。
*口先介入だけなのか。
*いきなりにも注意です。

cme日経先物は▼18円安の32455円となっています。

日経平均 327473円。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年8月18日

日経平均31450 NYダウ34500 wti原油81.40 ドル円145.37
前週比▼1023 ▼781 ▼1.64 0.42

日経平均は大幅下落しました。
3.15%の下落でした。
別段日本で悪材料が出た訳ではありません。
台風が来たお盆休みだったのです。

▼413 178 ▼492 ▼140 ▼175の1週間でした。
32059 32238 31766 31626 31450の推移です。

何故これだけの下落があったのでしょうか。
海外投機筋が売ってきたのでしょう。
これは投資対売買状況でいずれ分かります。

4月1000円 5月2300円 6月2000円 7月0円。
これが10年ぶりの暴騰であり33年ぶりの高値というのは何回も書いています。
上段チャートを見て頂ければ一目瞭然です。
3ヶ月で海外勢が7兆1000億円も買ってきた結果です。

これには様々な要因が挙げられていました。
ここでは列記しませんが抽象的な内容であった事は否めません。
日本企業も成長著しい業績への復活か。
とまで言われていました。

東証マザーズ指数 714.39。
言わずと知れた新興成長銘柄指数です。
昨年12/26に701.14ポイントとなっています。

今後どうなるか等わかりません。
センチメント的には厳しいのでしょう。
高値掴みの方々は耐え忍ぶ所です。

中国の要因が注目された週間でした。
広大社の破産申請はトピックとなっています。
これは株価が下落したからでしょう。
中国リスクは今に始まった訳ではありません。
今までは完全にスルーされてきたのです。
市場関係者は重々知っている事です。

こういう需給では悪材料が注目されます。
怖いのはいきなり投げた場面でしょう。
Ai君が決めるのです。

今後の動向に注目です。


*マクロ経済では米国金利の動向が重要であるのは間違いありません。
米国10年債 4.251%。
前週は4.158%でした。
8/17には4.328%となっています。
2年債は4.943%でした。
前週は4.892%です。

米国10年債 週足 4.251%。
何回も示していますが昨年10/17の4.338%がチェック点です。

この10年間の金利は市場が決めています。
当然様々な要因での取引となるのでしょう。

住宅ローンは7.53%との報道です。

2年債はFFレート5.5%に近づくのが教科書と言われています。


*ここでは8/1に突然行われたフィッチ社の格下げを再度取り上げておきます。
以下は8/1に酒マーで記載した内容です。
コピーしておきます。

市場関係者から、これは分かっていた事であり軽微であるが大半の言及でした。
今もまだそう言う感じではあります。

*フィッチレーディング社はどの様な内容で米国債の格下げを実施したのでしょうか。
1点目。
米国の財政赤字は2022年は3.7%で2023年は6.3%となり2025年には6.9%に拡大するとの事です。

今後3年間の財政悪化を提言しています。
2点目。
一般政府債務残高においては2023年にGDP比112%と2020年の122%から減少しているものの2019年の100%を大幅に上回っているとの事です。
過去20年間の他のAAA格付国の債務残高の平均39.3%を大幅に上回っている事を挙げています。

高水準かつ増大する一般政府債務残高を提言しています。
3点目。
度重なる債務上限問題での膠着と土壇場での解決を伝えています。
ガバナンスの低下を挙げています。

米国債の格付変更は2011年8月2日にさかのぼります。
オバマ大統領の12年前です。
日付がほぼ同じ所が興味深い所です。
今回の理由と同じく債務上限問題にての変更だったのです。
S&P社が米国債をAAAからAA+に引き下げました。

**NYダウは2ヶ月で16%下落し日経平均は同じく11%下落しました。

以上がコピーです。


米国債は8/1から売られています。
信用が落ちたからが大きな要因と見るのが普通だと思います。
市場ではそういう言及はありませんが?。

長期債は2年債4.943%がもし下がってくれば、それを抜いてくる事もあるのかもしれません。
そもそもは長い年月の方が高い金利になるのが理屈です。
急激な利上げでおかしくなっているのでしょう。
逆イールドに慣れてしまっている所はあります。

今後の動向に注目です。


*日本の金利も見ておきましょう。
日本10年債 0.618%。
日銀は投機的と見ていないのか臨時国債オペはされていません。
前週に書きましたが高度の政治的判断が働いていると感じます?。

*20年国債入札で生じた36年ぶりの結果の原因は何なのか。
というコラムがありました。

日本の10年金利は管制的に抑えられていたのは言わずと知れた所です。

7/28の突然の変更でそれが柔軟的となりました。
7年ぶりに一応フリーとなったのです。

すると市場はどの程度の値が整合性となるのかを試すのでしょう。
それに向かって動くわけです。
日銀がいきなり臨時国債オペを打ちましたから、出鼻をくじかれましたが。

日本30年債は1.63%となっています。
これは以前より市場が決めていました。
日本10年債は0.618%です。

1.63-0.618=1.012となっています。
これが差異の値となります。

これの算数は以前も書きました。

米国30年債4.375%。
米国10年債4.251%。
4.375-4.251=0.124となっています。

ドイツ30年債2.72%
ドイツ10年債2.622%
2.72-2.622=0.098となっています。

欧米は以前より市場が決めています。

何が正しいのかは分かりませんが。
仮説をしますと欧米は10年と30年の差異は近似値です。

そうなると日本の10年債は30年債の1.63%に近づいても何ら不思議ではありません。
植田総裁は1%迄は届かないだろうと言及しています。
こんな算数位知っているのでしょう。
さりげなく牽制していたのではないでしょうか。

今後の動向に注目です。


*諸々を受けてドル円はどうなっているのでしょうか。
ドル円 145.37円。
週間では146.56迄円安に振れました。

8/15鈴木財務相、神田財務官よりいつもの口先介入が出ています。
何か絶対的な水準があって、それを超えたから防衛する為にやるという事ではなくボラティリティーの問題であると説明しています。

市場では昨年9/22、10/21等の言葉尻を研究している様ですw。

これは全くの不明事項ですので難解です。
ドル円 週足 145.37円。
昨年10/17に151.94円を付けています。

そもそも日本は鉄板のマイナス0.1%ですので誰もが金利面からは円安方向というのは分かる所でしょう。

8/18に消費者物価指数の発表がありました。
前年同月比.3.1%と出てきました。
前月の3.3%から伸びは縮小しました。
23ヶ月連続で前年の同じ月を上回りました。
3%を上回るのは11ヶ月連続との事です。

生鮮食料品を除く食品は9.2%上昇しました。
トイレットペーパーが14.8%上昇と出ています。

スーパーに行くたびにガソリンを入れるたびに溜息の毎日は変わっていません。
市井の人々の一般的な感情でしょう。

サラダが油高すぎるわ。
唐揚げは儲かりません✖。


GDPが四半期1.5%と出てきました。
予想は0.8%でした。
年率換算で6%と驚異の値となっています。
但し個人消費はマイナス▼0.5%となっています。

政府はどう感じているのでしょうか。

今後の動向に注目です。


*週間の米株は世界の景気敏感株と言われている日本市場よりは軽微の下落でした。
主要3指数は2%程度の下落でした。

NYダウ 34500ドル。

ナスダック 13290。

SP500 4369。

普通に見て8月より下落しているのでしょう。
ファンダメンタルズではなく金利面であるのは明らかです。

*ある意味理屈的な動きをしているとも言えます。

更に欧州株も張り付けておきます。
イギリスFT100 7262。

ドイツDAX 15574。

先進国はおおむね米国と同様の展開です。
世界同時に株安となっています。

リスク市場からマネーが逃げているのです。


足元では今後も米国の金利の動向を見ていくのでしょう。

米国はお金がいるのです。
そういう体質なのでしょう。
債務上限問題で右往左往した訳です。

更に国債の利払い額は金利と共に上昇しているのです。

ドルがまだ買われているだけでもましとも言えます?。

今後の動向に注目です。


金ゴールド 1918。
商品系
を書けば1000文字もいるでしょうから割愛します。
金利に連動していると言えるのでしょう。



*来週のマーケットはジャクソンフォールが注目です。

議題はグローバル経済の構造的シフトとなっています。

自然利子率が議題になるのではないかとの解説です。

自然利子率とは景気やインフレを加速も減速もさせない需給が拮抗する実質金利との事です。

米国ではこの自然利子率は0.5%と試算されています。
これにインフレ目標の2%をたした2.5%が中立金利となっています。

これは長期のFFレートとも言われています。

現在はインフレを抑える為にFFレートは5.5%となっています。

この自然利子率を上げると言う議論が出ているそうです。

それが上げられれば全てが上がってくると言うのです。

まあよくわかりませんが。

プロフェッショナル達はテクニカルに議論をするのでしょう。

そういうシンポジウムなのです。

市場ではパウエルの25日23時の公演に注目となっています。

昨年は8分間だけの言いっぱなしの内容で市場は大騒ぎとなったのです。
今回は利上げの最終局面ですから、波乱はないと思うのですが。

これを警戒しながらは動くのでしょう。
需給が悪い場面ですから。

植田総裁も公演を行います。
個人的には7/28のサプライズ変更の2週間前の公演で、その様な事は全く考えていない旨の内容でしたので信用はならないのでしょう。
一般論的な言質と見るべきです。

エヌメディアの決算が23日にあります。
生成AIの雄ですので注目です。


世界のマーケットは調整局面でどうなるのかに注目が集まるでしょう。
中国からの発信には注意が続くと予想できます。
私は先週中国の事は書きましたので割愛します。

経済指標は別段大きな内容はない週間とはなります。

但しそこを突いてくるのも市場ではあります。

日経平均 31450円。
円安で大幅下落した週間でした。
相関が連動していない珍しい週間でした。

もし円高に振れていれば・・・・。

cme日経先物は34円高の31485円となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年8月25日

日経平均31624 NYダウ34346 wti原油80.05 ドル円146.44
前週比174 ▼154 ▼1.35 1.07

日経平均は微増でした。
但し週間の動きでは金曜日の大幅な下げで微増となったのです。

114 291 153 276 ▼662の1週間でした。
31565 31856 32010 32287 31624の推移です。

4日間で834円も上昇していました。
これは前々週に1000円下落していた事があるのでしょう。

完全に需給の兼ね合いと思います。
前々週同様に日本で特別材料が出た訳ではありません。

全ては海外要因であります。
特にいつもの米株の動向でしょう。

NYダウ 34346。
米株は3指数とも木曜日に大幅下落しています。
日本株の金曜日の大幅な下げはこれに準じています。

ナスダック 13590。
ナスダックは週間で1.68%上昇しました。
NYダウは▼154ドルの凹みでした。

SP500 4405。
SP500は0.8%の上昇でした。

主要3指数の25日線は下向きです。
50日線は横ばいになってきました。

足元でさあこれから高値に戻すぞと見ている方もいるのでしょう。
金利動向は大きな要因です。
それが下がれば戻すことも十二分に可能です。

金利が上がって株も上がる事はあります。
金利が下がって株も下がる事はあります。
短期的にはよくある事です。
金利とは全く関係のない要因が出た場合に起こります。

*但し中長期的に見れば理屈的には金利が上がれば株は下がるのでしょう。
その逆も一般的な内容です。

米国10年債 4.240%。
前週は4.251%でした。
2年債は5.078%と筋目を超えてきました。
前週は4.943%でした。

チェック点は8/22に4.366%と昨年10/21を抜いてきた事です。
幾度も書いています。
これは2007年11月以来16年ぶりの値な訳です。

ちなみに昨年10/21時点の2年債は4.5%でした。
2年債は教科書通りにFF金利5.5%に近づいています。

*この10年債は10年間の金利を市場が決めています。
これが16年ぶりに抜けてきたという事は大きな要点なのでしょう。

米国10年債 10年間 月足 4.240%。

何故10年債は16年ぶりの値を付けているのでしょうか。
米債が売られているのでしょう。
何故売られているのでしょうか。
売った方が得と感じている方が多いのでしょう。
もっと売られるのでしょうか。
それは分かりません。

こんな単純な事ではないのでしょう。
分母が増えている事も要因かもしれません。
借金は増え続けているのです。

空売りで儲けを出すファンドもあるのでしょう。

*売らなければならない要因があるのかもしれません。

私レベルではこの様な言い様しかできません。

こんなに金利がつくのなら買いたいなと思うのですが。
日本人は買っている様ですw。


上記のチャートを見て頂きましたら昨年急激に10年金利は上昇しています。
FRBがFF金利を同じく急激に上げた事が要因でしょう。

これは分かりやすいと思います。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


コロナ渦中で大幅に下落しています。
2020年1月~。
その後2021年より戻しています。
パンデミックショックで下がり落ち着いてきて戻ったのです。
強烈な金融緩和が起こりました。
これも分かりやすい要因でしょう。


くりかえします。
足元で16年ぶりの値を付けた理由は何でしょうか?。

私は先週に書きました。
くどいのでスルーします。
そしてこれは今後どうなるのでしょうか。

この値が昨年10月同様に頭うちなのか。
今回は昨年と別の要因なのかもで更に上昇するのか。

今後の動向を見るしかありません。
株式マーケットは確実に注視するのでしょう。
*個人的には他の様々よりこれを見ていくと思います。

注目です。



ドル円 146.44円。

ドル円は円安に振れています。
日本株式には朗報です。
物価高には超悪材料です。

上記米国金利が昨年10/22に高値を付けた時はドル円も151.94円をつけています。
現在の146.44円との差異はなんでしょうか?。
日本の金利が昨年10月より上昇しているからとも言えます。
22年10月22日 米国4.338% 日本0.25%。
23年8月22日  米国4.366% 日本0.65%。

この時点で政府は24年ぶりに3回9兆円もの為替介入を実行しています。
そこから円高に振れてまた戻っているのです。

金利差だけを見ればそうなっています。
為替はこんな単純なものではありません。
但し大きな要因では.あります。

日本の金利は私の仮説では徐々に徐々に1%に近づくと予想しています。
それの理由は今回は割愛します。
前回書きました。
10年と30年の金利差の算数の結果にてです。

日本10年債 0.651%。
前週は0.618%でした。

政府は為替介入をせずに円高に振れれば御の字なのでしょう。
そもそも介入行為は市場経済を揺るがします。
お金もいりますし出来ればしたくはないのです。
口先介入にお金は入りませんw。

金利上昇は国債の利払い上昇と言う痛手はありますが。

政府は物価高騰の為に9月で終了のはずであったガソリンと電気ガスの補助を継続すると一報がありました。
政策的には当然の行為でしょう。

ガソリンは200円を超えると試算されているのですから。
個人は基より物流コストの上昇は必須です。
それが全ての商品に跳ね返るのです。

*ここで考えますと。
円安を抑えるのか補助を出すのか。
即効性は補助なのでしょう。
為替取引での価格転嫁は後々に効いてきますから。

為替介入には上記のお金が要りますし。
補助にもお金が要りますし。

低所得の方々に幾度もエネルギー高騰での補助を出している事はご存じの事と思います。

そもそもの永遠の0を変えればという論が出るのは当然の事です。
こんな事をしている国は中国は別ですが。

金利差から円安になるのは当たり前の事ですから。
イールドカーブの変更でお茶を濁したというのは言い過ぎでしょうか。

*これは難解すぎる内容なのでしょう。

くどい様ですが日本には1300兆円の借金があります。
借金をして成熟した生活をしているとも言えます。
今もこの傾向は続いています。
細かい内容は端折りますが、そんな事にお金を出すのかよ。
は多々あります。
その業態や業種では必要なのかもしれません。
それらがいつも積み重なってくるのです。

バイクで地方を走りますが。
誰も走らないであろう新しい道路の整備されている事。
農道が多いですね。
それは快適で最高なのです。
お金が潤沢であればよい事なのでしょう。

こういう事例は数知れずです。


話を戻します。

私は財政ファイナンスでの0金利政策であると幾度も書いています。

日銀は2%の物価目標の達成と言い続けています。
既にその値など通り過ぎています。
2023年は2.5%で2024年は1.9%?と7/28に変更しました。

もし借金が少なければ政策金利は上げているのでしょう。
これだけの物価高なのですから。
世界の金融政策を見れば分かります。

但しもしもを言っても仕様がありません。

このリアルの中で政策は決まるのでしょう。


*更に広げますと。
賃金上昇が物価高に追いつていないのは歴然としています。
毎月の勤労統計によりますと。
物価の変動を加味した実質賃金は前年同月比1.6%減で15ヶ月続で前年割れでした。
これは8/9厚労省の発表です。

という事は。
企業は儲けているのでしょう。
賃金上昇より商品・サービスが高く売れているのですから。
今回の決算が物語っています。

更に政府も儲けているのでしょう?。
今年度の税収は前年度より9兆円近くも多い80兆円?とも言われています。
とにかく上昇は間違いないのでしょう。

物価高により消費税が多く入っているのです。
訪日客232万人は消費税を支払います。
所得税と法人税が加味されます。

ちなみに昨年度は4兆995億円増えた71兆1374億円との事でした。

いつもの話で恐縮ですが、国民の29%である65才以上3600万人の方々は賃金は関係ありません。
所得も増えません。
物価高は厳しいのは当然です。

防衛費は5年で43兆円と来年度7兆円と出てきました。
少子化対策は来年度以降3兆円余りの予算が見込まれています。

*こういうリアルの現状を鑑みまして政策は決まるのでしょう。

今後の動向に注目です。



*世界の為替はユーロドルです。
ユーロドル 1.0794。

ユーロ圏の経済指標は悪い値が継続しています。

8/23発表。
ユーロ圏 購買担当者景気指数pmiの8月速報値は。
製造業    43.7  予想42.5  前月42.7
サービス   48.3  予想50.5  前月50.9
総合     47.0  予想48.5  前月48.6

サービス業が筋目の50を切ってきた事は注目です。
サービス業は中核産業です。

ユーロ円 158.21円。
これらを書きますと1000文字は入りますので割愛しますが。
ユーロ圏はポンドも含みまして悪いです。
こちらでも円は安いです。
と言いますか世界で円は安いのです。
日本は売られているのです。
それは常々の金融政策の違いからです。

今後の動向に注目です。


 
*週間では上段に示しました各マーケットの動向は、おおむね以下3点の結果によって動いたと言ってよいのでしょう。

1番 8/23日欧米の購買担当者景気pmi指数。
2番 8/24エヌビディア決算発表。
3番 8/25ジャクソンホールでのパウエル発言。

pmiは欧州の事は上記に示しました。
米国も弱い値が出てきました。
金利が下がり株が上昇しました。
詳細な値は割愛します。

*エヌビディアの決算は驚愕の値が出てきました。
市場の高めの予想より更に上の値が出てきたのです。
8月~10月の予想もそれを超えていました。
ハードルの高さを一蹴しました。
こちらも詳細な値は割愛します。

生成AIというカテゴリーは今迄にも技術的な革新の出来事は数多くありましたが、それをも凌ぐものであることを認識しました。
今後世界はこれと共に進むのでしょう。
進まざる負えないとも言えます。
そしてこれらは自ら成長していくのです。
今迄のスピードをはるかに超えていくとも言えます。

期待や楽しみと共に怖い世界観をも感じます。
今後の動向に注目です。


そして週末のパウエル発言を迎えた訳です。
こちらは今迄の人間臭いと言っては失礼かもしれませんが、様々な憶測を呼ぶ内容だったわけです。

金融当局は必要に応じて追加利上げに動く用意があると指摘し、またインフレ率が目標の2%に向けた軌道を進んでいると確信するまで政策金利を高水準に維持する考えを示しました。

又インフレ目標の引き上げをめぐる観測を一蹴し、現在そして今後も2%が当局の目標だと言明しました。

潜在成長率を上回るペースでの成長が根強く続いている証拠が新たに示されればインフレの更なる改善がリスクにさらされ金融政策の一段の引き締めが正当化される事もあり得ると語りました。

玉虫的な感じもします。
タカ派的な要素を含めつつ、いつものデーター次第とも受け取れます。

昨年のタカ派サプライズ発言ではなかったのです。

NYダウの2日間を見ておきましょう。
NYダウ 34346ドル。
前日はパウエル発言を警戒し大幅下落していました。
発言後は一旦前日を割り込みましたが、結果前日比247ドル高で終えています。
昨年の1000ドル安とはならず市場は安堵したのです。

植田総裁の発言も報道されています。
米中対立に懸念を示した模様です。
米国が進めている半導体等のフレンド・ショアリングが世界経済への先行き不透明感を高めていると語りました。
チェック点は一学者ではなく日銀総裁の立場ですから。
これには注意です。

8/24福島の処理水放出で中国は加工品を含めて水産物の全面輸入停止を打ち出しました。
株式マーケットは水産系で瞬時に影響が出てきました。
中国の政治的判断であるのは言うまでもありません。
今迄も台湾のマンゴーや豪州の鉱物など挙げればきりがありません。

日本はモニタリングの継続とIAEAとの連携と共にアセアンはじめ協調外交を行い、販路開拓を支援し風評被害の保証も充実させるという方向性です。
中国の産業や国民自体が困ることも多いと思うのですが。
中国当局は我が道を行くのでしょう。
注意継続です。


番外といたしましてはワグネルのブリコジン氏の訃報でしょう。
こんなことが現実に起こるのです。
世界が様々を感じたのでしょう。
人間は太古の昔から変わっていないのでしょうか。
ブリコジンおまえもか。だったのでしょうか。
引き続き注意です。



*来週のマーケットは早いもので8月度最終週となります。
年内は4ヶ月となりました。
2023年は全ての市場関係者が外しまくった展開です。
10年ぶりの暴騰と33年ぶりの高値が6月に起こったのです。
今後も様々を語っていますが結果は分からないのでしょう。

前週末の諸々を受けて週初がスタートします。

足元ではpceデフレーターと週末にいつもの雇用統計でしょうか。

cme日経先物は225円高の31850円となっています。

日経平均 31624円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年9月1日

日経平均32710 NYダウ34837 wti原油86.05 ドル円146.27
前週比1086 491 6 ▼0.17

日経平均は大幅高しました。
よもやの5日続伸です。
3.5%も上昇しました。

いつもの日本で何が起こった訳ではなく
米国の動向に連れ高しました。

外国人投機筋が買ってきたのは後々に分かるのでしょう。

545 56 106 285 91の1週間でした。
32169 32226 32333 32619 32710の推移です。

お盆で1000円下落し最終週に1000円上昇したとも言えます。
8月度は様々がありましたが500円の下落でした。

上段チャートを見て頂ければ分かりますが。
4月1000円 5月2300円 6月2000円 の上昇で7月は0円となっています。

この10年ぶりの暴騰での33年ぶり高値のもみ合いという所でしょうか。

市場関係者は先週8/25にあったジャクソンホール前とは違った言い様となっています。
いつもの値で語るのは仕様がありません。

パウエル発言は無風の内容であり結局データ次第であったと言うのが大まかな発信でしょうか。

パウエル自身がどう感じているのかは不明です。

コチラでも前回ヘッドラインの内容は示しました。

週始めに発言の詳細な解説を何人かのエコノミストより聞きました。
英文の意訳というのは専門的なのでしょう。
昨年は8分でしたが今回は15分だったそうです。

普通に聞きまして、かなり慎重であるとは感じました。
市場の動向でかき消されてしまった感じはあります。

曇り空のもと星を頼りに航海していると述べて。
最後に不退転の決意でやり遂げると閉めたそうです。

これはボルガーの自叙伝からの引用で昨年と同じ内容だったとの事です。

ニュアンスの部分を読み解くのは難しいのでしょう。
文学的な所でしょうか。

上記に書きました。
一般的に報道されている無風に乗り越えた内容という論建では無かったと感じました。

後々の金融政策の行方でそれが分かるのでしょう。

今後の動向に注目です。


*各労働統計より悪材料が出て株価が大幅高すると言う、奇妙と言っては語弊がありますがそういう週間でした。

金利が下がり株が上がった訳です。
週間の金利の下落幅はしれていますが。

労働環境が悪くなりインフレが収まると感じた訳です。
利上げは打ち止め迄が出てきました。

*足元の株価は金利に大きく左右される証左なのでしょう。

本来のファンダメンタルズではないとも言えます。
企業の売上高や利益と言った業績ではないという事です。
資産や負債等の財務状況でもないという事です。

労働環境が悪くなっても旺盛な消費は続き企業業績は成長し続ける。
というのが大前提なのでしょう。

ここは注意点だとは思うのですがいつもの良い所どりは否めません。

金利については前回に書きました。

相場ですからどの市場も上下は必ずあります。
一方方向というのはありえません。
週間の動きなど今回の株価を見れば分かる所です。
当然金利もそうなのでしょう。
上がれば下がり逆もあるのでしょう。

金利の動向を考えますと。
単純に言えば米国債が売られるのか買われるのか。
それの強弱で値が決まるのでしょう。
誰が買うのか売るのかもあるのでしょう。

大きく言えば米国が買われるのか売られるのかとも言えます。
基軸通貨のドルが買われるのか売られるのか迄も発展します。

国債の発行の部分も大きく影響します。
確実に増加する事は目に見えています。
米国政府は債務上限を撤廃しました。
キャベツが豊作ですと値段は下がるのです。
売り買いの需給が同じであれば。
いずれ国債の値段が下がるという事です。
金利は上昇するのでしょう。



ちなみに円は売られまくっています。
当然円の価値は下がります。
国の価値が下がっているとも言えます。
この円安で喚起している株屋の方々は微妙だとは常々思いますが。

米国10年債 4.181%。

前週は4.240%でした。
2年債は4.876%でした。
前週は5.078%でした。

金利は下がりました。
ピーク4.366%より継続して下がっているのが分かります。
7/19は3.727%ですから。
足元では0.639%、64ベーシスの急上昇でした。

*10年債は10年の金利を市場が決めています。
2年債はFF金利の5.5%に準ずると言うのが教科書的です。

尚30年債の事は住宅ローンを含めまして大事な部分ですが、話が難解になりますので割愛しています。
金利の専門的なお話はプロフェッショナルにお任せですw。

米国10年債 2年間週足 4.240%。

前週に書きました。
この4.366%は16年ぶりの高水準の値です。
これを一時ですが抜いてきた訳です。

当然理由があるのでしょう。
16年ぶりに市場が決めた値なのですから。
この環境下に今はあるという認識は必要でしょう。

但し、下段のチャートより昨年10/17のピーク金利から下がり続けたのは事実となります。

当然米国債の動向は各市場に影響を及ぼすことは間違いありません。

今後の動向に注目です。



*中国からは経済指標等の発表と当局からの政策変更が行われました。

8/31国家統計局発表。
製造業pmi    49.7  7月49.3  予想49.4。
サービスpmi   51.0  7月51.5  予想50.9。

製造業は5ヶ月連続の50割れも、直近では上昇局面でした。
非製造業は減速傾向を示しました。

広大集団から上半期決算が6600億円の赤字との事です。
前期からは半減しています。
カントリーガーデンの不履行案件は不明が続いています。


当局は緊急に住宅ローンの金利を下げると共に頭金比率の引き下げを決定しました。
付け焼刃的
に出てきます。
今後も幾らでも出てくると予想出来ます。
民主主義の世界とはスピード感は違うのでしょう。
逆に翻弄されてしまう内容もあるのかもしれません。
そもそもの根本問題があるような感じはします。

中国は処理水の件もそうですが。
今までの所業でもいきなり強烈な内容が出てきます。
自国でも様々な影響が出ていると報道が出ています。

今回の処理水問題では中国国内の水産物の売り上げが激減している様です。
中国産は安心と言われましても。
日本海や尖閣周辺で漁はしているのでしょう。
小笠原周辺も船団のニュースがありました。
ロシア産は北海道沖で漁をしているのです。

中国は強弁を押し通していますが。
政策責任者のセンスのなさは感じます。
ブーメランになっているのですから。
科学的根拠で戻してもらい所です。


個人的な感覚ですが。
これでは危なっかしくて。
できれば敬遠したくなります。
そう感じている世界のビジネスマンは多いと思います。
14億人のという市場がありますので目をつぶるという感じでしょうか。
どうにか穏便にたのむわ。
といういう感じでしょうか。

国家間でも難解なのですから。
個人は基より業界や1企業ではどうしようもできません。

14億人はどう感じているのかを察する事は全くできません。
当然千差万別の感情があるのでしょう。
それを管理・統制しなければなりませんから大変なのでしょう。

西側の様な体制になれば大混乱してしまうので習体制がベストであるという論法もあります。
そうなのかもしれません。

各員が功利主義で好きな様に動けばどのような事になるのかは想像さえつきません。
ガバメント統治が出来ない14億人の方が恐るべしなのでしょう。

現在の中国の辟易は一点以前に書きました。
0コロナ政策の弊害ではないでしょうか。

疫病を力ずくで抑え込もうとした大失政です。
体制を過信しすぎたのかもしれません。
身から出た錆であると思います。

人間ができる事を超えたと言い換えてもよいのかもしれません。
天災等にはいくら技術が進歩発達しましても人間は無力なのでしょう。

国民は無言の倦怠という抵抗に出ているさえも感じます。
黒田前総裁ではありませんがマインドの低下です。
数々の理不尽があったのでしょう。
恐怖を分かっていながらも一部の方は抵抗したのでしょう。
多くの国民はそれを見守っていたのです。
当局が政策を大転換をしたのは公然の事実な訳です。
総括は聞きませんが。

この世界的なパンデミックはまだまだ引きずっていますが、世界レベルでは通常に戻りつつあります。
中国は完全に出遅れているのです。
中国の現状を鑑みますとこれでの弊害は大きいのでしょう。

以前の日本と同じく資産バブルの火消しが追い打ちをかけているのでしょう。
ざっくり言えばコロナ渦中であったのに調子に乗り過ぎた訳です。
当局は相当頭を悩ましているのでしょう。

このインフレ時代に消費者物価指数は▼0.3%なのです。
コモディティ商品の価格は世界共通なのは言うまでもありません。

そしてあのトランプに挑んだ所からつまづきが始まったのかもしれません。
米国は対等など許さないのです。
いつもの広げて恐縮ですが、日本の30年のデフレの発端は1985年プラザ合意からなのでしょう。
やりすぎは強烈なしっぺ返しがくるのです。

先の大戦までさかのぼりますと広げ過ぎですのでやめておきます。
とにかく歴史は繰り返えされるのです。

中国当局は若年層の失業率はもう発表しないと出ています。
実体は不明ですが相当悪いと思うのが普通でしょうか。
とんでもない観測報道は出ています。

但し富裕層は余裕なのかもしれません。
旅行できる方々は別の次元なのかもしれません。

上海総合 5年月足 3133。
日欧米のチャートとは明らかに違います。
マーケットは値として出てくるのです。

香港ハンセン 5年月足 18382。



週間のマーケットは上昇していた局面でしたので、中国の悪材料も気にはしていない感じでした。
中国リスクは今に始まった話ではないのです。
こういう所が市場ではあります。

悪くなればまたアタフタと再燃はするのでしょうw。

今後の動向に注目です。


*最大注目は米国雇用統計でした。

187000人と出てきました。
予想は165000人でした。

3ヶ月連続の20万人割れとなっています。
失業率は3.8%と前月より0.3%悪化する値でした。
労働市場の過熱感が薄れているとの解説です。

平均時給は前年対比4.3%の上昇で前月比は0.2%の上昇でした。
7月の実績を下回りました。
賃金インフレが収まることがFRBの政策に影響があるとの事です。

いつも難解なのは6月7月の雇用者数が11万人も下方修正と出てきた事です。
どういう統計手法でこういう結果が出て来るのかは存じません。
結構頻繁にこういう事例が散見されます。


統計の問題は今後大きな課題になると解説がありました。
どこで何を取るかで大きく違いが出るのは以前より指摘されている事です。
書き始めましたが長くなったのでやめておきます。

結果はAI君の活躍で解決するのかもしれません。


*米株はナスダックを張り付けておきます。
ナスダック 14031。
金利に敏感な同市場は3.67%もの上昇でした。
日本株はこれに準じているのでしょう。
上記10年債のピークからの下落を受けて更に下がると読んでいるのでしょう。
週間にこれだけの動きをする場合は先物主導の仕掛け的な動きだと思います。
空売り系がやもうえず買戻しをかけたのかもしれません。

上下どちらにでも動く2週間でしたから。
ここまで動く材料と言えば特には思いつきません。

上記に示しました労働環境の云々は理屈付の様な感じはします。
今までジョルツ・ADP・失業保険申請等々の値で株価が大きく揺れた事は記憶的にはありません。

ドル円 146.27円。
為替は動いていません。
特に何もなかったからとも言えます。
株式市場だけが動いた週間でした。



*来週のマーケットは名実ともに9月相場入りです。

9/4月曜日はレーバーデイで米国市場はお休みです。
例年これ以降に各市場は活気づきます。
9月のアノマリーはありますが、今年は当てはまらないのでしょう。
通常はいけない月廻りとなります。
春先からがあり得ない動きでしたので。
夏の円高にもなっていません。

前週の大幅高を受けて市場がどう感じるかでしょうか。

ISN非製造業景況感指数はチェックでしょう。
9/8はメジャSQとなります。
年末高になるのだからSQ値は高く、その後もそれの上を推移すると言うコメントが聞こえてきそうです。

中間決算を決める最終月ともなります。

cme日経先物は49円高の32760円となっています。

日経平均 32710円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年9月8日

日経平均32606 NYダウ34576 wti原油87.23 ドル円147.78
前週比▼104 ▼261 0.92 1.51

日経平均は変わらずでした。
但し週間では水曜日迄はよもやの8連騰となっており木・金の下げて変わらずとなったのです。

228 97 204 ▼249 ▼384の1週間でした。
32939 33036 33241 32991 32606の推移です。

市場関係者は金曜日には奥歯に物が的なコメントとなりましたw。
水曜には高値抜けを模索していたのです。

SQ値は32921円となりました。
現在はそれ以下の値となっています。
という事は・・・・・。

尚topixは水曜日には年初来高値を超えてきています。
幅広い銘柄に買いが入っています。
現在年初来高値という事は33年ぶりの高値という事です。

連日300銘柄程が高値を超えています。

topixは東京証券取引所に上場している銘柄を広く網羅しています。
東証株価指数とも称されています。
2023年4月で2160社となっています。

日経平均というのは日本経済新聞社が決めている225社となっています。
これが一般的に報じられている日本の株価指数ですが1企業が決めている指数ではあります。

topixは時価総額の高い銘柄が値に影響を及ぼします。
日経平均は株価の高い銘柄が値に影響を及ぼします。

銘柄数の違いにより1銘柄が全体に与える影響は日経平均の方が高いと言えるでしょう。
ちなみに日経平均の年初来高値は7/3の33753円となっています。

topixは上記に書きました9/6の2392ポイントが年初来高値です。

topix 2359。
チャートで示しますと似ている様で違いが分かるのでしょう。

日経平均 32606円。

NT倍率という指標があります。
現在13.82倍です。
日経平均をtopixで割った値です。

32606÷2359=13.82。
これは上がったり下がったりします。

一般的には10~12で推移する様です。
市場全体の株価が強いと言えるのでしょう。

これは個人投資家全般には朗報でしょう。
一部の寄与度の高い値が差株だけの動向ではないという事です。

日経平均だけがグイグイと上がりましても、俺のはどうなってんねんとなるのですw。

ちなみに10月に半期に一度の入れ替えが行われます。
メリカリ・レーザーテック・ニトリが入り。
日本板硝子・三井È&S・松井証券が抜けます。
各銘柄の株価は明暗な動きがありました。

それと日本市場は投資対別売買状況よりも外国人の売買割合が7割となっており、外国人の動向で大きく変動する市場です。

外国人による株価投機筋の影響が大きいのです。
いきなり理屈なく上下するのは彼らの仕業でしょう。

外国人の大元は米株です。
世界最大の市場である米国市場の動向で日本株も変化するという構図です。

おおむね世界の株価指数は米株の影響を受けているのでしょう。

ドルが世界の基軸通貨であることは言うまでもありません。

たとえば米国の金利など日本に何の影響があるのかという論は分かりますが。

実体経済の貿易に大きく影響するドル円の為替取引は金利の違いが顕著に出ますので仕様がありません。


*つらつらと書きました。
米国の金利状況を見ておきましょう。

米国10年債 4.260%。

前週は4.181%でした。
2年債は4.989%となりました。
前週は4.876%でした。

短期も長期も上昇しました。
8/22の4.366%は16年ぶりの高値であると言うのは何回も書いています。

一般的に金利が上昇しますと株価は下落します。
一般的に金利が下落しますと株価は上昇します。

*現在の米株はこの金利水準でよくこの値を維持しているな。
とも言えます。

10年債 1年日足 4.260%。
今後どうなるか等誰にも分かりません。
市場が決めるのでしょう。
引き続き8/22の4.366%がチェック点でしょう。
もしこれを抜いてくることがあれば上に抑える値が無いとも言えます。
注目です。

NYダウ 34576ドル。
いつもの様に米株は市場ごとで大きな違いが出ています。
日本株は足元でナスダックに影響を受けています。
ナスダック100という方が適切でしょうか。

SP500 4457。

ナスダック 13761。
一番金利に影響を受けると言われている高per系のナスダック市場が強い展開が続いています。

詳細は端折りますが金利だけの相関を見ますと株価は割高感であるとは言えます。

それなのに何故上昇しているのかと問われればガーファム+エヌビディア+テスラの伸長でしょう。
この巨大テック企業が抜きん出ている訳です。

ちなみに上段の日経平均チャートと同じような絵柄となっています。


*米国の金利上昇を受けて円安に振れました。
年初来安値圏です。

ドル円 147.78円。
米国10年債チャートと相関しています。

神田財務官は強めの語気で口先介入を行いました。
急激な変動が起こっている。
こういう動きが続く様だとあらゆる選択技を排除しない。

ファンダメンタルズで説明できない動きが出ている
緊張感を持って見守ると述べました。

鈴木財務相はいつもと同じ趣旨を発信しました。
今回の内閣改造で変わるのかもしれません。
誰になるのでしょうか。
河野さんになればややこしそうですけれどw。

この円安の理屈など誰もが分かっている事です。
神田さんは立場上仕様がないのでしょう。

*あらゆる選択技とは何でしょうか?。
日本の10年債の金利を上げると言う政策もあるのでしょう。
1%迄は許容範疇なのですから。
手持ちのドルを売るより手持ちの10年債を誰かに買ってもらうという手法です。
日米の長期金利差を縮める訳です。
それはステルスでしてくるのでしょう。

投機筋は為替介入があるのを望んでいるのです。
円高になった所でロングポジションを打つわけですから。
こんな事は市場参加者であれば誰もが知っている事です。

当局はそれを阻止する為にての算段は当然考えているのでしょう。
様々なシュミレーションを行っているはずです。

日本10年債 0.641%。
10年債を1%に持って行くのであれば0.35%の上昇になります。
算数上は米国10年債が4.6%迄許容が出来るのです。

まあ何とも言えませんがギリギリとやっているのでしょう。
一般市民はプロフェッショナルにお任せするしかないのです。

注目です。


*9/9読売新聞1面に植田総裁との単独インタビューが載りました。
個人的には年初の誤報とも取れる内容が思い出されます。

年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない。
という文面がみそでしょうか。

日銀は物価動向を2023年度は2.5%、2024年度は1.9%と出しています。
政府は様々の手法で物価に対して1%近く補助を出しているのは公然の事実です。
どう考えても2%は超えています。
読売は何故そこを聞かないのでしょうか。

日銀は独立している機関という事での不文律なのでしょうか。

借金1300兆円の金利1%は13兆円ですけれど。
総裁はそれをどう感じますか。
今迄の金融政策は財政ファイナンスとも言われていますが。
経済学者としてはどうでしょうか?。
もいけないのでしょう。

上記の掲載内容をマーケットがどう感じるかは不明です。
注目です。


*株価は円安に振れましたが下落しました。
中国発信のアップルショックでしょう。
アップルは2日間で6.4%下落し28兆円の時価総額が減少した。
とテロップが流れました。
アップル関連株は同時安となったのです。
ナスダック100の週間下落率は▼1.36%となりました。

アイフォーン禁止を政府機関だけではなく国有企業までも拡大との内容です。
真意は不明です。
民間でもプライベートで持っているだけで出世に響くはフェイクニュースでしょうかw。

とにかくいくらでも出て来る不安よりリスク資産は減少するのです。
テスラは全ての道路と建物を画像処理していると流れました。
規制対象が他の米国ハイテク企業に広がる思惑が出ているのです。


理屈は政治ですので難解です。
中国は何処に向かうのでしょうか。
ブーメランになると思うのですが。

9/9中国の消費者物価指数は前年同月比0.1%と出てきました。
6月0%、7月▼0.3%でした。
若干の上昇でした。
低水準は継続しています。
卸売物価指数は▼3.0%の下落でした。
11ヶ月連続の下落との事です。

週間発表の貿易統計等の詳細は端折りますがどう考えてもいけません。
不景気なのでしょう。


上海総合 3116。
日米のマーケットは順風ですのでチャイナショックという言葉は出ていません。
下がれば必ず出て来るのでしょう。
注意です。


*物価高を助長させるのは原油高です。
wti原油 2年週足 87.23ドル。

前年対比では同水準の位置に近づいてきました。

このコモディティーは政治色の強い商品です。
サウジとロシアの減産が伝えられました。
需要が減ったので減産したと言うのは理屈でしょう。
中国がちらつきます。

ガソリン価格は186円と報じられました。
電気ガスもイコールでしょう。
企業収益に直にかかってきます。

インフレの高止まり模索で原油が上がると金利も上がるのです。
円安に振れてのWパンチとなります。
日本は特に厳しいのでしょう。

政府がいけないとばっかりは言えない部分でもあります。

資源・鉱物・穀物の上昇は金融政策ではどうしようもできない事は、散々話が出た所です。
ロシアにはいい加減にしてもらいたい所です。

気候変動での猛暑や寒波、豪雨等々は世界レベルで起こっています。

これらはテクノロジーも効かない部分です。
AI君でどうにかならないのでしょうか。

今後の動向に注目です、



*来週のマーケットはいつもの米国cpiが注目です。

予想は3.6%と出ている様です。
ここにきて上昇が続きます。
前年同月比の発射台が下がっている事はいつも書いています。
これを織り込んで金利が上昇してきたのでしょうか。

結果を受けて市場がどう動くのかです。
注目です。


2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

9/19~20のFomcに影響を及ぼします。
利上げはスキップと言うのが大方の見立てです。
それより各委員のドットチャートでしょう。
来年の利下げがどうなるのかです。

何度も書いていますが利下げをして又インフレになれば元も子もありません。
経済が落ちこまない限り利下げは封印と読んでいます。

FRBの物価目標は2%なのです。


米国小売売上高も出てきます。
物価が上がっているのに売上高が下がる事は普通はないのでしょう。
最低限いる物はいるのです。
何かを我慢・始末する事は人の道でしょうか。

日本でも同じことが言えます。


米国の週末は日本版メジャーSQとなります。

今週の株価は変化はありませんでした。
来週はどうもいけない仕掛けがあるような気もしますが。

CFD日経先物は142円高の32749円となっています。


尚、日経平均は月末配当落ちの権利落ち日9/28に220円程下落します。
今月は高配当銘柄の配当取りの買いざさえはあるのでしょう。


日経平均 32606円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年9月15日

日経平均33533 NYダウ34618 wti原油91.20 ドル円147.85
前週比927 42 1.97 0.07

日経平均は大幅高しました。
ここでの水準で1000円近い2.84%の上昇です。

材料的には特に無いと言うのは語弊はありますが。
週間で円安に振れた訳ではないですし、原油高継続の米金利高ですから。

アーム祭りでソフトバンクGは大幅高しました。
9984ソフトバンクG 6718円。


内閣改造が影響したのでしょうか?。


米国3指数は週間でNY0.12% SP▼0.16% ナス▼0.5%となりました。
週末に米株は大幅下落しています。

日経平均の先物も200円程は売られています。


何故かは不明ですが日本株の独歩高とは言えます。
海外投機筋の強烈な買いなのでしょう。
それも木金に集中しました。

topixは年初来高値更新ですので33年ぶりの高値となっています。

▼130 308 ▼69 461 364の1週間でした。
32467 32776 32706 33168 33533の推移です。

日経平均 日足10日 時間足 33533円。
木金は窓を開けての大幅高となりました。
水曜日の晩に米国cpiの発表がありました。
月曜日は9/9読売の観測報道での影響です。

ドル円 日足10日 147.85円。
月曜日は読売の影響で145.89円迄ありました。
短時間の事ですが。
それの警戒が薄れたのか、いつもの理屈通りに右肩上がりの状況でした。
この値は年初来安値圏となっています。

為替介入がもしあるのならば。
150円所ではが市場のコンセンサスとはなっています。

日本10年債 日足5日 0.716%。
こちらも月曜日に0.7%台を付けました。
コチラはその後も0.7%を維持しています。
この値は2014年以来9年ぶりの高値となっています。

金利が上昇して株価は上昇したのです?。

*金利が更に上昇してくれば教科書通りに株価は下落すると思います。
日銀から1%までは許容範囲となっています。

マザーズ指数 10日日足 789.90。
海外投機筋の売買が少ない高perの成長グロース株は日本の金利上昇により低迷の1週間でした。
こちらは教科書通りの動きとなっています。

この様な週間でした。
日経平均は年初来高値である7/3の33753円を抜いてくるのかの展開だったのです。
この一連の動きは米株と比較する多くの市場参加者には思わぬ動きだったと思います。

木金は窓を開けていますので夜間の先物主導であります。
新値追いは連日300銘柄を超えています。
3連珠明けにも警戒することがない動きだったのです。

海外投機筋より日本株に資金の投下があった事は間違いありません。
後々に投資対別売買状況で分かるのでしょう。

足元の動きだけで今後の動きなど言及できないでしょうが、米株より強いと言う現実は認識しなければならないでしょう。

循環物色での資金投下があるという事です。
有力所を見ておきましょう。

7203トヨタ自動車 2821円。

8306三菱UFJファイナンシャルグループ 1291円。

8035東京エレクトロン 21895円。

7011三菱重工業 8741円。
 

1801大成建設 5340円。

9101日本郵船 4160円。

8058三菱商事 7656円。

9432日本電信電話 179.1。

4502武田薬品工業 4860円。

6758ソニーグループ 12930円。

9983ファーストリテイリング 35160円。

6098リクルートホールディング 5245円。

9201日本航空 3000円。

9020東日本旅客鉄道 8910円。

8233高島屋 2225円。

8604野村ホールディング 646.9。

9501東京電力ホールディング 696.5。

アトランダムに各業種より貼り付けしました。
もうきりがありませんので。
詳細は勘弁ください。
おおむね右肩上がりなのでしょう。
循環物色されているのです。

電気代高騰の東電も見ておいてください。

株価という値は実体経済とリンクしていない事の方が多いです。
市井の人々が物価高で辟易している現状とは違うのです。
33年ぶりの高値で岸田首相の支持率が低いのが証左でしょうか。

今後の動向に注目です。


*大注目の米国cpiの発表が9/13にありました。

総合は3.7%と出てきました。
予想3.6%。
前月3.2%。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7%
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

予想は上回り前月よりも上昇しました。
2ヶ月連続上昇しています。

前月比は0.6%の上昇でした。
予想は0.6%でした。
前月は前々月より0.2%の上昇でした。

ガソリンが前月比10.6%、燃料油が9.1%もの上昇でした。

これだけを見ますとインフレの再燃かと見受けられますが。
エネルギーと食料品を除いたコアの指数を見て市場は想定内と判断したのです。

各コメンテーターより諸々の値を受けて同じ様なコメントが並びました。
市場の値でコメントしているとも言えます。

ここは難解な所です。
市井の人々は生活する上で当然総合の値で動いている訳です。
ガソリンや食料品は必須の物でしょう。

これは議論の所だとは思います。

企業も燃料費が上がれば商品の値上げはするでしょに。

市場は何故かコアの値を見た訳です。
それもいつもそうではないのですから不思議な所とも言えます。

コアは前年対比4.3%と出てきました。
予想は4.3%でした。
前月は4.7%でした。

前月比は0.3%の上昇でした、
予想は0.2%でした。
前月は0.2%でした。

ちなみに0.3%×12ヶ月=3.6%とはなります。
FRBの物価目標は2%となっています。

サービスや住居費等々の各詳細は割愛します。


市場は9月の利上げはスキップし年内は後1回であろう。
フェドウオッチより来年の前半か中盤には利下げが始まるであろうと判断しています。

幾度も幾度も変更しているのですが。
データ次第のFRBですから仕様は無いのでしょう。

*金利の動向を確認しておきましょう。
米国10年債利回り 5日日足 4.336%。

cpi発表前後に急激に低下しているのが分かります。
これが上記に示しましたcpiのいい所どりとも言える金利の動向です。
しかし翌日からは上昇しています。
これをどう考えればよいのでしょうか。

米国10年債 1年日足 4.336%。
前週は4.260%でした。
2年債は5.037%と再び5%を超えてきました。
前週は4.989%でした。

いつも同じコメントで恐縮ですが8/22の4.366%がチェック点です。
これは16年ぶりの高値です。

米株の週末はこの金利動向を受けて下落したとも言えます。
ナスダック 10日日足 13708。

日経平均 10日日足 33533円。
日本株とナスダックの違いが明確に分かります。
これはどうする どうなる日経平均でしょうかw。

今後の動向に注目です。


*米国では9/15ビック3の全米自動車ストライキとなりました。

3社一斉のストライキです。
大枠は賃金が物価上昇に追いついていない。という内容です。

上段の9月発表のcpiは3.7%の上昇でしたが、2021年からの合計は17.4%も物価が上昇しているのです。
ほんの3年前ですから。

日本に置き換えましたら凄まじい状況というのは分かるのでしょう。

これで米国民は生活をしているのです。

バイデンは緊急の会見で誰もストライキは望んでいない。
しかし労働者の不満は理解できる。
と述べました。

自動車業界の労働者がアメリカの中間層を形成してきた。
彼らや中間層を支える為の労働協約が必要だとも語りました。

経営者側に歩み寄りを呼びかけました。

内容の詳細は多岐にわたりますのでハショリますが歩み寄りにはかなりの隔たりがある様です。

市場への影響の解説も出ています。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは9/20のFOMCとなります。

下記は前回6/14に出たドットチャートです。
この18名の政策委員がどのような値を出してくるのかは注目となります。

来年の値が鍵となるのでしょう。
市場の思惑との違いが大きく出れば当然動くのです。
利下げはあるのか。どのくらいあるのか。どうなのかでしょう。

今年は中央値が5.6%ですから後1回の予定にはなっています。

9月はスキップで11月に0.25%の利上げが実行されるかもの予想になっています。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

GDPや失業率の予想も出てきます。
パウエルの発言は言うまでもありません。

注目です。

週末には日銀金融政策決定会合となっています。
植田総裁から突飛な発言は無いと思います。
読売報道は一般的な内容を述べたまでなのでしょう。
記事の書き方です。

物価予想を変えてマイナス金利撤廃等の言質が出てくれば大変な事にはなります。
但しマイナス0.1を0にしても0ですから。
世界とはかけ離れています。

上記のFF金利と比較すれば分かります。

ECBは9/14に10会合連続0.25%の利上げを実行し4.5%となっています。

日本は日本の事情で2013年4月より異次元の質的量的金融緩和を実行しています。
2016年1月よりマイナス金利の導入です。
同9月よりイールドカーブコントロールを実行しています。
2023年7月28日に10年債金利の上限を0.5%から1.0%に上昇させました。

真夜中に日経デジタルの観測報道が出て右往左往したのは記憶に新しい所です。


週末早朝に消費者物価指数も出てきます。

注目です。

日本市場は敬老の日で9/19からとなります。
当然米株にサヤ寄せするのでしょう。
米株は週末悪い内容でした。
それが戻るのか続くのかは注目でしょう。

CFD日経先物は▼253円安の33279円となっています。

日経平均 33533円。


どうなるでしょうか。
注目です。

2023年9月22日

日経平均32402 NYダウ33963 wti原油90.33 ドル円148.38
前週比▼1131 ▼655 ▼0.87 0.53

日経平均は大幅下落しました。
4日続落▼3.37%もの下落です。
但し前週927円2.84%の上昇でしたので、値的には行って来いとはなっています。
前週は理屈なくと言っては語弊はありますが、夜間の先物主導で大幅高しました。
今週は明確な内容があり下落したという違いはあるとは思います。
▼290 ▼218 ▼452 ▼168の1週間でした。
33242 33023 32571 32402の推移です。

*9/20FOMCへの警戒と結果によって世界の全ての市場が動いた週間でした。

日本的には週末の日銀金融政策決定会合もありましたが、多少の警戒はあったのでしょうが予想通りに何もなかったのです。
敬老の日開けの火曜日は米株にサヤ寄せして始まり、その後も米株と同様の動きとなりました。

NYダウ 33963ドル。
8/25ジャクソンホール前まで値を戻しています。
これは7月以前の値でもあります。
おおむね米国主要3指数は上下幅は違いますが同じ動きなのでしょう。

SP500 4320。
週間では▼2.93%の下落でした。

ナスダック 13211。
週間では▼3.30%の下落でした。

日経平均 32402円。
日経平均と比較しますと米株の方が下落は厳しいのでしょう。
8/18は31275円でした。
1000円の開きがあると言ってもよいのです。

米株参加者はちょっと心配なのでしょう。
日本で31200円になればの気持ちという事です。

米国はおひざ元の金融政策及び金利高の影響による結果であり、日本は円安と言うメリットが効いているのかもしれません。
ドル円 148.38円。
年初来安値圏となっています。
前週よりは0.5円しか違いは出ていません。
円安は為替差益を加速させ輸出産業には朗報です。
日本の株式市場は構成上により全体では大きく底上げとなるのです。

今週も神田財務官や鈴木財務相からの口先介入はありました。
岸田首相や松野官房長官から初めて官邸からも同様の内容が発信されました。
イエレン財務長官も容認するの発言は新たな動きでしょうか。

丁度1年前の9/22に2.8兆円の為替介入がありました。
それは145円の時点でありました。
これは24年ぶり円買い介入でした。
10/21、10/24にも行われ5.6兆円、0.7兆円の総額9.2兆円の規模となったのです。

ちなみにこれは9兆円規模のドルが円になったのであって無くなった訳ではありません。

上記チャートよりも介入の内容だけでは当然ありませんが10/17の151.94円から1/16の127.21円迄急激な円高となっています。

これ等高度の政治的判断ですので誰にも予想はできません。

来週の月曜日早朝にいきなりあるのかもしれませんし。
1ヶ月で10円以上の円安となったので。介入するのかもしれませんし。
急激な変動がないのであれば10年単位でないのかもしれません。

150円になれば。というのが多くのコメンテータの話ではあります。

*何故するのかと言えば物価抑制の為なのでしょう。

特に円は世界の中でも吐出して安い通貨ですので。
それを抑える為なのは言うまでもありません。

その理由は重々に分かっているのですが、日本の特異事情によりそれを変えられないのです。

あのコロナパンデミックとそれの終息やウクライナ紛争での全コモディティーの上昇でも不動の金融行政なのです。

いつものフレーズで恐縮ですが永遠の0となっていますw。

*9/22消費者物価指数の発表がありました。
生鮮食料品を除く総合は前年対比3.1%上昇と出てきました。
上昇は24ヶ月連続です。
上昇率は12ヶ月連続で3%以上となっています。
上昇率は7月と変わらず横ばいで高止まりが続いています。
生鮮食料品とエネルギーを除くと4.3%の上昇でした。

政府は9月までに6兆円ものガソリン補助金を出しています。
電気ガス等々への補助金や物価に対する支給金は3兆円を計上しています。

当然税金からです。

これらがなければ物価は更に1%は上昇していたのではの試算も出ています。

どうも日本の政策全般にちぐはぐと言うのか無理が出てきている感じはします。
足元だけではなく以前よりの積み重ねの結果なのでしょう。

このような金額の補助を出している国があるのか無いのかは存じません。
消費税1%で年間2.5兆円ですから。

日米欧の金利差により上下変動はありながらも円安は進むのでしょう。

今後の動向に注目です。


*9/20大注目のFOMCの結果発表がありました。

今回の会合では予想通りにFF金利は現状維持となりました。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


但し大きく変化が出たのは2024年の金利見通しです。
ドットチャート。

19人の政策委委員の中央値は5.1%となっています。
前回6月度は4.6%でした。
2回合分である50ベージスの違いがあります。

FRBと市場の思惑と大きく差異が出た結果でした。

2023年度は変わらず5.6%ですのであと1回の利上げがあると出ています。
2023年度のFF金利は5.75%になるという事です。

市場関係者よりはより高くより長くが今回の会合のフレーズとなっています。

私は景気減速がなければ利下げは封印と何回も書いています。
利下げをしてインフレが再燃すれば元も子もないであろうという観点からです。

パウエルは時間と共にインフレ率を目標の2%に押し下げるうえで
十分に景気抑制的となるような金融政策スタンスを達成し
それを維持することにコミットしていると述べました。

*適切となりえる追加政策引き締めの程度を何回も繰り返しました。

これら諸々の発言は市場ではタカ派発言と言われています。
但し急に豹変した訳ではなく8/26のジャクソンフォールでの発言内容を重複しているのです。
これは1ヶ月前の話ですから。
当時は市場が好転しましたので、違う聞き取り方をしていました。
値によって解釈も変わるのはいつもの事でしょう。
前週のcpiの結果を受けてのメディア発信もどうだったのでしょうか。


どうでもいい事ですが9/1掲載の酒マーを添付しておきます。

週始めに発言の詳細な解説を何人かのエコノミストより聞きました。
英文の意訳というのは専門的なのでしょう。
昨年は8分でしたが今回は15分だったそうです。

普通に聞きまして、かなり慎重であるとは感じました。
市場の動向でかき消されてしまった感じはあります。

曇り空のもと星を頼りに航海していると述べて。
最後に不退転の決意でやり遂げると閉めたそうです。

これはボルガーの自叙伝からの引用で昨年と同じ内容だったとの事です。
ニュアンスの部分を読み解くのは難しいのでしょう。
文学的な所でしょうか。
上記に書きました。
一般的に報道されている無風に乗り越えた内容という論建では無かったと感じました。

GDPは1.0%予想から2.1%予想に上方修正してきました。
2024年は1.1%を1.5%との事です。
失業率は4.1%を3.8%への変更です。


*これらを受けて市場はどう動いたのか確認しておきます。

米国10年債利回り 10日1時間足 4.438%。
9/20Fomc発表後に急上昇しています。
4.506%を付けています。
この値は前述ジャクソンフォール前の8/22につけた4.366%を大きく上回る値です。
16年ぶりの更新という事は幾度も書いています。
前週は4.336%でした。

2年債は5.112%となりました。
前週は5.037%でした。
週間では10年債は0.102%、2年債は0.075%の上昇でした。

ナスダック 10日時間足 13211。
こちらはFomc発表後に急落しています。
週間では警戒と結果で▼3.30%の下落でした。

*教科書的な金利と株価の反相関が見て取れます。

10年債利回り 1年週足 4.438%。
どの市場も一方通行に動くことはありません。
上下は必ずあります。
短期的には日常茶飯事です。

10年債は10年の金利を市場が決めています。
4.5%が頂上かもしれません。
16年ぶりの高値と言うのはチェック点でしょう。
上に抑える値が無いとも言えます。

私は8/1の格付け会社フィッチ社の債券格下げを幾度も書いています。
そして以前のS&P社が格下げした時の内容を書きました。

そして6/3債務上限解決のあとの米国の未曽有の財政出動を幾度も書いています。

足元の諸々で忘れ去られている様ですが、これは要注意な出来事である事は今も思っています。

足元のFOMCだけの内容ではないと感じています。

米国の金利はどうなるのでしょうか。
そうなると株価はどうなるのでしょうか。
10年ぶりの暴騰の33年ぶりの高値と誰もが予想できなかったことが起こっています。
又誰もが予想が出来ない事はないとも限りません。
今後の動向に注目です。


*9/22日銀金融政策決定会合の発表がありました。

上段で書きました様に何の変更もありませんでした。

植田総裁は物価安定の目標の実現を見通せる状況には至っていない。
粘り強く金融緩和を続けていく。と説明しました。

9/9読売1面の内容は記事の書き方だったのです。
政策の判断時期は決め打ちできる段階ではない。とされました。

政策委員の中では企業収益が好調さを維持しており来年の春闘などの賃上げ交渉に向けて良い材料だという議論が出ているとの事です。

物価目標の実現が見通せる段階になったら様々な政策を検討する事になると語られました。

市場関係者の様々な思惑をシャットアウトする内容だったのです。


いつも思いますがあの記者会見の方式では記者が更に突っ込めません。
問答集の様な感じです。
各記者は違う質問をするのではなく、連携して総裁の答えを更に突っ込んで欲しい所です。
それを許さない何かおきてがあるのでしょうか。
各企業のセクト意識なのかは存じませんが。
たとえば国会の所信表明の様なセレモニー的な感じは否めません。


*日本の金利動向も見ておきましょう。

日本10年債 10日時間足 0.742%。
前週は0.716%でした。
週間では0.026%の上昇でした。
米国のそれらとは低い上昇でした。
日銀発表前には0.765%迄ありました。

日本も1%迄は市場にゆだねているはずです?。
私は1%はあると読んでいます。
それは30年債との返りからです。
算数はハショリマスが米国とドイツのそれらの差異からに基づいています。

神田財務官のあらゆる選択技という意味も含んでいます。

 今後の動向に注目です。


*岸田首相は9/21ニューヨークで講演を行いました。

日本の資産運用業への海外勢の参入を促す為資産運用特区?を創設すると表明しました。
来年1月から始まる新ニーサとの両輪で国民の資産形成を後押しする狙いです。
これは新しい資本主義という国策であります。

成長と分配の好循環を目指しています。

来週9/25にはジャパンウイークス?の初開催です。

どうも多分ですが日本からは海外への特に米国への投資が増えると予想されます。
そもそもの金利水準が違いますし。
円をドルに換える訳で円安要因になる可能性は秘めています。

ちなみに日本の家計の金融資産は2115兆円で現金・預金が過半の1100兆円であり株式は270兆円で投資信託は100兆円との事です。

米国では現預が1割?で欧州は3割との事です。

これをどうにか引き出そうと言う事です。

いつもの脱線ですがこの金融資産は年々増加しています。
過去最高を更新しています。
何故なのでしょうか。
物価上昇より賃金上昇が低いわけですし。
年金者の収入上昇はありません。
他の先進国ではどうなっているのでしょうか。
私はいらないバラマキが貯金に回っている感じがしてならないのですが。
これは完全な憶測です。
今後の動向に注目です。

*来週のマーケットは早いもので9月最終週です。

配当の権利落ち日が9/28です。
日経平均は225円下落します。
いつもの配当落ちでの先物買いが行われるとの解説です。
いずれそれは配当が入れば売られるのですが。

又9/27の権利付き最終売買日には優待確保の売り筋も出てくるでしょう。
期末だけの特殊要因となります。
どの様な展開になるでしょうか。

*心配の米株の動向の方が関心がわくのかもしれません。

CFD日経先物は97円高の32500円となっています。
日経平均 32402円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年9月29日

日経平均31857 NYダウ33507 wti原油90.77 ドル円149.37
前週比▼545 ▼456 0.44 0.99

日経平均は続落しました。
220円は配当落ちですので取引的には1%の下落とも言えます。

276 ▼363 56 ▼499 ▼14の1週間でした。
32678 32315 32371 31892 31857の推移です。

月間では▼761円▼2.34%の下落でした。
4月1000円 5月2300円 6月2000円 7月0円 8月▼500円 9月▼760円となっています。
上段チャートよりも10年ぶりの暴騰をしてからはレンジ相場の範疇なのかもしれません。
円安基調が値を抑えていると言えるのでしょう。

米株は厳しい展開でした。
9月度は▼NYダウ3.49% SP500▼4.9% ナスダックは▼5.8%もの下落でした。
金利上昇が主な原因であるのは言うまでもありません。

*今後も米国金利の動向には注視せざる負えません。
様々な論建が出ています。
5%迄はいくのではが現実になるのでしょうか。
7%等と言っている方もいますが。

これは市場が決めますので何とも言えません。

ムーディーズよりの格下げ観測報道でも実施されれば現実味は出るのでしょう。

米国10年債 10日時間足 4.579%。
9/20のFOMCより急上昇し4.674%迄上がりました。
これは16年ぶりの高値を更新しています。

米国10年債 1年週足 4.579%。
前週は4.438%でした。

2年債は5.052%でした。
前週は5.112%です。

2年債はpceの発表により下がっています。
2年債はFF金利に準ずると言われています。

長短金利差が縮小しています。
5.052-4.579=0.473

そもそもは長い年月の方が金利は高いのでしょう。
逆イールドに慣れてしまっていますのでw。

短期が下がり長期が上がり正常に戻るのかもしれません。
来年のいつかは分かりませんが。

長期金利は5%になるという論もうなずける所なのかもしれません。

今後の動向に注目です。

ドル円 10日時間足 149.37円。
米国の金利動向により円安が続いています。
日本の長期債も上昇していますが、米国のそれが急激な為にこういう結果となっています。

ドル円 1年週足 149.37円。
頑なな金融政策の違いによりこの傾向は続くのでしょう。

市場は世間は催促まではしていないでしょうが。
いくらなんでもこれはいけないだろうと感じているはずです。

市井の人々は物価が落ち着いておれば何も言わないのでしょう。
毎日の生活で思うのは普通の感情です。

政府は物価対策で新たな税金を投入します。
喫緊の最重要案件ですから当然の事です。

岸田首相は5つの項目を挙げていますが、世間は今の物価なのでしょう。
今後の物価上昇は下がってくるとは言いましても。
以前の価格と今を比較するのです。

そして為替介入で一旦は抑え込もうと言う算段なのかもしれません。
当局は連日の口先介入でおおかみオジサンの様になっています。
言っている方々もつらいのでしょうがw。

理屈的な円安進行を小手先的な運用で乗り切るしかないとも言えます。
そしてそれはいつ迄も続けなければならないのです。

円の価値は世界の通貨で下がり続けているのですから。

植田総裁は9/30福岡でどちらにも取れる様な発言がありました。
物価の安定が主な目的であるけれど財政について初めて触れてきました。
一般的な話ですがと言う論建なのでしょうが。

来年には0金利解除なのかがメディアから出てきています。
多分ですが日を追うごとにその話が出てくると思います。

様々な場面でそれが報じられるのでしょう。
住宅ローンは分かりやすい事例なのです。
貯金の利子が上がる事は言わないのですが?。

国民が気づき出すのでしょう。

当然市場はそれを織り込み始めるのでしょう。
全ての市場に波及すると感じます。
外国投機筋等は無情な動きに出て来る事の警戒が必要です。

まず金利に影響が出るのは間違いありません。

日本10年債 3ヶ月日足 0.742%。
10年ぶりの高値圏となっています。
日銀は1%迄は許容範疇となっています。

私は1%になる日は近いと感じています。

1300兆円の借金の事を度々書いています。
個人の住宅ローンと同じ事が起こるのです。
金利の支払いが上乗せしてきます。

財務省は2024年度の概算要求で元利に充てる利払い費を28.1兆円としました。
2023年は25.2兆円でした。
これは10年債のイールドカーブの変更等での修正との事です。

短期金利が上がる場合はどうなるのかは存じません。
計算はしているのでしょう。

日銀は財政の事は言いませんので不明です。
これが物価の安定にどう影響するのかも分かりません。
内部では当然研究しているのでしょう。
政府はどう考えているのでしょうか。

識者の方がざっくりでもいいですから発信してもらえればと思いますが。
長期金利が2%になったとして、どのくらい利払いになるのかをです。

*そして各種ローンの金利が上がった場合に経済はどう変化する可能性があるのかをです。


米国も相当きついとは単純に思います。
政府閉鎖はつなぎ予算で回避された模様です。

*とにかく金融政策の行方は全般的に注目です。



さらに広げますと今回の柱である人口減少対策の行方です。
今年は出生数が75万人割れも伝えられました。
婚姻数は50万人を割っています。
もうコロナ渦中ではありません。

少子化対策の増税がちらつきます。

復興特別所得税の様な別枠の税収を考えているのかもしれません。
少子化に特化するという事で承認されやすい感じはあります。

但し高校無償化を未曽有に拡大し、塾代や給食費も出てきました。
今に制服代やいくらでも考えられます。

常々少子化対策?のバラマキには疑問はあるのですが。

今後の動向に注目です。


*米国での注目はバイデンのストライキ参加でしょう。

あなた方は著しい昇給や他の福利厚生を受けるに値すると発信されました。
皆さんガンバレと鼓舞したのです。
大統領では初めての事だそうです。
一般的には考えられません。

これを実行するのには様々なシュミレーションを検討し決定したのでしょう。
大統領選を当然考えての行動でしょう。
何でもするとも言えます。


全米が注目したのは言うまでもありません。
今後どういう事が起こるのかは不明です。

同様の事例がデトロイトだけではない全ての産業で出てくる可能性はあります。
経営側は注視しているのでしょう。
事前の対処は当然してくるはずです。
後々の決算に影響が出るのかもしれません。

一方トランプは怪気炎を上げています。

米国はこういうのは好きなのでしょうか。
来年の今頃はどうなっているのでしょうか。

注目です。


*9月が終わりましたので各指標を確認しておきましょう。
NYダウ 週足 33507ドル。

昨年末は33147ドルでした。
360ドルだけの差異ですから。
主要な有名所の30社で構成されています。

米国での様々は皆が享受しているはずです。
これをどう考えるのかは難解です。

SP500 週足 4288。
昨年末3839。
11.69%の上昇です。

ナスダック 週足 13219。
昨年末10466。
26.30%の上昇です。

日経平均 31857円。
日経平均昨年末26094円。
5763円22.08%の上昇です。
日本株が米株より強いのです。
33年ぶりの高値があった訳ですから。

チェック点としましては一昨年2022年度。
日経平均▼9.36% NYダウ▼8.7% SP500▼19.4% ナスダック▼33.1%
となっており2年間で見ればまた景色が変わってくるとも言えます。



*来週のマーケットは10月相場入りです。

月初の経済指標にはいつもの注目となります。

昨年も9月は悪く10月よりはよもやの大反転がありました。
年末はさんざんでしたが。
今年はどうなるでしょうか。

とにかく米国の金利水準が16年ぶりで日本が10年ぶりですので。
これが落ち着かない限りどうしようもできないのでしょう。
日本は円安という朗報はあります。
理屈がありそれになっている事は言うまでもありません。
金利が上がり利益が上がる業界だけは喜んでいるのでしょう。

短期間の動きはいつもの不明としか言えません。

週末に安川電機から決算が始まります。
再来週には小売業の大所の決算が始まります。

cme日経先物は52円安の31805円となっています。

週末ぎりぎりに連邦政府の一部閉鎖がつなぎ予算で回避されましたので上昇で始まるのでしょう。

日経平均 31857円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年10月6日

日経平均30994 NYダウ33407 wti原油82.81 ドル円149.31
前週比▼863 ▼100 ▼8.16 ▼0.06

日経平均は▼2.71%と大幅下落しました。
3週連続で2539円もの下落です。

上記チャートより急降下しているのが分かるでしょう。
4月からの6月迄の10年ぶりの暴騰の逆転とも言えます。
現在の値は5/29の30916円と同値となります。

▼97 ▼521 ▼711 548 ▼80の1週間でした。
31759 31237 30526 31075 30994の推移です。

外国投機筋が売ってきているのです。
4月5月6月は6兆1000億円も買ってきました。
9月は2兆円売っています。
10月のこの週間は後々に分かります。

*米国金利の急上昇が主な原因となるのでしょう。
米国10年債 1年週足 4.795%。
これは16年ぶりの高値を更新しています。
9月より急上昇しているのが分かります。

何故急上昇して来たのかと言われれば。
金融政策、経済指標、政情不安、財政事情、原油高、ストライキ、格付格下げ等々が挙げられるのでしょう。

*10年債の金利は市場が決めています。

需給だけを見れば買う人が少なく売る人が多いのでしょう。
今後どうなるのかは誰にも分かりません。

上記に掲げた諸々が金利抑制の方向に変化すれば金利は下がるとも言えます。

但しエコノミスト達は5%迄は上昇すると話しています。
これ等あてにはなりませんが理屈はあるのでしょう。

どの市場も一方方向ではなく上下を繰り返す事は間違いないでしょう。

今後の動向に注目です。


足元の金利を見ておきましょう。
米国10年債 10日時間足 4.795%。
前週は4.579%でした。
週間では4.880%迄ありました。

2年債は5.081%となっています。
前週は5.052%でした。
2年債短期金利はFF金利に準ずると言われています。

5.081%ー4.795%=0.286%。

前週は0.473%でした。
急上昇してきた長期金利によって逆イールドが解消されるのでしょうか。

10/3マッカーシー下院議長が解任されました。
これは米国史上初めてとの事です。
共和党の保守強硬派8名の造反との内容です。
長い歴史では今までも様々があったのでしょう。
それが今起こったのです。

*これは相当政情不安であると読むべきです。

政府機関閉鎖を土壇場で回避した後での解任動議での結果です。
これで11月中旬迄のつなぎ予算後の行方は不透明となりました。

*米国債を売った投資家が多かったのです。
ムーディーズの格下げ観測報道がちらつきます。


労働統計によっても金利は上がりました。
ジョルズ・ADP・失業保険申請件数・雇用統計等々です。


ここでのチェック点は原油が大幅下落したのに金利が上がった事実でしょうか。
これが無ければどうなっていたのかとも言えます。

wti原油 82.81ドル。
週間で
9.10%もの下落でした。
日経平均で言えば2800円の値ですから。

材料的に特には存じません。
1週間で需要と供給が大きく変わったという事ではないのでしょう。
テクニカル的な要因とは思います。
全く知らない謎があるのでしょうか。

この値は8末あたりの値なのです。
原油上昇が今回の金利上昇の要因の1つであったの事は明らかです。
その下落を無視した様な金利上昇でした。

いつもの脱線気味で恐縮ですが。
ロシアの禁輸減産措置は確実に政治的要因と思います。
エネルギーを盾に西側への牽制なのでしょう。
川上の物価を上げさしてウクライナ支援を抑える戦略ではないでしょうか。
国際政治など全く不明ですが、戦時である事を忘れてはなりません。

日本など対岸の火事では全くありませんので要注意です。

言い方は悪いですがwスタンダードなのですから。
サハリン2を以前書きましたがストップと言われればどうするのでしょうか。
非常に危険な状況であるのは言うまでもありません。
政府はどう考えているのでしょうか。

話は更に飛びますが米国のガソリンは上昇しましても1リットル80円との事です。
日本は政府補助を入れて172円となっています。
電気・ガス代迄は存じません。
相当の開きがあるのは想像が付きます。
産業・家計への負担割合が違い過ぎるのでしょう。
ここでの認識は必要です。

ここの部分は日本は以前よりづっと厳しいのです。
エネルギー政策は根幹です。

岸田首相の5つの項目には入っていないようです。
物価・地方・投資・人口・防災。

根本政策の検討が最重要とは感じます。


*ドル円を見ておきましょう。

為替はユーロドルが主体であり、他の通貨も様々な要因で動いています。
為替だけで2000文字は入るでしょうか。
体力時間的に失礼していますw。

ドル円 10日時間足。149.31円。
金利は上昇しましたが前週と変化はありませんでした。

チェック点は上記チャートより10/3の23:30頃です。
147.75円迄瞬時だけですが円高にいきなり振れました。
150円を付けた時点でそれは起こりました。

すわ介入かと市場では動揺が起こりました。
夜中の一報で財務省幹部からノーコメントと流れました。
翌日神田財務官始め政府高官からコメントは控えるとの回答です。
財務官は岸田首相と面談しました。
経済一般の話をしたw。との事でした。
鈴木財務相からはいつものオウム的な返答です。

これは高度の政治的判断ですので誰にも分かりません。

月末に財務省よりの外国為替平均操作の実施状況によって確認する事ができるとの事です。
それで結果は分かるのでしょう。

*とにかく150円でそういう事実が起こった訳です。

市場はそれを認識して動かざる負えません。
米債の上昇より通常ならば150円を超えてくるのではの動きでしたが。
149円所で収まっています。

ドル円は他のペアーと違い特殊事情があるという事は言えるのでしょう。
当然日本の株式市場もそこの所を鑑みての動きとなるのです。
今後の動向に注目です。

*週末に最大注目の雇用統計の発表がありました。
株式市場は足元での動きとは理屈に合わない展開となりました。
労働指標が良くて金利が上がり株価は下落してきたのです。
インフレ指標の1つの要因である事は間違いありません。


NYダウ 10日時間足。33407ドル。

10/6発表後一旦200ドル下げてから大きく反転したのです。
週末は288ドルの上昇でした。
これの答えは難解なのでしょう。

売り方が踏み上げられた超短期的な相場の動きだと思うのですが。

警戒して下げていましたのでそれが戻ったとも言えます。

*来週よりの動きでそれは分かると思います。
金利が4.8%で頭打ちという論は無理があると思います。
長期金利の上昇によりFRBの利上げを抑制さすデータだったというのも?。
単月のデータを過大評価するのは無理があると言うのは?。
米国経済にはよいニュースだったという事は言えます?。
いつもの材料出尽くしというのもいかかでしょうか。


336000人と出てきました。
予想は173000人でした。
予想をはるかに上回った8ヶ月間で最大の伸びとなりました。
労働市場の堅調ぶりがあらためて示されたのです。

失業率は3.7%と前月と変わりませんでした。
賃金は前月比0.2%の上昇で前月と同じ水準でした。
前年同月比は4.2%となり2021年半ばの伸びに留まりました。

日本と比較すると4.2%という値は驚異の値とは思いますが。

レジャー接客   96000人。
レストランバー  61000人。
政府       73000人。
ヘルスケアー   41000人。
映画関連は7000人減と出ています。

賃金上昇の伸びは大半が比較的安価な業種だったとの解説です。

FRBがどう感じたのかは不明です。
一般的にもインフレが収まっていると感じた方は少ないとは思います。

労働市場的には不景気の方向の値では全くなかったのです。

今後の動向に注目です。

*日本の金利も見ておきましょう。
日本10年国債 0.803%。
前週は0.742%でした。
米国と同じく急上昇しています。

日本も1%迄は一応市場にゆだねています。

日銀はテクニカル的な手法を使い抑え込もうとはしている様です。
抑え込み過ぎれば円安誘導ともなりますので難解なのでしょう。

植田総裁は1%迄は上がらないけれどとイールドカーブの上限を示しました。
金融政策での結果を当てる事等神業に近いのかもしれません。
FRBは何度も見誤っている事が証左なのです。

私は1%はあると書いています。
くどいのでその内容は割愛します。

*短期債は管制的に抑え込んでいます。

株価と金利は反相関する事は教科書的な内容です。

借り入れコストが上がる事は企業収益や家計の圧迫となり景気を押し下げる要因であるのは理屈であります。

米国の金利上昇は当然世界の注目です。
但し日本市場においては日本の金利上昇は明らかに影響があるのでしょう。
特に外国人投機筋は注意しているはずです。

今後の動向に注目です。


*日銀は10/4にETFを701億円買ってきました。
7ヶ月ぶりの今年3回目の実施でした。
前場にtopixが2%の減少になったからです。
頑なと言いますかスキーム通りの運用です。

これは直接株価を押し上げることを通じて経済物価に好影響を生じさせる政策です?。

日銀は既に51兆円の時価総額を保有しています。
全体の7%に当たります。
この政策は世界で唯一の政策の1つです。
中央銀行が株式を買っているのです。

私は28000円所でも日銀は買ってくるのか。
と以前書きましたが30500円でも買ってくるのですから。

今後これをどうするのでしょうか。
ステルス的にやめてもすぐにバレますしw。
悩ましい所なのでしょう。


黒田前総裁は壮大な実験という事で今の金融政策全般を実施されました。
これには議論はあるのでしょうが、プロフェッショナルとしての考えの基に10年間日本の金融行政を任されたのです。

デフレ脱却を命題としての運営だったのでしょう。

結果的に金融政策の結果だけでは当然ありませんがデフレからは脱却はされたのです。

既に3%のインフレなのですから。

植田総裁はこれらをどう修正するのでしょうか。
このETF購入は株式マーケットに於いては重要な案件の1つでしょう。
注目となります。



perは14.95となりepsは2073となっています。
14.95x2073=30991円

見もふたもない話で恐縮ですが日本のepsは変わっていません。
1株当たりの純利益(当期利益)は以前より変わっていません。
というのか下がってきているのです。
その話はいいじゃないかと言われそうですがw。

企業は自社株買いや株式分割の諸々の施策はしていますが、大元は利益水準なのでしょう。

そして為替差益での利益増と言うのもいかがなものでしょうか。
為替差損が出れば剝げ落ちていくのです。
現在の想定為替レートは133円となっています。
何故その様な想定なのかと言われれば年初の値がそうだったからとしか言えません。

来週よりの小売主要決算から10月後半からは本格的な決算が始まります。
中間決算ですので上方修正がどれだけ出てくるのかどうなのかでしょうか。

イオンとファストリの決算があります。

*epsにどう変化が出てくるのかは日々注目となります。


*来週のマーケットは雇用統計を受けての動きといつもの米国cpiとppiが出てきます。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

予想は3.6%と出ている模様です。
コアの予想は4.1%との事です。
コアの前月は4.3%でした。

いつもながらこれらを受けて市場の値が良ければ悪ければと解釈が変わってきます。
前回は直後は良かったのです。
それにそった解釈がなされていました。
その後の市場はどうなったのかを認識しなければならないでしょう。

そしてコア重視なのがトレンドなのかもしれませんが。
一般人的にはエネルギーと食料品は生活に直結しますのでこちらといつも思う所です。

米銀の決算にも注目となります。
FOMC議事録も出てきます。

何やらパレスチナで大規模な紛争が起こっている様です。
注意です。

米国雇用統計を受けて
cme日経先物は340円高の31335円となっています。

日本市場はスポーツの日で火曜日からの始まりとなります。
米株にサヤ寄せはいつもの事でしょう。

日本株は完全な調整に入っていると見るべきです。
これがどこ迄行くのかが焦点になります。
自律反発は必ず起こる事象なのでしょう。
米株は特に高perナスダックはそうなのだろうと感じています。
金利が急上昇しているのですから。
理屈的には相反しています。

コカ・コーラが2年ぶりの安値を更新している事を挙げておきましょう?。

ガーファム+エヌビディア+テスラは別腹なのでしょうかw。
これらは1400兆円の時価総額ですから。

逆にこれらがおかしくなればひとたまりもないとも感じています。

ちなみに日本の上位7社の時価総額は122兆円です。

ナスダック 13431。


日経平均 30994円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年10月13日

日経平均32315 NYダウ33670 wti原油87.72 ドル円149.58
前週比1321 263 4.91 0.27

日経平均はよもやの大幅高となりました。
4.26%もの上昇です。

世界の主要インデックスでは最も上昇しました。
祝日明の火曜日は今年で最大値の株高となったのです?。

751 189 558 ▼178の1週間でした。
31746 31936 32494 32315の推移です。

日経平均 10日時間足 32315円。
値的には10/2に戻ったとも言えます。

*下記のチャートは稀に見る動きでもあります。

値で語るコメンテーターからは35000円を超える年末高を聞かされました。前週は30000円は覚悟と言っていたのにです。


10/7未明イスラエルに4000発ものロケット弾が突然撃ち込まれました。
一般市民に銃弾を浴びせ死者は1300人との報道です。

それから報復の空爆がガザ地区に投下されました。
これは連日続いています。
2400人の死亡と伝えられました。
ガザ地区の悲惨な映像が連日流れた週間でした。

今後どういう展開になるかなど誰にも分かりません。
世界の人々が固唾を飲んで注目しているのです。


遠い場所の戦争は買い。は不謹慎な言葉とは感じます。
何故かリスク資産が大幅に買われました?。

人の気持ちは関係がないアルコリズムの仕業なのでしょう。
半導体等々値がさ株の銘柄が異常というほどの上昇をしたのです。
この様な短期的な動きは逆作用が起こるとは思います。

ちなみに米国主要3指数はNYダウは0.79%、SP500は0.45%の微増であり
ナスダックは▼0.18%とほぼ変わらずでした。


日米で特段好材料が出た訳ではありません。
悪材料の方が多かった週間とも言えます。

週始めの景気ウオッチャーでは悪い値が並びました。

全銀業のネットワークや郵貯銀行が謎のシステム障害で延べ506万件の送金取引が出来ない事態が起こっていたのです。
この様な障害は50年間で初めてとの事です。
これでメガバンクが上昇しているのですから不思議な世界です。


米国のppicpiからはインフレ基調が並びました。
フォードのストライキが拡大しました。
下院議長に選任かのスカリス氏は辞退したのです。
ミシガン大の消費者マインドは大幅な落ち込みでした。


*理屈的に言えば日米長期金利の下落なのでしょう。
ドル円は動いていないのですが。
日本10年債 0.758%。
前週は0.816%迄上昇していました。

米国10年債 10日時間足 4.616%。
前週は4.795%でした。
2年債は5.058%です。
前週は5.081%でした。

10/11はcpi発表で上昇しています。
16年ぶりの高値圏である事に変わりはありません。

有事となり米国債が買われました。

各連銀総裁からのハト派発言が続いたのも要因でしょう。
これは難解とも感じました。
長期債が上がっているので利上げは打ち止めとういう内容が大筋の要約でした。
市場が決めている長期金利の動向で意思決定をするのであれば、それに準じた決定をすればいいだけとも言えます。
それが下落すればどうなるのでしょうか。

経済指標からではない政府筋からの要望とも取れるコメントなのか?。
までも感じました。

30年債の入札が低調であったとの解説がありました。

ドル円 149.58円。
150円を警戒しているのかもしれません。
鈴木財務相からはいつものコメントが発信されています。

金ゴールド 1945.9。
紛争で急上昇しています。

wti原油 87.72ドル。
急速に値を戻しています。

*とにかく有事ですので平時ではない動きとなるのでしょう。


イスラエルやパレスチナの事はウクライナの時もそうでしたが、改めて様々な媒体から学習した週間でした。

紀元前から始まってくるのですから。
現代だけでの動きではない事を再認識しました。

強烈な歴史の地域である事は事実です。


ガザ地区は365平方キロで大阪市225と堺市149を足した面積の様です。
東京の山手線内や福岡市とも報道が出ています。

人口は240万人との事ですので大阪市270万人に近い人口でしょうか。
人口が密集している地域と言えるでしょう。

イスラエルは930万人の人口との事です。
大阪府は877万人です。
イスラエルという国は22000平方キロで縦が470キロ横が135キロと縦長の形をしています。
横は車で1時間半で走れるのです。
四国183000よりは大きいようですが。
面積は小さい国なのでしょう。

そこにパレスチナのガザ地区とヨルダン川西地区があり、かなり入り組んでいる感じです。
南側にエジブトがあり北はレバノン、北東にシリア、東はヨルダンに面しています。
直ぐに何でも起こるような位置関係なのでしょう。
首都テルアビブと聖地エルサレムの位置も今回で確認しました。


イスラエルは公用語はヘブライ語でガザはアラブ語との事です。
コミニケーションはどうなっているのでしょうか?。

原油などの産出はありませんが世界でも有数の知的産業がある国です。


軍事面では18歳から女性も兵役がなされおり人員は19万人との事でした。
46万人の予備役があるのが特徴でしょうか。
軍事費はGDPの5.2%もあり243億ドルの予算との事です。
世界15位との事です。
装備はほぼ米軍で使っている最新兵器との解説です。
核保有国であることは公然の事となります。
軍需産業は活発で兵器輸出国となっています。


ハマスの映像からは普段使っている様な車で普段着の様な装備の様に感じました。
員数は2万人との事です。
隣国レバノンの武装組織ヒスボラは4万人との報道です。


ちなみに日本のそれは460億ドル6兆403億円で世界8位との事です。
23万人の員数です。

イスラエルのバックは米国となります。
政治的には共和党右派なのでしょうか。

こちらではこれ以上の詳細は書きません。

日本人ではおおよそ、この様な見識となるのでしょう。

*そして誰もがホルムズ海峡の事くらいは頭に浮かぶのでしょう。

安保理事会が開催され各国から様々な論建が矢継ぎ早に発信されています。

ロシアからの停戦要求には驚きましたが。

世界の要所では両陣営のデモが行われています。

紛争では偶発的な事象が必ず起こります。
意図しない事が起こるのです。
民間航空機誤爆が思い出されます。

主要メディアはCNN・BBC等ですがSNSの時代ですからフェイクニュースも含めて情報は錯綜するのでしょう。

マーケット的には様々な瞬間で動くのはやもうえません。


ウクライナ紛争の時は2021年後半より様々な観測報道が数々ありまして、楽観や警戒をしながらの毎日でした。
北京オリンピックが終わり2/24にいきなりロシアの暴挙があった訳です。
3月初旬にはザポリージャ原発からの黒煙で10年単位の大災害かの観測報道がありました。

原油はいきなり120ドルまで上昇したのです。
穀物・鉱物も急上昇しました。
コロナ渦中におけるFRBの大規模な金融緩和もリンクしていますので。

今回の突然の紛争とは又違うのでしょう。
参考にはなると思います。


2022年 日経平均 週足。
年初から警戒の下落があり3月には25000円を割る所までありました。

*当時では今の時期もこれが続いていると予想できた方は皆無であったでしょう。

今後の動向に注意です。



*10/11通常であれば大注目の米国消費者物価指数の発表がありました。
総合が3.7%と出てきました。
2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

予想は3.6%でした。
前月比は0.4で予想は0.3でした。
前月は0.6でした。
家賃とガソリン、食料品が上昇しました。
値は変わらずでしたが予想よりは上振れしました。

前年の値の下落が影響しているのかは分かりませんが、前年対比での減少は7月より見られていません✖。


コアは4.1%と出てきました。
予想は4.1%でした。
前月は4.3でした。

前月比は0.3で予想も0.3でした。
前月は0.5でした。
コアは値は下振れしました。
予想とは一致していました。

ちなみに0.3%×12ヶ月=3.6%となっています。
持ち家の帰属家賃と宿泊費が増額しました。
中古車トラックが下落しました。


解釈は様々ですが上記チャートより金利が上昇した事は事実です。

FRBの2%目標には程遠い値となっています。

FRBはコアを重要視するようですが、生活者は総合なのでしょう。
3年間で18.1%も上昇しているのです。

バイデンの政策かは存じませんが各業会からストが起こっています。

ここはやりすぎると難解なのでしょう。
もし権利の主張で賃金や福利厚生を望むことが出来た後に企業はレイオフか商品サービスの値上げを試みるのでしょう。
更に物価高になります。
AI化やロボット化を更に促進するのでしょう。

当局が時間給を勝手に決めてしまうのもいけないのでしょう。
韓国の様になってしまいます。
事業主は耐えきれず廃業か仕事時間の短縮を要求してきます。


適正な賃金と価格というのもいくらなのかは難解ですが。
贅沢をしなければ普通に暮らしていける値という抽象的な事にもなります。
たとえば年金者が暮らせる値段とも言い換えられます。


当局が出来る事は川上の値段を抑える事と投機的な高騰には規制をかける事でしょうか。
公共サービスの充実は嬉しいのですが、やりすぎると1300兆円の借金ともなりますし。
質素倹約も必要でしょう。
国民の要望癖を直す手立ても必要です。
選挙目当てはいけません。


一番お金がかかるのは軍事費かもしれません。
世界の英知でどうにかできないのでしょうか。
秀吉ならば刀狩でしょうかw。
誰かが鉄砲の弾やロケット弾を作っているのです。
それを抑えられれば撃てないのです。

つらつらと書きましたが今後の動向に注目です。


*個別決算では10/5ユニクロの決算が絶好調でした。
ファーストリテイリング 35690円。
詳細は端折りますが海外事業が好調でした。
既に海外売り上げは50%を超えています。
5.75%もの上昇となり日経平均を1銘柄で195円も上昇さしました。

小売業も飲食業も海外事業が鍵となっています。
サイゼリアもくらもそうなっています。
日本だけでは頭打ちなのです。
注目です。


*来週のマーケットは引き続き中東情勢の行方なのでしょう。

今週の各市場の動きはファーストインパクトだったのかもしれません。

試行錯誤の域だったのかもしれません。

これがどう動くのかは不明な状況でしょう。

どういう展開になるのかが全く分からないのですから。

理屈は通用しないのでしょう。

世界が最大注目なのは間違いありません。

.
cme日経先物は▼430円安の31885円となっています。

日経平均 32315円。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年10月20日

日経平均31259 NYダウ33127 wti原油88.29 ドル円149.85
前週比▼1056 ▼543 0.57 0.27

日経平均は大幅下落しました。
週間で▼3.27%もの下落でした。

但しこれは前々週謎の1321円上昇の巻き戻しでもあります。
結果は行って来いとなっています。
その前は▼863円もの下落でした。

▼656 381 1 ▼611 ▼171の1週間でした。
31659 32040 32042 31430 31259の推移です。

下記は個別銘柄のチャートではありません。
主要インデックスが仕手株の様になっています。
日経平均 31259円。

外国人投機筋及びいつものプログラムcpの仕業なのでしょう。
日経viは23.21となっています。
3月以来高い値との解説です。
これは将来の相場に対する投資家心理を反映する指数です。

ちなみに米国vixは21.7でナスダック100vxnは25.3となっています。

この現象は理屈的ではないのでしょう。
前週の休み明け火曜日は751円高と今年最大の値だったのですから。
ガザ紛争の第一インパクトがこれなのです。

値の上下だけの動きだったとも言えます。

これくらい日本の株式市場は脆弱というのか、ある一定の力で動かしやすい市場なのでしょう。

くどい様ですが日本を代表する値の動きですから。


売買高は抑えられています。
参加している方は限定的とも言えるのでしょう。
その中でこういう事象が起こっているのです。

この状況下で株式投資は普通に敬遠するのでしょう。
他の市場にも言える事ですが。
証券会社にはつらい状況です。

コメンテーターは猫の目の様な解説となっています。
株屋さん系はいつもの強気のコメントです。
そんな解釈ができるのか迄も思いますw。
仕事柄仕様がないのでしょうが。

それを一般人は聞いているのです。
聞く力も求められるのでしょう。

今後の動向に注目です。


*引き続きガザ紛争が連日報じられた週間でした。
世界が同時に見ているのでしょう。
病院への攻撃は偶発的な惨劇なのか確信的なのかは存じませんが。

戦争の悲劇が続いています。

世界から拡大させない努力は見受けられます。
バイデンもスナクもイスラエルに急遽訪問しました。
各国要人・国際機関からも同様の発信がありました。

人道支援の動きも連日映像で流れています。
救出された人質の対応も象徴的に報じられました。

ガザの延べ死者数は4600人と報じられています。
空爆は続いているのです。

CNNやBBCは集中的に時間を割り振っています。
各国でもメディア報道の優先順位は高いのでしょう。

識者からも様々なコラムが発信されています。

当然イスラエルガザ紛争が世界の最大注目なのです。

*結局の所は当事者のイスラエルがどういう決断をするのかが鍵となるのでしょう。
軍人が発信している内容は強硬な感じもするのですが。

*イスラエルの政治がどういう決定をするのかです。


地上作戦を実施すればどうなるのか。
どれくらいの規模で実施するのか。
どれくらいの期間で実施するのか。

そしてそれはどういう事態や展開が予想されるのか。
軍事的な観点から人道的、経済的な状況等々を考えるのでしょう。

世界はどう感じどういう行動をとるのか。
周辺諸国はどういう動きをするのか。

不測の事態のシュミレーションも必要でしょう。


*更にその後どういう引き際があるのか。

高度の政治的・軍事的な内容なのでしょう。

ハマスのトンネルがどれくらいの規模で構築されているのかは存じません。
アリの巣の様に張り巡らされているのでしょう。
深度や長さも不明です。
メディアからはベトナムや硫黄島迄の解説がありました。

*相当な期間を要するのかとも感じました。

散発的な攻撃は周辺国からはあるのでしょう。
その間に思いもよらない所でゲリラテロが発生するかもしれません。

偶発的な事等全く分からないのです。

想定は全くの不明なのでしょう。

今後の動向に注意です。


金ゴールド 1993。
足元で顕著に動いているのは金ゴールドの様です。
安全資産へのシフトと投機的な部分もあるのでしょう。
平時ではない動きなのは間違いありません。

wti原油 88.29ドル。
金ゴールドは一般の生活には関係は薄いのでしょう。
エネルギーは経済に直結します。

原油は政治的な要因が大きいコモディティーです。
需要と供給だけではないので難解です。


各市場も影響あるのは間違いありません。
足元では穀物・鉱物系は変化が無い様です。.

マクロ経済はこの現実で動かざるを得ません。

人々のセンチメント系は悪いのでしょう。
実需を伴って長引けば長引くほど影響が出て来るのです。

今後の動向に注目です。


*いつもの米国金利を見ておきましょう。

米国10年債 10日時間足 4.914%。

瞬間ですが5%を付けました。
前々週に5%には上がるだろうと、あるコメンテータが言っていましたが。
本当に到達したのです。

米国10年債 6ヶ月日足  4.914%。
右肩上がりになっています。
前週は有事での米債買いと思いきや今週はいきなり売られました。
前週は4.616%でした。
急上昇しました。
16年ぶりの値を更新し続けています。


これはガザ紛争以前からの動向です。

2年債は5.071%でした。
前週は5.058%です。

5.071%ー4.914%=0.157%。
逆イールドが急速に減少しています。

*10年債は市場が決めています。
2年債はFF金利に準ずると言われています。

*米国長期金利が上がっている主な理由は何なのでしょうか。

今更ですが需要と供給面から考察しますと。

単純に買う人が少なく売る人が多いからでしょう。

入札は不調が続いている様です。
買い手が少ないという事です。

中国が買ってこないというのか売ってきているというのは大きな要因なのでしょう。
日本も今後金融政策の行方でどうなるのかは分かりません。

日本から見ればこれだけの金利が確定されているのならば買うと思うのですが。
5%を稼ぐのは企業では大変です。
但しもっとよい効率の良い商品MMFがあるのでしょう。

人気あるのか無いのか。
得なのか損なのか。
今なのかそうではないのか。

市場が決めているのです。

*そもそも財政が足らないので国債を発行するのです。
財政赤字が膨らみます。
それに見合った買い手が必要なのでしょう。
買い手がいなければ金利は上がるのでしょう。

中央銀行のFRBは総資産を1年半で150兆円減らしていると解説がありました。
量的引き締めを実行しているのです。
拡大してしまったバランスシートを圧縮しているのです。
中央銀行は国債を新たに買わない政策を実行しています。


*売られているのは米債の信用問題もあるのでしょう。

私は8/1フイッチ社の格下げを何回も書きました。
それの影響は必ず出るはずだと。
それへの言及はマーケット界からは限定的と言われていましたが。

*今度は格付け会社ムーディーズを警戒しているのかもしれません。

格下げの観測報道が出ている事は皆が知っている事実です。

正に米国政治の混乱から来るのでしょう。
財政運営に対する懸念が顕著な訳です。

10/20米国下院議長選の3回目が行われました。
保守強硬派ジョーダン司法委員長は票数を更に縮めました。
これを受けて共和党は同氏の候補指名を取り下げました。

来週に決着する事は不可能になったとの解説です。
下院の機能不全は続いています。

バイデンからの1060億ドル前例のない支援策も決まらない訳です。

*この有事に米国が何も決められないという事です。

つなぎ予算の期限は11/17となっています。

超党派で暫定でもいいですから何かしらの方法で決めていかなければならないのでしょう。
債務上限の時は出来たのですから。
バイデンのリーダーシップが求められます。


*当然FRBの動向も市場は見ているはずです。
各連銀総裁のハト派発言を受けて10/19パウエルの講演がありました。

一節を取り上げても仕様が無いので割愛しますが、解釈の所はどちらとも取れるような内容だったと思います。

データ次第と言ってしまえば身も蓋もありませんが。

市場が決める長期債の動向も当然政策には影響するのでしょう。

同日の株価や金利の1分足でもテロップが出る度に上下していました。
ここで瞬間5%を付けたのです。


利上げは不明ですが利下げは当分ないのでしょう。

労働統計、物価統計から今回の小売売上高迄
各種経済統計でその様な値は出ていないのですから。
正にデータ次第に基づき政策を実行するのでしょう。

FRBの目標が2%でないのなら分かりませんが。

ストライキ後の商品サービスの上昇も懸念の材料となります。
FRBの政策に影響するのでしょう。


原油の高騰は物流全般に影響します。
商品価格の上昇を導くのでしょう。

電気代は基より原油を使う全ての工業製品にも影響するのです。
物価高に直結します。


それらを総合的に見て市場が決めていくのでしょう。
いつもの様に一方通行はありません。
短期的には上下は必ず起こります。

今後の動向に注目です。

*日本の金利も上昇しました。
10年債金利 1年日足 0.836%。
前週は0.758%でした。
米債に連れ高しているのかもしれません。

急上昇しているのが分かるでしょう。

チャートを見て頂ければ分かりますが。
日銀がイールドカーブの1%迄の容認を出したのが7/31でした。
昨年末に0.25%から0.5%に上昇させました。

ここでのチェック点としましては。
日銀は容認と言えども急激な上昇は望まないのでしょう。

臨時国債買い入れオペやその他のテクニカル手法を出しています。

1%の貼り付けになれば又昨年の様な海外投機筋よりの空売り攻勢が浮かぶのは当然の事です。
日銀アタックです。

又各年式の金利のゆがみという言葉を使いました。

もう一つの動きとしては。
神田財務官より10/16所管外の金利についての言及があった事です。
一般論的な発言ですが金利を上げて円安を抑えるという内容でした。

市場は重箱の隅的な内容を広げる癖がある所ですからw。

財務官としましてはミスター円の榊原氏や黒田前総裁が有名です。


*月末の日銀金融政策決定会合では展望レポートが出てきます。
観測報道では物価予想の変更があるのかもと出ています。

足元の物価の値を見れば当然とも言えます。
10/20発表のcpiから2.8%と出てきました。
詳細はハショリます。

政府の電気ガス代の補助が無ければ3.8%の上昇だったとの試算が出ています。

日銀は2023年は2.5%から3%に2024年は1.9%から2%台に上方修正するのではの内容です。
これは7月からの変更になります。


以前より書いています。
日本の金融政策の変更が現実的に行われる可能性が出てきたという事です。
日銀の物価目標は2%なのです。

それは早くても来年だとは思いますが。
春闘を見てからが一般的な論建でしょう。

当局はサプライズをする気持ちは毛頭無いと思います。
市場が混乱しますから。
但し徐々に小出しで発信してくる可能性はあります。

メディアがそれを煽るのはいつもの事です。
長期金利は2%等と書くのはあり得る話です。


それを市場は着々と織り込み始めるのでしょう。
インフレならば金利が付くのは当たり前なのですから。

株式マーケットはどう動くのかは理屈的には分かる所です。

今後の動向に注目です。


ドル円 149.85円。
ドル円は張り付いています。
10/3に150.16円となりました。

それの理由は言うまでもありません。
米債との金利差の動きをみれば152円~153円とも試算が出ています。

これは特殊要因としか言えないのでしょう。
お金をかけない口先介入の影響であれば。
念仏の様な内容の話でも大したものとも言えます。

突っかけていけばどうなるのでしょうか?。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはガザ紛争を主体に各市場の動きに注目なのでしょう。

落ち着くまでにどれくらいかかるのでしょうか。
それも今は不明なのでしょう。

主要な株式マーケットを張り付けておきます。

ドイツDAX 14798。
3月の値となっています。

イギリスFTSE100 7402。
同じく3月の値になっています。

上海総合 2983。
年初来安値を更新しています。

NYダウ 33127。
昨年末33147ドルと同値です。

SP500 4224。
6月初旬の値です。

ナスダック 12983。
同じく6月初旬の値です。

日経平均 31259。
同じく6月初旬の値です。


米国大型テックの決算が出てきます。
その値を受けて市場がどう動くのかは注目となります。
以前より書いていますがこれらはSP500の25%の時価総額があります。
ナスダック100市場では50%を超えています。

これらの上昇が米株を支えていると言っても過言ではありません。

日本株の4月からの10年ぶりの暴騰と33年ぶりの高値圏であった事は
政府・東証・インフレ・バフェット等々が挙げられます。
そしてナスダックにけん引されているのでしょう。
オールドエコノミーのNYダウではありません。

円安が大きく作用している事は言うまでもありません。

cme日経先物は▼254円の31005円となっています。

日経平均 31259円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年10月27日

日経平均30991 NYダウ32417 wti原油85.09 ドル円149.64
前週比▼268 ▼710 ▼3.2 ▼0.21

日経平均は微減でした。
但し日々の取引は変動が大きく方向感がつかめない週間でした。
全面高の日と全面安の日が混在しました。

日経平均  30991円。
10/24ザラ場では30551円迄突っかけました。 

▼259 62 207 ▼668 389の1週間でした。
30989 31062 31269 30601 30991の推移です。

売買高は引き続き少なく警戒感が強い展開です。
ガザ紛争の渦中ですので当然の流れでしょう。
世界がリスクオフの方向は否めません。
一旦は手仕舞っておこうは普通の考えです。
センチメントは悪いのでしょう。

超短期の投機筋は活発に動いています。
日々の変動を取りに行っているのです。
アルコリズムが理屈はなく上下を繰り返しました。


*10/27未明イスラエルは地上作戦を拡大した模様です。
ロイターによりますとイスラエル報道官よりハマスは代償を払うと発言がありました。
ハマスの軍事組織とガザの政治構造が解体されるまでハマスは我々の軍事的打撃を受け続けるとの事です。

国連やEUは基より多くの国から一旦休戦を訴えましたがそれは聞き入れなかった結果となっています。

但し情報は錯そうしていますので実際は不明なのでしょう。

随時に新たな報道が出てきます。

世界がそれらを見て様々を思うのです。

ウクライナも同時に流れてきますので難解な話です。


ガザでは死者が7700人と増え続けているとの事です。
空爆は連日至る所で行われている模様です。
人質の事も不確かな内容も含めて報道が出ています。

通信手段は完全不通になっているとの事です。

日本でも各局で特集が組まれています。
世界でもそうなのでしょう。

トンネルは500キロもあるそうです?。
東京大阪間ですから。
3ヶ月でも終わらないと解説がありました。
病院の下に司令部があるとの報道もありました。

米軍は各地にミサイル防御の部隊を派遣しました。
何が起こっても不思議がない為の対処なのでしょう。

散発的な攻撃は他地域でも起こっています。


複雑な中東の事を過去に振り返り報じています。
2020年初め米国によるイランのソレイマニ司令官の爆殺の事も報じていました。
あの時もいきなりでした。

フセイン排除のイラク戦争から20年がたっています。
その後アイエスの台頭からシリア戦争と中東と言う地域は戦火が絶えない所です。

そしていったい誰がどうなっているのかもよく分かりません。
ハマス、ヒスボラ、フーシと報道で出てきますが、その他大小の組織が顕在しているとの事です。
イランのゴッズ部隊と言う中東の各組織を訓練する軍隊がある様です。

スンニ派のガザとシーア派のイランの関係も不明です。

そしてイスラエルという国がそこにあるわけです。
ガザ侵攻は2006年からで何回も行われているとの事でした。

思い起こせば子供の頃に日本でも1973年オイルショックの時に母親がトイレットペーパーを買いだめしていたのは中東戦争でした。
1979年イラン革命では夜のネオンは消えテレビは12時で終了だったのです。
朝は5時からやったかな。
ガソリンスタンドは日祝と休業でありました。

とにかく見守るしかありません。
戦火が拡大しない様に各国の英知に期待です。

今後の動向に注意です。


金ゴールド 2005。
コモディティーからは10/7より安全資産の金ゴールドが暴騰しています。
こちらは金利とは反相関するのが一般的な動きです。
正に戦時の金ゴールドなのでしょう。

他の穀物・鉱物は顕著な動きとはなっていません。
原油は高止まりで膠着の週間でした。
天然ガスに広がると厄介なのでしょう。

何故か仮想通貨も暴騰しています。
既存の通貨からの逃避なのでしょうか。
こちらは投機の動きと思いますが。

今後の動向に注目です。



*いつもの米国金利を見ておきましょう。
米国10年債 4.838%。
前週は4.914%でした。

2年債は5.015%となっています。
前週は5.071%でした。

どちらも微減となっています。

米国10年債 10日時間足 4.838%。
一旦筋目の5%を付けてから押し戻されています。
どの市場にも言える事ですが一方通行はありません。
必ず上下を繰り返します。
10年債は10年間の金利を市場が決めています。

ドル円 149.64円。

ドル円は何故か150円で抑えられていました。
米金利の上昇局面でもそこ迄だったのです。
今週は恐る恐ると突っかけて行ったのでしょう。
週末には押し戻されています。

*これは後で結果は分かるのでしょうが。
政府はステルスに為替介入をしていたのでわ?。
とさえ感じます。
昨年の様な大きな変動からは学習したという憶測です。

そうなると鈴木さんや神田さんは全くの狸の発信であった訳ですw。
緊張感をもって見ていく。むにゃむにゃと。
どうも鈴木さんの顔が嘘っぽかった事は付け加えておきます?。

とにかく円安は円の価値を下げているのです。
日本売りが加速しています。

日本の土地と企業はバーゲンの様になっています。
当然海外から買いに来るのでしょう。

当事者はどうにか防御はするのでしょうが。

*輸入物価が上がる事は理屈となります。
政府は国民に給付減税の政策を取りました。

*借金を減らすことは無いのです。

金融政策は大規模な金融緩和とマイナス金利を継続し。
為替介入でそれを抑え。
電気ガス、ガソリンに補助を出し。
国民の負担を抑える為にお金をばらまくという政策なのです。

ちぐはぐと思うのは私だけでしょうか。

そして国民の要望に応える為に借金は増え続けているのです。
この1300兆円をどうするのでしょうか。

10兆円づつ返しても130年かかるわけです。


以前より書いていますが。
もう仕様がないじゃないか。
どうする事もできないでしょ。
今はこれで行くしかないんだよ。
今が大事なのだから。
50年後100年後に任せましょうと。

お金を刷っていかないと持たないんだよ。
今の成熟を抑える事はできないでしょ。
現実を見ないといけないよ君。

金利は上げたくないんだよ。
上げたら利払いがしんどいでしょ。
その時は又お金を刷ってしのぐけどね。
とさえ聞こえてきます。

大きな声では言えないけれど500兆円の外債金利収入があるんだよ。
それで行って来いとなってる訳さ。
その他収入の項目で分からん様にはしているけどね?。
知られたら又バラマカれるからね。
ちゃんとやっているんだよ。
金利がかからないのであればいくら借金があってもいいじゃないか。
かもしれません。


市井の方々は信用していないというよりも。
動物の防衛本能が働いて貯金は増えています。
企業にも言えるのでしょう。
内部留保を取り崩して等と言っていますが。
自分たちは貯金をしているのですから。
人とはそんなものかもしれません。

更に広げますと。
貯蓄から投資のニーサー改革はいいでしょう。
但し日本株より海外への投資が増えるのは目に見えています。
ネットで手続きが簡単なのです。

それは分かっていますよ。
それで国民が儲かるならいいじゃないですか。
という事かもしれません。

それは円安に誘導していると言うんでしょ。
そもそも150円でしょ。
昔はもっと安かったのさ。
という事かもしれません。


今後の動向に注目です。


*個別決算がたけなわです。

チェック点はガーファムプラスでしょう。
もうこの言葉ではなくマグニフィセントセブンと言う様です。

壮大な堂々とした7人と言う直訳で。
荒野の7人にたとえられます。
黒澤明の七人の侍が元祖なのは言うまでもありません。

ユルブリンナーがアップルなのでしょうかw。
三船敏郎はユニクロなのでしょう。

アップル・マイクロソフト・アルファベットグーグル
アマゾン・エヌビディア・テスラ・メタフェイスブック。

となります。

ちなみに日本勢は
トヨタ・三菱UFJ・NTT・ソニー・キーエンス・ファストリ・KDDI。
となります。

各社決算の詳細はハショリます。
アップルとエヌビディアの決算は来月早々となります。

こちらの時価総額は2000億ドル30兆円も吹き飛んでいるとの報道です。
グーグルは決算翌日に▼9.5%も下落しました。

荒野の7人の時価総額は9997億ドル 1499兆円です。
七人の侍の時価総額は123兆円です。
10倍以上もの開きがあります。


前週に書きました。
決算を受けてその値や内容を確認して。
株価がどうなるのかというチェック点です。

これらの牽引が米株インデックスの実態という事は公然の事です。
時価総額ベースからの理屈によります。

それらが入っていないNYダウは年初来安値圏となり別物と言えます。

中小型の新興ラッセル2000指数は見るも無残な状況です。
日本のマザーズ指数と同様な訳です。

SP500 10日時間足 4117。
NYダウは▼2.14% SP500は▼2.53% ナスダック100は▼2.61%
下落した週間でした。

SP500 6ヶ月 日足 4117。
高値よりは8.8%下落しているとの事です。
10%の下落になればがチェック点との解説です。
5月中旬の値となっています。

細かい内容は端折ります。
ざっくり言ってこの5%の金利に株価が付いてこれなくなったと言えるのでしょう。
どちらが安心で確実なのかもあるのでしょう。
リスクを取れる様になれば又戻す可能性はあります。

このマグニフィセントの決算内容は良かったと思います。
それが足元ではこういう株価となったのです。

*市場が決める長期金利とFRBの金融政策が鍵となるのは言うまでもありません。

今後の動向に注目です。


*日本の金利も確認しておきましょう。
日本10年国債 10日時間足 0.874%。
前週は0.836%でした。

日銀はテクニカルな手法を実行しましたが金利は上昇した週間でした。

米国と同様に急上昇しています。
これらの内容は前週に書きましたので割愛します。

日銀金融政策決定会合が来週に行われます。
それを警戒しての各市場であるのでしょう。
そうとうに織り込んでいるのかもしれません。

7/31と同様にイールドカーブをいじってくればサプライズとなります。

植田総裁の発言もチェック点でしょう。

結構しゃべってしまいますwので聞き手の力量が問われます。
想定問答集をペーパーで出してから掘り下げてほしいのですが。
進行のNHKも考えてもらいたい所です。

芸能プロの記者会見と同じく各社への平等の割り振りも・・・。
それは今までの慣習ですから仕様がないのかもしれません。

観測報道の展望レポートの変更があった場合に。
何故ほんの3ヶ月前から変更したのかは聞きたい所です。

低く見積もりすぎてたのではと穿ってしまいます。
皆が知って分かっている経済指標が続いていた訳です。

そして既に物価は2%を十二分に超えており、来年もその予想であれば何故金融政策の変更をしないのかもチェック点です。

継続的に見ていくとの回答には、それではどうなったら変更をするのかという点でしょう。

それは各種データーを見てという事なのでしょう。
誰かの言葉が思い出されますw。

地政学的な状況で今は動かすことはできない。
というのは説得力はありそうです。
それは長期間で続く可能性があるのでしょう。

禅問答な結果は予想されます。

そもそも相手方が利下をしてくればそこで利上げができるのでしょうか。

とにかくガラパゴスの様な動きでこの様な事態になっている事世界の事実と不思議な訳です。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは様々な重要指標や個別決算、中央銀行会合と月末月初が重なります。
トヨタとアップルが出てきます。

アップルは大注目となります。

トヨタは好決算であるのは織り込まれています。
為替差益の部分を市場がどう感じるかでしょう。

ニデック日電産▼10%以上下落の様な事は起こらないでくれ。
と願っている個人投資家も多いのでしょう。


当然ガザ侵攻の内容も引き続き注意でしょう。
一般的にブランド宝飾品は落ち込むのでしょう。
ビトンはキツイと思いますよ。
飛行機を使ったレジャーも控えると思います。
思いもよらない所で影響が出ているのかもしれません。
これは世界レベルで起っていると思います。

酒場では若者達もガザの事を話しているのですから。

アルコリズムがこれらをどう感じるのかは分かりませんが。
リスクマネーを買いに行くという選択は薄いと思います。
厳しく売りに出るという方が確率は高いのでしょう。

日本市場は4立会日となります。

cme日経先物は▼371円安の30620円となっています。

日経平均 30991円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年11月2日

日経平均31949 NYダウ34061 wti原油80.89 ドル円149.38
前週比958 1644 ▼4.2 ▼0.26

日経平均はよもやの大幅高です。
3.09%の上昇です。

▼294 161 742 348の1週間でした。
30696 30858 31601 31949の推移です。

日経平均 31949円。
11/1より窓を開けて大幅に上昇しました。

そして文化の日を含めまして日経先物は更に770円も上昇しています。
cme先物は32700円となっているのです。

この値は10/13につけた謎の上昇をいきなり抜いています。
又仕手株の様な展開です。
いきなり豹変したような動きとなりました。

*何が起こったのでしょうか。

結論は米国金利が急低下した事によります。
そして米株が急反発した事によります。

*何故金利が急減したのでしょうか。

それは誰かが大量に米債を買ったからでしょう。
それは誰かが大量に空売りを買い戻したからでしょう。

*何故大量にその様な行為をしたのでしょうか。

それはそれの方が得と判断したからでしょう。
それはそれの方が損を抑えられると判断したからでしょう。

*11月になったからというのは見も蓋もない答えとはなりますw。

米国10年債 10日 時間足 4.576%。
10/31の21時半頃から急激に下がっているのが分かります。
米国時間の10/31の朝の8時前頃でしょうか。
これの材料的には不明でした。

前週は4.838%でした。

米国10年債 1ヶ月 日足。

この4.576%は10/11~10/13の値となっています。

米国10年債 1年 日足。

*米国10年債は5%迄急激に上昇した後急激に値を戻した事が分かります。
*1年を通しては上昇していることが分かります。

様々な解説が出ています。
10/30米国財務省からの国債発行計画が市場予想より少なかった事。
10/30全米自動車労組のストライキが終結。
11/1ism製造業11/3非製造業景況感の値が悪化し景気減速懸念
11/2fomcよりの金利据え置きとパウエルのハト派発言?を受けて。
11/3雇用統計より雇用者減少、賃金変わらずと失業率アップ。

等々が挙げられています。

それらが複合的に重なって金利が急下落した。
債権が買われた又は買い戻されたのです。

安全資産の米債が買われたとも言えます。

*いつものフレーズですが。
長期金利は市場が決めています。
短期金利はFF金利に準ずると言われています。

2年債は4.845%となっています。
前週は5.015%でした。

FF金利は5.50%ですから0.6%の開きとなっています。
来年は下がるといきなり見てきたわけです。
2会合の利下げなのでしょうか?。

フェデラルファンド金利 5.50%

fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 11月 0
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


*そうなると更に金利は下がるのでしょうか?。

上記チャートより
10/7のイスラエルハマス戦争勃発で米債は買われました。
10/12には逆の動きとなり債権は売られたのです。
この事象はかなり難解なのでしょう。
答えなど不明としか言えません。


*今までの金利上昇の理由を精査する必要があるのでしょう。
米国の財政事情。
米国の政治事情。
米国の金融事情。


これらが改善されたと言う事象は見当たりません。
財政は見積もりより少ないだけでこれから出てくるのです。
戦争出費は更に問題とも感じます。
一般政府負担の悪化は続いています。
財政の悪化は市場のコンセンサスとなっています。
利上げによる借り入れコストの悪化も顕著に出ています。

議会運営が円滑に進むとは誰も思っていないのでしょう。
つなぎ予算は11/17となっています。
ムーディーズより国債の格下げの観測報道が出ています。
バイデンの支持率は40%を切っており今回の紛争で更に下がるとの報道が出ています。

FRBの物価目標は2%です。
まだまだほど遠い状況です。
景気が悪くなれば来年中旬以降に利下げはあるのかもしれませんが。
利下げをしてのインフレのぶり返しは元も子もありません。
ここは随時で変わってきますので何とも言えないでしょう。



需要と供給面は非常に難解です。
FRBは金融縮小を継続中です。
中央銀行は買い手ではないでしょう。

中国はデータより急激に売っています。
政治的にそうしているのでしょう。

日本は売らないでしょう。
というのか米国が売らせないでしょう。

*但しここは今回の買い手が実際にいる訳ですから。
*これらが更に買ってくる可能性は多いにあります。


原油は下落しました。
金利低下の要因となります。
理由は分かりません。
地政学リスクは続いています。

需要がそれにより減少すると感じたのかもしれません。

wti原油 80.89ドル。


*とにかく今後の米国金利の動向には注視となります。
短期的な動きなのか。
長期のトレンドが発生したのか。
世界の全ての市場に影響を及ぼします。
大注目です。



*10/31日銀金融政策決定会合の発表がありました。

イールドカーブコントロールの再修正を決定しました。
7月よりの変更でサプライズとなりました。
10年債利回りの上限を1%をめどにという内容に変更したのです。
実質的な上限だった1%という値を撤廃しました。

日銀文学かどうなのかは分かりませんが。
めどというのはいくらなのかは各人で考えてと言う事でしょうか?。

植田総裁は1%以上を継続することは想定していないとの事です。

*前回7/28に金利は0.75%位で落ち着くとの発言内容は3ヶ月で齟齬とはなっています。

日本10年債 10日 時間足 0.915%。
今回も前日の10/30の22時未明に日経電子版より上記と同じ内容の観測報道がありました。
こんな夜に関係者?からのリークとなっています。
このやり方の意図は何なのでしょうか?。

それを受けて10/31早朝より金利は上昇しました。

日本10年債 1年日足 0.915%。

右肩上がりとなっています。

*展望レポートより物価予想を変更さしてきました。

2023年2.5%→2.8%
2024年1.9%2.8%
2025年1.6%→1.7%。

前回書きましたのでくどくは書きませんが。
3ヶ月でこんなに変わるのでしょうか。
この値も全く信用はないのでしょう。

そして
現時点では物価安定目標の持続的安定的な実現を十分な確度をもって見通せるような状況にはまだ至っていない。
と言うのです。

日銀自身より物価予想が来年も2%を大きく超えているのにです?。

来年の春闘が一つの重要なポイントとの事です。

春闘の結果の誤差など1月というのか今もだいたいは分かるとは思います。

為替の事も引き続き言及されました。

諸々を禅問答の様に語られましたが。

*突然12月にマイナス金利の解除はあるのかもしれません。

語られている内容が実際の市場の動きと齟齬が出ているのです。
今回のイールドカーブの変更もそれにあたるのでしょう


政府は物価対策で未曽有の補助を決定しました。
5兆円と試算されています。

1回だけと岸田首相は言っています。
2年分の税収増での還元との事です。

もう税収増はないのでしょうか。
税収が減る要因があるのでしょうか。
多分無いのでしょう。

企業は値上げによる利益増で法人税は更に増えるのでしょう。
賃金が上がり所得税・住民税も増えるのでしょう。
全ての値上げにより消費税も増えるのです。
インバウンド増加の旅行者も消費税は払うのです。

そうなると1回と言う整合性は取れなくなります。
それは政治的な事ですから置いといたとしても。

電気ガスとガソリンの補助は4月迄との事でした。

物価が上がっている主な原因はエネルギーを含む全ての輸入品からきています。

円安が寄与している事は間違いありません。

来年の物価は2.8%上昇すると日銀が言っているのです。

何故円安になっている主な理由は金利差の違いなのは疑う余地はないのです。
これは対米国だけではありません。

ちぐはぐな感じは否めません。

ドル円 10日時間足 149.38円。
金融緩和の継続を確認し円安に振れました。
その後米金利下落により円高に振れました。
根本的には変わっていないのでしょう。

神田財務官はスタンバイOK等と発信しています。

実は10月には一切為替介入はしていなかった事が確認されました。

口先介入だけだったのです。

これは私は完全に外しました。

市場からはそれを見てどうせ出来ないという事。
介入をしてもすぐに円安方向に戻ってしまうからでわ。
を見透かされてしまったのです。

これも金融政策の違いすぎでの右往左往なのでしょう。

今後の動向に注目です。


*米株はNYダウ5.1% SP5005.9% ナスダック6.6%と大幅に値を戻した週間でした。
SP500 4317。
窓を開けて急上昇しています。
5日続伸です。

ファンダメンタルズで好材料が出た訳ではありません。
アップルは残念な内容でした。
月初の経済指標は全般的に悪材料だったのでしょう。

地政学の懸念も継続中です。
ガザからは連日強烈な映像が流れています。


他は関係がないと言っては語弊がありますが。
上段で示しました金利の急低下がなせた業と言えるでしょう。
アルコリズムが強烈な動きをしたのです。

パウエル発言が1週間前より変化した訳では当然ないのです。
今回のFOMCでは変更なしが確実視されていました。
想定内の結果だったのです。

値で語る方々は歓喜の内容となっています。
また下落すればどう語るのでしょうか。

今後の動向に注目です。


いつもの脱線で恐縮です。
ビックマックセットは2700円するそうです。
日本のそれは800円迄でしょうか。
カルフォルニアの時給は3000円との事です。
住宅ローンは8%に近づいています。

年金の方々はどうしているのでしょうか。
物価高で辟易としているとの内容でした。

イギリスからは家賃と食費でとんでもない事になっているとラジオでの報告がありました。
EU圏もしかりとの事です。

日本など生易しい状況なのでしょうか。



*来週のマーケットは米株の行方次第でしょう。

日本の金利は確実に上昇しています。
そして今後も上がっていくのでしょう。
そもそもが低すぎるのです。
日銀がそれを正しているのですからその方向なのでしょう。

理屈的には株式マーケットとは反相関になります。

但し足元では為替差益が大きく影響しているのは間違いありません。
今回のトヨタの決算を含め外需系のそれが証左となります。

中国の混迷など忘れた様にもなっています。

日経平均 31949円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年11月10日

日経平均32568 NYダウ34266 wti原油77.41 ドル円151.54
前週比619 205 ▼3.48 2.16

日経平均は更に上昇しました。
先週の下値よりは2000円も上昇した事になります。

758 ▼436 ▼105 479 ▼78の1週間でした。
32708 32271 32166 32646 32568の推移です。

日経平均 32568円。
テクニカル的には3空と言って大きな窓を開けて上昇しています。
 

値で語る特に株屋さん系は年末高の35000円等と発信しています。
これは4月からの10年ぶりの暴騰である、33年ぶりの高値を誰もが予想できなかった訳ですから眉唾物でしょう。
年初にこの様な事象を聞いた事はありません。

今回の暴騰は米株市場に沿った動きであるのは間違いありません。

上段の1年チャートを見て頂ければ分かりますが、6月よりは上下を繰り返しています。

米株が更に上値を超えてくればそれは実現できるのでしょう。
そうなる裏付けなど何もないとは思いますが。

sp500 4415。
同じ様に上下を繰り返しています。

今後大きな流れではリスクマネーキャッシュ預金かを問われた時にどちらを選択するのかとも言えるのでしょう。


*株式マーケットと言う所は非常に難解な市場なのは事実です。

基本はファンダメンタルズ経済の基礎的条件であるとは思います。
各種経済指標の動向を鑑みる事と個別企業の決算が値として出てきます。

そして政治的要因が大きく影響を及ぼします。
これは人が絡みますので様々な状況で変化します。
内政の国策だけではない外交や安全保障等の外的な要因も複雑に絡みます。

金融当局の金融政策も大きな要因でしょう。
権限を与えられたプロの方々がお金の供給量と金利を決定します。
これも自国だけの政策でないのは言うまでもありません。

為替の取引も当然影響が出るのでしょう。
様々な要因での通貨の強弱でそれが動きます。
同じ業績内容でも利益ベースで得になったり損になったりします。

コモディティー商品の動向でも左右されるのでしょう。
川上の値で全ての基礎的値段が決定されるのです。

そして地政学リスク天災事件事故等々が絡んできます。

*最も大きな要因は需給要因が挙げられるのでしょう。
アルコリズムが市場を占有しています。
Ai君が牛耳っているのです。
ここの動きは人の思いなど関係はないのでしょう。
それは理屈を超越して動きます。
後付け解釈が一般的に解説されます。
無理やりな解釈になる場面も多々あります。
材料の正反対に動く事など日常茶飯事です。

上段に書いてある需給以外の諸々は関係なしと言う関係者もいる程です。
ネーミングが付いている何々ショックというのも本当なのかさえも思う所です。
暴騰する時もしかりです。
日本株の5月6月もそうだったのでしょう。


*更に世界の株式市場はそれらを含んだ米国の動向が大きく影響するのは間違いありません。

特に日本市場はそうなのでしょう。
7割の取引が外国人であり保有率は3割を超えているのです。

*日本の株式市場を語る上では米国のそれらをチェックしなければならない事は当然となるのです。


そうなると足元では米株が暴騰や調整をした主な原因である金利動向を確認せざる負えません。

米国10年債 10日時間足 4.643%。
前月末から2日間で0.44%も急落したのは先週の事でした。
これはFRBの金融政策の2回合分とも言い換えられます。
その後は若干値を戻しています。

パウエル始め各連銀総裁の発言は言い回しは様々ですがタカ派発言の週間でした。
市場の思惑と齟齬が出た週間でした。

米国10年債 3ヶ月日足 4.643%。
現在の値は10/11~10/13の値となっています。

米国10年債 1年日足 4.643%。
年初からは上昇しているのが分かります。

*10年債は市場が決めています。
10年間の金利を市場が決めています。

難解と言えば短期債の金利動向でしょう。

2年債は5.060%となりました。
前週は4.485%でした。
前々週は5.015%でした。
2年債は上記に書いたパウエル始め各連銀総裁の発言の影響なのでしょう。

FF金利に準ずると言われている2年債は値を既に戻しているのです。
現在のFFレートは5.25%~5.5%となっています。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 11月 0
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


この2年債と10年債の違いを書きました。
これをどう考えるのかは難解なのでしょう。

10年債が今後どうなるのかです?。
こちらは株価に大きく影響を及ぼします。

様々な見解が出ています。
もう5%はピークだったと言うのが足元の多数でしょうか。
ついこないだまでは違う内容も多かったのですが?。

これ等本当は分からないという証左なのでしょう。

即ち米株が上値を追っていくという論建も不明としか言えないのでしょう。

今後の動向に注目です。


*問題の悪材料が米国から発信されました。

これは11/10の米国の全市場が閉じられた後の発表でした。

観測報道が出ていた格付け会社のムーディーズ社が米国債の格付見通しを
ステーブル安定的からネガティブに変更したのです。

AaaトリプルAは維持するとの報道でした?。

これを受けて米国の全市場がどういう動きになるのかは週明けにならないと分かりません。

大注目です。

これをもし予想するのならば8/1に同フィッチ社の米債格下げ後の動きを見るのが普通の考えでしょうか。

同日の10年債金利は4.051%でした。

これが今どうなっているのかをです。

米債は大きく売られたのです。
入札の不調が続いています。
米債の買い手が少ないのです。

市場関係者の間ではこの案件は無視したい内容なのかもしれません。
これの内容での現値ではないと言い換えたいのかもしれません。

実際の動向を見るしかないのでしょう。

注目です。


*それと今回の格下げの原因の一つとして。
つなぎ予算の締め切りが11/17となっています。
これは9/30に締め切り直前に超党派で可決されました。
その後下院議長のマッカーシーが前代未聞の解任という事態を招きました。二転三転し現在はジョンソンがその後を引き継いでいます。

米国下院がどういう決断をするのかは分かりません。
報道では11/14での可決が必要とも出ています。

おりしも11/15からエイペックがサンフランシスコで開かれます。
これの日程など以前より分かっていた事です。
米議会はこれをどう考えて行動するのでしょうか。

既に来年の大統領選を見込んで動いている事は当然視野に入れておかなければならないでしょう。
言い換えればトランプはどうする方が得なのかという点です。
水面下では密接に動いているのでしょう。
現在の国益の度返し迄は言い過ぎでしょうが。

注目です。


エイペックでは米中首脳会談が行われます。
国際政治など難解中の難解です。

習近平サイドは米国の状況を鑑みてどういう結果を求めているのでしょうか。
事務方でおおよその話は進んでいるのでしょう。
何かしらの内容は出てくるのでしょう。


トランプはデザート中にシリアにミサイル攻撃を行いました。
そういう事はバイデンというのか普通はしないのでしょう。

どういう結果になるのかは最大注目となります。

岸田首相も当然参加します。
人気薄すぎて気の毒でもありますが、何か外交結果の欲しい所でしょう。


*原油が大幅下落しています。
wti原油 1年週足 77.41ドル。

10/7からのイスラエルガザ紛争で急反発した後に大幅下落となっています。
この値は年初からの揉み合いの値とも言えます。
当初懸念された事が中東では起こらないと市場が感じたとも言えます。

但し中東の観光は当たり前ですが激減している様です。
世界の主要都市で大規模なデモ行進が起きている事はチェック点でしょう。
日本は少々ずれている事の認識も必要です。

今後の動向に注目です。


*日本からは植田発言でしょうか。
11/8衆院の財務金融委員会で発言されました。

概要を書きますと。
金融政策の変更に実質賃金が必ずプラスに転じていなくてもよい。
今回の物価目標の引き上げは以前には予想が出来なかった?。
価格転嫁はまだ続くと思うが全体の上昇率は大きく上がるとは思わない。
ETFの購入は市場の不安心理がある程度収まればやめていく準備はある。

他もあるとは思いますが私が聞いた所を羅列しました。

マイナス金利は時期は不明ですが早々に改めるのでしょう。
通常は0.25%程度を動かすのが世界の常識となっています。

短期債は現在-0.1%を適用しています。
0.25%にするのが普通の政策変更でしょう。
長期債は0%程度の推移を謳っています。
市場が決めている長期債は0.85%と既に離れています。

日本10年債 0.849%。

10/31日銀は1%をめどにと政策の変更をしました。
既に0%程度の推移という文言との齟齬が出ています。
これは日銀文学の解釈なのかは存じません。
非常に分かりにくいとは思います。

そして総裁の言葉の言い回しはともかく金融政策は変更します
と読み解くのが普通だと思います。
様々な経済指標が先行している事は否めません。

毎月勤労統計より18ヶ月連続で実質賃金は下がっているのです。
円安をこれ以上誘導させてはいけないのでしょう。

今後の動向に注目です。


ドル円 151.54円。
短期的な上下はあるでしょうが理屈的な動きとなっています。
放置しておれば経済の3連呼等追いつかないのでしょう。

エネルギー食料は基より原材料は全て輸入に頼っているのは仕様がない所でもあります。
補助減税給付の税金を使ってしのいでいくのでしょうか。

難解な所は世界は物価を下げる努力をしている事です。
景気を下げてでも物価の上昇を抑えているのです。
それはそちらの失敗でわ。
とも言えるのですが。
こちらは景気景気景気とやっている訳です。
これをどう考えれば良いのでしょうか。

GDPはドイツに抜かれて4位となりました。
為替の動きでなったのですが。

口先ばっかりがいけないのでしょうか?。
それは分かりません。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはいつもの米国cpiが11/14に出てきます。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

総合の対前年対比は4ヶ月間減少にはなっていません。
市場はコアを見る様ですが実際の生活は総合なのでしょう。
予想は3.4%の模様です。

前月比は7月0.2 8月0.2 9月0.6 10月0.4となっています。
これらの値を見て市場がどう動きくのかは注目です。

生産者ppiと小売売上高も出てきます。

上段で書きましたムーディーズ社の変更にての動きと
米国議会の動向も大注目となるのでしょう。


cme日経先物は246円高の32815円となっています。


日経平均 32568円。

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年11月17日


日経平均33585 NYダウ34947 wti原油75.86 ドル円149.65
前週比1017 681 ▼1.55 ▼1.59

日経平均は3週連続の大幅高です。
半月で2700円も上昇しました。
思いもよらない暴騰です。

上段チャートを見て頂ければ分かります。
株価は2023年の高値圏までいきなり戻しました。

これは前週にも書きましたが完全に需給要因のなせる業です。
アルコリズムの仕業でしょう。
プログラムが動いています。
値がさ株の上昇が顕著に出ています。

理屈はあるですが、そこ迄行くのかという展開です。
半月前には誰もが予想はできなかったのでしょう。
人が動かしていない証左とも言えます。


日本で何か良い事が起きた訳ではありません。
一般社会では政治低迷と物価高は続いています。
岸田首相の支持率は毎日新聞より過去最低の21%と出てきました。
賃金は物価に18ヶ月追いついていません。
更に賃金は関係がない年金世代は大変なのでしょう。
人口は減少し続けています。

日銀は10/31イールドカーブの再修正を行いました。

地政学リスクが収まる事等はないのです。

11/15水曜日には7~9のGDPが前期比年率で▼2.1%の下落と
市場予想を大幅に下回る値が出てきたのです。

17 110 823 ▼95 160の1週間でした。
32585 32695 33519 33424 33585の推移です。

日経平均 33585円。

窓を開けて更に上昇しました。
水曜日今年最大の上げ幅となりました?。
テクニカル的には移動平均線はじめボリンジャーバンドや
ストキャスティクス等々は買われ過ぎと出ています。

全ては米株に連動していると言えるのでしょう。
世界同時にリスクオンとなっているのです。

SP500 4514。
筋目の4500を抜いてきました。
ダウは1.9% SPは2.2% ナスダックは2.4%上昇の週間でした。

SP500 1年週足 4514。
マグニフィセントセブンが急上昇しています。

*そうなると米国で何が起こっているのでしょうか。

引き続き金利の低下が一番の要因でしょう。
更には市場が10年間の金利を決める10年債の低下です。
米国10年債 10日時間足 4.439%。

cpiを受けて急低下しています。
前週は4.643%でした。
2年債は4.894%となっています。
前週は5.060%でした。

米国10年債 3ヶ月日足 4.439%。
9/22と同値となっています。

ちなみに9/22のSP500の値は4320となっています。
上記でSP500は筋目の4500と書きました。
株価と金利の相関を見ますと大きくアウトパフォーマンスしています。

米国10年債 1年週足 4.439%。
SP500の4500ポイントは8/8の4.026%の時点でした。

この開きをどう考えるのかは様々であろうと思います。
株価が金利に慣れてきたと解釈も出来るのでしょう。
この金利でも株式は十二分にパフォーマンスできるとも言えるのでしょう。
同じ銘柄で構成されている訳ですから。
更に金利が下がると読んでいるのでしょうか。
やはりアルコリズムの買われ過ぎなのでは?とも言えるのでしょう。

それの答えなど謎なのです。
今後の動向に注目です。


*11/15最大注目の米国cpi消費者物価指数の発表がありました。
3.2%と出てきました。
予想は3.4%でした。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2%
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2→11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

ちなみにこれは11月の発表ですから10月の値です。

総合は4ヶ月ぶりの低下となっています。
前年対比ですので前年が低下している中での低下は物価上昇は落ち着いていると言えるでしょう。

前月対比は±0でした。
予想は0.1%でした。
7月0.2 8月0.2 9月0.6 10月0.4となっています。

コア指数は前年対比4%の上昇でした。
予想は4.1%でした。
前月対比は0.2%の上昇でした。
予想は0.3%でした。

いずれも予想より減少している事が分かります。

ここは事前にかなり警戒されていたのは事実です。
ヘルスケアーが統計上の算出変更で上昇する等と報道が出ていました。
それが全体で低下する値が出てきたのです。
値的には誤差の範疇なのですが。

*冒頭にも書きましたがこの値を受けて。
日経平均は823円と今年最大の上げ幅となったのです。
日本の株式市場が米国の消費者物価指数で動いた訳です。
是非云々はあるのでしょうが。
そういう市場であるとの認識は必要です。


内容的には
5ヶ月ぶりに前月比▼5.0%もの下落があったガソリン価格の影響が大きかったとの解説です。
総合が前月比で±0となっておりマイナスになるのか迄も出ています。

食品は前月比0.3%上昇と伸び率は高水準で外食品も0.4%上昇と
食品インフレは続いているとの事です。

中古車5ヶ月連続マイナスで前年対比▼7.1%が顕著に出ています。

これは前年にサプライチェーン等の影響で新車販売が出来なかった状況での動きです。
バイクから冷蔵庫、洗濯機、ガス湯沸かし器等々
何から何までこれの影響は出ているのです。
今年の新品売り上げは前年対比で高いのでしょう。
中古品の値段は全体で減少しています。


輸送サービスは前月比0.8%上昇と前年比も9.2%上昇と高止まりとなっています。

ここでのチェック点は
車両関係も含みまして以前より書いていますストライキの多発でしょう。
企業は急激な賃金アップを認めざる負えませんでした。

バイデンがバックに付いているのですからw。

企業は販売やサービスの価格をどうするのでしょうか。
普通に値上げをしてくるとは思います。
それとも利益を下げてでも据え置くのでしょうか。

ここは今後の米国の物価に対する最大のチェック点であると思います。

*価格の据え置きならば当然企業の業績にも影響を及ぼすのでしょう。

報道は少ないですが様々な業種業態でストライキが実施されているのです。

住居費は0.3%の上昇でした。
前年対比では6.7%とまだまだ高い上昇です。

住宅ローンが7~8%です。
日本では現在考えられませんが米国ではそれでも家を買うのです。

取得住居を一生ものと考えていない所もあるのかもしれません。
転売していくのでしょうか。
投機的な買い物もあるのでしょう。

それと2極化が日本のそれとは大きく違い
買える方々は一定程度いるのでしょう。

一般的なマンションが6000万円というのですから。

初めて自宅を買う方は米国でも35才前後でしょうか。
十二分に買える収入があるのでしょう。

中古物件が少ない様で新築が売れている様です。
低金利で買った方々は今は借り換えはしないのです。

不動産オーナー系も家賃は値上げをせざる負えないのでしょう。
これだけ物価と金利が上がっているのですから。
値下げは当分考えられません。

住居費はcpiの4割近い割合との解説です。

懸念のヘルスケアーは前月比0.3%上昇と落ち着いた値との事でした。

こういう結果となったのです。

各マーケットは瞬時に動きました。
利上げ据え置きと来年6月からも利下げとフェドウッチより出てきました。

但し各連銀総裁の発言は基本はタカ派の玉虫色でした。
FRBの物価目標は2%なのです。

金利予想の動向は様々で変化します。

今後に注目です。


ドル円 149.65円。
cpi発表前は年初来安値の151.92迄ありましたが、週末には落ち着きました。
基本的な傾向は変わらないのでしょう。
週末はまさかの介入か?はありましたが。
145円所から昨年の事を引き合いに出して観測報道は数知れずです。
当局は結局の所お金のかからない口先介入に徹しています。

ファンダメンタルズに支障が出ればの内容は?。
十二分に支障は出ていると思いますが。
今後の動向に注目です。


懸念事項であったつなぎ予算は超党派での決定で来年まで持ち越しました。
ウクライナとイスラエルへの資金援助は一旦棚上げとして通過させました。
高度の政治的判断で賢明な動きだったのでしょう。

マーケット的には格付け会社のムーディーズが具体的な米債の引き下げを実施するのかしないのかに焦点が移っています。
これは誰にも分からないのでしょう。

エイペックは無事に終了しました。
習近平は6年ぶりの訪米を果たし首脳間のホットライン等々の合意を決めました。
直に話し合ったという意義は深かったのでしょう。

岸田首相も日中首脳会談や日韓首脳会談を行い内容はともかくとして
上記の意味合いはあったと思います。


首相の人気薄はかなりの難解です。
既に2年間が経ちました。

外堀的な不始末はあるのでしょうが、そこ迄の身体検査もできないでしょうから。
政策云々と言うよりも漠然とした何とも言えない空気感みたいな物かもしれません。
*1度いけないと思われるとそれを払拭するのは難しい事です。

30年のデフレからの脱却で市井の方々もマインド的に追いついていないのかもしれません。
物価上昇は厳しいですが米国は上記のcpiの表より
3年間で17.7%も上昇しているのです。

ガバメント統治的にはおかしな事にはなっていません。
世界のそれを見れば犯罪率を含めて稀有な国でもあるのですが。

米国の議会運営など綱渡りで大変なのです。
マクロ的な視点と言うのは一般的には難しいのかもしれません。

マーケット的にはマイナス金利の継続と33年ぶりの高値圏ですから。
文句を言う方も少ないと思いますが。

今後に注目です。


植田総裁は11/17衆院財務委員会
日銀が大量保有しているETFについては物価目標の実現が近づいてくれば
出口戦略の中で議論して適切に情報発信していくとの事です。
ETFの処分方法も考えていきたいとの事でした。
中央銀行が株式を買っているのは日本だけです。

これは最近いたる所で発信している内容です。
いつかは何かが出て来るのでしょう。
注目です。


*10年間の株価を確認しておきましょう。
日経平均 10年月足 33585円。

アベノミクスの7年8ヶ月は24000円を3度試しましたが全て押し返されています。
2016年の6月はブレグジットです。
2018年のブラッククリスマスは個人的に散々でした。

コロナバンデミックの暴落は2020年の3月でした。
16000円迄急落しました。
2020年の11月の暴騰は正に金融緩和の影響です。

そして2022年から急激な利上げが始まったのです。
強烈なインフレが起こりました。
ばらまいたお金の対処に明け暮れました。
株価はレンジ相場で耐え忍びました。
ハイテク系は散々でした。
債券安が起こりました。
クレディースイス等々の破綻は記憶に新しい所です。

そして今年5月からいきなり10年ぶりの暴騰で33年ぶりの高値となったのです。
FRBは金融縮小を継続中です。
来年に利下げがあるのかは分かりません。

チェック点としましては
日銀はこの全期間に不動の永遠の0というのはどう解釈すればよいのでしょうか。
金融のプロフェッショナルが決定している訳です。
私は常々財政ファイナンスなのではと書いています。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはこのトレンドが続くのか止まるのかがチェック点でしょう。
先週も一旦は落ち着くのかが継続の暴騰ですので不明としか言えません。

市場関係者の多くは年末高を謳っています。
週間では米国も祭日があり様子見姿勢が大勢だとは思うのですが。

荒野の7人の最終番エヌビディアの決算があります。
この内容によっては又大相場の可能性は出てきます。
日本の半導体関連が同じ様に動くのでしょう。

アルコリズムしか分からない事情なのです。

cme日経先物は▼90円安の33495円となっています。

日経平均 33585円。

どうなるでしょうか。
注目です。

2023年11月24日

日経平均33625 NYダウ35390 wti原油75.17 ドル円149.48
前週比40 443 ▼0.69 ▼0.17

日経平均は変わらずでした。
3週間で2700円も上昇した後にやっと落ち着きました。

▼197 ▼33 97 173の1週間でした。
33388 33354 33451 33625の推移です。

米国が感謝祭でこちらが勤労感謝の日となりまして薄商いの展開でした。

日経平均 33625円。
但しザラ場では月曜日と金曜日に年初来高値の7/3に付けた33753円を抜いて押し戻されました。
この値を終値で抜ければ34000円が見えてきます。

足元の流れで言えば一瞬で抜いてしまうかもしれません。
11月最終週は年間でも数少ない上昇する週間とは言われています。
中間配当の7兆円が次々と振り込まれてくる期間でもあります。
前期は6.5兆円と解説がありました。
株式への再投資が行われるのです。

ドル円 149.48円。
謎の円高?とも言われた週間でした。
週末には行って来いとなっています。

積み上がり過ぎた円売りのロングポジションの巻き戻しである。
との解説でした。
先物市場で13万枚の1兆6000億円もあったとの事でした。
10万枚推移より増えていたとの事です。
これが本当の原因なのかは分かりません。

謎の円高で自動車系を筆頭に輸出業界は下落しました。
ニトリをはじめ輸入系は上昇したのです。
日本市場は円安効果である証左でしょう。

ドル円の売買は1日100兆円程度との事です。
単位が大きすぎてよく分かりません。
全為替の取引は1日1000兆円を超えるとの事です。
ユーロドルの取引が6割程となっています。
東証の売買が1日3兆円~4兆円ですので単位が違うとも言えます。
為替市場は実需の貿易が関わりますので株式とは違うのでしょう。
とにかく世界では知らないうちにこれだけのお金が動いているのです。

日経平均の動きなど世界のそれらがちょっとでも買いや売りに傾けば
理屈なくの動きになるのかもしれません。

ドル円 3年月足 149.48円。
2021年1月は100円でした。
2022年10月は150円でした。
2022年3月から利上げが始まりました。
2022年は4.75%上昇させました。
2023年は0.75%上昇させました。

上記チャートより日本だけの事情を書けば。
昨年10月の3回目の為替介入が急激な円高を誘導させたのでしょう。
12月のイールドカーブ0.5%への変更も影響したのでしょう。
当局の動きで短期間にこれだけ動いた訳です。
ドル円は20円動きました。


日銀が今後どう動くのかは不明です。
植田総裁は賃上げを確認してからと発言しています。
来年の賃上げは今年よりは上がるのでしょう。
国策で動いているのですから。

チェック点はこれをいつから市場は織り込むのかです。

まずの警戒は12/19の金融政策決定会合とも言えます。
年内は無風なのか来年早々に動くのか?。
前回10末のイールドカーブ1%めどにの変更も唐突でした。

週末に発表があった日本のcpiは2.9%でした。
4ヶ月ぶりに拡大しました。
米国は3.2%でしたから単年度だけを見れば近づいています。

政府はこの物価高をどう考えているのでしょうか。
多分心情的にきついであろう岸田首相の心の底は知る由もありませんが。


*どうも目先で動くような感じもします。
そういう傾向が今までも数々と出ているのです。

もう円高に誘導しようよ。
どう考えてもいけないだろう。
日銀に動いてもらおうよ。
こちらがするんじゃないんだから。
矛先はあちらだよ。

どうせ、いずれはするんだろう。
何か月先にしても同じじゃないか。

首相財政の事は?。
金利が上がりますと国債利払いが。
そんな事は分かっているよ。
俺がこんな事にしたんじゃないんだよ。

植田さんに言ってみよう。
彼は学者肌なんだから。
政治とはかけ離れているよ。
財務省や日銀プロパーではこうはいかないけれど。
それで選んだんだから。
もうこの金融政策は詰んでいると君も言ってたじゃないか。

こんな事は理屈的に誰でも知っている事だよ。
全ては金利差なんだろう。

だいたい投機筋より売られ過ぎだよ。
日本は大バーゲンだよ。
彼らは大儲けしているんじゃないの。

企業の想定レートは130円なんだろう。
それが計画なんだから。
それでいいじゃないか。

ちょっと動かせば20円位動くんだろう。
それで又考えようよ。

物価を抑えないともうもたないよ
財政の事は先の長い話だよ。
今回も借金は増やしたし。
今しかないよ今だよ。
タイミングが最重要だよ。
これが政治なんだよ。

というような話が出ているのかもしれませんw。

今後の動向に注目です。


更に全般的にですが。
今までの宏池会の考え方とは大きく違うのでは。
と思うのは私だけではないのでしょう。
岸田さんはどういう哲学なのでしょうか。

もうひとつ踏み込めば。
投資と声高に言っているけれど。
彼は以前より1株も保有していない事は公然の事実なんです。
かつての海部さんの様な政権運営なのでしょうか。


*注目のエヌビディアの決算がありました。
4半期の売上高は181億ドルと出てきました。
前四半期より34%も増加する驚愕の内容でした。
前年対比では3倍も上がっているとの事です。
生成aiの需要が半端がない証左です。
社会にチャットGPTが蔓延しています。
そして世界のデータセンターの全てが求めているのでしょう。

時価総額は180兆円となっています。
ちなみにトヨタは45兆円です。

フルスロットル状態が続いているとの解説です。
GPUとCPUの違いもよく分かりませんが。
同社の画像処理半導体のシェアーは80%以上あるとの事です。
世界で1強です。

これはゲームから始まり仮想通貨のマイニングに使われた様です。


エヌビディア 477.76ドル。
決算を受けて株価は下落しました。
急上昇しすぎていたのでしょう。
天邪鬼な所なのです。
シェアーが20%ある中国への売り上げが政治状況により減少するとの解説でした。

株価は年間で249%上昇しているとの事です。
これだけの時価総額がある企業がです。
これが2023年の米株ハイテク上昇の1つの要因でもあるのでしょう。
即ち日本株上昇の要因とも言えます。
厳密に言えば汎用半導体とは違うのですが。
そんな事は関係はないのでしょう。

今後の動向に注目です。




*米国金利はほぼ変化が無い週間でした。
米国10年債 4.472%。
前週は4.439%でした。
2年債は4.955%です。
前週は4.894%でした。

年末にどのような値になるのかは不明なのでしょう。
2年と10年の差異は又逆イールドが広がりました。
4.955-4.472=0.483
10月後半には近づいたのです。

この5%は16年ぶりの高値と報道が出たのは記憶に新しい所です。
様々な要件の元に国債が売られました。
それが何故好転したのかは。
米国の財政が良くなったわけではないのでしょう。
国債はまだまだ発行されます。
まだつなぎ予算の範疇です。
格下げが戻った訳でもありません。
FRBは金融縮小中です。
新発債に人気はありません。


需給の損得で誰かが買ったのでしょう。
更に買うかもしれませんし売るかもしれません。

言えるのは中国はもう買わないと思います。
日本は売りませんが。

今後の動向に注目です。



SP500 4559。
こちらも年初来高値に近づいてきました。
急上昇しています。
よくこの金利でここ迄上がるかなとは思います。
関係がない地合いなのでしょう。
更に1%上昇の週間でした。

2022年の1月の値はまだ上であります。

日経平均 33625円。
日経平均は遥か上を走っています。

*来週のマーケットは11月最終週となります。
この驚愕の戻しで更に年初来高値を抜くのかは目前の所迄きています。
来週は上段に書きました上昇アノマリーの週間ともなります。

ブラックフライデーとサイバーマンデーの値には注目でしょう。

ドル円にも注目です。

cme日経先物は119円高の33745円となっています。

どうなるでしょうか。
注目です。



2023年12月1日

日経平均33431 NYダウ36245 wti原油74.38 ドル円146.83
前週比▼192 855 ▼0.79 ▼2.65

日経平均は変わらずでした。
これは2週連続となります。
これをどう考えるのかは様々と思います。
*他の市場は大きく動いています。

上がり過ぎたというのは大きな要因と思うのですが。
▼177 ▼39 ▼87 165 ▼55の1週間でした。
33447 33408 33321 33486 33431の推移です。

上段チャートよりも。
4月1000円 5月2300円 6月2000円 7月0円 8月▼500円 9月▼760円
10月▼1000円 11月2600円。
となっています
現在の値は10年ぶりの暴騰で33年ぶりの高値圏であります。

日経平均 33431円。
11月の値は3年ぶりの上昇幅との事でした。
8.4%の上昇でした。
今後もこの値は結果として永遠に残ります。
3年前は金融緩和の影響が大きく出た月でした。

そうなると。
何がここ迄上昇さしたのでしょうか。
様々が言えるのでしょうが。
3年ぶりの上昇の内容と言われましても?。
それも11/15迄の半月で2700円も上昇したのです。


当然米株に連動しているのは言うまでもありません。
大きくは需給要因なのでしょう。

日本独自では見当たりません。
悪材料の方が多かったくらいですから。

*下がっていましたから急激に戻したのでしょう。
売り方の皆さんは踏み上げられて大変でした。

マーケットとはそういう所なのです。

イスラエルハマス紛争の渦中でそれが起こった訳です。
連日の映像を見て株は上がっていったのです。

*足元ではNYダウのみが更に動機ついています。
NYダウ 3ヶ月日足 36245ドル。
年初来高値を更新し続けています。
週間で2.42%の上昇でした。
株式市場は沸いているのです。

NYダウ 1年週足 36245ドル。

オールドエコノミーの逆襲なのでしょうかw。
循環物色という言葉が当てはまります。

ナスダック 3ヶ月日足 14305。
金利が急低下していますが
ハイテク銘柄は動いていません?。
日経平均と同じくです。
これをどう考えるのかも難解と言えます。
上がり過ぎたからじゃないの。
という上段に書いた胆略的な言葉しか思いつきません。

ナスダック 1年週足 14305。

今後はどうなるのかが注目でしょう。
米株主要3指数の変動は足元だけの動きなのか。
いずれハイテク系が盛り返してくるのでしょうか。
オールドエコノミーが落ち着いてくるのでしょうか。
それは分かりません。

日経平均で見れば。
3年ぶりの急上昇をした11月も不明だった訳ですから。
10月末には29000円迄下落すると言っていた市場関係者は多かったのです。

私は11月の最終週に上昇しなかった事実は若干の懸念を持っています。
2018年12月に手痛い経験があるのでの書き込みとはなりますw。
2018年もそうだったのです。

今後の動向に注目です。


ドル円 10日時間足 146.83円。
急低下しています。

米金利の影響なのでしょう。
ナスダックは胆略的な言葉でしたが。
日本株が上昇しなかった大きな要因なのでしょう。
ドル円 1年日足 146.83円。

日銀の審議委員達からマイナス金利の解除は時期早々との発言が続いた週間でした。
この値では政府の実弾介入はないのでしょう。

これは1週間~の短期的な事象なのか。
1年前にあった20円以上の下落の前兆なのでしょうか?


ユーロドル 1.0881ドル。
こちらもドルが下落しています。
ユーロが強いとも言えます。

ユーロ円 159.74円。
こちらを見ますとユーロが下落しています。
円が強いとも言えます。

*足元だけの値ですが。
ドルは弱いのでしょう。
ユーロが強いのでしょうか?。
円はもっと強いのでしょうか?。
円が買われています。

**日銀の金融政策の変更を織り込みつつあるのでしょうか?。


ドル買い円売りロングの巻き戻しでしょうか。
ユーロ買い円売りロングの巻き戻しでしょうか。
行き過ぎた戻しなのでしょうか。

円に人気が出たのでしょうか?。
他が不人気なのでしょうか?。
それはわかりません。

他の通貨ペアーの多くを示せば更なる仮説は出るのでしょうが。

こちらでは文字数=時間的な事もあり割愛させていただきますw。
だいたい5000文字位迄が一気に読めるのではないでしょうか。
それ以上は個人的にはしんどいですw。

もとい。
円が強いという事は。
*現在の金利差からは考えられないのでしょう。
*これからを
織り込んでいるのかもしれません。

*言える事は足元ではドルは総合的に弱いのでしょう。
米金利が下がり過ぎていますから。

今後の動向に注目です。

米国10年債 10日時間足 4.209%。
前週は4.472%でした。
2年債は4.551%となっています。
前週は4.955%でした。
急落しています。

米国10年債 3ヶ月日足 4.209%。
歯止めが無い様な気までもします。


米国10年債 2年週足 4.209%。

長い足で見ればこういう現象は起こっています。
そして戻っているのです。

ハト派の内容を発信したタカ派のウォ-ラー理事と週末のパウエルの発言で更に金利が下がりました。
解説よりもその1つのセンテンスを過大に取っている様な感じもしますが。

ism製造業景況感指数は46.7と出てきました。
これは13ヶ月連続筋目の50を切っています。
今に始まった訳ではありません。

とにかく市場は来年前半2回~3回の利下げがあると織り込んだのです。
いきなりそんな事になってきました。

データ次第が基本だとは思いますが。
そうなっているのです。

私は利下げをして又物価が上がれば元も子もないと幾度も書いています。
最終の利上げが7月としましても。
最低でも1年は見なければとは思いますが。

*FRBの物価目標は2%なのです。
2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2%
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2→11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

*景気が急速に悪化して利下げをするのであれば分かります。

FRBは幾度も見誤ってこの様な金融政策を取ったのは公然の事実です。
通常の3回分の利上げを4回もしたのですから。
フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 11月 0
4.75%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 
6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

FF金利に準ずると言われている2年債は4.5%となっています。
現在FF金利は5.5%ですから。
正に4回分の差異となっています。

*市場が決める10年債も1ヶ月前に5%と16年ぶりの高値となりました。
そして諸々のデーターは1ヶ月分しか出ていないのです。
これでインフレが収まってくると断定できるのでしょうか。

この様に普通な理屈を考えても。
今の市場の変化には不可解な所が出ています。

*これらも債券市場の需給思惑が強く出ていると感じます。
値によって様々な理屈建が出ているのではないでしょうか。

今後の動向を見るしかないのでしょう。


日本10年債 1年日足 0.706%。
日本も米国に追随して低下しています。
こちらは利下げなどは考えられませんが。
米国模様に繋がっているのでしょう。
政策責任者たちはどう考えているのでしょうか。

注目です。


ちなみに米10年債4.209%と日本10年債0.706%の差異は
4.209-0.706=3.503となります。
10年国債ですから10年を掛けますと35.03%となります。
100万円で買いますと。
35万円の差が出るという事になっています。
物価の上下が違いますけれどね。


*cop28が終了しました。
再生可能エネルギーの設備容量云々が116ヶ国で誓約されました。
それは想定な路線なのでしょう。

それとは別に。
米国から原発を20年比で50年までに3倍に拡大するという宣言に22ヶ国が賛同したと発表がありました。
米国追随の日本は当然賛同しています。
エネルギー安全保障にも利点があると記事にあります。
これは12/3の読売1面の内容です。

国際政治など一般者には分かる訳がありません。
但しエネルギ政策は国の根幹である事の認識はできるのでしょう。

これに対して国会は基より行政識者関係者及び国民は様々な論建が出て来ると思います。

但し来週からの国会では自民党のパーティーキックバックで大騒動になるのでしょう。
メディアネットも追随します。
名前は確実に出てくるのでしょう。
市井の人々はそれに集中すると思います。
それは仕様がないとも言えますが。

市場はこれをどう感じるのでしょうか。
wti原油 10年月足 74.38ドル。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットはいつもの月初経済指標が出てきます。
それよりも米金利と為替がどう動くのかには注目となります。
どういう指標が出てきても関係なく動くことはありえる展開です。


特にはマグニフィセントセブンの動向です。
何故に下落しているのでしょうか。

突然思わぬ思惑で動いていますから注意となります。
それが市場なのです。

一旦戻れば話は変わってくるのでしょう。
何もなければ穏便な年末となります。
FOMCと日銀が最後の峠なのでしょう。

年末にかけて商いは細ってきます。

日経平均で言えば現値より±500円であれば相応の答えなのかもしれません。
プラスならば34000円を超えてくる訳ですから。

週末はメジャーSQとなります。

cme日経先物は43円高の33475円となっています。

日経平均 33431円。

どうなるでしょうか。
注目です。



2023年12月8日


日経平均32307 NYダウ36247 wti原油71.26 ドル円144.92
前週比▼1124 2 ▼3.12 ▼1.91

日経平均は大幅下落しました。
3.36%の下落です。

週末のメジャーSQに向けて駆け引きがあった週間でした。

▼200 ▼455 670 ▼547 ▼550の1週間でした。
33231 32775 33445 32858 32307の推移です。


スペシャルクォーテーション。
日経平均先物は3ヶ月ごと。オプション取引は毎月。
第2金曜日に一旦清算しなければなりません。
メジャーSQは3月 6月 9月 12月となっています。

*ちなみに米株のそれは来週の週末12/15となります。

SQ値は12/8初値の32639円となっています。

これは相場用語で幻のSQとなっています。
理屈や実際はハショリマスが今回はこのSQ値が1週間~2週間程上値抵抗線になるという格言です。
これは確率が高いというもので例外は多々あります。


日経平均は225銘柄で構成されています。
それらの合算の単純平均で値が決まります。
但しこの日経平均と言う1つの銘柄とも言える商品での売買が値を大きく作用さします。
それが日経平均インデックスを理屈なく上下させる要因でもあるのです。


売買の7割は外国人と言うのは周知の事実です。
言葉を変えれば外国人がどう感じるかによって株価が形成されます。
極端に言えば日本人がどう思おうと影響は限定的とも言えます。
外国人と言ってもそれはAi君なのですがw。
そういう市場なのです。


時価総額ベースでは2023年10月時点で。
世界が98.7兆ドルとなっています。
そのうち米国が44.3%で中国は9.5%日本は5.6%との事でした。
香港4.7 インド3.6 フランス2.9 イギリス2.8 カナダ2.5 ドイツ2.1となっています。
日本は世界で3位となっていますが米国の8/1程度との事です。
世界は米株を見るという事になっています。


*但し今週はその米株事情とは全く違った日本独自の材料によって動いた週間でした。
為替が急激な円高に振れたのです。

日経平均 3ヶ月日足 32307円。
チャートよりは11/15米国cpiの結果による意味不明な今年度最大上げの窓を埋めた形となっています。
75日線を下回りました。

SP500 1年日足 4604。
週間では0.2%の上昇とほぼ変化が無くの推移です。



ドル円 10日時間足 144.92円。
12/8夜中未明には141.70迄突っ込みました。
この短時間の急激な下げはストップロスの売り物が出たとの解説です。
ロスをストップさせる。
損失を回避させるために逆指値注文をしている現象です。
どうせ円安に動くだろうの大きなポジショニングが一旦壊れました。
損失覚悟の円買いドル売りが行われたのです。


パールハーバー等と揶揄されました。
こういう事が起こりますとかなり慎重な取引が必要なのでしょう。
*円と言う通貨だけが別物となるのです。

ドル円 2年週足 144.92円。
チャートより2023年の下値は1月につけた127.21円となっています。
これは諸々の事情から。
その直近2022年10月高値より24円も円高に振れた値なのです。

今後の最大注目点は。
この年末年初にドル円がどういう動きをするのかでしょう。

2023年の日本株は円安により急上昇してきました。
輸出産業に為替差益が大きく出るとの理屈からです。
日本株の上昇がSP500を上回まわっているのは証左でしょう。

ちなみにトヨタの想定為替レート141円となっています。
日銀短観より全体では1362円所となっています。

7203トヨタ自動車 2680円。
為替差益はなくなり為替差損が出るのではの思惑が出た週間でした。

*12/7植田総裁が参院財政委員会での発言が発端となりました。
12/6氷見野副総裁の大分での発言も含みとなっています。

年末から年始にかけて一段とチャレンジングになる。
と発言したのです。
その後に岸田首相と面談したという事実が更に追い打ちを掛けました。

市場は金融政策の変更を春闘を見てからと織り込んでいたのです。
これがくつがえされました。

日銀の政策を正常化するでのあれば後より今だ。
という機運がいきなり出てきたのです。

これはFRBやECBが利下げをする段階で日銀は利上げをするのか。
できるのか。
という以前からの疑問にも合致する内容です。

岸田首相との面談はどちらが声をかけたのかは不明です。
ただの説明だったのか。
それとも何かの要望があったのかも不明です。

総裁は為替の言及はなかったとは言っていますが。

日銀ウオッチャー達は様々を語りますが真意などは分からないのでしょう。
市場関係者は総外しの展開なのですから。

植田総裁は7月10月と金融政策に意表を突いてきたのは事実なのです。
又深夜未明に日経デジタルよりリーク報道が出るのでしょうか。
多分その運用?なのでしょう。

金融政策決定会合の結果は12/19となります。

市場はそれ迄は様々な思惑と警戒で動かざるを得ません。

そして何もなかったとしても来年早々までくすぶり続けるのです。
2024年1/22が次々回の会合となります。

*日銀は国債の減額を進め量的引き締めの思惑が続くと感じる訳です。

それらを鑑みて当局がどう決断するのか。
とも言えるのでしょう。

孤軍奮闘?の岸田首相の心情も重ね合わす事も必要ではないでしょうか。
どうにか物価を抑えて乗り切りたい。
の一心ではないでしょうか
今後の動向に注目です。

実際はマイナス0.1%をゼロにするだけなのでしょうから。
利回り的な影響は限定的なのでしょう。
しかし市場がどう動くのかは別世界とはなります。
憶測だけで為替があれだけ動いたのですから。
17年ぶりの利上げという言葉のインパクトが大きいのかもしれません。

金利も動きました。
日本10年債  10日時間足 0.767%。

日本10年債 1年日足 0.767%。

もしイールドカーブの撤廃がつけば10年債がどうなるのかは全くの不明なのでしょう。
管制相場から完全に外れる動きは10年以上経験していません。
世界の常識である10年債は市場が決定する
という動きになるのかもがチェック点です。

そしてETFの運用まで変更の話が出てきますと又別次元での心配が出てきます。
総裁はこれへの変更示唆発言を幾度も行っているのです。
いずれはする事の認識は必要でしょう。
注目です。

*キックバックの裏金問題は大スキャンダルとなってきました。
佐川やリクルートに匹敵するのでしょう。
未曽有の大問題まで広がる可能性すら出てきました。

国会は12/13迄ですが報道は随時に出てくるのでしょう。

清和研究会は当然の事ながら。
全ての国会議員にも疑惑が浮かびます。
政治と金の問題がまた再燃したのです。
悪しき慣習ですのから根は深いのでしょう。

想像しますにチェックマンたちは目を凝らして動いているのでしょう。
そしてネットを通して瞬時に発信されるのです。
これは地方政治に迄波及するのかもしれません。

これは政治資金規正法という法律に準じています。
法律違反ですので致し方ありません。

キックバックと言う制度はビジネスの商習慣では当たり前にある事柄です。
仕事を紹介してもらった法人や個人にいくばくかの手数料を支払う運用です。
会計上の問題は別の考え方ですが。
個人自営業者などはサンキュウーと領収書無しで渡す場合はあるのでしょう。
又お互いに頼みますという事となるのです。

同派閥に紹介されたのでキックバックで戻したという考え方なのでしょうか。

それとパーティーなんかの御祝儀的な感覚の物も一般社会では当然あります。
披露宴なんかは典型的な事例なのでしょう。
気持ちの世界の諸々は領収書は発生しません。

宗教的な部分は非課税となっています。
政治もそうなのかは議論はあるのでしょうが。
非課税扱いと決められています。


お中元やお歳暮等の贈り物文化は当然あります。

ここを拡大解釈しての今回の顛末なのかもしれません。
何十年もこの習慣で運用されていたと推察されます。

そもそも裏金という物はどういう性質のお金なのでしょうか。
それを誰かに配るのでしょうか?。
所得税違反の脱税にはならないのでしょうか?。


ニアミスや会計上の不認識は誰にでもあるのでしょう。

但し確信的な裏金となれば話は変わってきます。
地頭の高い方達が組織的に集団心理で行っていたのであれば罪な話です。
どういう感覚で政治活動をしていたのでしょうか。
誰もが政治不信となるのでしょう。

それで天下国家を論じられても信頼関係は出ないのでしょう。
もっともらしい顔をして語りますが。
嘘の会計をしていたわけですから。

最低限のルールを守れない方は公の場からの退場です。

*政府や国会は司法に頼るだけではなく総点検も必要なのでしょう。


どこ迄広がるのかは今後を見るしかありません。
年末迄にあわただしく行われる人事と内閣支持率にも注目となります。
大臣は基より副大臣政務官や各委員会要職者等の更迭も十二分に考えられます。
次に任命される方の身体検査は徹底が求められます。

政治の停滞は間違いないのでしょう。
ガバメント統治が疑われるのです。


マーケット的には上段で示しました外国人がこれをどう感じるのかです。
Ai君は関係なく取引をするのでしょうか。

足元の状況で日本に投資するのであれば。
それは申し訳ないですが間違っている選択ではないでしょうか。
渦中が収まるまでは混乱が予想されます。
何が出てくるのかが分からないのですから。

下落して当然だとは思います。
今後の動向に注目です。


*来週12/13には最大注目のFomcが開催されます。
今回の雇用統計もそうですが。
cpiを含みまして全ての経済指標を鑑みて結果が出るのでしょう。

その中でも最大注目はドットチャートの発表でしょう。
言葉尻がどうこうではなくて値として出て来るのです。
9月ドットチャート。

前回9月の時点で2024年のFF金利の中央値は5.1%と出ていました。
19人の政策委員の内訳は。
4人が5.25~5.50% 4人が5.00%~5.25% 4人が4.75%~5.00%
となっていました。
それ以外はアザーズとなっています。

これがどういう変化があるのかです。
ないのかもしれません。
市場は3回~4回の利下げを織り込んでいます。
現在のFF金利は5.25%~5.50%となっています。
ここの値に尽きるのでしょう。


米国10年債 1年日足 4.229%。
前週は4.209%でした。
2年債は4.723%となりました。
前週は4.551%でした。
週間では若干上昇しました。
これがどう変化するのかです。

2年債は予想FF金利に準ずるのでしょう。
年末年始も同水準の値で推移すると思います。

*10年債は市場が決めますのでどうなるのかは分かりません。
今回のFomcでは物価とGDPの見通しも出てきます。
2024年の見通しは。
前回は物価の総合が2.5%でコアは2.6%となっていました。
GDPは1.5%成長と出ていました。

*これらの結果を受けて金利と株価が動くのでしょう。


金利が市場予想とほぼ変わらずソフトランディングが見えてくれば。

現在の地合いからも年末高はあるのでしょう。
11月から急上昇していますので材料出尽くしで短期間の調整はあるのかもしれません。
それでも現在の値より少々の下落ではないでしょうか。

市場の思惑と大きく違うのならばキッチリ値に出るのでしょう。

需給動向は誰もが不明ですから致し方ありません。
これからクリスマスですので完全休みモードになってきます。
売買高はいつもと同じく細ってきます。

注目です。


*来週のマーケットは12/13FOMCの結果1本なのでしょう。
それがどういう動きになるのかです。
cpiも出てきますが翌日がFOMCですので。
米国市場はそれの影響で年末まで動くのでしょう。
他の経済指標は参考までにとなると思います。
米株のメジャーSQが週末ですので需給の駆け引きはあるのでしょう。


*日本市場は今週と同じように米株の行方とは全く違うと思います。
マーケット的な懸念材料が目白押しです。
先物主導な需給要因で急上昇してきましたので。
無常な結果になる可能性が出てきました。

cme日経先物は187円高の32495円となっています。

日経平均 32307円。 

どうなるでしょうか。
注目です。


2023年12月15日

日経平均32970 NYダウ37305 wti原油71.79 ドル円142.21
前週比663 1058 0.53 ▼2.71

日経平均は2.05%の上昇です。
前々週の大幅下落から値を戻しました。

これは一部値がさ株の影響なのでしょう。
半導体関連銘柄がとんでもない動きを示しました。
topixは0.34%だけの上昇だったのが証左となります。

全体は米株模様とはなりませんでした。

*円高に振れた事と様々な懸念要因が主な要因なのでしょう。

売買高は大きく膨らんだ週間でした。
上がれば売られ下がれば買われると言った展開です。
売り買い交錯の大商いとなりました。

483 51 82 ▼240 284の1週間でした。
32791 32843 32976 32686 32970の推移です。

日経平均 3ヶ月日足 32970円。

6857アドパンテスト  4845円。
日経平均と比較すると違いが分かります。
東京エレク サムコ ルネサス ディスコ イビデン等々半導体関連銘柄は凄まじい上昇の週間でした。
米sox指数に準じた展開です。


topix 3ヶ月日足  2332。
 
円高が重しとなっています。

*日経平均とtopix東証株価指数の比較を見ておきましょう。
日経平均が優位となっています。
微妙に違うのが分かるのでしょう。


*米株はとんでもない動きとなっています。

3指数とも勢いづいています。
週間ではNYダウ2.9% ナスダック2.8% SP5002.5%の上昇です。
NYダウはなんと7日続伸の史上最高値を更新しています。
ナスダック100も最高値です。

SP500 1年週足 4719。
2017年以来最長となる7週連続の上昇です。
2ヶ月までで10%も上昇しました。

米株は更に上昇を続けるのか迄は不明ですが。
テクニカル的には上げ過ぎです。
足元での下げる要因は一旦の利益確定だけなのでしょう。
理屈的にもマインド的にも動機ついています。
経済指標が強く金利が下がっているのですから。
企業側は金融コストの圧縮につながるのでしょう。

ヨーロッパ株もおおむね年初来高値を更新しています。
インドもそうですが。
ドイツDAX 1年週足 16751。

日本は足踏み状態で中国は散々です。
ここまで差異が出るのは珍しいのでしょう。
上海総合 1年週足 2942。

香港ハンセン 1年週足 16792。


*12/13最大注目のFOMCの発表がありました。
3会合連続で金利は据え置きとなりました。
そして2024年のFF金利は3会合分にあたる0.75%を下げると出てきたのです。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 
11月 0 12月 0
4.50%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。


2023年は4回1.00%の利上げでした。
2024年は3回0.75%の利下げがあるのかもと出てきたのです。

12月ドットチャート。

前回9月の時点ではあと1回利上げをすると出ていました。
それが行われなかった事と。
2024年の各政策委員の金利予想の中央値が5.1%から4.6%に引き下げられたのです。
19人の内訳は4人が4.25~4.50 6人が4.50~4.75 5人が4.75~5.0となっています。
その他はアザーズとなっています。

3ヶ月前での発表でこれだけ変化をさして来たという事は。
金融のプロフェッショナルでさえインフレ等々のデーターの読みは難しいのでしょう。
これは今後もどうなるのかは分からないとも言えます。

これは前週も書きましたが。
各人の言葉尻等々ではなく値として出てきたのです。
直近までの経済指標を鑑みて出してきたのは言うまでもありません。

12/12発表のcpiは総合が3.1%コアが4.0%と出てきました。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2 12月3.1%
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 


*そうなると利下げの時期がいつなのかが関心となるのです。
3月にもしてくるのか中盤以降になるのかは分かりません。
いつものデーター次第となるのでしょう。

私は最後の利上げから1年は見ないと。と書いてきました。
ぶりかえしをすれば元も子もないからです。

市場は3月にもを織り込んでいます。

パウエルは利下げのタイミングを議論していると発信しました。
2週間前とは大きな違いなのですがそう述べました。

こういう物言いをしている方はまた変わるという事はありえるのでしょう。
バイデンよりの示唆があったとの解説ですが真意は分かりません。
2024年11月大統領選は既に始まっています。

言葉の解釈は特に1つのセンテンスを拡大解釈もできますので難解なのでしょう。

2024年の物価見通しは総合が2.5から2.4にコアが2.6から2.4に下方修正さしてきました。
失業率は4.1%の据え置きでした。
GDPは1.5%成長から1.4%に下方修正さしてきました。

*それらを受けて市場が動いたのです。
米国10年債 10日時間足 3.915%。
いきなり4%をきってきました。
前週は4.229%でした。
2年債は4.449%となりました。
前週は4.723%でした。

米国10年債 3ヶ月日足 3.915%。
急降下しています。
住宅ローンも7%を切ったとの事です。

米国10年債 2年週足 3.915%。
2023年スタートは3.5%所です。

10年債は市場が決めます。
足元の動きを予想できた方はいなかったのでしょう。
今後もどうなるのかなど誰にも分かりません。

5%になった時の懸念要因が払拭された内容は聞きませんが。
現在値はこうなっています。

上段よりもFFレートは5.50%となっています。
10年間の金利は3.915%になっているという事です。

2年の金利は4.449%になっています。
5.50-4.45=1.05
これは4会合分の利下げの値となっています。
1回分の齟齬は出ています。
下げ過ぎなのでしょうか。

株式市場は盛り上がるわけです。
システム的に動いているのでしょう。

日本10年債 3ヶ月日足 0.696%。
前週の植田チャレンジショックで急上昇した後米債に準じました。


ドル円 10日時間足 142.21円。
前週植田チャレンジショックで一旦投げさせられました。
それをも下回った場面がありました。
これは円が買われているのではなくドルが売られているのでしょう。
FOMCの結果を受けているのですから。
他の通貨ペアは割愛しますがおおむねそうなっています。

ドル円 3ヶ月日足 142.21円。
米債と同様の動きとなっています。
ドル安円高です。

ドル円 2年週足 142.21円。
1年前と同じ様な展開になるのかがチェック点です。
チャートよりも1年前は25円下がった訳です。

企業の想定為替レートは138円所です。
トヨタは141円です。

*日銀金融政策決定会合は12/19となっています。
今週も様々な論建はありましたが結果は分かりません。

中央銀行の慣例である0.25%の利上げは初動はしないのでしょう。
変更するとすればマイナス0.1をゼロにすると思います。
これは0.1%の事ですから。
実体経済の影響は軽微ではないでしょうか。

これでやっとスタート台に立てるのです。

そして今やるのかくすぶり続けさすのかがチェック点です。

米国が3回も利下げしてくるのは確認しました。
その時に利上げというのはどうなのでしょうか。
市場での混乱は大きいのでしょう。

*日本は特殊な事情でこうなっているのです。
話は長くなりますのでハショリマスが1985年のプラザ合意からこんな事になってしまったと認識しています。

ドル円は240円から2年近くで120円と急激な円高が起こりました。
政府日銀は金融政策の変更を行い内需主導拡大に切り替えた結果。
狂乱のバブルが起ったのです。
その行き過ぎを抑える為に急激な金融縮小をした為に。
無残にもバブルは弾けたのです。

ちなみに私は某貸金業の支店主任でした。
部長クラスは恩恵を受けていたのでしょうw。

何故そのような事になったのかと問われますと。
その時その時の政官産民学のプロフェッショナル達が。
今と同じ様にその時代を議論し決定したのでしょう。


倒産リストラが全業種で起こり仕事がなくなりました。
派遣社員という制度ができました。
11あった都銀は3メガバンクとなったのです。
企業は特に製造業はこぞって海外に拠点を移しました。
初任給の上げ幅は抑えられたのです。

そのデフレ現象が30年続いた訳です。
物やサービスの値段が下がって最初は喜んでいましたが。
賃金が下がり職につけるだけでもましともなりました。
企業は値下げでの生き残りをかけたのです。
採算の上がらない仕事を受けて生き延びました。
スパイラルが続いたのです。
新規投資を抑えられた結果ハイテク部門で後れを取ったのが。
昨年までの現状なのでしょう。

それをどうにか抑える為に政府は毎年多額な財政出動を行いました。
日銀は速水総裁の1999年より0金利政策となりました。
紆余曲折がありましたがそれを続けています。
2016年1月よりは黒田総裁がマイナス金利を導入しています。
同時に量的質的金融緩和の実施となっています。
管制相場の実施です。

*当時総裁は壮大な実験であると言う言葉が耳に残ります。



リーマンショックや大震災がありました。
コロナ渦中は世界を震撼させました。
ポピュリズムも手伝って。
日本の借金は1300兆円にもなってしまったのです。
まだまだ増える政策はご存じの事でしょう。

それと1995年以降に適齢期になる毎年200万人が出生したボリュームのある1970年生まれ以降の方々が。
経済的理由にて結婚が出来ずに少子化に突入したことも付け加えておきます。
そして世間感を重視する国民性その後の世代の結婚感を変えて行ったのかもしれません。
現在の出生は70万人台です。


*米国主導で世界は動いています。
経済はさることながら軍事力が物を言うのでしょう。

対抗するつもりは無くても睨まれた政策を打たれると。
こういう事になってしまうのです。

現在の中国がよい例なのでしょうか?。
対抗すれば厳しくやられるのです。

日本は株価から見ればやっと1990年~33年ぶりの所まで戻ってきたとも言えるのでしょう。
輸入品の全てが上がったのがきっかけですが。
全ての企業が横並びで値上げを実行しました。
販管費を抑えつつですから当然利益は出るのでしょう。

但し市井の人々の物価に対する不満は爆発です。

日銀が出している物価予想は既に2%の目標を超えています。
来春の賃金上昇がどうなるのかは報道ベースで誰もが知る所です。

*こういう全てを鑑みて日銀は政策変更をするのでしょう。

大注目です。

*政治不信は日を追うごとに悪化しています。
地上波では連日トップで新たな情報が出てきます。
人々はそれを知り思うのです。
検察がどういう決定をするのかは不明です。
来年の通常国会までには答えを出すのでしょう。
そこから長い裁判が始まるのです。

*この大スキャンダルは日本の政治にどういう影響が出て来るのでしょうか。
20年以上前からの悪しき慣習と言うのですから。
司法は5年との事ですが。

名前の挙がっている方々はどうするのでしょうか。
全国には優秀な方はたくさんいるでしょうに。

国会は空転するのでしょう。
重要な案件も停滞するのでしょう。
地政学リスクが出た時の対処も懸念かもしれません。
1月には台湾総統選挙が行われます。

国民よりの信頼が全くなく進むのかもしれません。
いつまでかかるのかも分かりません。

マーケット的には外国人というのかAi君がどういう行動をとるのか。
と前週に書きました。
中国株の様な事はないとは思いますが。

足元で日本に投資するというのはどうなのでしょうか。
他にいくらでもあるのですから。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは日銀金融政策決定会合の1本でしょう。

深夜未明の観測報道は国会で取り上げられていました。
変更があっても今回はないのかもしれません。

変更がなく無風となれば一旦は朗報です。
円安株高に動くのかもしれませんし。
変更がなくても円高株安に動くのかもしれません。
内容も見るのでしょうから。
これは分かりません。

変更があれば円高株安なのでしょう。

植田総裁の会見でどういう言質が出てくるのかにも注目なのでしょう。
どういうチャレンジングなのかは聞かれるのでしょうw。

前日の12/18月曜日は警戒の1日かもしれません。

米株は年末まで馬なりで需給の上下での動きだと思います。
もうクリスマス休暇ですから。
何%か下落してもたかがしれた位置なのです。
最終年末高さえ考えられます。


今年は12/29まで市場が開かれます。
あと10立会日です。
2023年の全ての値が決まるのです。

CFD日経先物は258円安の32711円となっています。

日経平均 32970円。

どうなるでしょうか。
注目です。



2023年12月22日


日経平均33169 NYダウ37585 wti原油73.49 ドル円142.46
前週比199 280 1.7 0.25

日経平均は微増でした。
但し日柄は大きく動いた週間でした。
ザラ場の高値では年初来高値を抜いてきたのです。

▼211 460 459 ▼535 28の1週間でした。
32758 33219 33675 33140 33169の推移です。

日経平均 33169円。

*最大の注目は12/19の日銀金融政策決定会合の結果発表でした。
*その後の植田総裁の記者会見にも注目が集まりました。

結果は昼前に行われ会見は3時以降でした。

*結果は全く何も変更せずと出てきたのです。

総裁の会見でも完全なトーンダウンとも言える。
今後を見ていくという内容でした。

次回1/23に決められる事もないであろうのニュアンスです。
議事要旨に何が書かれているのかは分かりませんが。

これは日銀自身が出している物価予想も覆すような内容でした。
春闘を見てからはいつもの言葉でした。

真意は全くの不明ですが。
ご自身のチャレンジング発言からの反省と共に。
官邸からの今はそっとしておいて欲しいがあったのかもしれません。

更に深読みをしますと。
予算を112兆円で通したいので。
これだけは通したいという事でしょうか。
国債の利払い費が動くのはまずいと要望があった。
かもしれません。
この様な政局では予算の通過が危ぶまれるという内容です。
新藤経済財政大臣が会議に同席と言う?。
ニュースからの深読みですが。

12/7金融財政委員会で発信した。
12月 1月はチャレンジングするの真意は。
気お引き締めて仕事をする。
という事でしたw。
何故にこの2ヶ月だけとも言えますが。
横文字は不適切なのでしょう。

米国が利下げをして日本が利上げが出来るのかの質問には?。
それは不適切であると
一蹴です。

そもそもは0.1%を上げるのに。
正常にゼロに戻すだけとも言えますが。
この様な事になっている訳です。


とにかく市場関係者は肩透かしの様な感じでした。
国債の減額を進め量的引き締めの思惑も一旦飛んだのです。
ステルスでしていくのかは別ですが。

*株屋さん系は大拍手なのです。


*市場が大きく動きました。
*金利安 円安 株高となりました。

日本10年債 10日時間足 0.623%。
12/19午後から急落しています。
翌日まで日本国債が買われました。

ドル円 10日時間足 142.46円。
12/19午後から円が売られました。
翌日よりは米ドルの影響を受けています。

日経平均 10日時間足 33169円。
12/19午後より急上昇しています。
翌日までも跳ね上がりました。
12/21は米株の影響で大幅安です。

様々な論建は出ていますが一旦はお休みとなります。
FRB同様に年内は無風となります。

FRB高官は市場のいい様拡大解釈の火消しに躍起になっていますが。
fomcでとして出てきたのですから。
パウエルが豹変した発言をしたのですから。
これは止められないのでしょう。
今後の動向に注目です。

*米株は勢いついています。
NYダウは0.2%SP500は0.75%ナスダック100は0.93%上昇の週間でした。
NYダウとナスダック100は市場最高値圏です。

バイデノミクスなのでしょうか。
来年11月の大統領選がちらつきます。
株高の利益で。
この3年間の蓄積した物価高を押し切ろうなのかもしれません。


ちなみに日経平均の最高値は1989年大納会の38915円です。
34年前のバブル絶好値となっています。
思い出だけが残る年月と言ってもいいのでしょう。
現役の方は知らない昔話なのでしょうか。


SP500 1年週足 4734。
8週連続上昇と言うのですから驚きです。
これは5年余りで最長との事です。

米株は利益確定だけではとfomc後に書きましたが。
その展開となっています。
年内はこの方向なのでしょう。
正にクリスマスラリーとなっています。

日本で言えば株式格言のとうびのいっしんなのでしょう。
今後の動向に注目です。


*米株上昇の裏付けは米金利の動向なのでしょう。

米国10年債 3.901%。
債券が11月より買われ続けています。
前週は3.915%でした。
2年債は4.329%となっています。
前週は4.449%でした。

米国10年債 2年週足 3.901%。
何故11月からこのような展開になったのかは不明です。

この10月の5%越え16年ぶり高値となっていました。
米国の政治・予算・財政・格付け・FRB・中国等々がからみあって。
このように米債が売られたとの解説でした。
更に上昇すると語っていたのです。
これは複数の有名な著名家が公に発信していた内容です。
一般人の書き込みではないのです。


10年債は市場が決めます。
短期債はFF金利に準ずると言われています。

この10年債の動きは。
足元では全ての懸念材料を払拭するほどのマネーが入っているのでしょう。
完全な需給思惑とも言えます。

FRBは現在金融縮小中ですので彼らではないのでしょう。
MMF等が言われています。

バスに乗り遅れるな。か。
持たざるリスクかは不明です。
米株3指数が4年だ5年ぶりだ。
の連騰なのですから。

フェドウオッチからはいきなり来年6回の利下げと出てきました。
これもどういう理屈なのかは不明ですが。
そうなっています。

こちらもai君と言うのかどうなのかは分かりませんが。
群集心理も手伝っての動きなのでしょう。

少々考えさせられるのは。
これだけ長期債が下がっておれば利下げを急がなくてもよいのでは。
とも言える訳です。
以前長期債が上がっているので利上げは見送る。
とFRBは論じていたのですから。
ここら辺の内容は今は聞きません。
どうなるのでしょうか。

今後の動向に注目です。

*日本サイドではドル円なのでしょう。
ドル円 142.46円。

輸入物価的には朗報です。
日銀は動きませんでしたがあちらが下がっているのですから。
株価的には重しとなります。
全企業平均の想定為替レートは138円所となっています。
来期は今期程の為替差益はないとの思惑でしょう。

株式マーケットだけを見れば。
米株と相対しますと欧州と同じく日経平均は年初来高値を早々に抜いてくるであろう展開なのです。

ドル円が不安なので抑えられているのでしょう。

今後どうなるかですが。
年内は安パイなのでしょう。
日銀が動かなかったのですから。
動く気配も出さなかったのですから。

来年年初に調整と言われましても。
材料的には株・債券共に利益確定だけだと思います。
今後の動向に注目です。

*全体感には軽微なのでしょうが。
材料的にはダイハツの不正です。
7203トヨタ 2516円。
円高で下落していましたが。
窓を開けて下落しました。

7260スズキ自動車 6100円。
ダイハツがだめならスズキです。
これが株式市場なのです。

ダイハツは1989年からの運用というのですから驚きです。
常々思いますが。
日産・三菱・日野・スバル・フォルクスワーゲン等々数々の不正がありました。
その時々に緊張が走りました。
その後の結果もどんな事になったのかは知りえる所です。

それを横目で見ながら続けていたと言うのですから。
こういう悪しき習慣というのはどういう事なのでしょうか。
人間のさがなのでしょうか。

ダイハツの会見でそこを質問してほしかったのですが。
今の事だけしか質問はありませんでした。

話は飛びますが。
政治からは旬な時期にパーティーをしているのですから。
これも理解に苦しみます。
ダイハツと同じなのでしょう。


報道では政治資金規正法から公職選挙法違反の恐れが出てきました。
清和研究会の参議院はオールキックバックという内容です。
これは司法にまかせるしかないのでしょう。

様々な報道論建が出ていますが。
司直の結果を待つまでは議員側から具体的には難しいのでしょう。
今はくちびる寒しで何も言わないのでしょう。


どうする家康より。
正々堂々と戦う事もせず。万事長いものに巻かれ。
一目ばかり気にし。陰でのみ妬みあざける。
やさしくてひくつな。
かよわき者の国に。
と言って茶々は自害しました。
無理やり引っ張ってきていますがw。
どうなるでしょうか。

野党も支持が上がらないと解説が出ています。
完全な継続しての政治離れなのでしょう。
選挙も行きませんから。
行く方だけで決まるのです。

マーケット的にはこれでの顕著な動きは出ていません。
実際はあるのかは不明です。
米国ではトランプのコロラド最高裁の判決でもゆらぎませんので。
*Ai君には気持ちがないのかもしれません。
今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは2023年度の最終週です。
2023年の全ての値が決まります。

米国はクリスマスでお休みです。
何も起こらないでのしょう。
米株は年末高まで見えてきました。

日本株は
日銀からプレゼントをもらいましたので。
ドル円次第ですが一気に上昇はありえます。

植田総裁は無難なお正月をどうぞ。
と言う事でしょうか?。

12/28木曜日からは来年度渡しとはなります。
税金対策の換金売りもあと3日です。

株式市場的には休みも少ない年末年始となります。

CFD日経先物は129円高の33298円となっています。
日経平均 33169円。

どうなるのでしょうか。
注目です。


2023年12月29日

日経平均33464 NYダウ37689 wti原油71.33 ドル円141.02
前週比295 104 ▼2.16 ▼1.44

日経平均は微増でした。
年末高にはなりませんでしたが上等の値なのでしょう。

84 51 375 ▼141 ▼75の1週間でした。
33254 33305 33681 33539 33464の推移です。

日経平均 3ヶ月日足 33464円。
12月は33486円スタートでしたので同値でした。
12/8は植田チャレンジングショックですw。
12/20は植田ノーチャレンジングアップでしょうかw。

実は11/15の33519円からは伸びていません。
米株とは全く違う展開なのです。
11月度の半月での謎の2700円上昇が効いています。
強烈な値戻しでした。

足元の状況をどう考えるのかは今後のチェック点なのでしょう。
**ずばりドル円なのです**。
政局系も秘かには重しになっているのかもしれません。

ドル円 3ヶ月日足 141.02円。
これが無ければ米株や欧州株と同じ様にと。
そんな事を言っても始まりません。
日米金利差でシステム的に動いているのでしょう。

米国10年債 3ヶ月日足 3.866%。
前週は3.901%でした。
2ヶ月で1.14%も下落しています。
これは4回分以上の利下げと言ってもいいのでしょう。

2年債は4.329%となっています。
前週は4.250%でした。

米10年債 2年週足 3.866%。


この米国債券買いがいつまで続くのかが最大のチェック点なのでしょう。
世界の市場がこれで動いていると言っても過言ではありません。

10年債は市場が決めます。
2年債はFFレートに準ずると言われています。


SP500 1年週足 4769。
9週連続の上昇ですから。
2ヶ月間上がりっぱなしなのです。
20年ぶりとの事です。
利益確定は当然しているのでしょう。
それをこなしながらの上昇となっています。
強烈なリスクマネーが入っています。

*この様な状況で2023年は終わりました。
この傾向が年初にも続くのでしょうか。
一旦は落ち着くのでしょうか。

いつも普通にしか考えられませんが。
一旦は落ち着くのでしょう。
もう落ち着いてきているとも言えます。
更に1ヶ月間上がりっぱなしという事はないのでしょう。
この現象は20年ぶりな訳ですから。

当然債券価格も落ち着くのでしょう。

そうでなければバブルという言葉さえ頭に浮かびます。
バブルであれば崩壊がありますから。

足元では何%かは下落になるとは思います。
日柄調整的には5%迄は普通にある事なのは経験則です。
SP500値で言えば240ポイント減の4500あたり迄でしょうか。

*さしたる調整もなく横横で動いていくという事はありえます。

*それが筋目の年替わりなのではとも感じます。

日本株はまた別物ですので難解です。
為替が円安に一旦振れて朗報ですが。
米株の調整で上昇するという事は無いのでしょう。
日経平均で言えば1500円の下落は普通にあるのでしょう。

米株米債が横横ならば日本株も同水準なのでしょう。
日経平均で言えば500円前後という事です。

これも年初1ヶ月か2ヶ月までの動きで。
そこからはダイナミックな動きになる可能性はあります。
市場関係者は38915円を発信しています。
バブル最高値。
それは眉唾物ですがw。

更に先を書けば。
トランプなのでしょう。
エースかジョーカーなのかは分かりませんw。
2024年11月からは誰もが不明としか言えません。

今後の動向に注目です。


日経平均 1年日足 33464円。

2022年の大納会26094円でした。
2023年は7370円も上昇しました。
これは1989年8756円と1988年8595円に次ぐ上昇幅との事です。
あのバブル期に次ぐ値となっているのです。
28.2%もの上昇です。

上記チャートを見て頂きますと。
現在値も高値圏ですが終値ベースで見ますと7/3の33753円が最高値となっています。
マックスの値は夏だったのです。

1月は1300円の上昇でした。
これは年末の下落を戻した値です。
2月100円で3月は600円の上昇でした。

4月1000円 5月2300円 6月2000円の急上昇が見て取れます。
7月0円 8月▼500円 9月▼760円 10月▼1000円と調整し。
それでも30000円は割っていません。
11月は2600円の急上昇となりました。 
12月は0円です。

こういう1年だった訳です。

*何故にこの様な展開になったのかと言いますと。

米株に連動したと言えば見も蓋もありませんが。
概ねはそうなのでしょう。
オールドエコノミーのNYダウではなく。
ハイテク系のナスダックというのかナスダック100に連動したのです。

円安は株式マーケットにはフォローであった事は間違いありません。
為替差益です。

企業収益が上がったと言うのも事実です。
円安効果と値上げにより利益が出たという事です。

epsは2270.3でper14.74となっています。
2270.3×14.74=33464円。

10/31のepsは2072でした。
中間決算を受けて上昇しました。


販管費は抑えられました。
賃金と物価の状況が証左となります。
実質賃金は19ヶ月連続でマイナスとなっています。
来春の賃上げには期待です。

東証改革も要因の1つなのでしょう。
PBR1倍割れ企業に対して改善を開示実行する様に要請しました。
企業は自社株買いを促進し株式分割を行いました。
東証が動いたのです。
動かされたのかな?。
2024年は毎月の成績表が出されます。

バフェット効果?も挙げられるのかもしれません。
商社系だけなのではとも言えますが。

ニーサ改革もこれからでしょうが一因なのでしょう。
ざっくり言えば非課税枠が年間120万円から240万円へ。
積立は年間40万円から120万円に。
合計360万円。

岸田首相の貯蓄から投資への資産倍増計画です。
人気薄が響き。
ちまたでは批判系も多い戦略とも言えますがw。

インバウンド効果は挙げられるのでしょう。
11月は244万人と2019年と同じとなりました。
累計は2233万人となっています。
2019年は3188万人でした。
2024年はこれに近い値となるのでしょう。

等々が挙げられます。


そして30年のデフレからの脱却した最初の1年であったとも言えます。
インフレに入ったという事です。
市井の人々は戸惑いながら進んでいくのでしょう。
日銀も戸惑いながらなのでしょうかw。

今後の動向に注目です。


ナスダック 1年日足 15011。
実話こちらの上昇が凄まじい1年でした。
44.2%もの上昇と言うのですから驚きです。
2003年以来の過去最高上昇との事です。

sox指数は65%の上昇ですので理屈を通り過ぎています。

尚NYダウは4500ドル上昇の13.7%となりました。
SP500は24%の上昇でした。
米国主要3指数とも市場最高値圏となっています。


生成Ai元年だったのでしょう。
これは始まったばかりですから留まる所はないと思います。
新しい技術の革命と言っても過言ではありません。
今までの常識が覆されるのです。

生活が働き方が世の中が確実に変わるのでしょう。
弊害は様々に出るのでしょうが。
それを乗り越えて進むのでしょう。

エヌビディアは245%もの驚異の上昇でした。
アドバンストマイクロデバイスも130%の上昇です。
正にAiが動かしたのでしょう。

マグニフィセントセブンがそれに準じています。
アップル48% グーグル58% マイクロフト57% アマゾン78%
メタ187% テスラ134%。とエヌビディアとなります。

米国の巨大テック企業が牽引した1年でした。
SP500指数の3/2はこれらでの上昇との事です。

大型コンピュターからパソコンへ。
携帯からスマホへと移り、検索エンジンやSNSゲームとなりました。
今は生成aiを活用したビジネスの転換期なのでしょう。

分析では2030年までに20倍の市場規模の拡大が見込まれるとの解説があります。

その様な業態と言うのは他には見当がつきません。

*但し株式市場的の弱点と言えば逆にこれらの動きとも言えます。
彼らがこければ全体もこけるのです。
足元ではオールドエコノミーや新興企業への循環物色が効いています。

確認の為ですが。
2022年の日経平均2697円▼9.36%の下落でした。
NYダウは3191ドル▼8.7%の下落でした。
SP500は▼19.4%の下落でした。
ナスダックは▼33.1%もの下落であった事は
抑えておかなければならないのでしょう。

*大きく豹変した1年だったという事です。


今後の動向に注目です。



日本10年国債 2年週足 0.623%。
1年前に0.25%から0.5%の変更がありました。
今は0.5%から1%をめどにとなっています。

これが日本の金融政策です。
長期金利は市場が決めるのではなく日銀が決める管制相場です。

イールドカーブコントロールという世界でも稀にみる政策です。
2023年はマイナス金利政策と言う鉄板を変える事はありませんでした。

私は以前よりこれは財政ファイナンスなのではと書いています。
1300兆円の借金の金利を重視しているのではという論建です。
財政政策は表向きは政府なのですが。

公債や社債や各種民間ローンに影響があるのは言うまでもありません。

*植田総裁は理屈を立てて用心の動きとなっています。

何が正しいのかはわかりませんが。
0.1%も動かせないというのは不明な金融政策でしょう。
まずはゼロ%がスタートなのでしょう。

利子がつかない国なのです。
多くの国民は何も言いませんからスルーなのでしょうか。
1000兆円に利子が付かないのです。

政府は財務省は懐具合からなるべく遅らせて欲しいのでしょうか。
私はこれに尽きると読んでいます。
プライマリーバランスがプラスになるまで頼みます。
でしょうかw。

株式マーケット的に言えば。
今の値でも前場に2%下落すれば日銀がETFを700億円買ってくるのです。

どちらにしましても春の賃上げで答えが出るのでしょう。
1/23にはいつもの展望レポートが出てきます。
10月と比較しまして経済や物価の変動が大きく変わるとは思いません。

もし春闘後に今後の物価が云々という事で先延ばしをすれば。

展望レポートは何なのかという話になってきます。

チャレンジング発言は気お引き締めて仕事をするとw。
これもいったい何だったのでしょうか。
内幕など知る由もありませんが。

政府と日銀はぎりぎりとやっているのでしょう。

今後の動向に注目です。


ドル円 2年週足 141.02円。

株式市場は1日4兆円で為替市場は1日150兆円の取引があるとの事です。
正に貿易が絡みますので市場の大きさが違うのでしょう。

為替差益差損はそれは出るのでしょう。
想定で計画をしても外れるのは致し方ありません。
それで政府や各企業は逐次に微妙に変更させてくるのです。

現在は138円所となっています。
トヨタは141円です。

様々な要因で為替は動きますが大きくは各国の金利差なのでしょう。
足元では円高に振れています。

FRBは2024年に3回の利下げを行うかもと出しています。
市場は何故か6回となっているのです。

フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0 
11月 0 12月 0
4.50%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。

これが今の相場に影響を与えているのでしょう。

日本は永遠の0の継続でしょうかw。

ドル円 10年月足 141.02円。
2021年からの動きを見ますと。
FRBの利上げでの結果がドル円相場に如実に表れています。
100円が150円迄行ったのですから。

100円でしたら物価はどうなっていたのでしょうか。
ここは考え方で難解ですが。
物価は微増だけだったのでしょう。
今は2.5%所となっています。
但し政府補助で0.5%押し下げられています。
6兆円からの財政負担を出しているのです。
食料品の6.7%の上昇が家計の負担なのでしょう。

米国の金融政策が正しかったとは思いません。
そうしなければならない要因があったのです。
正にコロナ渦の政策の違いがあったと感じます。
振る舞い方とレイオフなのでしょう。

日本は雇用保険助成金でつなぎとめる政策を打ちました。
米国は失業給付金の政策でした。
失業率の増減が証左なのでしょう。
あちらは今は3.7%ですが14%迄いったのですから。

その後米国では働き手を確保する為に強烈な賃上げが必要になったのです。
それがインフレを助長さしました。

そもそも雇用に対する雇用契約の違いはあるのですが。

日本も10万円の13兆円はくばりました。

それらの是非等々を論じる文体は存じ上げません。
研究者レベルではあるのでしょう。
政府のコロナ渦中の政策が他国と比較しまして常識的だったとは思います。
欧米はとんでもないインフレを起こしたのです。
完全輸入国の日本はウクライナ紛争でのエネルギー・穀物・鉱物の値上げがあったのにです。

2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2 
9月3.7 10月3.7 11月3.2 12月3.1%
2022年

1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1

2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

*今後のドル円も普通に考える事しかできませんが。
長い目で見れば。
FRBと市場の齟齬云々がありましても。
以前の平時に戻るのではないでしょうか。
10年間を見ますと100円から120円なのですから。

日銀はいずれは利上げをするのでしょうから。

今後の動向に注目です。


*来週のマーケットは1/4からとなります。
当然2日早く開いている米株にサヤ寄せするのでしょう。

年初には薄商いの中での為替市場にはいつもの注意となります。
それはいずれ戻るのですが。

上段で書きました米株の連続上昇がどうなるのかが鍵なのでしょう。
1月度はよくないアノマリーではあります。

*2023年の全ての市場の結果は出ました。
私の知る所年初にこれを言えた方は存じません。
株式系は春先までは25000円を割れるかもと言っていたのです。
私もそう思っていました。
33年ぶりの値になるなど誰もが思いもしなかったのです。
3月からは米銀やクレディーが主に債券系で破綻したのです。

生成AIは大きな動きだったのでしょう。
そしてドル円を含めて全業種の横並びの値上げがありました。
利益が上がったのです。

マーケットシリーズを読み返せば分かる事です。

*2024年がどうなるかですが。
上段で書きました年初は下落か横横だと思います。
その先は動機付くかもしれませんし。
マグニフィセントセブンの一角が崩れてしまうと軟調になるかもしれません。

日本主体というのはないのでしょう。
こちらは引き続きドル円の動きは肝心です。
外国投機筋のAIシステム君がどう動くかなのでしょう。

どちらにしましても4つの起訴があるトランプカードがありますので。
彼は勝負に出て。
全ての恩赦を狙っているというのは深読みしすぎでしょうか。

日本ではその様な人物は考えられないのでしょう。
それが米国なのでしょう。

しかし米国の若い方々はどうなっているのでしょうか。
ブリンケン氏なんか良い感じだと思うのですが。
ジョーバイデン81才vsトランプ77才のリベンジとなる模様です。

スーパーチューズデイは3/5となっています。
大統領選は11/5です。

こちらがありますので。
マーケット的には大崩れはさせないとも言えます。
今までのアノマリーが物語っています。
急騰も考えられます。

しかし何かが出て。
それを織り込み駆ける可能性がないとは言えません。
一般的に年齢的な部分は誰にでも起こる事です。

そして選挙後の動きは全くの不明なのでしょう。
全ての政策が一旦は覆されるかもしれません。

大注目です。


日本の政治は人のうわさも75日でしょうか。
9月の総裁選には岸田さんが出るのか出られないのか。

不人気すぎますが。
岸田さんは安倍さんが出来なかった事はやっているのです。
後々の評価かもしれません。
外堀系が最悪なので気の毒な所もあるのです。
憲法系は無理っぽいです。
そんな所じゃないのでしょう。

女性か新し人所に決まり。
解散があるのかもしれません。
衆院の任期は2025年10月迄あります。
そこまで持っていく可能性はあります。

金融政策は清和会のリフレ派の衰退の影響があるのかもしれません。

マーケット的には限定的なのでしょう。


足元は1/13の台湾総統選です。
中国は内政経済で手いっぱいの感じはします。
かじ取りを間違えれば体制にさえ影響があるのでしょうから。
マーケット的にも他国とのそれは明らかに違うのです。
上海総合 2年週足 2974。

以前に書きましたが。
米国に挑んだしっぺ返しなのでしょう。
何年も続けさせられるのかもしれません。
日本の30年のデフレ経験を研究しているのかもしれません。


長々と書きましたが。
日本株はドル円がありますので。
2023年の様な為替差益はないのでしょう。
為替差損さえも考えられます。

米株の上昇局面ではそれより高いパフォーマンスはなく。
米株の調整局面ではそれより厳しい調整の予想とさせて頂きます。

30000円を割り込む場面はあるのでしょう。
35000円を超える場面がぎりぎりな感じはします。



日経平均 33464円。


今回は長文となりました。
どうなるでしょうか。
注目です。


一応他の主要項目もチャートだけ張り付けておきます。
ユーロドル 2年週足 1.1041。

wti原油 2年週足 72.70。

金ゴールド 2年週足 2068。


銅 2年週足 3.90。




酒場からのマーケット2023をご愛読いただきまして。
ありがとうございました。         店主。











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文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。