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【古民家リノベ㉒】板は格安、塗料は鍵付き価格?

2018年~約4年かけて家族中心にDIYの超超超延長をして、なんとか
「こさえた」築150年越え古民家の改装記録を、イロイロ寄り道しながら
だらだらとここに書き残していこう!というシリーズです。
毎回写真多め、文字多め(大体2000文字位)にてお届けしています。
既に完成しているので「アフターみたいよ~」と言う方は【古民家リノベ⑦】に飛んでいただければ即座に見れます。

「ご近所の大工」さんという思わぬプロフェッショナルボランティアを巻き込んで、我々の【やりすぎDIY】(セルフビルドと言ってはいけなくなったので:自分の中で)は明らかにカメの歩みから、うーん、なんだろう、例えがすでに出て来ないが、ウサギまでは行かない気がするので、美術館を回遊するオジサンくらいの歩みがなんとなくしっくりくる(急な人間)
オジサンでなくてもいいのだが、なんとなく絵を見ながら手を後ろで組んで、時折止まり、時折進み、そんな感じ。
私自身は人生で美術館なるものに行った事が、記憶にある限り3回ほどしかないので、なんでここで美術館がでたのかも不明。なんで?(知るか)

話は戻って、、、、

季節もだいぶ過ごしやすい5月中旬。
猫たちも、人間がいそいそと改装に向かう準備をしていると気になるようで
この日はやたらについていく気満々の子が多発。

玄関にうじゃうじゃ(二人が猫尻向けててすみません)
なにせ徒歩1分なので、猫も余裕でついてくる。
等間隔に散らばる猫たち。
3人が今日は同伴

可愛いが猫にかまっていられない。ただでさえ「シャッターチャンス!」と事あるごとにカメラを構えるだけですでに時間を奪われている。猫め。
ほっといても彼らは勝手に遊んでいるし、なんなら居なくなって必死に探したあげく、すでに自宅に帰って寛いでいることさえザラだ。猫め(冤罪)

大工さん不在中も、もちろん家族だけで作業を進めていく。早速頼りたいが、頼ってばかりはいられない。
切り方や板の貼り方、コツなどを一緒に作業しながら教えてもらったおかげで、作業の工程、進め方もある程度見えるようになった。

この日は家屋正面から向かって右側の側面、土間の一部を減築した場所の壁を貼る事に。

現場監督現る「やっとるかね?」

こちら側の壁は板を横ではなく縦に貼る。

理由として、雨などが降った時、横貼りより水が内部に浸透しにくく
水切れが良い為(当時自分たち調べにて)こちら側は比較的雨が当たりやすい沢側の為一応。

ここで使っている板も、いわゆる「B級品」の杉の羽目板(アイジャクリ加工というらしい)

山口県の加工所から、遠く離れた雪国に送られてくるにも関わらず送料を入れても近所のホームセンターなどで買うよりお得。

余談だが、昨年今度は旧自宅を改装するにあたって、もしかしたらまた板が必要かも、と同じ加工所の板を見てみたらだいぶお値段が上がっていて驚いた。物価高騰はこういったところにももちろん影響している。ある意味時期的に古民家改装したころは良かったのかもしれない。

2020年の我々に戻るが、そんな今じゃ気軽に買い求められない板を駆使して、どんどん外壁を貼っていく。

ほぼ完成?

さて、作業中のお楽しみ「おやつタイム」

ここぞとばかりにそこら辺にうろついていた猫たちも勝手に集合。
抜かりなく一応猫にもおやつ(キャットフードだから猫的にはおやつじゃないけど)を持参しているので、与えとくのだが、なぜか人間のおやつに熱い視線を送る者がひとり。。。

、、、、じっ👀✨
じっとり👀💕
、、、、ちょうだいよ。

いや、これしんこ餅だから。
猫食べないから、食べれないから、食べれないよね??

ねぇ!ちょうだいよ!!!(# ゚Д゚)
(´;ω;`)ウッ…

無情にも母が猫をオール無視して、しんこ餅食べたので、その後諦めて総合栄養食(キャットフードね)むさぼっていたけどね(可哀そうだけど体にはいいよ!)

チクショーーー!!!!!

板を貼った後は塗装作業がある。この板貼りをしたのが梅雨入り前で、その後だいぶ期間を空けて、塗装したのは秋9月頃。

ちょっと飛ぶが、ついでにここで塗装の様子も載せる事にする。場所が一緒だしね。

来ないでほしい時に限って現れる。それが猫。

暑すぎず、天気もそこそこ良い日に、一日かけて外壁の塗装をした。
それにしても、板貼りの時も、塗る時もだが、父がいつの間にか肌シャツ一枚になっているとはどういう事か?頭も薄くなり始めているのに帽子もかぶらず危険である。靴まで偽クロックス的なサンダル履きである。

よいオジサンはマネしないでね☆

今更な父へのディスりは置いといて・・・

そもそも、板を貼ってから塗るまでに、こんなに間を空けなくてもよいのだが、かといって板を貼ってすぐに塗るのも実は良くない。

木材はもともと樹木なので、生木はたくさんの水分を含んでいる。
それが、周囲の湿度との関係で含水率(含まれる水の割合)が変化し収縮をはじめ、雨の日は含水率が高くなるため木材は伸び、晴れの日は乾燥して木材は縮む。
この変化を日々繰り返しながら、長い年月の間には縮むようになっている。

なので、木材がある程度伸び縮みをした後に塗らないと塗り残しが出てきてしまうので、しばらく放置?してから塗装が望ましい。

塗装に使ったのは「キシラデコール」という塗料。

20うん年前に今の自宅でも外壁は自分たちで塗って、その時に使ったのと同じメーカーのものを使用。

「キシラデコール」はあるホームセンターでは、大きいサイズのものはカギがかけられ若干警備が強化されている代物。お値段的には手ごろとは言えないが、メーカーの説明によると

・日光や風雨に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護します。
・木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作りません。木の通気性を保つため木の呼吸を妨げないので塗膜のフクレ、ワレがおこりません。
・木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。

など、とにかく外壁に使用するには優秀な塗料。

なにより、我が家の外壁はこの20数年あまりで一部を除き、ほぼ塗り直ししていないが、なんとか持ちこたえてくれている。

本当は2~3年目にもう一度塗装しましょうと言われているにもかかわらず、高いところが苦手な事もあり、さぼりにさぼってうん十年。
いい加減、塗った方がいいのだが、今は室内の改装で手一杯でもう少し後になりそうな予感満載(経済的な意味でも)
天下のキシラデといえど限界があろうが、もう少し、もう少し共に頑張ろう(何言ってる)

何言ってんだ早く塗れ!と言ってそうな旧自宅(絶賛改装中)


古民家では、父も頭から落っこちずに無事外壁を塗り終えた。
左側真ん中あたりがぼやけているのは、たぶんレンズについた汚れ。
霊的な何かではない、、、、はず(たぶん)

・・・たぶん。

全く関係ないがこの頃夜勤明けにハイボールとお好み焼き(えげつないソース&マヨ乗せ)がマイブームだった。食ってすぐ寝る、そして夜もボーとしながら起きて食って、そして寝る。それが夜勤明け。懐かしい。戻りたくはないが。

驚くほど関係なかったね。

ではまた。

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