【エッセイ】シングルがセミダブルベッドを購入

当方シングルであるが「シングルベッド」という響きが個人的に寒く冷たく感じるためセミダブルベッドを購入した。ベッドが来た日業者さんに組み立ててもらいながら段々とが出来ていく新しいベッドにワクワク。(あの〜ここで笑わないと笑う所がありませんからね)

業者さんの手際の速さで新しいベッドが10分掛からずに完成。その上に真空パックされて巻かれていたマットレスを「ドン!」包まれたビニールにメスが入り「プシューーッ」と音を出しながらマットレスが生まれたままの姿で現れセミダブルベッドは完全に完成した。
セミダブルベッドで余裕のある眠りにつけると思うと一人でも夜が待ち遠しくなった。
夜になり全消灯して睡眠に入ったものの寝相に難があり被っていたセミダブルサイズの毛布と布団がズリ落ちて寒さで目が覚めて被り直した後もう一度睡眠。
目覚ましのバイブが鳴りいつものように暗闇で手を伸ばした。しかし新しいベッドは以前のベッドより高さがあり少し離れたこたつの上に置いてある目覚まし時計に手が届かない。そんなことを忘れて手を伸ばしたためベッドから落下、

「フローリング痛っ!」

「フローリング冷たっ!」

「さむっ!」

セミダブルベッドとの初めての夜明けは寒く冷たいものだった。
しかし現在は暖かい眠りにつけて爽やかに目覚めている。

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