お正月地下アイドル的存在『田作り』
地味ながら、華やかで色とりどりな料理の横でひっそりと引き立ててくれて一度手を出すと止まらなくなる『田作り』。
子どもの頃は、なかなか手を出さなかったこの1品。今となってはお酒のあてとしても欠かせなくなっています!
田作りは脇役?主役?
おせちの田作りって脇役かな?と思っている方、多いのではないでしょうか?かくいう私も子どもの頃は完全にそう思っていました。実は、田作りはおせち料理の「祝い肴(ざかな)3種」のうちの一つ!であり主役なんです(諸説あります)。
地域によってなくてはならない存在であることがわかりますよね。
イワシなのに田を作る?
田作りの由来はそのまま「田を作る」からきています。乾燥したイワシを田んぼの肥料にしたところ大変豊作になったことから、豊作を祈る料理としてお正月などに食べられるようになりました。さらに、小さくてもおかしらつき!頭から尾までという事から「ひとつの事を最初から最後までまっとうする」という意味の縁起物でもあります。
また「田作り」は、小魚を頭からバリバリ骨まで食べられるので、豊富なミネラルやビタミンD、カルシウム補給にもぴったり。食感もパリッとしていて、芳ばしくて、おいしいですよね 。
ナッツ入りの田作りなどアレンジしてあるものも美味しいですよ。
華やかなおせち料理の中では、見かけこそ地味な田作りですが実はおせち料理の中でも縁起の良い、栄養満点の料理です!
おせち作りでは日持ちのするものから作られると思います。我が家では田作りがトップバッター!カラカラ炒めながら今年一年を振り返るのも贅沢な時間です。
ぜひ今年は「田作り」からおせち準備しませんか?1年の振り返りと来年の抱負を考えながら、作った田作りはきっと別格ですよ。
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