医学史から明確化する社会

自分のトラウマが理解できず、診察の現実を知ろうとし、そこからさらに医学史を読み始めたところです。ところが医学というのは身体を扱うところです。社会が人間の身体をどう扱っているかが見えるのです。
そこから男が支配を広げてきた歴史が見えてしまいます。
支配というのはお金の支配、待遇の支配、制度上の支配だけではないんです。身体をいじることの支配、内臓をいじる支配、生死を握る支配、生殖をあやつる支配ということで、支配の究極部分ではないかと思います。
支配の究極性が医療のなかにあることをあらためて認識すべきでしょう。

私は男性ですが、身体を勝手に扱われてしまう経験をとおして、支配されてしまうということは思春期に理解しました。思春期の身体は男性であっても女性的ですから。

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