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履くだけの生理用品は女性アスリートにも使えるか

3回分の経血を吸収できる新しい生理用品が発売されたというnoteを見つけました。

生理用品を持ち歩かなくてもよい、蒸れや肌かぶれも気にならない、何よりゴミが出ない。
月経カップとも違う、新たなサステナブル商品。
150名の方にモニターとなってもらい、改良を進めたとあったけれど、その中に激しい運動をする方はどれぐらいいたのだろうと疑問が浮かびました。

前に、女子サッカー選手の生理にまつわるnoteを見ました。

この選手は、試合中に生理用品がずれ落ちそうになるのを押さえながらプレーして事なきを得たそうですが、落としてしまった経験のある方も少なからずいると思います。
私も小学校~高校までバスケットをしていたので、真夏の練習でウェアから汗が滴り落ちるほどの状況は何度も経験したことがあるし、そんな状況で生理になろうもんなら、いかに生理用品がずれないようにするか試行錯誤したものです。
(チームメイトから「羽のテープ同士をくっつけるといいよ」と教わって何とかなりました)

「だから生理なんていらない」

「生理が止まってラッキー」

そう思う女性アスリートが出てくるのも頷けます。
しかし、それは本来持っている機能が働いていない=危険な状態だと理解してほしいのです。

月経障害(無月経、月経不順など)は、疲労骨折を起こしやすくなったり、将来の不妊につながる可能性が高くなったりします。
「今さえ良ければいい」という考えではなく、将来の自分のことも考えながら自分の身体と向き合っていけるよう学んでほしい。
そうなるためには、選手本人の力だけでは難しいんです。監督やコーチなど指導者の理解と協力、さらには保護者との連携も必要です。

ただでさえ多様なストレスと付き合っていかなければならないアスリート。女性であれば月経もその一つとなります。そのストレスを少しでも軽減できるのであれば、このショーツをサポートしている女性アスリートたちに勧めたいなと思ったのでした。
この声が届いてたらいいな~。

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